ぴっTOPIC

≪資料≫混迷の世界と進むべき日中関係--宮本雄二 元駐中国大使・公益財団法人日中友好会館会長(2026.3.1)

◎中華人民共和国建国75周年講演と祝賀のつどい、宮本雄二元大使が記念講演(11/14)


◎新中国成立75周年記念、長野県日中友好訪中団派遣(10/15~20)

◎中国大使館で長野県・中国友好交流会を開催、友好を深める(10/10)

◎中国初代冬季五輪参加スキー選手、野沢温泉スキー場で45年ぶりの再会交流(9/20~23)


◎5年ぶり 中国留学生迎え第30次ホームステイ(7/23~25)



<資料>北京オリンピック通信:北京オリンピックの長野印記--≪新華体育≫(2022.3.17)










長野茶臼山動物園のレッサーパンダ、中国石家荘市からの親善大使だよ


中国から贈られた朱鷺は年々その数を増やしています。
 JAPAN-CHINA FRIENDSHIP ASSOCIATION OF NAGANO PREFECTURE長野県日中友好協会の ホームページへようこそ

 
 日中友好協会は全国にネットワークを持ち人の交流を軸に多彩な事業を展開しています。     
会長あいさつ 協会案内 催し案内 友好短信 友好論壇 資料編 リンク
   
 
 
  
           ありがとう!シャオシャオ&レイレイ

あなたは、番目の訪問者です!
ご意見・ご質問等 jcfan@mx1.avis.ne.jpまでどうぞ

友好短信
 友好交流活動の紹介
2026年1~3月


2025年1~12月
2024年1~12月
2023年1~12月
2022年1~12月

2021年1~12月
2020年1~12月
2019年以前の
友好短信への
アプローチはこちら

 西堀正司会長メッセージ

≪2026年頭祝辞≫
長野県友好協会創立70周年祝賀!
 先人の思い引継ぎ、日中不再戦、平和友好の道歩もう




*HOT SPOT
 
注目論点&友好論壇

戦後80年に寄せて-過ちを繰り返さないために (公社)日中友好協会会長 宇都宮徳一郎

催し案内
ご参加ください


第29期日中関係を考える連続市民講座 「中国の歴史・文化と日本」

中国語を楽しく学ぼう!長野ラジオ孔子学堂中国語講座!


◎HSK中国語検定ご案内

◎長野県日中友好協
会ご案内



◎地区日中友好協会案内

◎友好団体案内

*飯田日中友好協会ホームページ

*長野市日中友好協会だより

*松本日中友好協会ホームページ


*長野ラジオ孔子学堂ホームページ
 まんが
 『内山完造の生涯』


mini日中クイズ
長野ラジオ孔子学堂だより
中国帰国者だより
県日中学術交流委員会だより
県日中友好協会青年委員会
県日中友好協会女性委員会
県「人民中国」読者会だより
満蒙開拓平和記念館
日中共同声明日中平和友好条約・日中共同宣言「戦略的互恵関係」の包括的推進に関する日中共同声明」
*中国各地区の概況*
(北京放送/中国百科)
 中国の 世界遺産
 友好都市提携紹介  
 長野県と河北省

中国日本友好協会
中華人民共和国政府
日本国外務省

中華人民共和国駐日本国大使館

長野県国際化協会
長野県華僑総会
中国国際放送局(北京放送
中国帰国者支援・交流センター
人民網(日本語版)
人民中国

チャイナネット

 *催し
       ご参加くださ


第29期日中関係を考える連続市民講座 「中国の歴史・文化と日本」
  ≪第5回講座≫ 「清朝の政治史」
  講師:豊岡康史・信州大学人文学部准教授

  日時:3月28日(土) 13:30~15:30
  場所:県日中友好センター教室 
  資料代:200円
  申し込み TEL026-224-6517  お誘いあってご参加ください。


おもてなし中国語、始めませんか!
   長野ラジオ孔子学堂中国語講座

 ≪毎週2時間の学習! 月謝は3,000円!≫

◇おもてなし 中国語講座(初級):  昼の部(水)・夜の部(木)
◇日常会話中国語講座(準中級): 昼の部(木)・夜の部(木)
◇聞いて話す中国語講座(中級):  昼の部(金)
◇現代会話 中国語講座(上級):  昼の部(金)・夜の部(金)
授業見学歓迎します。ご希望の方は、事務局までご連絡ください。(TEL026-224-6517)


"言葉は相互理解と友好の架け橋"
あなたも『中国語』を学んで、中国の友人との交流を深めませんか!ビジネスにも必需の中国語、またシニアの方も生き生きと学んでいます。

長野県日中友好協会と中国国際放送局は、中国語の普及や中国文化の紹介などを趣旨とする、「長野ラジオ孔子学堂」を開設いたしました


満蒙開拓平和記念館   お誘いあって参観ください!!


”前事不忘、後事之師”-前事を忘れず、後世の教訓とするー満蒙開拓団の歴史的悲劇を風化させることなく、平和への願いを 今、伝えたい。全国で最も多くの開拓団を送り出した長野県南部のこの地域に全国で唯一の満蒙開拓団に特化した記念館が2013年4月オープンしました。2016年11月7日には、天皇皇后両陛下が来館され、関係者と親しく懇談されました。2019年10月にはセミナー棟も完成しました。

*満蒙開拓団の歴史を時代の流れに沿って展示、映像や写真などを多く用いて、若い世代にも理解しやすい工夫をしています。「語り部」の話や証言映像などを視聴できます。資料閲覧用の資料研究室や喫茶コーナーもあります。お誘いあってご来場ください。

◇開館時間9:30~16:30(入館は16:00まで)  
◇休館日 火曜日(祝祭日の場合はその翌日)、第2・4水曜日、年末年始等
◇入館料一般600円、小中高生300円(団体20名以上の場合はいずれも100円引き)
◇詳細は――>満蒙開拓平和記念館まで

<書籍案内>

◎『虹の架け橋‐長野県日中友好の歩みⅣ』(2000円→特価1500円送料込み)

長野県日中友好協会創立60周年を記念して『虹の架け橋-長野県日中友好の歩みⅣ』が発行されました。グラビアと60年の概況に始まり、この10年間の具体的な活動の紹介、80名に及ぶ皆さんの日ごろの友好活動や友好の思い出の寄稿、年表などが掲載されています。ご一読ください。430ページ。2016年10月12日発行。
*なお、『虹の架け橋』(1500円・創立30周年記念誌)、『虹の架け橋Ⅱ』(2000円・創立40周年記念誌)、『虹の架け橋Ⅲ』(2000円・創立50周年記念誌)も在庫あります。ご希望の方はお申し込みください。→TEL026-224-6517




 トップページはこちら
長野県日中友好協会のホームページへようこそ

 第45回日中友好スキー交流会、50人がつどい交流(2/28~3/1)

 長野県日中友好協会青年委員会と同女性委員会の主催により、2月28日・3月1日の両日、山ノ内町のよませ温泉スキー場(宿泊は楽奇温泉旅館)において、第45回日中友好スキー交流会が開かれました。中国留学生・在日華人・友好協会会員の皆さんなど50余人が参加して楽しいスキー交流会となりました。

 開会式では、岩崎華恵青年委員長、西堀正司県日中会長があいさつ。「日中関係は厳しい環境にあるが、第45回スキー交流会が関係者のご協力によって中国留学生の皆さんや在日華人の皆さんを迎えて開催できた。参加者が心を通わせ、ケガの無いよう日中友好の楽しいスキー交流会にしましょう」と呼びかけました。

 初心者や初級レベルの皆さんの指導に当たる、指導員が紹介され、全員の記念撮影の後、ホテルのバスでスキー場に向かい、1日目のスキーやスノーボードの教室がおこなわれました。雨模様の天気でしたが、初心者12名、初級10名も真剣にレッスンを受け、熱心な指導でボーゲンのコツを覚えたり、レベルアップに挑んだり、それぞれ納得の成果を上げることができたようでした。中級レベルの皆さんはリフトを乗り継いで、中級コースに挑みスキーやスノーボードを楽しみました。

 夜の交流会では、布施正幸県日中副会長が、㈱スワロースキーや、楽奇温泉旅館の協力のもとスキー交流会を開催できたことに感謝し、「日中関係が厳しい中で信州大や松本歯科大の留学生、在日華人の皆さんが大勢参加していただいたことに喜びを感じている。スキー教室と交流懇親会を通じて親睦を深め、民間同士の友好交流を大切に進めていきましょう」とあいさつしました。

 足立正則飯山日中友好協会会長の音頭で乾杯、懇親会に入りました。西堀会長の十八番「我愛北京天安門」、青年委員会メンバーの「朋友」、女性委員会メンバーによる「月亮代表我的心」を皮切りに、中国や日本の歌などが次々に披露され、賑やかな懇親交流会となりました。

 2日目は青空も見えるスキー日和となり、自信をもって滑り降りる姿が目立つようになりました。スキー教室を終えて、昼食そして閉会式。松原京子女性委事務局長、石崎琢哉青年委員会顧問が、スキー交流会が成功裏に楽しく実施できたことに感謝。「昼のスキーも夜の交流会も、大変楽しい思い出になりました」 「来年もまた参加したい」とのうれしい感想が聞かれました。

 青年委員会と女性委員会のメンバーは多忙な中、「友好交流の継続」を合言葉に、準備に当たり、当日も受付、スキー用具の手配、会の進行にと大活躍でした。

第31回県日中友好都市交流会議、交流報告と意見交換(2/25)

 第31回県日中友好都市交流会議が2月25日、長野市の日中友好センターで開かれました。県、県協会及び関係自治体の国際交流担当者と日中友好協会役員17名が参加して各友好都市交流の現状を報告し、意見交換を行いました。

 冒頭のあいさつで、渡辺恵・県国際交流企画幹兼課長補佐は「日頃の交流事業の取り組みと協力に感謝したい。長野県としても昨年は3月の河北省アルペンスキー選手団受け入れ、5月の大阪関西万博の河北省ウイークに合わせて来日した河北省委員会の張超超常務委員一行の副知事との会見、8月の日中友好都市中学生卓球交歓大会選手団派遣、9月の県高校生文化交流訪中団派遣協力などのほか、河北大学生と県内大学生派遣交流、河北省インターンシップ生受け入れ、国際交流員による各種交流事業に取り組んだ。本年は県日中友好協会創立70周年に当たる。河北省や北京市との交流を継続進めていきたい。日中間には大きな課題があるが、日中両国の平和友好の構築のため、交流、情報交換を通じて、連携を深め、友好都市交流を進めていきたい」と述べました。

 また西堀正司・県日中友好協会会長は、日頃の日中友好のご尽力に敬意を表したのち、「県内日中友好都市の関係者の交流紹介、意見交換は大切な機会となっている。日中関係は高市発言によって大変厳しい状況に陥っているが、日中国交正常化以来の友好交流の成果が逆転しないように努めていきたい。日中の不再戦、平和友好ために力を発揮すべき秋(とき)を迎えていると思う。2度にわたる世界大戦の教訓を忘れてはならない。日本は80年間戦争をしないでやってきた。友好都市は平和で友好が大切なことが前提だ。当面交流は難しい環境におかれているが、ともにできることを知恵を絞ってやっていきたい」とあいさつしました。

◆参加者の自己紹介の後、担当者から報告が行われました。(以下概略)

◇県国際交流課(大塚):県では、 ☆2025年度事業として①国際交流員による活動:訪日教育旅行サポート、地域の国際交流イベントに協力、中国文化講座開催、長野マラソンにブース参加、②河北大学と県内大学生の相互訪問交流(受入れ時、大学生国際交流リーダーが協力)、③河北省との交流:河北外国語学院の学生1名をインターンシップ生で受入れ、河北省スキー選手団受入れ、省委員会常務委員一行9名による副知事表敬、大阪・関西万博中国パビリオンでの河北省ウイーク開幕式にて副知事が出席あいさつした。  ☆2026年度交流事業としては、①国際交流員による活動、②河北省との交流:河北省内の大学生短期相互派遣、スキー選手・指導者等の受入れ、②北京市との冬季スポーツ交流:スキー選手・指導者などの受入れ事業などを予定している。

◇県日中友好協会(中澤):県日中友好協会では、 ☆25年度は、戦後80年、全国日中友好協会75周年に当たり記念事業や諸交流に取り組んだ。河北省からアルペンスキー選手団受け入れ、日中友好都市中学生卓球交歓大会選手団6チーム31名を派遣、県高校生文化交流訪中団(長野日大高校吹奏楽部と松本蟻ケ崎高校書道部ら62名)を派遣、県日中友好協会代表団派遣、長野ラジオ孔子学堂語学研修訪中団派遣、75周年記念講演と祝賀のつどい開催、中国伝媒大学との相互交流、中国語講座とスピーチコンテスト、第29期日中関係を考える連続市民講座、中国帰国者日本語教室と帰国者援護に係る市町村担当者研修会、春節コンサート、中国留学生ホームステイ受け入れ、日中友好スキー交流会と日中友好キャンプなどに取り組んだ。   ☆26年度は、長野県日中友好協会創立70周年当たり、河北省代表団を迎えて、記念式典開催及び70年記念誌発刊、友好訪中団の派遣、北京市・河北省スキー交流団受入れ、日中連続市民講座、中国語講座とスピーチコンテスト、帰国者支援交流、中国留学生ホームステイ受入れなどに取り組む。

