長野県日中友好協会女性委員会だより
 
 長野県日中友好協会女性委員会
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 日中友好新春女性のつどい、変わらない友情エールを送る(2/6)

 県日中友好協会女性委員会は2月6日、長野市のホテル信濃路において2020年日中友好新春女性のつどいを開きました。つどいには各地区協会の女性委員会の代表や女性会員ら40名が出席し、交流懇親を深めました。

 宮沢信代委員長は、日ごろの活躍協力に感謝した後、「日中間の交流が前向きに進みつつあり希望の光が差してきている。英知を働かして課題を解決し、変わらない友情で自分を守りながら中国の友にコロナウイルスに負けないようエールを送っていきましょう」とあいさつしました。

 お話し講演では、国際中医薬膳指導員の山岸美智子先生が「人生100年、今こそ薬膳養生ー健康な体で豊かな人生を過ごすためのヒントー」と題してお話していただきました。漢方理論を基本とした薬膳養生のお話しに続いて、ストレス社会にあって深呼吸して体をリセットし、日々の刺激によって脳に栄養を送り、毎日次のことを実践しましょう。一回は笑う、十人と会う、百の文字を書く、千字読む、万歩歩く--愉快な話に皆さんうなずきながら聞き入りました。

 懇親交流会ではなごやかな語らいと交流が続きました。最後に大きな輪を作ってふるさとを合唱しました。

 高波謙二県日中会長も出席して、日ごろの協力に感謝しエールを送りました。また会に先立って、バザーが行われ、各自が提供した物資をそれぞれが買い求め資金作りに役立てました。
 漢字文化と薬膳料理を学ぶ、東京五輪ホストタウン講座(9/29)

 長野県日中友好協会女性委員会は9月29日、漢字文化と薬膳料理を学ぶ会を長野市柳原交流センターで開きました。2020年東京五輪・パラリンピックのホストタウン事業の一環としての催しで中国の文化を学ぼうと企画したもので、会員や市民ら30人余りが参加しました。

 冒頭県国際課国際交流係の横山紗央里さんが県のホストタウン事業の取り組みをわかりやすく説明し、東京オリンピックに向けて中国との交流を進めている様子が紹介されました。来年に向けての選手の受け入れや本番に合わせてのパブリックビューイングやコミュニティライブサイトの応援などの企画も紹介されました。

 続いて、書家で驥山館館長の川村龍洲先生が「改めて知る漢字の凄さ」と題して話し、漢字の成り立ちと面白さを紹介しました。

 川村先生は、家に女性がいて安らぐ様子から安が生まれ、右手と左手の象形文字から右と左の字が生まれ、書き順も異なることや、2人が背中合わせで反対方向を向く様から「北」という字ができたーなどと漢字の成り立ちを説明。「道」の語源について、古代中国では敵の土地を進む際に敵の大将の首を供えてから進むと支障がないという信仰があったとし、「何気なく使っている漢字だが、字の元をたどるといろいろな知恵や発想が見えて面白い」と語りました。

 参加者はその後、国際中医薬膳指導員・薬膳アドバイザーの山岸美智子先生の指導で中国式「薬食同源」の考えに立った旬の食材を使っての薬膳料理作りに挑戦しました。血行促進の効用のある秋刀魚となしのソース添え、美肌効果のあるクコと蓮根のすり流し汁、高血圧予防に役立つむかごのご飯、疲労回復・不眠解消のナツメとビワの薬膳茶など6種類の献立を4グループに分かれて取り組みました。山岸先生の指導よろしきを得て6品を効率よく完成させ皆さん楽しくおいしくいただきました。

 宮沢信代女性委員長は、今後ともこのような機会を作り、友好の輪を広げていきたいと語っていました。
 

第54回日中友好キャンプ、友好王国in戸隠キャンプ場(7/13・14)

長野県日中友好協会青年委員会(金井華恵委員長)と女性委員会(宮沢信代委員長)は7月13・14日長野市の戸隠キャンプ場にて第54回日中友好キャンプを開催しました。国際交流員、語学研修生、友好協会会員メンバーなど70名が参加し、楽しい2日間を過ごしました。

 戸隠キャンプ場はパワースポットとして年間を通じて大勢の観光客が訪れる戸隠神社奥社にほど近いところにあるキャンプ場で国立公園戸隠連山の麓に位置する大自然に包まれた施設の整ったキャンプ場です。

 開会式で金井委員長が、「54回目を迎えた友好キャンプを参加者が協力して楽しく盛り上げましょう」とあいさつしました。長野市の市村洋国際室長、県日中友好協会副会長で長野市日中理事長の金子繁三氏、県華僑総会の王昌勝会長からあいさつをいただきました。

 赤、青、黄、黒、緑のバンダナを目印に5つの班に分かれて活動が始まりました。まずは長野こども凧揚げ実行委員の黒井昭さんご夫妻らの指導で凧作り、思い思いの絵を描いて子供たちは大喜び、大人も真剣なs表情で凧が完成すると凧揚げに興じました。続いて、魚のつかみ取り、声援が送られる中悪戦苦闘して30匹のニジマスをゲット。そしていよいよ、夕食準備にかかります。炭火おこしに苦労しながらも、焼肉バーベキューの準備が整ったところで乾杯!突然の雨に見舞われながらも屋根の下で運命共同体的雰囲気の中で交流しながらの焼肉、焼き魚、焼きそばの味は格別でした。夜のとばりが下りるころ雨も上がりキャンプファイヤーが始まります。暗闇に真っ赤なファイヤーが立ち上り、マイムマイム、松本ボンボンと次々に踊りが続きました。最後は花火で締めくくりました。コテージやキャビンでは遅くまで語らいが続きました。

 翌朝は6時起床。ラジオ体操に汗を流したあと、カレー作りに励みました。各班それぞれの自慢のカレーをおいしく食べ、後片付けの後、戸隠の散策へ。西瓜割りでは子供たちの健闘に拍手が沸きました。充分堪能した後、甘いスイカがふるまわれました。続いて楽しみにしていた流しソーメンです。仕掛けづくりは西村源氏持参の太い孟宗竹を半分に割りつなぎ合わせて7mの樋をつくりました。女性委員会の皆さんが手際良くソーメンを流すと、子供も大人も歓声をあげて大喜びでした。

 閉会式で、宮沢女性委員長が、「皆さんの協力で楽しい2日間となりました。今回のキャンプで育まれた、友情を大切に今後の活動に活かして行きましょう」とあいさつしました。石家庄市の語学研修生の皆さんも「初めてのキャンプでしたが、本当に楽しいかったです」と感想を述べていました。

  第42回日中友好スキー交流会、150人が楽しく交流(2/23~24)

 長野県日中友好協会青年委員会と同女性委員会の主催により、2月23、24日の両日、木島平村のパノラマランド木島平スキー場において、第42回日中スキー交流会が開かれました。好天に恵まれた中、中国留学生・中国大使館・帰国者・友好協会会員の皆さんをはじめ150人が参加して熱気あふれるスキー交流会となりました。

