中国共産党100周年を祝う-オンラインで習主席と会見   

軽井沢日中友好協会 会長 佐藤敬治

 昨年7月6日、中国共産党創立100周年を記念して、未来に向けて各国の人民の幸福を進める政党と団体のサミットが習主席も出席されてオンラインで開かれました。以前、日本で最初に翻訳された「共産党宣言」(幸徳秋水訳=「社会主義研究(第1号)」=発禁に掲載、60年ほど前にたまたま入手した極貴重なもの)を中国側に寄贈した縁で、私に声がかかり参加させていただきました。150か国から大統領・首相及び各国の各種民間組織代表らが参加しました。日本からは軽井沢日中会長の私ということになり、軽井沢内のクラブハウス会議室から参加しました。当日20時30分(北京時間)習主席が10分間「これからの時代の人民の幸福と世界の平和に向けて」の問題提起があり、21か国の大統領・首相が発言し、民間組織の代表は文書で意思表示しました。代表の発言は順不同で、終わったのは7日2時となっていましたが、習主席は静かに発言を聞きつづけていました。

 私は書面で次のように発言しました。

―アジアの歴史を学ぶ一人として、100年前の中国の実情並びに人民の生活の実態と、今日の中国における経済力量と人民の豊かな生活水準を比較すると、実に数学的係数では表すことのできないほどの高い水準にまで充実し、しかも安定しています。このことは中国共産党創建時の初心が「人民の幸福をはかる」こと、その使命は「中華民族の偉大な復興」におき、時代に応じ政策に変化ができた「特色ある社会主義」思想であり、常に初心の基軸を変えず、多数の人民の福祉拡充の政策を推し進めたことが14億人民の強い信頼を得たと考えます。なるがゆえに結党わずか28年で「中華人民共和国」を成立した歴史的必然性が証明します。結党100年を迎えた節目の今日、そして明日から未来に向けて中国の夢を経済・政治・文化・社会等の多面的な課題にわたり発展安定するために中国共産党に高度な政策立案能力と指導が強く求められることになります。中華人共和国の恒久平和を基軸とした発展を全世界各国の人民が期待しています。