◇長野市国際室(吉原):長野市では  ☆25年度石家庄市代表団(大阪関西万博河北デーに合わせて)張書記一行10名、石家庄市中学生友好代表団15名、石家庄医療関係視察団4名、石家庄市語学研修生(6か月)2名受入れ、長野市中学生友好訪中団12名を派遣した。  ☆26年度は、石家庄市スポーツ訪問団(長野マラソン参加)10名、石家庄市中学生友好代表団16名受け入れ、長野市中学生友好訪中団14名派遣、石家庄市語学研修生受け入れ、長野市語学研修生派遣を予定。友好都市締結45周年事業として訪日団受入れ、訪中団派遣を条件が整えば実施する。  ☆日中友好協会(米山理事長)としては、25年度、市とともに日中友好都市中学生卓球交歓大会に代表を派遣、石家庄からの各代表団や、語学研修生受け入れに協力して歓迎交流した。また日中友好マレット交流大会、帰国者のつどい(バスツアー)、日中友好春節コンサートなどを実施した。 26年度は石家庄市との友好都市締結45周年にあたるので市と協力して取り組みたい。

◇須坂市政策推進課(佐藤):須坂市では、 ☆25年度、日中友好都市中学生卓球交歓大会への参加に際し、事前に四平市を訪問し交流、四平市との市長メッセージ交換。   ☆26年度は両市長メッセージ交換、Web交流を予定。  ☆日中友好協会(小柳)は、中学生卓球交歓大会参加&四平市訪問交流、「日本と中国」須坂市版に四平市外事服務中心主任よりの新年のあいさつ掲載。中国料理交流会など開催。

◇飯山市総務企画財政課(篠田):飯山市では、 25年度は日中友好都市中学生卓球交歓大会参加6名派遣、深圳市福田区との合同チームで出場交流深めた。  26年度は未定。

◇上田市秘書課(若林):上田市では、 25年度、寧波―日本友好都市交流対話会及び大阪関西万博中国館浙江省寧波デー開幕式への参加、日中友好都市中学生卓球交歓大会への選手派遣、上田市・寧波市友好交流都市提携30周年記念事業として「写真展」を市のホームページで開催、相互訪問も計画していたが実施のめどはたっていない。  ☆日中友好協会(小林会長)では、中学生卓球交歓大会への参加のほか、市の委託を受け帰国者日本語教室を実施してきた。

◇松本市移住交流推進室(塩入):松本市では、 25年度は廊坊市との友好提携30周年で、6月に廊坊市代表団(張廊坊市副市長一行11名)受け入れ歓迎、8月に友好都市中学生卓球交流大会参加、両市中高生がWebで交流し両市を相互紹介、11月に臥雲松本市長団長とする市民訪中団一行15名を廊坊市に派遣。  26年度はWeb交流など計画したい。  ☆日中友好協会は11月の松本市民訪中団に相沢会長ら4名が参加、廊坊市と天津市を訪問し交流。

◇伊那市文化交流課:伊那市では、  25年度、長らく北京市通州区との交流が途絶えていたが、友好提携30周年に際し、書簡が届きこれを機に交流再開。4~5月に大阪関西万博来日の際に通州区訪日団受入れ、12月伊那友好訪問団を通州区に派遣予定だったが、実現できなかった。  26年度状況を見て訪問を予定している。

◇山ノ内町未来創造課:山ノ内町では  25年度、8月に密雲区に対し、洪水被害の見舞いのメールを送る。10月に密雲区の最新観光ガイドブックをいただく。2月に春節に合わせて図書の交換を行った。3月に河北省スキー選手団を志賀高原スキー場にて受け入れ、スキークラブ協力、町長会見。  26年度は図書の交換、河北省と北京市のスキー交流団を志賀高原スキー場にて受入れを予定。

◆意見交換

*県国際化協会(荒川事務局長):様々な国際交流企画が行われているが、近隣との連携も活かして取り組んでほしい。ベトナム、中国、ミャンマー、ブラジル等外国籍児童が増えており言語が多様化している中で、高校進学システムの理解不足解消のため進学ガイダンスを実施している。国の外国籍児童に対する教育支援制度があり、長野市と松本市は中核都市として参画している

*県日中(大月理事長):県内には28000人の外国人労働者(中国籍労働者は約4000人)が活躍している。27年から技能実習制度が育成就労制度に切り替わることになるが、日本語研修は地域社会の一員として活躍してもらううえで重要。中国からのインバウンドにも期待したい。昨年9月、公財日中友好会館の指名で長野県高校生文化交流訪中団(松本蟻ケ崎高校・書道13名と長野日大高校・吹奏楽39名など62名)を北京・河北省に派遣し、良い交流ができた。高校生同士がスマホ翻訳アプリを使って仲良く交流する姿は印象的だった。

*西堀会長:元中国大使の宮本雄二公益財団法人日中友好会館会長の提言にあるように、混迷の世界の中で、中国と平和で安定した協力関係を築くことが不可欠。日中両国社会は交流を深め絆を確認し学びあいお互いを高めあうことを若者に期待し、その環境を作るために努力したい。

 ◆まとめ(布施)
 日中友好都市の絆は地方民間交流を官民一体となって進めていく上で重要な役割を果たしてきた。日中関係は昨年石破内閣の下で関係改善が進み地方民間交流もかなりの成果(8月の北京での日中友好都市中学生卓球交歓大会には県内から6チームが参加など)を上げ更なる発展が期待されたが、高市内閣になり首相の国会での発言を機に状況は大変厳しいものとなった。公式の交流が難しい中でも、県・市・町各自治体が工夫して交流を継続しようとしておられることに敬意を表し感謝したい。近く河北省と北京市からのスキー交流団の来県が予定されているが、このような交流機会は大切にしたい。日中不再戦、平和友好の思いをもって、交流を継続していきましょう。
(了)

 第29期第4回日中連続市民講座  「トランプ政権下のアメリカと今後の米中関係の推移について」(2/22)  

  第29期第4回日中関係を考える連続市民講座が2月22日、日中友好センター教室において開かれ、上田短期大学学長の小池明先生が「トランプ政権下のアメリカと今後の米中関係の推移について」と題して講演しました。

 小池先生は、20年間の商社マン勤務のうち約半分を、イギリス、フランス、アメリカ、中東(UAE、アブダビ首長国政府出向)で過ごし、中国にも深い関心を寄せ留学生の受け入れなど行ってきた体験も踏まえ、米中対立が激化する中で両国と深いかかわりを持つ日本はどうあるべきかについて話し、20名が熱心に聴講しました。

(以下概略を紹介します。)

①はじめに:今の世界に不安を感じている人が多い。民主主義が戦後の価値とされてきた中で、ソ連邦の崩壊、アラブの春など一時期希望をもった。しかし世界の平和・民主主義は、独裁・専制主義に取って代わられつつあるように見える。戦乱、難民問題などが相次ぎ、民主主義の理想はどうなったのか。

アメリカにおいても第2次トランプ政権が出現した。ロシアのウクライナ侵略、パレスチナにおけるガザとイスラエルの戦争など、まさに武力がすべてで、帝国主義の再来を思わせる。アメリカは自由主義から保護主義に舵を切った。価値観がバラバラになっており、混とんとした世界になりつつある。

②アメリカの今!=アメリカは現在どうなっているのか?:昨年11月にボストン、ニューヨークを訪れた。物価の高騰に驚いた。アメリカは大都市と地方都市の格差、ばらつきが大きいので、一概には言えないが、ニューヨークではラーメン1杯が$20~30(3~4,000円)、人気のある高給鮨店では座れば一人前100,000円も珍しくはない、更に驚愕なのはチップも倍以上の20%が当たり前となっていた。アメリカの基幹産業だった自動車や鉄鋼は世界に後れを取っている。USスチールが新日鉄に買収されたのは象徴的だ。一方AI時代を迎え、この分野でアメリカは最先端を走っているが、人手がいらなくなるという問題を抱えている。アメリカの一番の悩みは雇用問題。経済指標は良いがAIやグーグルなど最先端分野の産業は人手が少なくて済む。こうした中で中間層が細り、格差と分断が進んでいる。新聞やテレビなどのメディアについてみると、日本はどの立場のものでも一応はバランス・公平の立場をとっているがアメリカは色分けがはっきりしていて各党派の応援団のようになっている。若者はじめ多くの人たちはSNSしか読まなくなっていて、極端化している。トランプもこうした岩盤支持層に支えられている。その特徴は、スケープゴートを作り、敵を作って攻撃し、喝さいを浴びる。物事を即断即決というより思いつきで決めるという危うさがある。陰謀論なども飛び交う。少数の声高な演説の上手いというより極論を述べて単純化する、それが分かりやすいということで人々を夢中にさせる、民主主義的面倒な手続きは不要、強いリーダーを望むといった、ポピュリズムの風潮が席捲しており、アメリカの危うさを感じさせる。

トランプは国内で問題を起こしているが、国外ではどうか?欧州は、もともとアメリカと組んで自由貿易、国連支持、地球温暖化防止に取り組んできた。トランプはこれらを敵視し、自分は絶対正しいと主張、第1次と比べて、第2次トランプ政権は遠慮がない。関税を振り回し、恫喝するやりかたは、帝国主義時代の手法だ。関税は自国民に負担がいくことになり、2000$を還付すると言っているが、これを受け取ってもバランスはとれない。ビジネスの観点から見れば先が見通せない状況となっている。トランプが3期目を目指すならば憲法修正をしなければならないが、これは戦争事態でもなければ不可能。トランプは91の罪状で起訴されたが(うち30は有効)、大統領在職中は起訴猶予となる。トランプは「攻撃は最大の防御、攻撃、攻撃」「何を批判されても否定」「絶対敗北を認めるな」(悪魔の弁護士といわれたコーンの手法)を信条としているようだ。この流れが続くとますます分断が深まりアメリカは破綻してしまうと危惧される。

③中国と世界、中国経済:

◇世界での重みを増す中国を概観すると次のようになる。
1971年 米中国交正常化(国連復帰、72年日中国交正常化)
1978年 改革開放、国際デビュー
1980~90年代 この間、曲折はあったが国際社会におけるプレゼンスを増大させてきた
2016年 中国「元」国際通貨となる。
(SDR構成割合$43%、€29%、元22%、円7.6%)

◇GDP世界第2の経済大国となった中国は、現在、構造的な課題を抱えている。生産設備の過多、政治システムの関係で地方政府が生産設備を増大させたが、国内需要が弱いため生産過剰→輸出による摩擦を引き起こしている。政治が経済を指導するというスタンスは中国にとって課題となっている。AIやEVなどの新しい産業は、アメリカやヨーロッパと競い合っており、中国人の知恵を発揮している。

④日本はどうすべきか?

日本が持っているリソース=主義主張は薄いが他国からそんなに嫌われることはなく、日本が嫌いという人は少ない。昨年はインバウンド4000万人を超えた。どの国も脛に傷を持っているが、侵略戦争の記憶も3世代を経過する中で、体験世代が変わって過去のものとなりつつある。東西対立、西側内部の対立等複雑に絡み合っているが、世界貿易、日中貿易など物流を止めてはならないと思う。アメリカ・トランプの横暴、ヨーロッパの存在感低下などの状況の中で、日本の果たすべき役割はあると思われる。若者に期待したい。

中国帰国者の体験発表&講演会、理解を深め、春節を楽しむ(2/11)

 長野県と県日中友好協会中国帰国者交流センターは、2月11日、「第14回中国帰国者への理解を深める県民の集い」を長野市若里文化ホールで開きました。帰国者2世の連れあい増田倫さんと中村黎亜さんの体験発表と西堀正司・県日中友好協会会長の講演が行われ、65人が熱心に聞き入りました。

残留孤児一世の義母とともに帰国した帰国者2世家族の体験などが語られ胸が打たれるとともに、戦後80年を振り返って日中両国の平和友好の大切さについて理解を深めることができました。第2部では「日中友好春節コンサート」会場に移動して、二胡とピアノ、ドラムなどの演奏を楽しく鑑賞しました。

  第1部の県民のつどいでは、主催者を代表して百瀬聡美・県健康福祉部地域福祉課長と西堀正司・県日中友好協会会長(県日中中国帰国者交流センター所長)があいさつしました。
 百瀬課長は、「1972年の国交正常化以降長野県には396世帯が帰国し、2世3世を含め約4000名の皆さんが生活している。帰国者の皆さんが安心して生活していくために、日本語の習得、就労、介護、生活支援等が必要。県として、日中友好協会や関係の皆様と連携して帰国者の皆さんの援護に取り組んできた。歴史と現状に対する理解を深め、帰国者の皆さんが穏やかで安心した生活を送っていただくようともに努力していきましょう」と語りました
 西堀会長は、県帰国者自立研修センター所長として帰国者支援に携わってきたことに触れながら、「戦後80年、昭和でいうと100年を迎えたが、最初の20年間は1931年の満州事変をはじめとした不幸な戦争の時代だった。開拓団もそのような時代背景の中で送り出された。昭和20年(1945年)敗戦を迎え、以後日本は平和の道を歩み戦争のない時代が80年間続いてきた。特に1972年に日中国交正常化が実現し、日中関係は平和友好の道を歩んできた。日本と中国は再び戦争せず、末永く仲良く付き合っていきたい。本日は開拓団の歴史と帰国者の皆さんの歩んだ歴史と現状への理解を深め、支援交流にともに努めていきたい 。日中の懸け橋として帰国者の皆さんのご活躍を祈ります」と述べました。

 体験発表で増田倫さん(73歳)=長野市=は、「私は黒竜江省出身で、中国では教師をしていたが、連れあいの母が残留孤児で、帰国者家族の一員として、33年前来日した。

帰国者自立研修センターで4か月間の日本語研修の後、建設機械リース会社に入社し25年勤務した。65歳で定年を迎えたが、再雇用で同じ会社で働いている。夫婦で年金を受給しているので、生活は維持できている。2人の子どもは、結婚して会社勤務や理髪店経営等で活躍している。10数年前に広い庭の1戸建て住宅を手に入れ野菜作りなどもして取れたブドウをご近所にあげたりして喜ばれている。

