2020年9月5日、中国誌・三聯生活週刊の微博（ウェイボー）アカウントが日本のシンガーソングライター・中島みゆきの魅力について紹介した。
同アカウントは、中島が歌う「銀の龍の背に乗って」の映像を紹介した上で、「歌詞と楽曲が優しさを持ちつつパワーに満ちている。だからこそ、彼女の歌はいつまでたっても色あせることなく、無数の人によって歌い継がれているのだ」と評した。
中島の歌はこれまで、数多くの中華系歌手によってカバーされてきた。好きだった曲の多くが実は中島のカバー曲だったという人も少なくないようで、その事実を知って「われわれは知らないうちに中島みゆきの音楽で育ってきたんだな」と感嘆する人さえいるという。
中国のネットユーザーは「香港の広東語歌謡界の半分くらい育ててきた人」「堂々と歌う姿が好きだ」「間違いなく国宝級の歌手」「永遠の歌姫だ」「曲も歌詞も素晴らしい。カバー版が色あせてしまう」といった感想を残している。
また、同曲についても「『Dr．コトー診療所』の主題歌。素晴らしいね」「歌詞がとても美しくて、人間の輝きに満ちている」「初めて日本語の歌詞の中国語訳を見たが、驚いた。中国語版もいいが、オリジナル版の歌詞がこんなに想像力にあふれたものだったとは思っても見なかった」などのコメントが見られた。（翻訳・編集/川尻）（Record China2020.9.8）
◇『三聯生活週刊』は1995年創刊。北京生活・読書・新知三聯書店が月刊『読書』の後に出版した雑誌。構想・試刊から正式の創刊に至るまで中国内地で最も影響力を有する。