 開会式では石﨑琢哉直前青年委員長、上村力飯山日中会長、清水可晴飯田日中会長が、あいさつ。「大勢の参加をいただきました。参加者が心を通わせ、ケガの無いよう日中友好の楽しいスキー教室、スキー交流会にしましょう」と呼びかけました。

 10班に分かれてスキーやスノーボードの教室がおこなわれました。初心者もマンツーマンの指導でだんだんと直滑降さらにボーゲンのコツを覚え滑れるようになっていきました。

 夜の交流会では、宮沢信代女性委員長がスワロースキー㈱や地元木島平村、飯山日中友好協会の協力のもと盛大にスキー交流会を開催できたことに感謝し、「中国留学生や大使館、帰国者の皆さんと懇親交流を通じて親睦を深め、民間同士の友好交流を楽しく進めていきましょう」と述べました。


 日臺正博木島平村長と、中国大使館の呂新鋒二等書記官から祝辞をいただき、王昌勝県華僑総会会長の音頭で乾杯、懇親会に入りました。
 女性委員会メンバーによるフラダンスや、青年委員会のウララの踊り、子供たちによるポップダンス、中国や日本の歌などが披露され、賑やかな懇親交流会となりました。木島平村自慢の料理とお酒は好評でした。東京や神戸からの友人参加や飯山・中野・須坂・長野・上田・佐久・松本・飯田など県下全域から参加があり有意義な交流ができました。中国国際放送局長野ラジオ孔子学堂中国側責任者の謝宏宇先生も家族連れで参加し、参加者の皆さんと積極的に交流しました。

 2日目も好転に恵まれました。自信をもって滑り降りる姿が目立つようになりました。スキー教室を終えて、昼は女性委員会の皆さんが心を込めて準備してくれたきのこ入り豚汁をおいしくいただきました。

 青年委員会と女性委員会のメンバーはピンクと黄緑のジャンバーを羽織って2日間大活躍しました。また参加者からは「スキーを滑れるようになり、楽しい思い出になりました」 「来年もまた参加したい」とのうれしい感想が聞かれました。
 中国帰国者の体験発表と春節交流会(2/3)

 長野県と県日中友好協会中国帰国者交流センターは2月3日、「第11回中国帰国者への理解を深める県民の集い」を長野市内のホテル犀北館で開きました。帰国者1世、2世の体験報告と満蒙開拓平和記念館の報告が行われ、220人余りが熱心に聞き入りました。第2部では東京中国歌舞団による中国の民族楽器演奏と中国・日本の歌を堪能し、第3部の春節交流会では餅つきやくじ引き抽選会、日ごろ日本語教室などで練習してきた歌や踊りの披露、ヤンコー踊りなどを楽しみました。

 主催者を代表して大月良則県健康福祉部長と高波謙二・県日中友好協会会長があいさつしました。

 大月部長は、帰国者の皆さん言葉や生活習慣の困難を克服して努力されてきたことににエールを送った後、県として満蒙開拓平和記念館のセミナー棟増築に支援を決めたことを紹介し、開拓団のたどった悲惨な歴史を語り継いで、友好と平和を守っていくことの重要性を語りました。

 高波会長は「全国一満州開拓団を送り出し多くの犠牲を出した長野県には4000人余りの中国帰国者の皆さんが暮らしている。開拓団の悲劇と帰国者支援問題は長野県と県民にとって忘れてはならない歴史。本日は帰国者の皆さんの歩んだ歴史と現状への理解を深め、支援交流にともに励んでいきたい 。本年は、日中戦争終結から74年、中華人民共和国建国70周年の年。日中国交正常化に際し、日本と中国は再び戦争せず、末永く仲良く付き合っていくことを約束した。昨年の日中両国首脳の相互訪問を通じて日中関係は大きく好転した。県日中友好協会は長野県政府とともに、中国を相手国とする東京オリンピックホストタウン事業に取り組み、また2022年の北京冬季オリンピック支援交流に取り組む。日中友好の懸け橋として帰国者の皆さんもご協力いただきたい。新年のご活躍を祈ります」と述べました。

 続いて、日ごろ松本平で暮らしている中国帰国者支援に尽力されている「ナルク信州松本だいら」(守安威象代表)に大月部長より平成30年度知事表彰(福祉のまちづくり)が贈られました。

 体験発表で石坂万寿美さん(75)=塩尻市=は、「昭和18年に現地で生まれたが、逃避行の中、父はシベリアに抑留され死亡、私が重い病気にかかったので母は私を中国人に預けた。中国人の養父母は貧しいながらも初等師範学校まで上げてくれ、教師となった。養父母をみとった後帰国。言葉の壁があり夫を亡くしたあとは日本に帰ってきたことを後悔しましたが、平成20年に新支援法が成立し、生活も安定し、日本語教室やさまざまな活動に参加する中で視野も広くなり、喜びを感じるようになった。いまは本当に幸せです」と振り返りました。

 1998年母と帰国した帰国者2世の中村啓さん(74)=長野市=は、「帰国して21年」と題して帰国後の半生を語りました。帰国後就職したが、病気を機に退職、不安だったが生活保護を受けれるようになり、現在は日本語教室に通い地域の様々な活動に参加して安心して暮らしている。国や県、地域の皆さんの支えに心から感謝している」と語りました。

 特別報告として、「満蒙開拓平和記念館現況報告」を三沢亜紀記念館事務局長がおこない、中国を訪問し、残留孤児の女性を育てた中国人の養母に話を聞いた体験について、「娘にとっては祖国に帰ることができたので自分も幸せだと話していた。悲惨な歴史の中でも人間愛を垣間見ることができた。次の世代にも歴史をしっかり伝えていきたい」と話していました。また、平和発信の基地として、修学旅行の高校生などを受け入れることのできるように、記念館にセミナー棟を増築する取り組みに理解と協力を呼びかけました。
 
第2部は東京中国歌舞団による陽二蓮(ヤン・アーレン)さんの中国の歌・日本の歌、可晶さんの中国琵琶演奏、汪成さんの二胡演奏を堪能しました。

 第3部の春節交流会では長野市日中女性委員会の皆さんが友好の黄色のハッピ姿で、交流会を進行し・盛り上げに大活躍。アトラクションとして臼と杵を使って、帰国者の皆さんが餅つきを体験しました。抽選会も行われくじを引き当てた人たちが工芸品や中国の銘酒、お餅、お米などの景品を受け取って喜んでいました。

 長野、上田、松本の日本語教室に通う帰国者の皆さんが次々と準備してきた出し物を披露しました。長野教室の皆さんはおそろいの赤いセーター姿で登場し練習してきた「千曲川」を発表。上田教室の皆さんはハッピ姿に菅笠を手に山笠音頭を披露して会場を盛り上げました。長野ラジオ孔子学堂の皆さんはフルース(ひょうたん笛)の演奏を見事に披露。松本教室の皆さんは中国の東北地方に伝わる正調ヤンコー踊りを披露。ユーモラスな男女の掛け合いのしぐさに会場から歓声が上がりました。最後に、会場いっぱいにポピュラーなヤンコー踊りをにぎやかに踊りました。参加した帰国者の皆さんは「中国の春節を祝いながらみんなと集まれるこの会を毎年楽しみにしている」と語っていました。