70歳を超えたが前半は中国、後半は日本での生活となった。日本での生活は困難もあったが得るものも多かった。生まれ故郷は懐かしいが、日本は第二の故郷で、安心して暮らしていける。日本の生活で大切だと感じたことを話したい。1,日本語をしっかり勉強することは意思疎通の上で大切。2.日本の習慣を理解し、間違った場合には「ごめんなさい」と謝ること。3.仕事はまじめに長く続けること、厚生年金も多く受け取れる。4.日本の規則を守って生活する。日本での経験を通じてこの4つのことが大切だと感じている。」と語りました。

中村黎亜さん=松本市=は「私の母、中村武子は、8歳の時両親、姉、弟と中国へ渡った。母の父(外祖父)は徴兵されその後生死は不明となった。母の母と姉は、相次いで亡くなった。母と母の弟は孤児となり、その後善良な中国人に育てられた。しかし学校に行けず、「小日本鬼」といじめられた。子供のころから異国での戦争の苦しみを味わってきた母は、いつも私に平和な時代の平穏な暮らしを大切に思い、戦争は絶対に反対、日本と中国の平和友好を心から望んでいると言っていた。1997年、母が60歳の時日本に帰国した。母の父は他界していた。日本語もできず、日本のこともわからない母は寂しく不安な日々を送っていたが、2005年蔚中国帰国者の支援活動を行っていたナルク(現:陽だまりのつどい)の皆さんと出会い希望の光が見えてきた。私も5年前に帰国して、この活動に参加した。日本語、料理、カラオケ、マレットゴルフ、ボーリング、野菜作り、旅行などを体験して、生活に潤いが生まれ、日本語能力も向上し、親近感も増してきた。母は、高齢のため、活動に参加できなくなったが、私は、日本語教室やいろいろな活動に参加して、充実した生活を送っている。国、県、各市町村、関係団体の皆様のご支援に感謝します。」と語りました。
 続いて、「戦後80年の歩み」と題して西堀会長が講演しました。2人の体験発表と講演に感謝の拍手を送り第1部は終了しました。

 続いて、「日中友好春節コンサート」会場に移動し、会場の皆さんと一緒に帰国者の皆さんも二胡やピアノ、ドラムの演奏を鑑賞し、楽しいひと時を過ごしました。春節コンサートは、長野県日中友好協会と長野市日中友好協会の共催で開かれました。

「日中友好春節コンサート」を開催、感動の拍手 (2/11)

 毎年恒例となった長野県日中、長野市日中共催の日中友好春節コンサートが、2月11日、長野市若里市民文化ホールで行われました。

 当日朝は積雪があり心配しましたが、朝のうちに施設の方が除雪を行い、駐車場整理をお願いしたシルバー人材センターの方も下見に来られ、出演者の皆さんも朝からお昼まで練習を重ねるなど、多くの方が午後のコンサートに備えていただきました。

 天候もお昼前には落ち着き、午後1時の開場前から長野市外からの方も含め、昨年より多くの方が当日券を求めに来られました。

 今年は開演に先立ち行われた「中国帰国者への理解を深める県民のつどい」に参加された方も含め、400名近くの参加となり、午後2時から二胡の高山賢人さん、ピアノの高久史子さん、ドラムの山田和矢さんの3人の出演による演奏を楽しみました。

 今回は高山さんが春節を前に楽しい曲をと考え、多くの人が知っている中国の「夜来香」、「月亮代表我的心」、日本の「銀河鉄道999」、「東京ブギウギ」、「見上げてごらん夜の星を」などのほか、高山さん作曲で長野の自然をイメージした「緑風」を、高山さんのトークをはさんで演奏していただきました。

 また、昨年9月に高山さんが長野県高校生文化訪中団の一員として長野日本大学高等学校吹奏楽部、松本蟻ケ崎高等学校書道部の皆さんと訪中した時は、多くの道具があり移動が大変だったが、中国の皆さんにとてもフレンドリーに接してもらったことなども話していただきました。

 たちまち2時間近くの時間が過ぎて、アンコールで「北国の春」を観客も一緒に歌い、最後に出演された3人に花束が贈呈され終演となりました。「楽しい演奏会で素晴らしかった」と語る観客の皆さんを出演者、スタッフは笑顔で見送りました。寒い中、多くの方にご来場いただき、大変ありがとうございました。長野市市日中事務局長 塩入靖)

29期第3回日中連続市民講座  「佚存書とは何か--新たに発見された『論語義疏』をめぐって」(1/24  

 第29期第3回日中関係を考える連続市民講座が1月24日、日中友好センター教室において開かれ、長野県立大学講師の王孫涵之先生が「佚存書(いつぞんしょ)とは何なにか新たに発見された『論語義疏(ぎそ)』をめぐって」」と題して講演しました。20人が出席し熱心に聴講しました。

 王孫先生は、新発見の『論語義疏』について映像を使って、紹介しました。

  『論語義疏』は中国南北朝~隋代の儒学者、皇侃おうがん)が『論語』を諸家の説を引用して詳細に解説したもの。中国では失われたが、日本で伝存されており、新たにその写本が発見され、20259月には重要文化財に指定された。(慶應義塾図書館所蔵)

きわめて専門的なお話でしたが、日中間の文化交流の時代背景に触れながらのお話で興味深く聞くことができました。講義内容は1.佚存書とは何か、2.『論語義疏』という注釈書について、3.新発見の「論語義疏」についてでした。(以下概略を紹介します。)

1.佚存書とは何か
◇佚存書とは、中国ではなくなったが、日本に伝来した漢籍で保管されている書をさす。その呼称は林羅山の子孫、林述齋が編纂した『佚存叢書』に由来する。彼は「かの国に亡くなった書籍は少なくない。わが国だけに伝存している漢籍については万が一滅びてしまえば天地の間から永遠に消えてしまう。これは誠に残念なことだ」と記している。
◇中国本土でなくなったのに、なぜ日本では伝存しているのか?
陳舜臣氏:中国人はカタログマニア、日本人は保存の天才。
井上進氏:中国での内乱、科挙制度で個別の家系は永続せず蔵書の長期の伝承は困難。
王孫私見:上記の原因のほか、日本では公家や仏教の蔵書として伝承、中国では書籍の淘汰や写本から印刷本への転換で伝承されないケースが多かった。
◇佚存書をめぐる日中の交流
①『論語義疏』の逆輸入:1764年根本遜志が校定した『論語義疏』が刊行→1774年(乾隆40)王亶望、のちに鮑廷博翻刻、刊行。乾隆49年には『四庫全書』に収録して書写。乾隆52年には内府の武英殿で刊行。
②近代の交流:楊守敬1880年来日、佚存書を収取して『古逸叢書』を刊行、帰国後『日本訪書志』出版。但し、『論語義疏』は未収録。
渋江抽斎・森立志:明治期の日本は漢学の人気がなく清国の援助で1885年上海で『経籍訪古志』(日本に伝存した漢籍の古写本・古版本の書誌情報を記した本)を出版。
③現代の動向:中国政府は伝統文化を重視し、古典籍の出版や研究に助成。教育部配下に「全国高等院校古籍整理研究工作委員会」(1981年~)を設置。中国社会では伝統文化ブームで民間の蔵書家が増えている。漢籍を求めて来日する中国人も多く、中には日本で漢籍の古本屋を経営する者も現れている。オークションで出品されたものの中には5千万円を超えるものもある。(日本の文化財の流失ともいえる。)

2.『論語義疏』という注釈書について
◇『論語義疏』の構成は、⓵経(『論語』の本文=孔子の言行録)、②注(魏の何晏による『論語集解』)、③疏(南朝梁の皇侃による『論語義疏』)よりなる。疏は経だけでなく注に対しても詳細な解説を行う。
◇『論語義疏』の性格は、⓵経典を知識の対象として扱い、その妥当性を持つか論証する。②道家や仏教の概念を用いて、『論語』を説明する。③『論語義疏』は北宋の景徳元年まで最も読まれた論語の注釈書であった。したがって、日本や敦煌にも伝わった。その後、邢昺(けい へい)の『論語正義』に取って代わられた。宋の真宗の勅令を受け『五経正義』を基準として道家や仏教の説を削除し、皇侃の『論語義疏』に対して大幅な修訂を行った。『論語正義』は国定であったので『論語義疏』は勢力を失い、南宋ごろには中国本土ではなくなった。
7世紀後半に日本に伝来し、現代まで伝承した。伝来後まず大学寮(国の最高教育機関)で講義され平安時代以降は清原家などの世襲貴族の中で家の学問として伝承された。室町時代では足利学校の禅僧たちも『論語義疏』を用いて『論語』を学習していた。『論語義疏』が日本に根付いていたため、『論語正義』が伝来してもその地位は揺るがず、現代まで伝承され続けた。

3.新発見の『論語義疏』について
◇発見から公開までの経緯:20163月、都内の古書店が『論語義疏』の古写本を入手したものを、慶應義塾大学図書館が購入、研究チームで研究、20年公開、2111月出版。
◇書写の年代について:北朝の異体字を用いていることから、隋もしくはそれ以前の写本であることがわかり、皇侃(488545)の生卒年と南朝から北朝に伝わる時間を考慮すると6世紀後半から7世紀前半の写本と思われる。
◇発見の意義:①文献学上、『義疏』の最古の写本であるとともに、『集解』の最古写本であり、『論語』の最古写本といえる。今回の発見によって『論語義疏』の本来の姿が明らかとなった。②学術史上、中国で南北朝隋唐期、『論語義疏』が成立した後、早く北方地域に伝わって受容されたことが分かった。日本への伝来については、従来南朝から百済経由で伝わったと言われてきたが、今回の発見によって、中国の長安・洛陽などの北方地域を訪ねた遣隋使・遣唐使が直接日本にもたらした可能性が高いと推測される。(但し、隋から百済経由で日本医伝わった可能性もある。)

2026日中友好新春座談会・新年会を開催(1/22)
--長野県日中友好協会創立70周年を迎えて、友好推進を語り合う


 長野県日中友好協会は1月22日、長野市生涯学習センターで60名が出席して日中友好新春座談会を開きました。世界的な激動、米中対立の激化、特に日中関係が厳しい困難に直面している中での会となりました。長野県日中友好協会創立70周年の年を迎えて、先達の思いを引き継ぎ、日中不再戦、平和友好を胸に、交流を継続し、相互信頼回復に努めていくことなどを語り合いました。座談会では、西堀正司会長の講演も行われ有意義な会となりました。座談会終了後、会場をやま茶屋に移して新年会が行われました。会員同士の交流懇談を主目的に開催されました。

◇会は大月良則理事長の司会で進められました。金子繁三副会長の開会あいさつに続いて、西堀正司会長があいさつし、「今年は午年(馬年)、うまくいくかもしれないし、うまくいかないかもしれない。日中関係は大変厳しい状況にあり、前途ははっきりしないが、今年は長野県日中友好協会創立70周年を迎える。日中戦争の反省の上に友好協会は設立され、以来、多くの先達が参加して平和友好のボランティア活動が行われてきた。これを誇りとして、地方民間交流の再活性化に努めていきたい。本日は、日頃の取り組みの成果と悩み、新年の抱負など意見発表していただき思いを共有していきたい」とあいさつしました。

◇来賓として、県国際交流課の水上俊治参事、稲玉稔課長が出席され、水上参事は日頃の協会の活動と協力に感謝しつつ、「昨年は県と河北省とのスキー、卓球、大学生・高校生交流など多くの有意義な交流が行われた。日中関係は厳しいが、このような時こそ地方民間交流が重要。創立70周年を迎える県日中友好協会とともに河北省、北京市との交流を進めていきたい」と述べ新年の協会の活躍に期待しました。

◇続いて、中澤保範事務局長が昨年の事業実施状況と、第2回理事会(11/25)で決定された本年の主な事業計画を報告しました。==◇県協会は、この1年、日中関係好転の流れを受けて交流を積極的に推進した。1月には新春座談会・新年会を開催し抱負を語り合った。3月には河北省からアルペンスキー選手団を受け入れた。5月の県協会定期大会では友好の種まき推進を呼びかけた。6月には全国日中友好協会女性委員会40周年記念総会が長野で盛大に開かれた。8月には北京で開かれた日中友好都市中学生卓球交歓大会に県内6チームが参加した。また、「日中みらい委員会」主催で「中国ワインセミナー」が開かれた。9月には長野ラジオ孔子学堂語学研修訪中団を派遣するとともに、公財日中友好会館の特別指名を受け、県高校生文化訪中団を派遣し、吹奏楽と書道交流が行われた。10月には戦後80年・全国日中友好協会創立75周年講演と祝賀のつどいが行われた。また西堀会長を団長とする県日中友好協会訪中団を派遣し、中日友好協会や河北省友好協会と有意義な懇談を行った。青年・女性委員会は日中スキー交流会(2月)、日中友好キャンプ(7月)を開催した。また中国帰国者日本語教室や帰国者のつどい、長野ラジオ孔子学堂中国語教室・中国語スピーチコンテスト、日中連続市民講座などを実施した。各地区協会も定期総会や身近な交流事業を実施した。◇本年は長野県日中友好協会創立70周年の節目の年にあたる。70周年記念事業として河北省代表団を迎えての記念式典や記念誌『虹の架け橋Ⅴ』の発刊、県協会訪中団派遣、河北省スキー選手団受け入れ、帰国者支援春節交流会、中国留学生ホームステイ、日中スキー交流会や友好キャンプ、長野ラジオ孔子学堂事業などに取り組んでいく計画なので、ご協力をお願いしたい」==

