初春を迎えて       
                     長野県知事 阿部守一

  皆様には、健やかに新春をお迎えのことと存じます。

  貴協会には、県と中国との友好交流活動に対して格別の御理解と御支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

  昨年は、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大により、世界中から大会開催の行方に注目が集まる中、東京2020オリンピック・パラリンピックが無事開催され、コロナ禍での明るい話題となりました。

  大会は原則として無観客開催となり、中国のホストタウンとして会場での応援は叶いませんでしたが、来日された中国代表団の皆様に向けて応援メッセージを送らせていただきました。また、本誌全国版でも掲載していただいたとおり、8月2日に駐日中国大使館、貴協会の多大な御協力を得て、中国選手に声援を送るオンラインイベントを開催し、友好の絆を更に深めることができました。

  本年はいよいよ北京2022冬季オリンピック・パラリンピックが開催されます。貴協会日中スキー交流委員会による40年以上にわたる青少年のスキー交流が実を結び、本県と友好提携を結んでいる河北省の張家口市においてジャンプ競技等が開催されることを大変嬉しく思います。

  また、本年は日中国交正常化50周年を迎える記念すべき年でもあります。北京2022冬季オリンピック・パラリンピックが盛大に開催されることを願うとともに、コロナ収束、人的交流の再開により、日中の友好交流が末永く進み、よりよい未来へとつながっていくことを切に望みます。

   県としましても、更なる交流、発展に向けて取り組んでまいりますので、本年も皆様の変わらぬ御支援と御協力を賜るともに、貴協会の益々の御発展を御祈念申し上げます。