年頭祝辞
 
日中友好協会70周年、東京五輪の年を
  文化・スポーツ・青年交流促進の年に

長野県日中友好協会会長 高波謙二

 明けましておめでとうございます。日ごろの日中友好事業へのご理解ご協力に厚く感謝申し上げます。また、昨年10月の台風19号で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 昨年は、中華人民共和国建国70周年、日中青少年交流推進年に当たりました。日中関係は一昨年の両国首脳の相互訪問以降、順調に推移し、各分野の交流が進みました。中米貿易摩擦の激化は世界経済にも大きな影響を及ぼし日中・日米関係にも影響を与えており紆余曲折が予想されますが、安定的な友好協力関係を築いて行きたいものです。

 県協会はこの1年、県はじめ地区協会や関係諸団体の協力を得て、諸活動にとりくみ、日中関係改善をチャンスとして、友好交流推進に努めました。1月の新春座談会と新年会、2月の帰国者への理解を深めるつどい、5月の定期大会と春の県日中友好協会訪中団、7月の中国留学生ホームステイ、7~10月の中国スキー訓練隊の受入れ、秋の友好訪中団の派遣、中国を相手国とする東京五輪ホストタウンと北京冬季五輪支援事業、中国建国70周年記念講演と祝賀のつどい、12月大学生訪中団派遣協力、各種訪日団の受入れなどに取り組みました。満蒙開拓平和記念館セミナー棟が完成し入場者もすでに17万人を超えたこともうれしい出来事でした。

 本年は日中友好協会創立70周年、日中文化スポーツ交流促進年、東京オリンピック・パラリンピックの年に当たります。また、春には習近平国家主席の国賓としての来日が話題に上っています。巨大な変化を遂げている中国の現状に関心を寄せ、相互に等身大の理解をすすめ交流を盛んにしていきたいと思います。高齢化の中で会員の減少が課題となっていますが、皆で知恵を絞り、友好の後継者づくりに力を入れましょう。特に青年交流事業については具体的な取り組みを始めたいと考えています。時代の変化を踏まえ、友好運動の新たな扉を開いていきたいと存じます。引き続きご支援ご協力をお願い申し上げます


トップページはこちら
長野県日中友好協会のホームページへようこそ