◇引き続いて地区活動報告と今後の取り組み・抱負が語られました。
◎各地区協会は、県協会の呼びかけにこたえ、日中友好都市中学生卓球交歓大会や中国留学生ホームステイ、日中友好スキー交流会・友好キャンプ、講演と祝賀のつどい、友好訪中団、帰国者日本語教室などに協力参加するとともに、様々な地区協会主催事業に取り組んだ。また高齢化が進む中で、工夫を凝らして、若者世代はじめ市民への友好活動アピールを行い友好の輪の広がりに努めたことなどが報告されました。
→詳細はこちら・日中友好新春座談会メモ

◇布施正幸副会長がまとめとして、「難しい状況の中でも各地区で工夫を凝らし、友好に努力されていることが共有できた。高齢化に伴う会員の減少に苦労しながらも、新会員獲得働きかけの努力を続けていることなども報告された。ホームページやメールを活用していくことの重要性も提起された。県日中友好協会が1956年に創立されてから70周年を迎えるが、先達の日中不再戦、平和友好の思いを胸に、使命感を持ってアジアと世界の平和のために官民協力して地方民間交流を進めていきたい。日中関係は大変厳しい状況を迎えているが、民族排外主義の風潮に流されることなく共生を呼びかけ、粘り強く交流を継続発展させ相互信頼回復に努力していきましょう」と述べました。

◇引き続いて西堀会長が「長野県日中友好協会創立70周年を迎えてー日中関係の課題」と題して講演しました。(概略下記) ==

①日中友好にメリットはあるかとよく聞かれるが、大きなメリット(「日中友好は最大の安全保障」という)があることはもちろんだが、身近なところにもメリットがある。高齢になってもボケないというメリットだ。中国にもコロナ禍の3年間を除いては、毎年数回訪問している。歴代の会長さんも皆さん長生きされ元気に活躍された。半田孝海先生、羽生田源三先生、花岡堅而先生、堀内巳次先生、井出正一先生、高波謙二前会長、皆さん日中友好をライフワークとされ活躍された。我々も見習いたいと思う。
②先日、丹羽宇一郎前全国日中会長が亡くなられた。先生は尖閣問題の厳しい時期に中国大使を務められた方だが、日中関係が破綻しないよう大変骨を折られた。日中友好協会会長としても大変ご尽力いただき、私も、全国本部で一緒に仕事をさせていただきお世話になった。 先生はもともと経済人で、伊藤忠商事の社長に就任した際、バブル崩壊の後会社が抱えていた不良資産を徹底的に洗い出し3950億円もの不良債権を一括処理し、膿を出し切ってV字回復を成し遂げたことで有名だ。またすごい読書家であり年100冊は読んでいたともいわれ、著書もたくさん表している。惜しい方を亡くした。先生は、日本と中国は隣国同士仲良く付き合っていきたいものだと常々おっしゃっていた。
③高市首相の「台湾有事」「存立危機」発言以来、日中関係は深刻な事態に立ち至っている。 アメリカのトランプ大統領も国際情勢を予測不能な状況に陥らせていて世界の安寧平和を願う人々は困惑している。私がかつて全国本部事務局長の時会長だった宇都宮徳馬先生は「日中友好は日本にとって最大の安全保障」とおっしゃっていた。日本は1894年、日清戦争に勝利すると台湾を手に入れ、以後、満州事変、日中全面戦争そして1945年の敗戦まで50年にわたって中国を侵略し、多大な損害を与えた。田中角栄首相が訪中し、周恩来総理との間に日中共同声明を発出したのは1972年のことであった。日中両国は法的な戦争状態を脱し、戦後史のあらたな1ページを開いたのであった。中国はこの時戦争賠償の請求を放棄してくれた。共同声明には台湾は中国の不可分の一部と明記されている。我々はこの歴史を忘れてはならない。
④日中両国はその後、平和友好条約を締結し、日中の不再戦、平和友好、覇権反対を国是として歩んできた。国交正常化から54年、最大の貿易相手国であり、日中が和して協力すれば互いに益となり、争えば互いに傷つくことになるのは自明の理である。日中の平和繁栄はアジアと世界の平和繁栄につながっている。多くの先達が広く国民の支持を得て日中友好に心血を注いできたことを銘記したい。高齢になっても友好の意欲を持ち続ける人は「老人」ではない。健康長寿に心がけ、世界の平和と繁栄のために日中友好に努めていきましょう。==

◇福島信行副会長は第1部の閉会にあたって「厳冬の後は必ず春が訪れることを信じて頑張りましょう」とあいさつしました。第2部の新年会は「やま茶屋」に会場を移して行われました。足立正則副会長が新年の活躍を期して乾杯の音頭を取り、和やかな雰囲気の中、懇親を深めました。大月理事長の日中友好万歳の音頭で会は終了となりました。

 

 ≪2026年頭祝辞≫

 長野県友好協会創立70周年祝賀!

 先人の思い引継ぎ、日中不再戦、平和友好の道歩もう
 

                                          長野県日中友好協会会長 西堀正司

新年おめでとうございます。会員・役員の皆様、友人の皆様、日頃のご活躍ご協力に感謝を申し上げます。

昨年は戦後80年の節目の年でした。国際情勢は混沌としており、不安を強める事柄が数多くありました。ウクライナ戦争、イスラエル・パレスチナ戦争、米国発の関税対立等があり更に自然災害も多数ありました。

日本でも政変があり高市内閣が発足しました。高市首相は、中国習近平主席と就任直後に会談を行いました。新しいスタートを切りましたが、日本の国会での初の予算委員会において、失言とも言える発言をしてしまいました。日中関係に大きな影響を与える答弁でした。

日中関係には、重要な原則的な四つの政治文書があります。両国政府と国民の財産である四つの文書を理解して守る事は、政治の責任であり義務であります。この政治文書にある中心的な課題に抵触する恐れのある課題について発言してしまいました。中国は猛烈に反発して日中関係は重大な事態に陥ってしまいました。「コロナ禍」以後ようやく明るさを迎えた「新時代」いわゆる交流再開のチャンスに対する挑戦です。

高市氏は、台湾をめぐる存立危機事態の提起を行い、集団的自衛権の行使について危険な発言を行ってしまったというものです。後になって発言を否定するかの発信を言っていますが、はっきりしていないのです。それ以後、交流が縮小に向っており国民は心配しています。

昨年は各地区協会の皆さんと協力して沢山の事業を行いましたが、日中友好都市中学生卓球交歓大会、高校生文化代表団、大学生訪中団と県訪中団派遣等も実現し。有意義な交流

が行われました。新時代にふさわしい交流でした。

本年は長野県日中友好協会創立70周年の節目の年です。70周年を県民的慶事として記念し祝いたいと思います。記念事業として70周年記念誌『虹の架け橋―長野県日中友好の歩みⅤ』の発行、記念式典の開催などが計画されています。会員の皆さんの力を結集して成果が上るようにしたいと思います。格別のご協力をお願いいたします。

日中関係の長期安定的な発展を目指して、平和を守り前進させ、戦争を防ぐ活動は、日中友好協会の使命です。先人の思いを引き継ぎ、「日中友好は、日本の最大の安全保障である」という信念のもと一年間頑張ってまいりましょう。          ( 2026.1.1


 2026年の初春を迎えて
                               


                            長野県知事 阿部守一

 明けましておめでとうございます。

 皆様には、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 昨年は、日本人に対する短期滞在ビザの免除措置が追い風となり、日中間の交流が一層活発化しました。

 3月には貴会及び県日中スキー交流委員会のご尽力により、河北省からアルペンスキー選手団が志賀高原を訪れ、冬季スポーツを通じて絆を深めることができました。翌月には河北省衛生健康委員会の視察受入れや、大阪・関西万博の中国パビリオンでの河北ウィークの開幕式へのご招待を受け、両県省の交流の歩みを広く共有する機会となりました。また、張超超河北省常務委員を団長とする石家庄市訪問団が県庁を表敬され、今後の更なる友好交流について意見を交わしました。夏以降は日中友好都市中学生卓球交歓大会訪中団の河北省等での交流、長野県と河北省の大学生相互訪問、長野県高校生文化訪中団派遣と続き、研修や文化体験を通じて若い世代の絆を深める意義深い交流が実現しました。

 日中間には様々な課題がございますが、こうした時こそ地方間の顔の見える交流を着実に進めることが重要であると確信しております。県といたしましては河北省ならびに北京市との友好をさらに深め、貴会と連携しながら草の根レベルの交流を広げてまいります。西堀会長をはじめ貴会の皆様とともに、中国との友好の絆を一層強めるべく全力で取り組んでまいりますので、引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。

  第29期第2回日中連続市民講座  「AIはどのように教育を再構築するのか」(12/20)  

 第29期第2日中関係を考える連続市民講座が12月20日、日中友好センター教室において開かれ、中国伝媒大学教授で長野ラジオ孔子学堂中国側代表の夏丹先生が「人工知能の新時代:AIはどのように教育を再構築するのかー中国の探索・実践・思考」と題して講演しました。講座には20人が出席し熱心に聴講しました。

 夏先生は、はじめに、2022年にOpenAIがChatGTPを発表して以来、人工知能技術は急速に発展し、仕事や生活を急速に変え始めていて、教育分野も例外ではない。AIは教育に何をもたらすのか?人々はAIに大きな期待を寄せる一方、大きな不安を抱いていると述べ、次の5項目について報告しました。

(1)AIの中国における興起と発展、(2)AIはどのように中国教育を全面的に支援しているか①基礎教育②高等教育③中国メディア大学の実践、(3)AI教育が直面する道徳的リスクと対応、(4)政府の政策と未来展望、(5)AI教育と日中協力

参考になると思われるので以下紹介したいと思います。
 ☆こちらをクリック→AIはどのように教育を再構築するのか

 長野孔子学堂、「迎新年晩会」(年末交流会)を開催(12/13)

 長野ラジオ孔子学堂は12月13日、ホテル信濃路において、46名が参加して、「迎新年晩会」(年末交流会)を開きました。第1部では世界中国語大会出席報告と中国西安語学研修旅行参加報告及び特別講演、第2部では交流懇親会が行われ、楽しく有意義な交流会となりました。

 はじめに、長野ラジオ孔子学堂を代表して、西堀正司孔子学堂理事長(県日中会長)が「戦後80年は激動の中で終わろうとしており、間もなく新年を迎える。長野孔子学堂の皆さんの活躍に感謝し、新年の平和と発展を願う」とあいさつ。続いて孔子学堂中国側責任者の夏丹老師が2025年を振り返り、県日中友好協会の支援協力のもと、中国語教室、端午節餃子粽交流会、西安研修旅行、中国語スピーチコンテストをはじめ様々な活動に取り組み、交流成果を収めたことを回顧するとともに、11月北京・香港で開かれた世界中国語大会に出席した報告を行いました。大会のメインテーマが、“AIの力で中国語をより身近に”であったことを紹介し、AIを活用し中国語学習の普及発展を目指していきましょうと述べました。

 続いて、西安語学研修旅行に参加した、千曲教室の宮坂光子さんと長野教室の上條優子さんが映像を使って、西安交通大学での日本語学習学生との交流や悠久の歴史を持つ西安の魅力などを報告しました。

特別講演で西堀会長は「未来への日中友好」と題して戦後80年にあたった今年が大激動、大変化の年であったことを振り返り、戦争と平和について考えさせられた年であったと述べ、日中戦争の反省から、戦争に反対し平和を守り持続させること、中国が国交正常化の際戦争賠償を放棄してくれたことを忘れず、日中友好は最大の安全保障との信念をもって進みたい。高市首相の「台湾有事」発言に対する中国側の怒りは大きいが、政治家たるもの隣国と仲良くする、平和を守ることが基本であるべきであり、日中両国の指導者に正しいみちを選択するよう期待したいと述べました。1部の締めくくりとして、戸井田靜男事務局長が、1年間の孔子学堂の歩みを報告しました。

  第2部交流懇親会は、布施正幸県日中副会長のあいさつ・乾杯でスタートしました。席上孔子学堂文化講座の二胡教室で学ぶ皆さんによる二胡演奏発表とフルス(ひょうたん笛)演奏発表が行われました。続いて、漢詩の朗読発表、「剪紙(切り絵)」体験、ビンゴゲームと盛りだくさんの内容でした。にぎやかで楽しい交流会となりました。中国語の老師はじめ女性の皆さんが漢服やチャイナドレスを着て、会場は華やかな雰囲気に包まれていました。大月良則県日中理事長の万歳の音頭で終了となりました。

 第29期日中関係を考える連続市民講座スタート(11/29)

 第29期日中関係を考える連続市民講座が11月29日スタートしました。県内の大学や県日中友好協会などで作る県日中学術交流委員会主催で、毎月1回のペースで文化、歴史、経済関係などをテーマに明年3月まで、計5回の講座が開かれます。第1回は長野大学の塚瀬進教授が、「近年の中国留学生の動向―長野大学の事例を中心に」と題して講演しました。20名の受講者は熱心に聞き入りました。

 塚瀬先生は、長野大学に在籍し、中国近現代史が専門ですが、長野大学での留学生受け入れに長年携わってきた立場から今回中国人留学生の動向についてお話しいただきました。

中国人留学生は1980年代後半以降に増加し、現在ではどの大学にも在籍することが普通になっています。中国人留学生の受け入れの変化について歴史学的考察を加えた興味深いお話でした。

◎以下講演概要です―――
①    中国人留学生の受け入れ開始:1979年に48名の国費留学生が来日。1983年には中曽根首相21世紀初頭までに10万人の外国人留学生受け入れ計画を発表。1984年中国政府は「自費留学に関する暫定規定」を発表し、自費留学の制限を緩和。日本、中国とも留学生を増やす政策を推進した。1980年代後半に入ると、日本語学校に在籍する中国人留学生の「就学ビザで不法就労」問題が浮上。日本政府は法制面・制度面の整備を進める