 飯田下伊那、伊南、伊那、松本、佐久、上田、長野、飯山などからおおぜいの帰国者や支援者、市民のみなさんが参加しました。飛澤聡県地域福祉課課長補佐、本山聖一県地域福祉課主査、謝宏宇中国国際放送局長野孔子学堂中国側責任者、小林佑一郎元中国帰国者定着促進センター所長、岩渕泰和長野市生活支援課課長補佐、小坂秀人上田市福祉課長、上村力・中沢道保・村山ひとみ・島津美智子県日中副会長、西堀正司県日中帰国者交流センター所長、西沢毅県日中帰国者留学生委員長、、小林勝人飯田日中理事長、北沢吉三伊南日中事務局長、宮沢信代県日中女性委委員長、布施正幸帰国者交流センター次長らも出席し帰国者を激励し交流しました。

 県女性委員会バスツアー、中国大使館を表敬交流(11/8)

 県日中女性委員会は11月8日、第9回秋の日中友好研修バスツアーを行いました。女性委員会メンバーら44名が参加して、中国大使館を訪問し、汪婉参事官(大使夫人)や、召宏偉一等書記官はじめ友好交流部の皆さんからあたたかい歓迎を受けました。席上汪参事官から「平和友好条約40周年をむかえた日中関係の現状と課題」について流暢な日本語でお話しいただきました。熱心な意見交換も行われ、美味しい中華料理で歓迎昼食会が行われ友好を深めました。

 この日、未明に飯山を出発したバスは小布施・長野・松本・諏訪と高速道沿いに参加者を加えながら、東京を目指しました。車中では西堀正司県日中理事長から最近の日中関係についてのレクチャーに耳を傾け、予定通り11時前には大使館に到着しました。

 汪参事官は、長野県日中友好協会が両国関係が厳しい時もぶれることなく友好に努力し、県ととも新しい交流の形態を生み出してきたこと等に触れ、高く評価しました。続いて「平和友好条約40周年にあたり、李克強首相の来日と安倍首相の訪中が実現し、両国のハイレベルの交流が勢いを持ち政治的共通認識を持つことができた。互いに脅威とならず、チャンスととらえ新時代を開いていくこと。実務協力を進めていくための多くの協定を調印し、人的往来の活発化、自由貿易の擁護などを確認した。今後とも深い交流の歴史を持つ隣国同士良い隣人としていくつかの問題を乗り越えていかねばならない。特に国民感情の改善は当面の大きな課題だと思う。民間交流・地方交流を積極的に進めてきた長野県日中友好協会の活躍に期待し、大使館として今後とも民間交流を積極的にサポートしていきたい」などと述べ、参加者に感銘を与えました。 

 宮沢信代女性委員長と西堀理事長が訪問御礼のあいさつをし記念品交換が行われました。宮沢委員長ができたばかりの「中国を相手国とする東京五輪ホストタウンの記念バッチ」を披露し汪参事官の胸につけると大きな拍手がおこりました。意見交換の席では両国の国民感情の改善がテーマになり「両国関係改善が進むこのチャンスを活かし国民感情の好転のためにお互いの国の現状をありのままに理解し(紹介し)、青少年の交流の機会を増やし関心を高めていくことが大切」、「女性は友好の母」などの意見が交わされました。続いて歓迎昼食会がもたれ美味しい中華料理をいただきながら友好交流部のスタッフの皆さんと交流懇親を深めることができました。最後に感謝の意味を込めて、バスの中で練習してきた「大海啊、故郷(海はふるさと)」を一緒に歌いました。玄関前にて全員で記念撮影し名残を惜しみながら長野での再会を約して大使館を後にしました。

 一行はその後、国会議事堂を訪れ、地元の太田昌孝代議士の紹介で議事堂内を詳細に案内いただきました。帰路のバスの中では自慢の歌が次々に飛び出し、盛り上がりました。初めて参加した方も「大変楽しく勉強になった1日でした」と感想を述べていました。
 

第53回日中友好キャンプ、友好王国in駒ケ根キャンプセンター(7/14・15)

長野県日中友好協会青年委員会(清澤浩明委員長)と女性委員会(宮沢信代委員長)は7月14・15日駒ケ根キャンプセンターにて第53回日中友好キャンプを開催しました。国際交流員、語学研修生、友好協会会員メンバーなど70名が参加し、楽しい2日間を過ごしました。

 駒ケ根キャンプセンターは中央アルプスの主峰・駒ヶ岳のふもとにあり、太田切川がキャンプ場の脇を勢いよく流れ、自然に恵まれた施設の整ったキャンプ場です。

 開会式で宮沢信代委員長(女王)が、「53回目を迎えた友好キャンプを参加者が協力して友好交流の2日間とし楽しく盛り上げましょう」とあいさつしました。駒ケ根市の杉本幸治市長、県日中友好協会の西堀正司理事長、県華僑総会の王昌勝会長、伊南日中友好協会の北沢吉三事務局長、伊那日中友好協会の小原茂幸会長からあいさつをいただきました。

 赤、青、黄、桃、白色のバンダナを目印に5つの班に分かれて活動が始まりました。太田切川沿いを班ごとに交流しながら散策し、途中駒ケ根ファームスで地ビールやソフトクリームを味わいました。大田切川の流路整備事業など、急流の暴れ川を制御するための努力の跡が見られました。続いて、魚のつかみ取り、声援が送られる中悪戦苦闘して30匹あまりのイワナをすべてゲットそしていよいよ、夕食準備にかかります。炭火おこしに苦労しながらも、焼肉バーベキューの準備が整ったところで乾杯!大自然の中で大勢で交流しながらの焼肉、焼き魚、焼きそばの味は格別でした。夜のとばりが下りるころキャンプファイヤーが始まります。子供たちがたいまつで点火式、燃えろよ燃えろよ炎よ燃えろ~暗闇に真っ赤なファイヤーが立ち上り、ジェンカ、、マイムマイム、松本ボンボンと次々に踊りが続きました。最後は花火で締めくくり。コテージやテントではでは遅くまで語らいが続きました。

 翌朝は6時起床。ラジオ体操に汗を流したあと、カレー作りに励みました。各班それぞれの味自慢のカレーをおいしく食べ、後片付けの後、西瓜割り子供たちの検討に拍手が沸きました。充分堪能した後、甘いスイカがふるまわれました。続いて流しソーメンの仕掛けづくり。太い孟宗竹を半分に割りつなぎ合わせて7mの樋をつくりました。さていよいよ流しソーメンタイムです。女性委員会の皆さんが手際良くソーメンを流すと、子供も大人も歓声をあげて大喜び箸が出ます。

