上野動物園のパンダ 「シンシン」が双子の赤ちゃん出産 6/23  11:54

東京・上野動物園のメスのジャイアントパンダ、「シンシン」が6月23日、双子の赤ちゃんを出産しました。
上野動物園でパンダの赤ちゃんが誕生するのは「シンシン」が4年前に産んだ「シャンシャン」以来で、双子の誕生は初めてです。

上野動物園で飼育されているジャイアントパンダ、オスの「リーリー」とメスの「シンシン」は、ことし3月に交尾が確認され、先月下旬には「シンシン」に妊娠の兆候が現れ始めました。
このため、動物園では「シンシン」の展示を中止して出産に向けた準備を進めてきましたが、23日午前0時すぎに破水しました。
そして、午前1時すぎに1頭、午前2時半すぎにもう1頭のあわせて2頭の赤ちゃんを出産しました。
上野動物園でパンダの赤ちゃんが誕生するのは「シンシン」が4年前に産み、動物園で人気を集めている「シャンシャン」以来で、双子の誕生は初めてです。
母子ともに健康で、1頭は124グラム、もう1頭の体重はまだわかっていません。
2頭とも、性別はまだわからないということです。
園によりますと、午前9時半の時点では1頭は「シンシン」が右の前足で抱いていました。
また、もう1頭は保育器で管理してるということです。
ジャイアントパンダは、双子を産んだ場合、1頭しか育てないことが多いため、今後は2頭を交代で母親のもとに置き、保育器での人工保育と組み合わせて育てるということです。
動物園では今後、2か月ほどは職員が24時間体制で対応することにしています。
赤ちゃんをいつから公開するかはまだ決まっておらず、同じ施設で生活しているオスの「リーリー」の展示も23日から中止になりました。
2頭の姉となった「シャンシャン」は、別の場所で飼育されているため見ることができますが、現在、上野動物園では新型コロナウイルス対策として1日に入園できる人数を2000人までに制限していて、入園には予約が必要です。

双子の出産を受けて、上野動物園は午前10時半から記者会見を開きました。
このなかで福田豊園長は「1頭目が生まれたときは、まずはホッとしました。2頭目の報告を受けたときは大変驚き、『やったー』と嬉しく思いました」と喜びを語りました。
そのうえで「赤ちゃんパンダの成長を通じて多くの人に楽しみや元気、時には安らぎをお届けすることができればと思います。上野のジャイアントパンダファミリーへの応援を今後ともお願いしたいです」と話していました。

上野動物園の周辺では喜びの声が聞かれました。
このうち、4歳の娘と上野を訪れていた東京・品川区の40代の女性は「今聞いて、初めて知りました。明るい気持ちになる話題です。お母さんパンダと一緒にいるところを見てみたいです」と話していました。
また、3歳の娘と上野動物園に行く途中だという横浜市の40代の母親は「移動中にニュースを見てびっくりしました。健康に育ってもらって、お母さんと双子のスリーショットを見たいです」と話していました。
また、3歳の娘も「うれしいです」と笑顔で話していました。
さらに、上野動物園に友人と行く途中だった神奈川県秦野市の50代の女性は「無事に生まれてよかった、おめでとうという気持ちです。シャンシャンと同じように毎年、誕生日を迎えられるように育ってほしいと思います。動物園についたら、シャンシャンに『お姉さんになったね』、リーリーに『お父さんになったね』と声をかけてあげたいです」と話していました。

上野動物園では、これまでにオス3頭、メス2頭のあわせて5頭のパンダが誕生していて、今回生まれた2頭のパンダで7頭になります。
1980年代には、上野動物園に贈られていたオスの「フェイフェイ」とメスの「ホァンホァン」の間に人工授精で3頭の赤ちゃんが生まれました。
このうち、国内で初めて生まれたオスの「チュチュ」は2日後に死んでしまいましたが、その後、生まれたメスの「トントン」とオスの「ユウユウ」は元気に育ちました。
そして、10年前の2011年にやってきたオスの「リーリー」とメスの「シンシン」の間には、2012年に初めての自然交配でオスの赤ちゃんが誕生しましたが、生後まもなく肺炎で死にました。
その5年後の2017年に生まれた第2子となるメスの「シャンシャン」は、すくすくと育っていて、その愛らしい姿が人気を集めています。
「リーリー」と「シンシン」は、去年から新たなパンダの飼育施設「パンダのもり」で飼育されています。
動物園は、高低差がつけられた「パンダのもり」で2頭が活発に動き回ることで、新たな繁殖につなげたいと考えていました。

東京都と中国側の協定では、赤ちゃんのお母さんの「シンシン」とお父さんの「リーリー」、それに2頭から生まれた赤ちゃんの所有権は中国側にあります。
このため、赤ちゃんは、将来的に中国に返されることになっています。
東京都によりますと具体的な返還時期については、赤ちゃんが2歳から4歳になるまでの間に中国に返すこととし、都と中国側の双方で協議して決めるということです。
4年前に生まれた「シャンシャン」の場合、都と中国側の協定では、2歳となったおととし返還すると定められていました。
しかし、返還の延期を求める声や新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、専門のスタッフが輸送に同行できなかったことから、協議の結果、あわせて3回延期されました。
このため、返還の時期は当初の予定よりおよそ2年半延びて、ことし12月末までになっています。