②    入管法の改正、留学生受け入れ制度の整備(1990年代):1990年「改正出入国管理法及び難民認定法」施工。在留資格が再編成され、新入管法の原型ができる。目的は外国人労働者の受け入れ拡大にあった。日系人の入国が容易になり、日本語学校に入学する日系外国人が増える。日本語学校の抱える問題の顕在化と対策の強化。1998年留学生の就労は1週間に28時間以内とすることが入管法施行規則で明文化される。(長期休みは1日8時間以内かつ週40時間以内)

③    大学の状況変化と中国人留学生の状況:1992年~2006年の間に大学が184校増加、各大学による入学者の獲得競争が激化。01年酒田短期大学問題が注目を集める。(授業に出ずに東京で就労、定員100名のところ在校生は352名うち中国人339名)→定員割れを中国人留学生で補填する大学の状況が明らかになる。03年入管当局は中国人の就学生・留学生の入国を厳格化。萩国際大学問題起こる。07年以降、東和大学、三重中京大学、聖トマス大学、神戸ファッション造形大学、愛知新城大谷大学、創造学園大学など9大学が学生募集を停止。08年留学生「30万人計画」発表。インドネシア人看護師・介護福祉士候補者の受け入れ開始

④    09年「出入国管理及び難民認定法」改正法公布。→在留資格の「就学」が廃止され、「留学」に1本化。在留外国人を一元的に入国管理局が管理する在留カード制度の導入。25年「不法就労助長罪」の罰則が強化され、雇用者には5年以下の禁固刑または500万円以下の罰金が科せられる。(以前はそれぞれ3年、300万円)

⑤    長野大学の状況:
(1)2000年受験者数1000人を割る。01年受験者減少に対応するため中国人留学生の募集に力を入れる。06年定員400名に対して379名で定員割れになる。13年まで定員割れは続く。14年「長野大学の公立大学法人化に関する要望書」を上田市に提出。→入学者は定員を上回る。17年公立大学法人となり、以後受験者は定員を上回り、現在、競争率3倍という状況となっている。

(2)長野大学の中国人留学生の状況:02年45名(うち内モンゴルから20名)以後協定校を増やし、10年には最多の165名になる。17年以降、中国人留学生数は減少。15年55名、17年26名、25年16名。長野大学の総定員は1400名なので中国人留学生の割合は1.1%。

⑥中国の変化:
(1)中国経済の成長により、海外留学をめぐる状況は大きく変化。塚瀬教授が留学していたころ1990年代前半と比べて日本円の価値は4割減少。→日本で働いてもあまりもうからない。
(2)中国人留学生の変化→18年ごろから留学費用のすべてを両親が負担しアルバイトをしない留学生が表れ始める。日本の大学・大学院に進学を希望する中国人が増えている。(東大、早稲田大学など人気)

⑦終わりに
中国経済の成長に対して、日本経済は低迷しており、両国の格差は縮小した。日本の大学による中国人留学生の受け入れは新たなステージに立っている。各大学がどのような留学生教育を行い、いかなる分野・場所に送り出すのか、改めて大学の姿勢が問われている。

  2025世界中国語大会(北京・香港)に参加(11/14~18)

 2025世界中文(中国語)大会が11月14~16日北京の国家会議センターで開かれました。テーマは「デジタルと人工知能の力で、中国語をより身近に」でした。大会には世界160以上の国と地域から2000名の代表が出席し、世界の中国語教育の普及発展について活発な議論が交わされました。開幕式には丁薛祥副総理も出席し講話を発表されました。

引き続いてグロバル孔子学院香江フォーラムが11月17~18日香港の香港理工大学で開かれました。このフォーラムには、69の国と地域、79の孔子学院から代表が参加し、デジタル時代における中国語教育と文化交流について意見交換が行われました。

長野県日中友好協会ラジオ孔子学堂から夏丹・中国伝媒大学教授で長野孔子学堂代表と布施正幸・長野県日中友好協会副会長が出席しました。大会並びにフォーラムの内容は夏丹先生の報告をご覧ください。

北京滞在中には中国伝媒大学を訪問する機会を得て、李懐亮・同大の人類運命共同体研究院院長はじめ関係の皆様から温かい歓迎をいただき大変お世話になりました。広い学内もゆっくり参観させていただきました。また30数年ぶりに訪れた香港も大きく様変わりしていて印象に残りました。

期間中、中国、香港、マカオはもとより、ブラジル、マレーシア、韓国、フランス、オーストラリア、ガーナなどの国々の人たちとも交流できたことも良い思い出です。中国語が英語と並んで世界言語の仲間入りをしていることを実感しました。AIの翻訳機能を使えば瞬時に日本語に転換できる時代になりましたが、脳トレをかねてアナログで中国語と英語学習に取り組もう思います。(F)

≪夏丹先生の報告≫

 今回の世界中国語大会は「デジタルと知能の力で、中文をより身近に」をテーマに、世界160以上の国と地域から約2000名の代表が北京に集い、国際中国語教育の未来について活発な議論が行われました。大会では、AIクラウド教育プラットフォーム、音声自動訂正システム、国際中国語コーパスなど、多くのデジタル成果が発表され、技術が「未来の構想」から「実際の教室」へと進化している姿が示されました。また、世界各地の孔子学院に対し、「AI+中国語教育」を積極的に推進することが提唱され、私たちにとって大きな示唆であると同時に、新たな使命でもあると感じております。

 香港で開催された香江フォーラムには、69の国と地域、79の孔子学院から代表が参加し、デジタル時代における中国語教育と文化交流について意見交換が行われました。AIを活用した授業準備や遠隔授業などの先進的な実践例が共有され、学びがより開かれ、効率的で、創造性に富んだものへと変化していることを強く感じました。フォーラムで発表された「香港宣言」では、孔子学院のデジタル転換を共同で推進し、世界的な「デジタル・インテリジェント共同体」を構築することが提唱されました。AIはもはや補助的なツールにとどまらず、教師の教え方、学習者の学び方、そして中国語教育全体のエコシステムを大きく変えつつあります。(抜粋)

 中国帰国者のつどいバスツアー  日本海寺泊で交流会(11/9)

   11月9日(日)、長野市中国帰国者三者連絡会(長野市、市中国帰国者の会、長野市日中友好協会)の主催で「長野市中国帰国者のつどい 新潟県長岡市寺泊交流会」を行いました。

朝7時頃からバス2台が市内各地を巡回して乗車した57名(うち中国帰国者47名)で新潟に向かいました。

高速道路の沿道、中野市から新潟県境付近の間がちょうど紅葉の見頃で、車窓からは猛暑の夏が過ぎ、7日に立冬を迎えて妙高山の山頂には積雪が見られる中、短い秋の紅葉を楽しむことができました。

風も冷たくなったことから、開会式等は昼食時に行うこととして、一路寺泊に向けてバスを走らせました。

北陸道の西山インターチェンジで高速道路を下車。ここ柏崎市西山町は田中角栄首相の出身地で、途中には田中角栄記念館などがあります。田中首相と周恩来総理の決断によって1972日中の扉が開かれ、日中国交正常化がなり、今日の関係が実現したことに思いを馳せました。

 少し早めに食堂に到着、ここで開会式を行いました。三者連絡会会長の米山達雄長野市日中理事長は、「大勢の皆さんにご参加いただき主催者として感謝したい。今日一日楽しく交流し過ごしてください」とあいさつ。県日中帰国者交流センターの布施正幸次長は、「戦後80年を迎え1世の皆さんは80~90代に入り、2世の皆さんも定年を迎えつつあるが、3、4世の若い皆さんも参加され、元気に再会できてうれしい。日本と中国はどんなことがあっても不再戦、平和友好の道を歩んでいきたい。これは帰国者の皆さんの切なる願い。健康に留意して友好の架け橋としても活躍してください」とエールを送りました。昼食は海鮮で刺身などの生ものが主体でしたが皆おいしく食べていただき、好評でした。その後「寺泊魚の市場」へ向かいました。

買物の前に、遠く佐渡島が見える海岸で記念写真を撮影しました。市場には大勢の人が買物に来ていて、にぎわっていました。鱈汁を飲んだり、新鮮な魚を発泡スチロールに詰めてお土産にするなど、それぞれ楽しむことができました。

雨模様の天気でしたが、皆さんの行いが良かったせいか、買物が終わる頃までほとんど傘を使わずに済みました。4時ごろ2台のバスに分乗して、それぞれお土産を持って寺泊を出発、帰途につきました。「また来年も計画しますから参加ください」と柳沢春夫帰国者の会会長の呼びかけに賛同の拍手を送りながら、今年の交流会を終了しました。
(長野市日中事務局長 塩入靖)

 第43回中国語スピーチコンテストに16人が挑む(10/25)

長野県日中友好協会ラジオ孔子学堂の主催による第43回全日本中国語スピーチコンテスト長野県大会が、10月25日(土)信濃教育会館講堂で開催され、高校生や大学生、一般社会人16人が出場しました。

朗読部門には高校生の部4人、大学生の部1人、一般の部6人が出場、それぞれ全国統一課題文を発表し発音や表現力、熟練度を競いました。
 スピーチ部門には大学生の部に5人が出場し、自作文で内容や表現力を競いました。中国語学習を通じて感じた文化の違いや子供時代の思い出、将来の夢、音楽と生活、地震から学んだことなど様々なテーマで熱弁をふるいました。

スピーチ部門で優勝したのは、島こころさん。中国と日本の書道をテーマに取り上げました。

審査委員長の夏丹さんは講評の中で「今年の高校生の部の朗読課題文『按馬索驥』は少し難しかったですが、出場した皆さんはとても頑張っていました。もちろん、中国語の学習は難しいですが、努力して何度も練習すれば、必ず上達できると信じています。スピーチに参加した皆さんの原稿は、文の流れが自然で、文法の使い方もおおむね正確でした。中国語を学ぶことで自分に起こった変化、子どものころの思い出、自分の夢や興味、体験した出来事などを語り、聞く人に深い印象を与え、心を打ちました。中国語スピーチコンテストに参加することは、中国語力の向上に大きく役立ちます。是非これからも積極的に参加してください。言葉は、その国を理解するための最良の鍵です。皆さんの中国語がますます上達し、中国のことをよりよく理解されることを願っています」と激励しました。

入賞者は次のとおりです。
◇スピーチ部門 ①島こころ(長野ビジネス外語カレッジ)

◇朗読部門 高校生の部 ①湯本真凛(長野西高等学校)

◇朗読部門 大学生の部①黒木遥(信州大学)

◇朗読部門 一般の部 ①関崎朋子(孔子学堂)

 日中友好協会創立75周年記念、長野県日中友好訪中団北京、河北を訪問(10/22~26)

 日中友好協会(全国)創立75周年を記念して西堀正司県日中友好協会会長を団長とする長野県日中友好協会訪中団一行10名は10月22日から26日まで、北京市と河北省の承徳市と石家庄市を訪れました。

北京市では、中日友好協会を表敬訪問し、程永華常務副会長、程海波副会長らの温かい歓迎を受け、親しく懇談しました。

河北省承徳では、承徳市外事弁公室の閻洋主任らの歓迎を受け、世界遺産の避暑山荘や普陀宗乗之廟などを参観し観光都市として面目を一新したすがたに感銘を受けました。省都石家庄では、王建峰省外事弁公室主任・省人民対外友好協会会長、鄭軼副主任らの温かい歓迎を受け、今後の交流について語り合いました。また石家庄外国語学校を訪問し、幼稚園、小中高一貫教育と全人教育目指す状況を詳細にご案内いただきました。紀竑さんはじめ新旧友人の心のこもったご接待ご案内に感謝したいと思います。

◇友好を深めた北京、河北5日間の旅◇

 ビザなし渡航となって落ち着いた雰囲気の中での、北京市、河北省訪問の5日間の友好交流の旅でした。

10月22日午前11時、羽田空港第3ターミナルに集結した一行は、CA182便に搭乗して、北京首都国際空港に向かいました。北京では旅行社の劉雲さんに出迎えられました。途中「金鼎軒」で広東料理の夕食となりました。宿泊は長富宮飯店で、ホテルニューオータニ経営のこのホテルは、日本的雰囲気を漂わせていました。

10月23日は中日友好協会を表敬訪問しました。元駐日中国大使で長野県とゆかりの深い程永華常務副会長や程海波副会長、付博部長らに迎えていただき、打ち解けた懇談が行われました。

程永華副会長は、親しみのこもった語り口で、次のように述べ歓迎していただきました。「皆様のご来訪を心より歓迎いたします。長野県には何度も訪問し、深い交流を築いてきました。長野県日中友好協会は設立以来60余年の長きにわたり、日中の平和友好に尽力されてこられた。皆様の長年の友好のご尽力に感謝したい。この度の河北省訪問が成果を上げられますようお祈りします。中国では第4回中央委員会総会が開かれており第14期5か年計画の総括と15期5か年計画の骨子を決め来年3月の全人代に提出することになる。国際情勢の荒波の中で経済も影響を受けているが、GDP成長率4.8%、(通年では5.2%)を維持している。トランプ関税など厳しい環境の中で、サプライチェーンの確保、内需拡大、WTOのルールに従って経済交流を進めていく政策をとっている。また中国は発展途上国としての経済的優遇を求めないこととした。2024年の日中の貿易額は3000億ドル(44兆円)。在北京の日本商会も活躍している。トヨタは上海でEVのレクサス製造を開始し、パナソニックは水素電池製造や高齢化に伴う医療、介護事業のモデル地区などに取組んでいる。