 閉会式で、、「皆さんの協力で楽しい2日間となりました。今回のキャンプで育まれた、友情を大切に今後の活動に活かして行きましょう」とあいさつしました。研修生の皆さんも「初めてのキャンプでしたが、本当に楽しいかったです」と感想を述べていました。

 第41回日中友好スキー交流会、140人参加して楽しく交流(2/24~25)

 長野県日中友好協会青年委員会(清澤浩明委員長)と同女性委員会(宮沢信代委員長)の主催により、2月24、25日の両日、木島平村のパノラマランド木島平スキー場において、第41回日中スキー交流会が開かれました。好天に恵まれた中、中国留学生・中国大使館・帰国者の皆さんをはじめ140人が参加して熱気あふれるスキー交流会となりました。

 開会式では清澤青年委員長、上村力飯山日中会長、西堀正司県日中理事長が、あいさつ。「大勢の参加をいただきました。参加者が心を通わせ、ケガの無いよう日中友好の楽しいスキー教室、スキー交流会にしましょう」と呼びかけました。

 13班に分かれてスキーやスノーボードの教室がおこなわれました。初心者もマンツーマンの指導でだんだんと直滑降さらにボーゲンのコツを覚え滑れるようになっていきました。

 夜の交流会では、清澤青年委員長がスワロースキー㈱や地元木島平村、飯山日中友好協会の協力のもと盛大にスキー交流会を開催できたことに感謝し、「中国留学生や大使館、帰国者の皆さんと懇親交流を通じて親睦を深め、民間同士の友好交流を楽しく進めていきましょう」と述べました。


 日臺正博木島平村長と、中国大使館友好交流部の邵宏偉一等書記官から祝辞をいただき、清水可晴県日中副会長の音頭で乾杯し、懇親会に入りました。
 女性委員会メンバーによるフラダンスや、青年委員会のウララの踊り、中国帰国者の皆さんの民族楽器フルスの演奏、中国の歌や日本の歌歌などが次々と披露され、賑やかな懇親交流会となりました。自慢の料理とお酒は好評でした。東京や神奈川の友人参加や飯山・中野・長野・上田・松本・飯田など県下全域から参加があり有意義な交流ができました。

 2日目も好転に恵まれました。だんだんと自信をもって滑り降りる姿が目立つようになりました。スキー教室を終えて、昼は女性委員会の皆さんが心を込めて準備してくれたきのこ汁をおいしくいただきました。

 閉会式では、宮沢女性委員長が「スワロースキーさんはじめ大勢の皆さんの支えがあってスキー交流会が盛大にできました。スキー交流会の思い出を大切に日中両国が平和で友好的な関係を続けていけるよう頑張りましょう」とあいさつ。青年委員会と女性委員会のメンバーはピンクと黄緑のジャンバーを羽織って2日間大活躍しました。参加者全員から感謝の拍手が送られました。また参加者からは「スキーを滑れるようになり、嬉しかった」 「懇親交流会も盛り上がって楽しかった。来年もまた参加したい」とのうれしい感想が聞かれました。
 「日中友好新春女性のつどい」開催(2/8)

県日中友好協会女性委員会は、2月8日長野市のホテル信濃路で「2018年日中友好新春女性のつどい」を開催しました。県下各地から会員ら38人が参加し、研修会や新春の交流会などが行われました。

最初に全員で「永遠の友情を」を斉唱したあと、宮沢信代県女性委員会委員長から「今年は日中平和友好条約締結40周年の節目。力を合わせて両国の友好増進に努めましょう」とあいさつ。続いて来賓の高波謙二県日中友好協会会長等から激励のあいさつがありました。

第一部の研修会では、まず西堀正司県日中友好協会理事長が「これからの日中関係について」と題して講演。20年までに貧困層をなくし、「小康社会」の実現を目指す習近平国家主席の考えを説明。「世界平和のために、日中関係の重要さが増す」と話されました。また、増加する中国人観光客を迎えるため、県内でも宿泊施設の充実が必要だと述べました。

 続いて、各地の活動報告として、吉岡尋子長野市日中女性委員長が東京オリンピック・パラリンピックホストタウン事業として長野市の長沼公民館で行われた「中国伝統文化を楽しむ会」の様子を報告。また牛山好子松本日中女性委員長から「中国大学生インターンシップ生との交流」についての報告がありました。

第二部の新春交流懇親会では、多くの方からスピーチをいただいたり、真田桜やフルスの演奏などのアトラクションで楽しみながら交流を深めました。最後に「ふるさと」を全員で斉唱し、閉会となりました。

 なお、開会前には女性委員会の皆さんが持ち寄った品々で恒例のバザーも行われ、2万7千円余りの売り上げがありました。

 帰国者への理解を深めるつどい・体験発表と春節交流会(2/4)

 長野県と県日中友好協会中国帰国者交流センターは2月4日、「第10回中国帰国者への理解を深める県民の集い」を長野市内のホテル犀北館で開きました。帰国者1世の体験報告と、帰国者2世の医療通訳の体験発表、さらに満蒙開拓平和記念館の報告が行われ、280人余りが熱心に聞き入りました。第2部では中国太陽芸術団による中国の伝統芸術を堪能し、第3部の春節交流会では餅つきやくじ引き抽選会、日ごろ日本語教室などで練習してきた歌や踊りの披露、ヤンコー踊りなどを楽しみました。

 主催者を代表して滝沢弘・県地域福祉課課長と高波謙二・県日中友好協会会長があいさつしました。高波会長は「長野県は全国一満州開拓団を送り出し多くの犠牲を出した。長野県には4000人余りの中国帰国者の皆さんが暮らしている。開拓団の悲劇と帰国者支援問題は長野県と県民にとって忘れてはならない歴史。本日は残留孤児一世の皆さんの歩んだ歴史と現状への理解を深め、支援交流にともに励んでいきたい 。本年は、日中平和友好条約40周年の記念の年。日本と中国は再び戦争せず、末永く仲良く付き合っていくことを約束した。日中関係も好転してきており、喜ばしい。県日中友好協会は長野県政府とともに、中国を相手国とする東京オリンピックホストタウン事業に取り組み、また2022年の北京冬季オリンピック支援交流に取り組む。日中友好の懸け橋として帰国者の皆さんもご協力いただきたい。新年のご活躍を祈ります」と述べました。

 体験発表で高山秀子さん(72)=塩尻市=は、「敗戦後に現地で生まれたが、逃避行の中、父や兄弟がなくなり、母とともに養父に助けられた。困難な家庭環境や文革等厳しい時を過ごしたが養父にかばってもらい親切にしてもらった。47歳の時中国人の夫と帰国、日本語ができず職場で苦労したが、2008年に1世の待遇が改善し生活も良くなった。現在は地元のボランティアの皆さんと交流し有意義に過ごしている」と振り返りました。