上野動物園によりますと、ジャイアントパンダの赤ちゃんが双子で生まれる確率はおよそ45%で、まれに3つ子も生まれるということです。
動物園では、双子の可能性も視野には入れていましたが、実際に生まれるかどうかは事前にはわからず、2頭目が生まれた瞬間は飼育員も興奮していたということです。
一般的にジャイアントパンダの子どもは、生後90日から120日で4本足で体を支え歩くようになりますが、歩き方はまだ、おぼつかないとされています。
その後、生後150日ごろには自由に歩き回るようになり、生後180日ごろには木によじ登ったり走ったりできるようになります。
また、個体差は大きいものの8か月から9か月で離乳し、1歳半から2歳で親離れします。


子どもの近況6/29

 シンシンが1頭の世話をしているあいだ、もう1頭は保育室の保育器内で飼育管理しています。

 2頭の子どもは、母親に抱かれているときは乳房から、保育器内ではシンシンから搾乳した母乳を獣医師から与えられて飲んでいます。2頭とも健康状態は良好で、6月26日ごろから体重が増加し始めました。個体の認識間違いを防ぐため、子ども(#1)の背中に印をつけています。

※出産後の6月23日に取り上げて保育器に移した子どもを「子ども(#1)」、出産後シンシンがずっと抱いていた子どもを「子ども(#2)」としています。



子どもの近況7/9

2頭とも健康状態は良好で、体重も順調に増えています。目の回り、耳、肩から前足、後ろ足など皮膚の黒色模様が、前回情報提供時(7月6日)よりも濃くはっきりとしてきました。 

 子どもの性別については、子ども(#1)はオス、子ども(#2)はメスと判定しました。

  シンシンが1頭の世話をしているあいだ、もう1頭は保育器内で飼育管理しています。母親に抱かれている子どもは乳房から、保育器内の子どもは搾乳した母乳を飲んでいます。

  哺乳量の増加に伴い、保育器内の子どもには7月1日から母乳に人工乳を加えていますが、7月3日から母乳に加える人工乳の割合を徐々に増やすとともに、入替え間隔を伸ばしています。当面の間、5日を目安に子どもの入れ替えをおこなっていく予定です。

◎ジャイアントパンダの双子の名前を募集!!(8/6) 

「6月23日にジャイアントパンダの子ども2頭が生まれました。どちらの子どもも順調に成育しています。

 子ども2頭の名前を募集します。以下の要項をご確認のうえ、ふるってご応募ください。」

募集内容

 ジャイアントパンダの子ども2頭のカタカナ表記の名前、オス・メスそれぞれ各1点(表記はカタカナで9文字以内)

 応募方法

 期間内に、下記のどちらかの方法でご応募ください。

 応募はおひとり1回までとします。同じ応募者による複数の応募、ならびに以下の方法以外による応募は受け付けませんので、ご注意ください。

 (1)ウェブからの応募

 (2)応募箱での応募

募集期間

(1)ウェブからの応募

 2021年8月7日(土)9時30分から8月20日(金)23時59分まで

(2)応募箱での応募

 2021年8月7日(土)から8月20日(金)までの各設置場所の営業時間内

 応募特典

 ご応募いただいた方全員にジャイアントパンダのオリジナル壁紙データをプレゼント

名前の選定

 お寄せいただいた名前の中から、名前候補選考委員会での検討などを経て決定します。なお、応募作品は漢字をあてるなど、補作・修正する場合があります。

 ※決定した名前に関する権利は、公益財団法人東京動物園協会に帰属します。


◎ 上野動物園では、2021年6月23日に生まれたジャイアントパンダの子ども2頭の名前を募集し、このたび応募状況がまとまりました。(2021年08月26日)

1.名前の応募状況について

(1)募集期間

 2021年8月7日(土)~8月20日(金)の14日間

(2)募集内容

 ジャイアントパンダの子ども2頭のカタカナ表記の名前、オス・メスそれぞれ各1点(表記はカタカナで9文字以内)

(3)応募総数

 192,712件 (内訳)WEB  188,720件

           応募箱   3,992件 

2.名前の選考について

 お寄せいただいた名前の中から、ジャイアントパンダ名前候補選考委員会での検討などを経て東京都が名前を決定します。決定した名前に関する権利は、公益財団法人東京動物園協会に帰属します。

(1)名前候補選考委員会について

 【選考委員】

  黒柳 徹子 (女優、日本パンダ保護協会名誉会長)

  湯川 れい子(音楽評論家・作詞家、ジャイアントパンダ保護サポート基金運営委員)

  二木 忠男 (一般社団法人上野観光連盟理事長)

  須藤 栄  (東京都建設局次長)

  今村 保雄 (公益財団法人東京動物園協会理事長)

  福田 豊  (公益財団法人東京動物園協会 恩賜上野動物園長)

  【開催日時】

  9月29日(水) 14時~15時(予定)

(2)名前の発表について

 10月中旬以降に発表します。