2019年私が駐日大使離任の時は李克強首相訪日、安倍首相訪中などが行われ、安心してバトンタッチできるかと思えたが、その後新型コロナ禍による交流断絶、日中関係を取り巻く環境は厳しいものとなった。昨年来、石破内閣の誕生、岩屋外務大臣などハイレベルの相互交流再開など明るい動きが出てきていたが、ここにきて高市首相の誕生となり、今後の日中関係のゆくえを心配している。いずれにしても、私たちは連携を深めて民間交流を進めていきたい。」

西堀団長は、「温かい歓迎をいただき感謝したい。この度は、日中友好協会設立70周年を記念しての訪中。中日友好協会の皆様と手を携えて友好前進を続けていきたい。2026年からの第15期5か年計画の成功をお祈りしたい。日中関係は、自公政権が終わり今後の見通しが不透明なところがあるが、地方民間交流に力を入れていきたい。在日外国人が増加する中で様々な意見があるが、阿部知事は多文化共生の方針を打ち出している。外国人が4万人を数える中で、排外主義に陥ることなく、真に友好共生の社会を目指したい。8月、北京で開かれた日中友好都市中学生卓球交歓大会に参加した。日中韓の卓球交流、スポーツ文化交流なども実現すれば良いと思う。青少年交流を推進し、友好の種を播くことが重要と思う」などと述べました。対面交流の重要性、相互の交流を通じて相互理解を深めていくことの重要性など、話は尽きず、玄関前で記念撮影して、お暇しました。

 続いて、北京の銀座ともいわれる王府井を散策しました。北京第1百貨店を数十年ぶりに入ってみると近代的なデパートに生まれ変っていました。地下1階では古き時代の展示が行われていました。最先端の街並みと古き時代の対比は印象的で、中国の人々の心の中に伝統文化を大切にする思いが芽生えているんだと思いました。

 ホテル近くのレストランで少し遅い昼食をとって、北京駅に向かいました。北京市内には高速鉄道の駅が次々とできていますが、この北京駅はまさに元祖北京駅です。ここで、河北省外事弁公室の紀竑さんと李欣彤さんと合流しました。感激と安心感で固い握手、お二人には以後、最後まで同行案内いただきました。行き届いた心配りには団員皆さん心から感謝です。

 北京から石家庄へ行くことが多いのでその場合は北京西駅を使いますが、承徳へ行く場合は(北京西駅)→北京駅→北京朝陽駅→密雲------承徳南駅→(承徳駅)という順序になるので私たちは北京駅から乗車することになりました。10数年ぶりの北京駅はリフォームされていてきれいな現代的な駅舎に生まれ変わっていました。高速鉄道の予約はすでになされているので、パスポートを読み取り機にかざしてチェック、そして安全検査。エスカレーターで2階の待合スペースに移動して待機します。両側には、こぎれいな土産品などのショップが並んでいて、空港待合室に似た雰囲気でした。かつての荷物を担いで行き来するお上りさんで満ち溢れていた駅はこんなにも変化していました。

 私たちは紀竑さんの案内よろしく北京発15:30のG7811に無事乗車し、トランクを所定の場所に収め指定席に着座して承徳を目指しました。北京市内の駅を通過すると列車はスピードを上げ、速度表示は時速300kmを超えてかつ、安定した走りでした。17:09承徳南駅に予定通り到着し、承徳市外事弁公室国際交流科の王斌科長と通訳の鄭艶飛さんの出迎えを受けました。

 承徳南駅からホテルへ。金宝万達嘉華酒店まで30分ほどの道の両側は、国際観光都市承徳の玄関通りにふさわしくランタンなどで華やかに飾り立てられていて、10数年ぶりの来訪者にとってその変化は驚きでした。一休みした後、承徳市の歓迎夕食会会場に向かいました。会場の兆豊酒店で承徳市外事弁公室の閻洋主任の出迎えを受けました。

 閻主任は、「日中友好協会設立75周年、河北省・長野県友好締結42周年に当たり皆様をお迎えでき、熱烈歓迎いたします。承徳市は面積3.9万㎢、人口332万人の河北省内最大の面積を有する都市で北京、天津、遼寧省、内蒙古自治区などと隣接しています。地理的に北京に近く高速鉄道で1時間ほどで来れます。高速道路、空港で各地とつながっています。環境に恵まれ、水源涵養区としての役割を果たしており森林被覆率60.3%、河北の北の肺とも呼ばれています。資源も豊富で、鉱物としては、金銀鉄、レアメタル、特にチタンは2大産地の一つです。歴史文化遺産に恵まれ、避暑山荘は世界遺産として有名です。清朝の副都でした。金山嶺万里の長城なども有し、全国24の景勝地の一つとなっています。是非再び訪問ください。両省県の友好協力の発展をお祈りいたします」と述べ熱烈歓迎していただきました。

 西堀団長も熱烈歓迎に感謝し、承徳市が前回訪問時と大きく姿を変え国際観光都市として発展していることに感銘を受けたと述べ、今後の友好交流の発展を願って乾杯しました。

閻主任は、明るい女性の方で、宴は華やいだ雰囲気の中進み、団側から感謝の意味を込めて「北国の春」を披露しました。閻主任も一緒に加わり、大いに盛り上がりました。

 ホテルに戻ると、古い友人の張学良さんと再会でき、語り明かし忘れがたい承徳の夜でした。張さんは、もともとは河北省衛生局幹部で、現在は承徳医学院の副書記として活躍しています。長野での再会を約束してお暇しました。

10月24日は、いよいよ世界遺産「避暑山荘」の参観です。周辺の公園では、早朝から大勢の市民の皆さんがいくつものグループに分かれ太極拳やダンスを楽しんでいました。ここでも主流は年配の女性です。避暑山荘は清の皇帝が夏の離宮として利用したもので、中国で現存する最大の皇室御苑として有名です。1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。離宮周囲の自然とうまく調和した、野趣あるたたずまいが特徴で、素朴の中にも格調高いその建築様式は蘇州の寒山寺などがモチーフにされています。宮殿区と苑景区とに分かれており、乾隆帝らが愛した江南地方の美しい風景を再現したものとなっています。離宮の東と北を、寺廟が取り巻いていて外八廟と呼ばれ、1713年から1780年にかけて造営されたもの。寺院は色彩豊かで個性的であり、普陀宗乗之廟(小ポタラ宮)などがあります。

麗正門をくぐり、皇帝の政務と生活空間の宮殿区へ、ここは山荘博物館となっていました。北京郊外の頤和園とよく似た雰囲気を漂わせていました。その後、電気カートに乗って、煙雨楼、熱河、万樹園を参観しました。湖や草原、背景の山林まことに広大な山荘でした。遠目に賓客をもてなすパオ(ゲル)も見えました。

続いて、隣接している普陀宗乗之廟を参観しました。小ポタラ宮ともよばれチベット様式と中国様式を折衷した代表的様式として有名です。廟をバックに記念撮影して、ホテルに向かい昼食をとりました。

承徳南駅より13:58発の高速鉄道G7816に乗り、石家庄に向かいました。北京経由ですが、乗り換えなしで3時間30分ほどで河北省の省都・石家庄に到着しました。

河北省人民対外友好協会の楊倩副会長らの出迎えをいただき、河北賓館に向かいました。

豪華バージョンのバイキングで紀竑さんたちとともにリラックスした夕食会となりました。

一息ついたところで、懐かしい友人の梁国輝さん、孫風国さん、李国方さん、劉梅海さん、董彤さんたちと再会し、楽しい2次会となりました。梁さんは老齢協会の顧問、孫さんは農林科学院のノウハウを生かして活躍、李さんは事業経営、劉さんは善きおじいちゃん、董さんは省友好協会から転出して省外事弁公室アジアアフリカ処で活躍中という個性豊かな」面々です。紀竑さんともども大いに語り合いました。長野での再会も約束しました。

10月25日午前は石家庄外国語学校を参観訪問しました。裴紅霞校長さんに、にこやかな出迎えを受け、丁寧にご案内いただきました。半官半民の幼稚園から高校(高級中学)までの一貫校で1万数千人の園児、児童、生徒が学ぶ全人教育を目指す有名校です。今年9月には、長野県高校生文化訪中団60余名が訪れ、吹奏楽や書道の交流を行った学校で、その時の様子も紹介していただきました。

 その後、省政府ゆかりの中国飯店を訪れ、河北省外事弁公室主任で省人民対外友好協会会長の王建峰先生を表敬訪問ました。

 王主任は、多忙の中、北京から駆けつけて、会見いただきました。「豊収の季節に皆様をお迎えできうれしいです。皆様の長年にわたる友好のご貢献に感謝し、ご来訪を熱烈歓迎します。河北省と長野県の友情を大切にしています。コロナ明け以降様々な交流が盛んになっています。本年5月には、張超超省委常務委員が長野を訪問しました際はご歓迎いただき感謝します。西堀会長とは3回目の会見となります。昨年中国人民対外友好協会設立70周年に王正譜省長と雄安新区を訪問しました。2度目は副省長との食事会、今回3度目となり、古い友人となりました。「朋有り遠方より来るまた楽しからずや」です。今後とも手を携えて、河北省と長野県の友好協力をすすめていきたい。民間交流が盛んで頻繁に行き来しています。残念なことに私はまだ長野を訪問していません。是非長野を訪問しようと同僚と話しています。承徳では避暑山荘や小ポタラ宮を訪問されました。再び河北省においでください。

 いくつかの提案をさせていただきたい。①青少年分野の交流を深めていきましょう。9月には長野県高校生文化訪中団の皆さんが河北省に来られ吹奏楽と書道の交流をしました。河北省の青少年も長野県を訪問したいと思います。②冬季スポーツの交流を進めましょう。3月には河北省スキー選手団が長野県を訪問し訓練しました。10月には長野県クロスカントリー訓練隊が承徳を訪れ訓練し交流ました。張家口は北京冬季五輪開催地であり、今後とも長野からのご支援をお願いしたいと思います。友好に裏付けられたスキー交流を進めていきたいと思います。③他の分野のスポーツ交流を進めていきましょう。8月の日中友好都市中学生卓球交歓大会に際しては西堀会長が中学生卓球選手団を率いて来省されました。河北省は卓球に秀でており国の卓球訓練基地もあり、有名な選手も生まれています。長野県卓球連盟と河北省卓球協会との友好関係も応援していきたいと思います。太極拳発祥の地は邯鄲であり、滄州は武術の故郷、呉橋は雑技の故郷です。これらの分野でも長野と交流出来ればと期待します。皆さんの一路平安をお祈りします。」

 西堀団長は、王主任は河北省の外務大臣にあたる方であることを紹介し、歓迎に感謝して次のように述べました。「長野県と河北省は1983年11月に友好県省を締結し、本年は42周年を迎えている。この間サーズやコロナ、水害、政治問題など難しい問題を乗り越えて友好を進めてきた。今後とも手を携えて友好交流を進めていきたい。長野県日中友好協会は明年9月設立70周年を迎える。王主任には是非長野県においでいただきたい。現在、70周年記念事業の成功に向けて準備を進めている。友好協会は民間活動で困難はあるが、県や関係団体の協力を得て、ご提案いただいた交流推進に賛成。2027年には国交正常化55周年記念の卓球交歓大会も計画されている。卓球やスキーのほかマラソン、太極拳、囲碁交流なども進めたい。今後の友好発展は青少年にかかっています。」

 王主任は、「明年9月の長野県日中友好協会設立70周年記念行事には、対応していきたい。中学生卓球交歓大会にも合同チームを組んで参加しましょう。マラソン大会についても河北省も秦皇島で開催しているので相互派遣を実現したい。囲碁の親善試合も行いたい」と積極的な対応を約束しました。

 鄭軼副主任は歓迎昼食会のあいさつで、「王主任と西堀会長は両省県の42年来の友好交流を振り返りました。今年もいくつもの交流事業を行い成果を収めました。私も3月河北省スキー選手団を率いて長野県を訪問し大変お世話になりました。布施副会長には全日程案内いただきました。感謝します。青少年交流、スポーツ・文化交流について両会長のあいさつにあった通り交流が深まり、今後各分野の交流が発展することを祈っています」と述べました。旅の締めくくりとして、両県省の今後の交流発展を確認しあうことができ有意義な会談でした。

 訪中団一行は河北省友好協会の許強秘書長さんたちの見送りを受けて石家庄駅を15:31発G668高速鉄道で北京に向かいました。紀竑さんたちに同行していただき、北京の最後の晩餐会も、互いに友情を確認しあって感想を語り合い、懇談し、忘れがたいものとなりました。

 26日は早朝、リムジンで北京首都空港に向かいました。最後まで見送っていただいた、紀竑さん李さんたちと固い握手を交わし長野での再会を約してお別れしました。

搭乗手続きを済ませ、CA133便で羽田へ向け飛び立ちました。思いで深い5日間の友好の旅は無事終了しました。

 戦後80年・全国日中友好協会創立75周年講演と祝賀のつどい開催(10/7)

 長野県日中友好協会・県日中経済交流促進協議会・県日中学術交流委員会は10月7日、戦後80年・日中友好協会創立75周年を記念して講演と祝賀のつどいを長野市内のホテル犀北館で開きました。講演会には、約110名が出席。「現代ビジネス」編集次長で元講談社北京副社長の近藤大介氏を講師に迎え「現代中国事情と日中関係の今後」と題して記念講演が行われました。終了後、先生と西堀正司県日中会長の対談がおこなわれました。中国留学や中国駐在経験を持ち、「現代ビジネス」のコラムニストとして日々最先端の中国事情を追跡、論陣を張っている先生ならではのお話で、直前の自民党総裁選の結果を踏まえての新政権下の日中関係の注目点、中国経済の現状、4期目を目指す習近平体制、トランプ関税と戦う中国外交などをわかりやすい資料を基に解説いただき、今後の日中関係の在り方を考える大変良い機会となりました。