 1985年に母と帰国した帰国者2世の秦文映さん(52)=飯田市=は、病院での通訳など帰国者支援にあたっている活動を紹介。言葉や習慣の壁に苦しむ高齢の帰国者が少なくないとし、「耳が遠くなり話が通じないと訴える人が多い」などと具体的な事例を交え話しました。

 特別報告として、「満蒙開拓平和記念館の現状報告」をスタッフの島崎友美さんがおこない、満蒙開拓団の悲惨な歴史を語り継ぎ平和を紡いでいく大切さを話しました。

 第2部は中国太陽芸術団による中国の歌・日本の歌、京劇・変面、二胡演奏を堪能しました。

 第3部の春節交流会では長野市日中女性委員会の皆さんが友好の黄色のハッピ姿で、交流会を進行し・盛り上げに大活躍。アトラクションとして臼と杵を使って、帰国者の皆さんが餅つきを体験しました。抽選会も行われくじを引き当てた人たちが工芸品や中国の銘酒、お米などの景品を受け取って喜んでいました。飯田、松本、伊南、長野、上田の日本語教室に通う帰国者の皆さんが次々と準備してきた出し物を披露しました。上田教室の皆さんはハッピ姿に菅笠を手に山笠音頭を披露。飯田グループはおそろいの中国衣装を着て見事な踊りを披露、長野の皆さんは二胡やフルースの演奏なども披露。最後に中国の東北地方に伝わるヤンコー踊りを会場いっぱいににぎやかに踊りました。参加した帰国者の皆さんは「中国の春節を祝いながらみんなと集まれるこの会を毎年楽しみにしている」と語っていました。

 飯田下伊那、伊南、伊那、松本、佐久、上田、長野、飯山などからおおぜいの帰国者や支援者、市民のみなさんが参加しました。中沢洋子県地域福祉課課長補佐、本山聖一県地域福祉課主査、小林佑一郎元中国帰国者定着促進センター所長、塩入靖長野市生活支援課課長補佐、清水えい子・村山ひとみ・島津美智子県日中副会長、西堀正司県日中帰国者交流センター所長、西沢毅県日中帰国者留学生委員長、、小林勝人飯田日中理事長、北沢吉三伊南日中事務局長、宮沢信代県日中女性委委員長、布施正幸帰国者交流センター次長らも出席し帰国者を激励し交流しました。

 長沼公民館と共催で「中国の伝統文化を楽しむ会」を開催(1/28)

長沼公民館が主催し、県・長野市日中友好協会女性委員会が共催として協力した「中国の伝統文化を楽しむ会」が1月28日(日)に長沼公民館で開催されました。

これは、東京オリンピック・パラリンピックホストタウン事業として中国を応援する公民館事業の第一弾として行われたもので、この日を皮切りに今後も様々なイベントが計画されています。

当日は、地元の皆さんや県と市女性委員会のメンバーなど約80人が参加しました。第一部の「中国の伝統音楽芸能を楽しむ会」では、初めに長沼公民館の宮沢館長が「このイベントを契機に中国との新たな縁づくりを進めたい」とあいさつしました。

続いて地元グループの皆さんが太極拳のように体を動かしながらラケットで砂の入った球を操る「太極柔力球」を披露。太極拳では参加者も一緒に動きを体験しました。

また、中国帰国者の野村洪才さんによる二胡の演奏や桜井純子さんや島津美智子さん、帰国者の窪田国男さんによる「フルス」の演奏も行われ、参加者は中国民族楽器の奏でる音色にうっとりしていました。

第2部の「中国の料理を楽しむ会」では、中国茶や帰国者の皆さんらが作った餃子、カボチャを原料とした南瓜餅などを囲みながら楽しく交流しました。また、孔子学堂中国側責任者の王秀閣さんから中国茶の種類と効能についての説明や県国際交流員の李妮さんによる南瓜餅の話などもあり、大変興味深いものでした。

参加者の一人は「中国の伝統文化を見たり聞いたりするのは初めてでいい体験だった。こうした交流が広まればいい」と話していました。

 第52回日中友好キャンプ、友好王国in安曇野須砂渡キャンプ場(7/22・23)

長野県日中友好協会青年委員会(清澤浩明委員長)と女性委員会(宮沢信代委員長)は7月22・23日安曇野須砂渡キャンプ場にて第52回日中友好キャンプを開催しました。国際放送局アナウンサー、国際交流員、研修員、中国帰国者、友好協会会員メンバーなど60名が参加し、楽しい2日間を過ごしました。

 須砂渡キャンプ場は安曇野の常念岳の登り口にあり四季の郷などに隣接した立地で過ごしやすいキャンプ場です。

 開会式で宮沢信代委員長(女王)が、「52回目を迎えた友好キャンプを参加者が協力して友好交流の2日間とし楽しく盛り上げましょう」とあいさつしました。安曇野市の橋渡勝也教育長、県日中友好協会の西堀正司理事長、県華僑総会の王昌勝会長、安曇野市日中友好協会の中村治幸事務局長からあいさつをいただきました。

 赤、青、黄、桃、白色のバンダナを目印に5つの班に分かれて活動が始まりました。テント張りでねぐらを確保した後、隣接するマレットゴルフ場でマレットゴルフをを楽しみました。斜面を利用したコースに悪戦苦闘したり助けられたりしながら、楽しく交流しました。続いて夕食準備にかかります。炭火おこしに苦労しながらも、焼肉バーベキューの準備が整ったところで乾杯!大自然の中で大勢で交流しながらの焼肉、焼きそばの味は格別でした。夜のとばりが下りるころキャンプファイヤーが始まります。子供たちがたいまつで点火式、燃えろよ燃えろよ炎よ燃えろ~暗闇に真っ赤なファイヤーが立ち上り、ジェンカ、、マイムマイム、松本ボンボンと次々に踊りが続きました。最後は花火で締めくくり。コテージでは遅くまで語らいが続きました。また、四季の郷のご協力もいただき、温泉にも入ることができました。

 翌朝は6時起床。小雨模様の天気に青年委員会メンバーの活躍で、ブルーシートの雨よけテントが、次々に張られ、各班の活動スペースが確保されたところで、カレー作りに励みました。各班それぞれの味自慢のカレーをおいしく食べ、後片付けの後、流しソーメンの仕掛けづくり。太い孟宗竹を半分に割りつなぎ合わせて6mの樋をつくりました。同時進行で、焼きおにぎりづくりも行われ、懐かしい味を体験しました。さていよいよ流しソーメンタイムです。女性委員会の皆さんが手際良くゆであげたソーメンを流すと、子供も大人も歓声をあげて大喜び箸が出ます。充分堪能した後、羽田の甘いスイカがふるまわれました。

 閉会式で、清澤女性委員長(国王)は、「皆さんの協力で楽しい2日間となりました。今回のキャンプで育まれた、友情を大切に今後の活動に活かして行きましょう。来年はもっと多くの若い人の参加を実現しましょう」とあいさつしました。「初めてのキャンプでしたが、本当に楽しいかったです。また来年も参加したいです」と感想を述べていました。

  県日中女性委員会、上田で第42回定期総会開く(6/11)

 県日中友好協会女性委員会は6月11日、第41回定期総会を上田市のホテル祥園で開きました。恒例の持ち回り総会には地元上田市をはじめ県内から女性委員会のメンバーや来賓など60名が参加する盛会となりました。国交正常化45周年にあたり日中友好女性フォーラム、東京オリンピックホストタウン事業などを女性の立場から盛り上げていくことを決めました。母袋創一上田市長の記念講演や紙芝居もあり楽しい有意義な総会となりました。

 宮沢信代委員長は地元上田日中友好協会の協力に感謝した後、「県女性委員会は全国からも注目される活動を展開してきました。11月には日中女性フォーラムが中国婦女連代表を迎えて東京で開かれるが会議の後長野県を訪れる計画があり実行委員会を作り熱烈歓迎したい。中国を相手国とする東京オリンピックパラリンピックホストタウン事業にも、県日中、県国際課と協力していろいろな材料を考え各地区で取り組んでいきたい。平和のために大切な友好を進めていきましょう」とあいさつしました。

 高波謙二県日中友好協会会長、清水えい子女性委員会顧問、西堀正司県日中理事長、石崎琢哉県日中青年委員長らが日ごろの女性委員会の活躍に感謝し、エールを送りました。

 総会では16年度の活動報告や決算報告を承認した後、17年度の活動方針と予算が採択されました。

 第2部の記念講演では母袋創一上田市長が日中両国を取り巻く国際情勢を俯瞰したうえで、寧波市との友好交流や東京オリンピックホストタウンに名乗りを上げたこと、スポーツと文化の融合を目指していることなどを紹介し、真田丸で沸いた上田市のPRに先頭に立って活躍するお話に耳を傾けました。「映画出演8回」、歌手を夢見たこともあるとの自己紹介に親しみのこもった大きな拍手が沸きました。また女性グループの紙芝居「真田三代女人衆」も大好評でした。

 第3部の交流懇親会では母袋市長が「高校三年生」を披露すると、会場全体が唱和熱気にあふれました。上田の皆さんの指導で真田桜の大きな踊りの輪ができました。大変楽しい交流会となりました。最後に、来年の開催地の松本日中女性委員会に県女性委員会の旗がバトンタッチされました。
 東京五輪ホストタウン指導者養成講座、餃子づくりと研修交流(4/27)

 4月27日長野市ふれあい福祉センターに於いて、「東京オリンピック・パラリンピックホストタウン指導者養成講座・餃子作り&研修が行われ県日中女性委員会メンバーはじめ59人で楽しく、美味しく、賑やかに昼のひとときを過ごすことが出来ました。

 早朝より、中国帰国者や中国人女性などが講師となり、水餃子と酸辣湯(スープ)、南瓜餅づくりに励みました。餃子の皮作りから指導。慣れた手つきで綿棒で皮を伸ばし、刻んだキャベツやニラ、エビを包みました。南瓜餅は県国際交流員の李妮さんが作り方を指導し、国際放送局孔子学堂の王秀閣さんも各調理台を回ってアドバイスしました。2時間余りにわたる奮闘によって、59人分の水餃子などが完成しました。テレビ局のカメラも入って調理室は熱気にあふれていました。

 隣接の会場に出来上がったばかりの水餃子や南瓜餅、酸辣湯を並べて、第2部の交流研修会が始まりました。宮沢信代県日中女性委員長のあいさつに続いて、早速おいしい本場仕込みの水餃子を味わいました。「美味しいー」「ハオチィー」と舌鼓をうち、1人当たり10数個ずつ作った水餃子もどんどんおなかの中に吸い込まれていきました。

 おなかも落ち着いたところで、高波謙二県日中友好協会会長(県ホストタウン実行委員会会長)が中国を相手国とする東京五輪ホストタウンに長野県が全国で唯一認められたことを紹介し、今回の取り組みがそのスタートを切ることになったと参加者を激励しました。

 続いて大月良則県国際担当部長より講演がおこなわれました。大月部長は、長野県が東京オリンピック・パラリンピックで中国を相手国とするホストタウンとなった経過と取り組みの意義をわかりやすく解説した後、「2020年の東京五輪更に、2022年の北京冬季五輪(スキー競技は長野県と友好提携している河北省の張家口市で開催)までを視野に入れ、中国とのスポーツ文化の交流を柱に更に民間交流と友好を深めていきたい」と述べました。

 東京オリンピック・パラリンピックホストタウン事業はいろいろな形でこれから実施されていきます。今度は、みなさんの市で、あなたの町で村で、開催されていきます。日中友好と東京オリンピック・パラリンピックを応援してください。

  第40回日中スキー交流会、200人参加して熱く交流(2/25~26)2017

 長野県日中友好協会青年委員会(石﨑琢哉委員長)と同女性委員会(宮沢信代委員長)の主催により、2月25、26日の両日、木島平村のパノラマランド木島平スキー場において、第40回日中スキー交流会が開かれました。好天に恵まれた中、中国留学生・中国大使館・帰国者の皆さんをはじめ200人が参加して熱気あふれるスキー交流会となりました。

 開会式では石﨑青年委員長、上村力飯山日中会長、西堀正司県日中理事長が、あいさつ。「今回は今まで最大の200人が参加。参加者が心を通わせ、ケガの無いよう日中友好の楽しいスキー教室、スキー交流会にしましょう」と呼びかけました。

 12班に分かれてスキーやスノーボードの教室がおこなわれました。絶好のスキー日和の中、初心者も何度も転びながらもマンツーマンの指導でだんだんとボーゲンのコツを覚え滑れるようになっていきました。スノーボード初挑戦の留学生もさすが若者、形になっていきました。

 夜の交流会では、石﨑青年委員長がスワロースキー㈱や地元木島平村、飯山日中友好協会の協力のもと盛大にスキー交流会を開催できたことに感謝し、「中国留学生や大使館、帰国者の皆さんと懇親交流を通じて親睦を深め、民間同士の友好交流を進めていきましょう」と述べました。

 日臺正博木島平村長と、中国大使館の廖暁頴一等書記官から祝辞をいただき、長野県華僑総会の王昌勝会長の音頭で乾杯し、懇親会に入りました。
 女性委員会の優雅なフラダンスや、青年委員会の踊り、中国帰国者の皆さんの民族楽器演奏と歌、日本舞踊などが次々と披露され、賑やかな懇親交流会となりました。中国国際放送局孔子学堂の王秀閣さん、県国際交流員の李妮さん、飯山・中野・長野・上田・飯田の日中友好協会の役員も参加し交流しました。

 2日目も好転に恵まれました。自信をもって滑り降りる姿が目立つようになりました。スキー教室を終えて、昼は女性委員会の皆さんが心を込めて準備してくれたきのこ汁をおいしくいただきました。