 第1部の司会を大月良則・県日中友好協会理事長が務め、徳武高久・県商工会議所連合会専務理事の開会あいさつに続いて、西堀正司・県日中友好協会会長が主催者を代表して、「本年、戦後80年・日中友好協会全国本部創立75周年を迎えた。日本は新政権が誕生することになる。日中関係は様々な困難や課題に直面している。激動する世界にあって、日本も、中国も、米国も不確かな状況にある。友好協会は創立時の原点を踏まえ、官民協力して日中不再戦、友好協力を粘り強く進めていきたい。近藤先生を講師に迎え、中国の現状に対する理解を深め、平和で安定した日中関係を築くためにはどうしたらよいかをともに考えたい」とあいさつしました。布施正幸・県日中副会長が講師の近藤先生を紹介し、講演に入りました。

◇近藤大介先生の講演「現代中国事情と日中関係の今後」

 近藤先生は冒頭、長野県が戦前開拓団を送り出し悲惨な逃避行で多くの犠牲を出した歴史を踏まえ中国との関係を大切にし地方民間交流に力をいれ全国の模範的な交流活動を進めてきたことに敬意を表したいと述べ、激動する国際情勢の中で、新政権下の日中関係、中国の経済、政治、外交について興味深いお話をしていただきました。(概略下記参照)

<はじめに>

長野県日中友好協会の活躍に敬意を表したい。インバウンドで中国人観光客は国慶節連休で大勢来日している。コロナ明けの海外旅行は日本が一番人気という。10年前は爆買いが注目されたが、今は体験の時代で趣が変わってきている。今や中国はAIなど世界の先端分野で活躍しており、キャッシュレス社会、厳しい競争社会。中国人にとって日本は20世紀が体験できる歴史的文物が残っていて自然も豊かな国であり、心を洗う癒される旅が体験できる国として人気がある。

<新政権下の日中関係>

10月4日の自民党総裁選で高市早苗候補が勝利した。日本の新政権に対して、中国はどう向き合うのか?石破政権の時のように日中関係は健全に進んでいくのか?中国は「靖国参拝首相」が誕生すること、特に最も右派の高市氏を危惧していた。在任中の首相・外相・官房長官の不参拝を確約させようとするだろう。いずれにしても「親台派」の高市政権下では、当面「政冷経冷」となることは避けられない。台湾の頼政権は「熱烈歓迎」している。

 注目点①高市新首相に習近平主席からどんな祝電が届くのか、②10月26日~28日マレーシアでのASEAN首脳会議で李強首相との日中首脳会談が実現するか、③10月31日~11月1日韓国慶州でのAPECで習近平主席との会談が実現するかなどを注視していきたい。

 中国にとって石破首相は、福田康夫首相・鳩山由紀夫首相に次いで今世紀で3人目の「望ましい首相」だった。「田中角栄の最後の弟子」を標榜し、中国に理解ある政治家を中枢に起用した。今年春、支持率が危険水域に突入してもまるで援護射撃をするようにラブコールを送り続けた。背景として、経済苦境とトランプ政権への対抗があった。◆3月21日:王毅外相来日「日中経済ハイレベル対話で20項目の合意」、◆4月8,9日:中央周辺工作会議で習近平主席「人類運命共同体の旗を高く掲げ、安全と危険を共有し、同じものを求めながらも違いを認め、周辺アジア諸国と手を携えて、対話と協商のアジアの安全モデル、麗しい未来を創っていく」◆秋波①4月21日:深圳の日本人男児刺殺事件の犯人の死刑執行を中国外務省が日本大使館に伝える。秋波②5月29日:沖縄・与那国頭南方EEZ内のブイ撤去が確認された。◆秋波③6月29日:日本水産物の輸入再開発表。◆秋波④7月11日:24年ぶり対中牛肉輸出につながる協定が発効。◆秋波⑤7月16日:アステラス製薬幹部の「反スパイ法違反」で懲役3年6か月の「軽い」判決が出された。◆7月31日:旧日本軍731部隊の中国人人体実験を描いた戦慄の映画公開を9月18日に延期。しかし、石破首相の辞任会見が行われると、事態は変化し、◇逆襲①9月8日:翌朝中国が石平議員に「警告的制裁」。◆9月12日満州事変発生日に強烈な国策反日映画『731』公開。

10月1~8日の国慶節8連休、今年も日本が人気NO1。「日本への逃避」(潤日)が強まり、在日中国人が100万人を超え「中国人1%時代」へ。その理由は、①距離的に近い②文化的に近い③物価が安い④社会が安全⑤規制が緩い⑥生活が快適⑦土地が買える⑧中国語で生活できるなどである。以前は日本へのあこがれ、今は必ずしも「親日派」とは限らない。

 <中国経済の現状>

丸3年に及んだゼロコロナ政策や「総体国家安全観」(政権保持優先政策)を優先させたことなどで経済が悪化。不動産バブルが崩壊し、地方自治体が疲弊した。政府は「V字回復」に全力を挙げているが、苦戦が続いている。

鄧小平・江沢民・胡錦涛時代の高度成長が鈍化した中で、習近平体制の主な経済政策と影響を受けた層を見ていきたい。①2012年~贅沢禁止令→幹部・富裕層に悪影響、②15年~証券市場引き締め、人民元切り下げ→株主・投資家・輸入業者に影響、③16年~供給側構造改革→大企業、④18年~米中貿易摩擦→貿易業者、不動産引き締め→不動産業者・金融機関・中間層、⑤21年~共同富裕→富裕層・大手IT企業、⑥20~22年ゼロコロナ政策→全国民、⑦23年~総体国家安全観→全国民、⑧25年米中貿易戦争→全国民。

 中国主要経済統計(25年10月5日現在)上半期GDPは対前年同期比5.3%、8月の大企業工業増加値+5.2%、1~8月大企業利潤+0.9%、8月の小売総額+3.4%、全国固定投資+0.5%、1~8月貿易総額+2.5%、日中貿易総額+4.2%、8月の全国住民消費価格-0.4%、若年層失業率は14.5~16.9%、7月は17.8%、上半期の外資系企業の投資金額は-15.2%、上海総合指数(株価)は年初の3351から10月5日3882などなど。総じて言えるのはデフレの傾向が強くなっている。

 GDPの3割を占めていた中国不動産の関連主要統計を見ると、8月の不動産開発景気指数は93.05と5か月連続の前月比割れ。不動産の回復には程遠い状況。恒大など元トップ3⃣は上場廃止など悲惨な状況。4年で不動産価値23%、金額29%、面積35%に下落した。

 2024年9月26日、党中央政治局会議で「3つの新処置」(安定成長・内需拡大・リスク防止)を打ち出す。11月8日、藍佛安財務相「地方債務の解決のための財源として10兆元を緊急財政支出する」。25年2月17日、習近平主席、民営企業座談会開催し、民営企業の合法的な権益をしっかり保護していくと強調。3月5日、全国人民代表大会で李強首相政府活動報告し、今年の主目標GDP成長5%前後、都市部失業者5.5%などとし、今年の任務は消費の押し上げ、内需の全面拡大(買い換え促進)、未来産業育成=AI+行動持続的推進などと強調した。1月にはDeepSeekの成功をアピールした。3月16日には中国政府が「消費振興特別行動計画」を発表。賃金所得の増加促進、消費拡大など30項目。5月20日、民営経済促進法施工。7月・8月には中国版ニューデール政策(①チベットのブラマプトラ川水力発電プロジェクト、②新疆チベット鉄道=和田・シガツェ・ラサ=建設プロジェクト)を発表。

 民営企業が不景気で採用をへらしているので学生の公務員志向が強まっている。24年12月1日実施の国家公務員試験には325万人余りが殺到、平均倍率69倍、最高倍率は1万5千倍だった。本年7月には1222万人が大学・大学院を卒業したが、就職は「超超超超氷河期」。トランプ関税の影響で浙江省義烏の卸売市場もSHEIN村も不況に陥り「雪上加霜」(泣き面に蜂)状態。

中国は冷戦終結以降4回の危機を乗り越えてきた。①1992年社会主義体制危機:鄧小平が社会主義市場経済を採用し高度経済成長を開始し天安門事件の後遺症を払拭した。②2001年国有企業危機:WTOに加盟し、2008年の北京オリンピックを獲得したことで、国有企業改革の後遺症を払拭した。③2008年世界金融危機:北京オリンピックを成功させ4兆元(当時のレートで約58兆円)の緊急財政支出でアメリカ発の金融危機(リーマンショック)を克服し、「米中2大国時代」の到来を印象づけた。④2015年株と人民元暴落危機:スマホ決済をはじめとするビックデーターを駆使したIT革命によって株価暴落などの危機を脱した。⑤2025年経済不況と米中貿易戦争危機はDeepSeekなどのAI革命によって5回目の順風は吹くのか?注目される。

<4期目を目指す習近平体制>

 2022年10月の第20回中国共産党大会で、異例の3期目に入った習近平総書記。27年秋の21回大会では、超異例の4選を狙う。10月20~23日の「4中全会」で引き締めを図る。もしも27年引退なら後継候補は李強・蔡奇・丁薛祥・陳吉寧・胡春華の5人と目される。

<トランプ関税と戦う中国外交>

 2期目の米トランプ政権と、早くも貿易戦争が勃発した。1期目の時に貿易戦争で叩きのめされた中国は、今回は賢くトランプ政権と対峙している。そんな中で8月31日~9月1日、天津での上海協力機構、9月3日北京での「抗日戦争・世界反ファシズム勝利80年軍事パレード」を主催し存在感を見せつけた。

 米中新冷戦は2018年から始まった。①第1次貿易戦争(追加関税)18年3月~、②5G戦争(ハーウェイ、スマートフォン、EV)18年4月~、③人権戦争(香港、ウイグル、チベット)19年6月~、④金融戦争(為替、デジタル通貨、証券市場)19年8月~、⑤疫病戦争(COVID19、ワクチン)20年1月~、⑥外交戦争(領事館封鎖、留学生・研究者追放)20年7月~、⑦半導体戦争(半導体規制)22年10月~、⑧AI戦争(チャットGTP対DeepSeek)22年10月~、⑨第2次貿易戦争(追加関税)25年2月~、⑩軍事戦争(台湾、東シナ海、南シナ海)??。

第2次貿易戦争、米中共に「誤算」の中でのチキンレースが繰り広げられている。中国が貿易で「脱アメリカ」化を加速し、世界に輸出攻勢をかけている。貿易戦争での米中双方の武器は、◆アメリカの武器は米証券市場からの中国系企業の放逐、香港ドルのドルベッグ制の終了。◆中国の武器はレアアースの対米禁輸、アメリカ国債の売却、中国国内の米製品不買運動などがある。

第1回交渉5月10~11日ジュネーブ、米中互いの追加関税を115%引き下げ。第2回交渉6月9~10日ロンドン、中国が米国にレアアース供給で合意。第3回交渉7月28~29日ストックホルム米側がさらに90日間制裁猶予を延長。第4回交渉9月14~15日マドリッド、TikTok売却問題で基本合意。トランプ大統領を北京に呼びたい習近平主席、しかし内外問題山積のトランプ政権は中国問題にまで手が回っておらず北京訪問の日程は定まっていない。―――以上、詳細なデーターを元に、お話しいただきました。

 ◇近藤先生と西堀会長との対談

 講演後、近藤先生と西堀会長との対談が行われました。

 西堀会長は、戦後80年(中国からすると抗日戦争勝利80周年)に当たり、中国に多大な損害を与え、日本も広島・長崎の原爆に見舞われた、あの悲惨な戦争の災禍が再び繰り返されないよう、中国と仲良く付き合っていく意義を再度確認したい。中国は長い歴史の視点に立って日中友好のために戦争賠償を放棄してくれた。中国は100年に1度の激変期にあり、今後が注目されている。近藤先生のお話しは大変参考になった。日中近代史を顧みる時、両国は手を携えて平和を求めなければならない。日中友好は最大の安全保障という言葉をかみしめたい、と述べました。

 続いて「4中全会」後の展望、環境問題、一帯一路、青少年交流などが取り上げられ興味深い語らいが続きました。

また中国から県内への観光誘客をめぐり、近藤先生は、現地では長野冬季オリンピック開催地・白馬などのスノーリゾートへの憧れがあると述べ、スキー場や日本酒などをPRしながら「ファンを地道に増やすことが大事」と指摘しました。参加者は熱心に耳を傾けました。

平井利博・長野大学理事長が閉会のあいさつを行い、第1部を終了しました。

◇第2部の祝賀パーティーは中沢保範・県日中事務局長が司会を務め、保谷康弘・県経営者協会総務部長が開会あいさつ。西堀県日中会長のあいさつに続き、来賓として、井出庸生・篠原孝・中川宏昌(代)の各衆議院議員、杉尾秀哉参議院議員、若林健太前衆議院議員の祝辞の後、峯村健司・信濃毎日新聞総務局長の音頭で乾杯し、なごやかに懇談交流しました。米澤正太郎・八十二銀行国際部長が締めのあいさつを行い、懇親会は終了となりました。

2025年1~12月
2024年1~12月

2023年1~12月
2022年1~12月

2021年1~12月
2020年1~12

2019年1~12
注目論点
&友好論壇

このコーナーでは日中関係で注目される論点&論壇を紹介したり、日中の平和・友好・共生を願う皆さんのご意見などを紹介しています

友好論壇・提言&時事解説


◎<資料>「戦後50周年の終戦記念日にあたって」(いわゆる村山談話)
◎<資料>日中関係の改善に向けた話合い(日中4項目の合意)(14.11.7)
◎中日友好交流大会での習近平国家主席の演説(2015.5.23)