 閉会式では、宮沢女性委員長が「今回のスキー交流会の思い出を大切に日中両国が平和で友好的な関係を続けていけるよう頑張りましょう」とあいさつすると共感の拍手がおこりました。参加者からは「スキーを滑れるようになり、本当に嬉しかったです。夜の懇親交流会も盛り上がって楽しかった。来年もまた参加したい」「友好協会に入会したい」とのうれしい感想が聞かれました。

 

第51回日中友好キャンプ、友好王国in軽井沢湯川キャンプ場(7/16・17) 2016

長野県日中友好協会青年委員会(石崎琢哉委員長)と女性委員会(宮沢信代委員長)は7月16・17日軽井沢湯川キャンプ場にて第51回日中友好キャンプを開催しました。留学生や国際放送局アナウンサー、国際交流員、研修員、友好協会会員メンバーなど70名が参加し、楽しい2日間を過ごしました。

 避暑地として有名な軽井沢の湯川キャンプ場は施設は年数を経過していますが軽井沢の雰囲気を残した風情がありました。中軽井沢駅から600mほどのロケーションで周囲は観光客でにぎわっていましたがキャンプ場は別世界でした。開会式で石崎青年委員長(国王)が、地元軽井沢日中友好協会のご配慮に感謝した後「51回目を迎えた友好キャンプを参加者が協力して友好交流の2日間とし楽しく盛り上げましょう」とあいさつしました。軽井沢町の柳沢宏副町長、県日中友好協会の西堀正司理事長、中国国際放送局孔子学堂責任者の王秀閣さん、県華僑総会の王昌勝会長、地元軽井沢日中友好協会の佐藤敬治会長からあいさつをいただきました。

 赤、青、黄、緑、桃色のバンダナを目印に5つの班に分かれて活動が始まりました。ボーイスカウトの皆さんに指導いただいて、テント張りとロープワーク、続いて夕食準備にかかります。炭火おこしに悪戦苦闘しながらも、焼肉バーベキューの準備が整ったところで乾杯!大勢で交流しながらの焼肉、焼きそばの味は格別。軽井沢日中から差し入れていただいた3種類6kgの肉も全部平らげていました。規制がありキャンプファイヤーができませんが替わりに、軽井沢の花火大会を鑑賞し、続いて星野温泉提供の温泉入浴ができました。これも軽井沢協会のご配慮の一環です。

 翌朝は6時起床。ラジオ体操で体をほぐした後、カレー作りに励みました。各班それぞれの味自慢のカレーをおいしく食べ、後片付けの後、流しソーメンの仕掛けづくりに挑戦しました。太い孟宗竹を半分に割りつなぎ合わせて6mの樋をつくりました。同時進行で、ニラせんべいづくりも行われ、懐かしい味を体験しました。さていよいよ流しソーメンタイムです。女性委員会の皆さんが手際良くゆであげたソーメンを流すと、子供も大人も歓声をあげて大喜びでした。堪能した後、スイカがふるまわれました。皆さん満足顔で「もう十分いただきました」。

 閉会式で、宮沢女性委員長(女王)は、「皆さんの協力で楽しい2日間となりました。準備(段取り)7分という言葉がありますが、キャンプを成功させるため、青年委員会、女性委員会のみなさんが大変ご苦労いただきました。感謝したいと思います。今回のキャンプで育まれた、日中友好を大切に今後に活かして行きましょう」とあいさつしました。留学生や県外参加者代表、県国際交流員の李妮さんは、「初めてのキャンプでしたが、本当に楽しいかったです。このような交流を通じて友好を深めていきたいです」と感想を述べていました。

 県日中女性委員会、須坂で第41回定期総会開く(6/12)2016

 県日中友好協会女性委員会は6月12日、第41回定期総会を須坂温泉古城荘で開きました。恒例の持ち出し総会には地元須坂市をはじめ県内から女性委員会のメンバーや来賓など80名が参加する盛会となりました。新年度の活動方針を採択し、新役員を選出しました。

 島津美智子委員長は地元須坂市日中友好協会の協力に感謝した後、「県女性委員会は日中友好の先人の志に思いを致し、今まで積み上げてきた活動を基礎にして努力してきた。昨年度も日中友好キャンプ、スキー交流会、新潟領事館を訪問した研修バスツアー、新春女性のつどいなどに皆さんのご協力のもと取り組むことができた。県協会創立60周年、女性委員会設立41周年の本年も日中友好と平和のために何ができるか改めて考え、新たな一歩を踏み出していかねばならない」と述べ、中国人技能実習生の日本語指導に当たっている中で、実習生の一人が熊本地震の義援金に是非協力したいと支援を申し出たことを紹介し、「相手を思いやり行動に移すこと、これが友好の原点。国交正常化45年を迎えようとしているのにどうして国同士の関係は危ういのでしょうか。私たちは粘り強く友好の芽を育てていきましょう」とあいさつしました。

 高波謙二県日中友好協会会長、西堀正司県日中理事長、清水えい子女性委員会顧問、石崎琢哉県日中青年委員長らが日ごろの女性委員会の活躍に感謝し、エールを送りました。

 総会では15年度の活動報告や決算報告を承認した後、16年度の活動方針と予算が採択されました。先人の志に思いをいたし友好の促進に努めること、友好キャンプやスキー交流会を通じて中国留学生・研修生・帰国者との交流を深めること、女性会員の拡大と相互の親睦を深める活動に取り組むことなどが盛られています。役員改選では島津委員長の後任に宮沢信代さんを新委員長に選出しました。宮沢新委員長は島津委員長の労をねぎらった後、「今まで普通のおばさんの目線で友好に携わってきました。阿部県知事の中国との交流積極姿勢、熊本のくまモンを励ますパンダのぬいぐるみの姿を見て励まされた。戦後世代の一人として、次の世代にバトンタッチしていきたい。日中友好のために何ができるかともに考え追及していきましょう」と力強くあいさつしました。

 第2部では三木正夫・須坂市長(須坂市日中友好協会会長)が「健康長寿発信都市ー須坂JAPANと女性の活躍」」と題して記念講演しました。須坂市日中女性委員会の活躍をや四平市との交流の状況等を紹介し、中国との歴史的かかわりの深いことなどにふれ日中関係は好き嫌いだけで判断してはいけない、隣国同士仲良く付き合うべきと述べました。また健康長寿発信都市として女性が中心となり健康補導員、食生活改善、連合婦人会などの活動に力を入れ、100歳健康長寿を目指し、引きこもりをなくし外に出ること、世話好き活動に取り組んでいること。また小さいことから始めて充実拡大していくことに心がけていることなどアイデアマン市長さんの話は大好評でした。

 第3部の交流懇親会では地元の墨坂民謡会の皆さんがすばらしいの津軽三味線の演奏を披露したのをはじめ、上田の皆さんの指導で真田桜の大きな踊りの輪ができました。大変楽しい交流会となりました。最後に、来年の開催地の上田日中女性委員会に県女性委員会の旗が手渡されました。
 第39回日中スキー交流会、115人参加して熱く交流(2/27~28)2016