(2025)
AI はどのように教育を再構築するのか——中国の探索・実践・思考ー中国メディア大学教授・長野ラジオ孔子学堂代表 夏丹(2025.12.20)
戦後80年、日中友好協会75周年、アジアと世界の平和と繁栄のために、友好の種を播こう<新時代の友好を>-長野県日中友好協会会長 西堀正司(日本と中国」(県内版100号2025.8.1)
戦後80年に寄せてー過ちを繰り返さないために-公益社団法人 日中友好協会 会長 宇都宮徳一郎(「日本と中国」2303号2025.8.1)
<80年目の夏に> -満蒙開拓平和記念館事務局長  三沢亜紀(「日本と中国」県内版2025,8.1)第63回2025年度長野県日中友好協会定期大会 <大 会 宣 言>-(2025.5.23)
年頭祝辞-戦後80年、友好協会設立75周年、日中不再戦、平和友好前進の年に-長野県日中友好協会 会長 西堀正司(「日本と中国」県内版99号2025.1.1)
新春賀詞--中日友好協会常務副会長  程 永 華(2025.1.1)
新年のごあいさつ --中華人民共和国駐日本国特命全権大使  呉江浩(2025.1.1)
初春を迎えて--長野県知事 阿部守一(2025.1.1)

(2024)
「建国75周年の中国の今日―中国市民の生活と関心事」ー中国伝媒大学教授 夏丹(2024.12.21)
中国短期ビザなし渡航再開、石破首相「交流が一層盛んになることを期待」と歓迎談話(2024.11.23)
「新しい時代の新しい日中関係構築は可能か」-元中国大使・公益財団法人日中友好会館会長 宮本雄二(2024,11.14)
「前事不忘、後事之師」--長野県日中友好協会副会長 布施正幸(「日本と中国」2024年9月1日号 《窓》)
映画『再会長江』を観賞して--長野県日中友好協会広報委員長 佐野修一(「日本と中国」県内版98号”私の一言”2024.8.1)
《会長就任あいさつ》平和友好条約を守り、日中不再戦、友好協力を進めよう ---長野県日中友好協会会長 西堀正司(「日本と中国」県内版98号2024.8.1)
手を携えて人類の運命共同体を築こう---中華人民共和国駐日大使 呉 江 浩(中国大使館2024.1.25)
年頭祝辞-日中共同声明等を守り、日中の平和友好、交流を推進しよう! --長野県日中友好協会 会長代行 西堀正司(「日本と中国」県内版97号2024.1.1)
新年あいさつ---中華人民共和国駐日本国特命全権大使  呉江浩(「日本と中国」県内版97号2024.1.1)
初春を迎えて --長野県知事  阿部守一(「日本と中国」県内版97号2024.1.1)
大学生の雲南省訪問を終えて --長野県日中友好協会理事長 大月良則(「日本と中国」県内版97号2024.1.1)

(2023)
日中平和友好条約45周年、河北省との友好40周年、交流再開へ --長野県日中友好協会副会長 布施正幸(「日本と中国」県内版96号2023.8.1)
東アジア共同体研究所における呉大使の講演--呉江浩中華人民共和国駐日大使(2023.6.21)

米国の経済安保戦略に忠告 「われわれは地政学のために生きているわけではない」--中国国際経済交流センター朱民副理事長に聞く:5月(一社)共同通信社(2023.7.10)
日本記者クラブにおける呉江浩大使のスピーチ(全文)(2023.5.4)
平和友好条約45周年、河北省との友好40周年、相互信頼を回復し平和友好の歩を進めよう!--長野県日中友好協会会長 高波謙二(2023.1.1)
初春を迎えて--長野県知事 阿部守一(2023.01.01)
新年のあいさつ --中華人民共和国駐日本国特命全権大使  孔鉉佑(2023.01.01)
2023年ともに頑張りましょう!--長野県日中友好協会 ラジオ孔子学堂 中国側責任者 夏丹(2023.1.1「日本と中国」県内版95号)
(2022)
日中国交正常化50周年記念講演「米中対立激化の中での日中関係・その現状と展望--西園寺一晃(2022.10.18)
日中国交正常化50周年記念講演会主催者あいさつ--長野県日中友好協会副会長 布施正幸(50周年記念講演会にて2022.10.18) 
日中国交回復の井戸を掘った人々を回顧し、今後の日中関係を展望する--井出亜夫・(一社)国際善隣協会諮問委員、(一社)フォーカス・ワン代表理事(「日中経済ジャーナル2019.9掲載2022.10..19)
日中国交正常化50年の歴史が現在の日中関係に与える啓発--長野県日中友好協会理事長 大月良則((日中国交正常化50周年記念・日中友好交流会議における意見発表2022.9.15)
<資料>民間交流を広く深く--丹羽宇一郎・元中国大使(2022・9・6東京新聞 <考える広場>日中国交正常化50年)
日中国交正常化50周年、共同声明の原点に立って友好進めよう --長野県日中友好協会副会長・西堀正司(「日本と中国」県内版94号2022.8.1) 
満蒙開拓平和記念館「自治体パートナー制度」にご協力を--館長 寺沢秀文(「日本と中国」県内版94号2022.8.1)
理事長就任あいさつ--長野県日中友好協会理事長  大月 良則(「日本と中国」県内版94号2022.8.1)  
≪私の一言≫あれから13年--人民中国読者会 事務局長  峰村洋 (「日本と中国」県内版94号2022.8.1)
<資料>米国と中国の対立に利用されるだけの台湾・日本は「明日のウクライナ」か?- b『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』(2022.07.04) 
<資料>中国とロシア微妙な距離感--楊成・上海外国語大学教授(信濃毎日新聞(2022.5.7)
<資料>北京オリンピック通信:北京オリンピックの長野印記--≪新華体育≫(2022.3.17)
<参考資料>中国はウクライナと「仲良し」でロシアと「軍冷経熱」 軍事は賛成しないが経済は支援する理由--遠藤誉・中国問題グローバル研究所所長(サンデー毎日×エコノミスト2022.3.22) 
<資料>習近平国家主席がバイデン米大統領とテレビ会談--「人民網日本語版」(2022.3.19)
<参考資料>①シンポジウム「 台湾有事 を 避けるために 」 報告--広範な国民連合全国事務局(2022.3.14)
②NATOとロシアのはざまで引き裂かれるウクライナ-境界線でせめぎあう大国 <国際法の遵守、平和・安定・繁栄が基本> --羽場久美子 世界国際学会(ISA)アジア太平洋会長 グローバル国際関係研究所所長 神奈川大学教授・青山学院大学名誉教授(2022.2.24)
<資料>日中国交正常化50周年に思う--藤野文晤 日本国際貿易促進協会顧問・元伊藤忠商事常務取締役(「国際貿易」2022.3.5)
<参考資料>①ロシアの懸念軽視した欧米―欧州の新安保巡り深い溝--元外務省欧亜局長 東郷 和彦(信濃毎日新聞2022.2.26)
②ウクライナ危機で幕開けた「米ロ新冷戦」--近藤 大介(MAG2NEWS東アジア「深層取材」2022.2.24)
③中国「ウクライナに同情」の意外--名越健郎MAG2NEWS国際2022.03.03)

<資料>北京冬季オリンピック成功裡に終了(中国「人民網」日本語版2022.2.20~22)
①北京冬季五輪の全ての競技が終了 中国は金9個、銀4個、銅2個
②各国メディアが北京冬季五輪の多分野での成功を伝える
③王毅部長「北京冬季五輪の成功は中国の成功であり、それ以上に世界の成功

<資料>北京五輪が閉幕!中国人が感謝する日本人3人 ・・・--浦上 早苗(経済ジャーナリスト)(東洋経済オンライン2022/02/21)
<資料>「平和の祭典」の成功を祈る--長野市 松原京子(自営業・73)(信毎「建設標」2022.2.9)
<資料>日中国交50年 関係を良好に--佐久市  井出とよ子(主婦・92)(信毎「建設標」2022.2.5)
<資料>スキーコーチの河野博明氏は「中国は日本のスキー種目の強力なライバルになると予感した」--王朝陽 人民中国(2022-1-27)
<資料>手探りで前に進んだ時代--公益財団法人日中友好会館 会長代行・副会長 宮本雄二(日中国交正常化50周年記念コラム①2022.1.24)
新年祝辞―オリンピアンの1人としてスポーツを通じた日中両国の更なる相互理解と友好の輪願う―長野市長 荻原 健司
  <資料>荻原健司氏、「より多くの中国人がスキーを好きになる」--(中国網日本語版(チャイナネット)」2022.1.17

<資料>北京冬季五輪に至る、長野県と中国とのスキー交流の歩み(2022.1.1)
 ①長野県と中国スキー界、交流と協力の歴史--長野県日中友好協会 西堀正司
 ②長野県と中国とのスキー交流関係史年表長野県日中友好協会  布施正幸

初春を迎えて-- 長野県知事 阿部守一(2022.1.1)
新年祝辞--駐日本国中華人民共和国特命全権大使 孔鉉佑(2022.1.1)
日中国交正常化50周年、共同声明の原点に立って友好を進めよう --長野県日中友好協会会長 高波 謙二(2022.1.1)
戦前・戦後、2つの77年に想う--長野県日中友好協会副会長 西堀正司(2022.1.1
中国共産党100周年を祝う-オンラインで習主席と会見--軽井沢日中友好協会 会長 佐藤敬治(2022.1.1)

(2021)
「竹内好の人と思想」(第19回わがまち佐久・市民講座)を聴講--小諸市日中友好協会 会長 笹本常夫 (2021.12.13)
<資料>岸田外交展望 (海外有識者に聞く) 対中外交--東洋学園大教授 朱建栄(信濃毎日新聞2021.10.6)
<資料>「対中国外交の転換を求める」緊急共同の呼びかけ-自主・平和・民主のための広範な国民連合(2021.9)
近代史を回顧し、日中不再戦・平和友好を願い、アフターコロナを見据えて復交50周年を迎えよう--長野県日中友好協会理事長 布施正幸(2021.8.1)    
復交50年、改めて「日中共同声明」の原点を知ろう! --飯田日中友好協会理事長 小林勝人(2021.8.1)
<資料>中国は日本の敵ではない―中国なしに日本経済は成り立たない--神奈川県日中友好協会 名誉顧問 久保孝雄(神奈川県日中友好協会「日中友好の輪」2021.7.1)
<資料>米中最前線-軍事競争時代終結へ知恵を--福田康夫元首相に聞く(「信濃毎日新聞」2021.6.25)
重ねた信頼、未来に平和を--(公社)日中友好協会専務理事 西堀正司(「日本と中国」2021.6.1)

<資料>中日間の基本的信義尊重を、中国は平和的発展堅持--孔鉉佑・中華人民共和国駐日特命全権大使(「国際貿易」2021.5.25)
  〃  中国をめぐる情勢と日中関係--遠藤和也・外務省アジア大洋州局参事官(「国際貿易」2021.5.25)
  〃  米中競争時代を平和に生き抜くには--丸山知雄・東京大学教授(「国際貿易」2021.5.25)

<資料>ヒューマンライツ・ナウの要求はウイグル問題を解決するか--大西博・慶応義塾大学教授(「国際貿易」2021.5.25)
コロナ禍乗り越え平和友好の原点に立って交流の再開へ--長野県日中友好協会会長 高波謙二(2021.1.1)
≪日中同天・緑化協力≫を合言葉に、河北省の平山県(西柏坡)、易県、内丘県で緑化プロジェクト18年の歩み--長野県日中友好協会理事長 布施正幸(2021.1.1)


(2020)
<資料>(今日の話題)中国のデジタル化--山九国際物流推進部参与・日比浩二(「国際貿易」2020.10.15)
<資料>アジア近隣諸国との対立を越えて―学術ネットワークの構築― 日本学術会議連携会委員・青山学院大学教授 羽場久美子(「学術の動向」2020.9)
<話題>「日本の国宝級歌手」中国メディアが中島みゆきを絶賛! ネットも同調「輝きに満ちている」--Record China(2020.9.8)
<資料>王毅国務委員・外交部長、中米関係を語る--人民網(2020.8.31
日中友好協会創立70周年-コロナ禍を乗り越え新時代に備えよう!--長野県日中友好協会副会長 西堀正司(2020.8.1)  
日中友好を大切にアジアと世界の平和繁栄に貢献していこう--長野県日中友好協会理事長 布施正幸(2020.7.13松本日中友協総会での祝辞)
<資料>香港情勢、思い起こされる英中攻防と天安門事件前夜--宮本雄二・宮本アジア研究所代表(日経ビジネス電子版2020.6.18)
程永華前中国駐日大使が中日友好協会常務副会長に就任-長野県とも親しい程先生のご活躍を期待(2020.6.12)
新型コロナウイルスには負けない!友好の絆で難関を乗り越えよう--須坂市日中会報 (2020.6.1)
<資料>新型コロナウイルス、関連論点紹介
 ①心一つに防止・制圧へ大作戦--沈暁寧・人民中国雑誌社第1編集部長(2020.3.30)
 ②疫病の文明論ー中国の歴史--加藤徹(中国文学者)(2020.5.13)
 ③日中はこの禍を奇貨とせよ--高原明生(東京大大学院教授)(信濃毎日新聞2020.5.17)

年頭祝辞-日中友好協会70周年、東京五輪の年を文化・スポーツ・青年交流促進の年に--長野県日中友好協会会長 高波謙二(2020.1.1)
協会70周年、交流の活性化へ --長野県日中友好協会副会長・会長代行 西堀正司(2020.1.1)
日中友協本部70周年にあたって、長野県日中友好協会の歩みを振り返る(全国本部70周年記念誌原稿)--長野県日中友好協会理事長・布施正幸(2020.1)



これより前のものは友好論壇でご覧くださいーー>注目論点&友好論壇


トップページはこちら
長野県日中友好協会のホームページへようこそ