 長野県日中友好協会青年委員会(石﨑琢哉委員長)と同女性委員会(島津美智子委員長)の主催により、2月27、28日の両日、木島平村のパノラマランド木島平スキー場において、第39回日中スキー交流会が開かれました。好天に恵まれた中、中国留学生・中国大使館・帰国者の皆さんをはじめ115人が参加して熱気あふれるスキー交流会となりました。

 開会式では石﨑青年委員長、上村力飯山日中会長、西堀正司県日中理事長、瀧澤友パノラマランド木島平支配人が、あいさつ。「参加者が心を通わせ、ケガの無いよう日中友好の楽しいスキー教室、スキー交流会にしましょう」と呼びかけました。

 7班に分かれてスキーやスノーボードの教室がおこなわれました。絶好のスキー日和の中、初心者も何度も転びながらもマンツーマンの指導でだんだんとボーゲンのコツを覚え滑れるようになっていきました。スノーボード初挑戦の留学生もさすが若者、形になっていきました。

 夜の交流会では、石﨑青年委員長がスワロースキーや地元木島平村、飯山日中友好協会の協力のもと盛大にスキー交流会を開催できたことに感謝し、「中国留学生や大使館、帰国者の皆さんと懇親交流を通じて親睦を深め、民間同士の友好交流を進めていきたい」と述べました。

 内藤克彦木島平村副村長と、中国大使館の呉慶蘭一等書記官から祝辞をいただき、、長野県華僑総会の王昌勝会長の音頭で乾杯し、懇親会に入りました。

 女性委員会の優雅なフラダンスや、はるばる神奈川県から参加いただいたチャイ華の皆さんの歌、青年委員会の踊りなどが次々と披露され、賑やかな懇親交流会となりました。中国国際放送局孔子学堂の王秀閣さん、県国際交流員の董彤さん、中野市・飯山・長野・飯田の日中友好協会の役員も参加し交流しました。2次会はカラオケで元気な若者の歌声が響きわたり大いに盛り上がりました。

 2日目も好転に恵まれました。自信をもって滑り降りる姿が目立つようになりました。けが人もなく、無事スキー教室を終えて、昼は女性委員会の皆さんが心を込めて準備してくれた豚汁をおいしくいただきました。

 閉会式では、島津女性委員長が「長年にわたってスキー用具とウェアーを提供してくれたスワロースキーの故丸山会長さんの思いを継いで日中両国が平和で友好的な関係を続けていけるよう頑張りましょう」とあいさつすると共感の拍手がおこりました。裏方をつとめた女性委員会メンバーや青年委員会のメンバーにも感謝の拍手が送られました。参加者からは「最初は転んでばかりいたがスキーを滑れるようになり、本当に嬉しかったです。夜の懇親交流会も盛り上がって楽しかった。来年もまた是非参加したい」とのうれしい感想が聞かれました。

 (追伸)日中友好会館代表理事の鄭祥林先生や大使館友好交流部の曹力萍・宋淞夫妻は中級コースを無難にこなしていました。呉慶蘭一等書記官や榮蓉さんの頑張りを称えたいと思います。王秀閣さんや董彤さんもよく頑張って、ボーゲンで気持ちよく初級コースを滑れるようになりました。スキーの楽しさを実感できたとのことです。辛苦了!(シンクーラ)お疲れ様でした!
  日中友好新春女性のつどい、”中国茶を知り味わう”(2/5) 2016

 長野県日中友好協会女性委員会(島津美智子委員長)は2月9日、長野市内のホテル信濃路において日中友好新春女性のつどいを開きました。飯山・須坂・長野・千曲・上田・佐久・松本・飯田など各地から50人が参加し、新年の研修と交流懇親会が行なわれました。

 島津委員長は昨年の県日中女性委員会設立40周年を振り返り、「日中友好にかけた先人の志に思いを致し、今まで積み上げてきた1つ1つの活動を大事にしようと努めてきた。千曲市での総会、木島平でのスキー交流会、上高地での友好キャンプ、新潟総領事館訪問、さらに中国大学生インターンシップ生の皆さんとの交流など心に残る活動ができた。戦争の悲惨さを体験した世代が少なくなりつつある今、日中友好のために何ができるか考え、新たな一歩を踏み出していきましょう」とあいさつしました。

 来賓として高波謙二県日中会長や清水えい子女性委員会顧問、来県中の紀竑さん(福岡領事)、王昌勝県華僑総会長、西堀正司理事長、董彤県国際交流員らが、「県日中は本年創立60周年を迎えますが、県日中の柱となって活躍されている女性委員会のパワーで、日中友好交流の再活性化を図り、平和と繁栄に重要な意義を持つ友好を前に進めていきましょう。女性委員会の新年の活躍に期待します」などと激励しました。

 第1部の研修会では、中国国際放送局長野孔子学堂の王秀閣さんが「中国茶あれこれ」と題して、お茶の歴史や、”チャ”も”ティー”もいずれも中国語の茶がもとになっていること、茶葉の発酵度合いによって緑茶、白茶、青茶、紅茶、黒茶など多様な茶があることなど興味深いお話をしていただきました。また普段味わえない貴重なお茶をふるまっていただきました。

 第2部の交流懇親会では、日本舞踊、真田桜、健康体操などが披露されました。会場のあちこちで和やかな交流が行われました。最後に全員で大きな輪を作り、「ふるさと」をうたいました。当面する2月の日中スキー交流会の成功を誓ってお開きとなりました。なお当日は女性委員会の皆さんが持ち寄った品々でバザーが行われ3万5千円余りの売り上げがあり、女性委員会の資金ができました。
県女性委員会バスツアー、新潟中国領事館を訪問交流(11/19)2015

 県日中女性委員会は11月19日、第8回秋の日中友好研修バスツアーを行いました。女性委員会メンバーら42名が参加して、新潟の中国領事館を訪問し、何平・総領事はじめ関係者から心のこもった歓迎を受けました。

 未明に南信のメンバーを乗せ、岡谷を出発したバスは松本、長野、須坂、中野、飯山と参加者を加えながら、新潟を目指しました。車中では西堀正司県日中理事長から最近の日中関係についてレクチャーを受け、さらに中国語の歌「大海啊、故郷」(海はふるさと)を練習し、自己紹介など交流しながら、11時過ぎには領事館に到着しました。

 何総領事は、心からの歓迎の意を表した後、「長野県の皆さんとの交流は今まであまり機会がありませんでしたが、隣県同士これを機会に交流を深めていきましょう。両国関係は複雑な問題も抱えていますが、女性のパワーを発揮していただき、民間・地方交流を活発にし友好協力を進めていきましょう」と述べました。 

 島津美智子女性委員長や西堀理事長らが訪問御礼のあいさつをし記念品交換が行われました。領事館の内部も案内していただき、領事館の皆さんの仕事ぶりも見せていただきました。現在の領事館は手狭なため、行く行くは新しい領事館に移ることになるそうです。国章の飾られた玄関前にて全員で記念撮影しました。

 続いて何総領事の特別の計らいで、市内の中華レストランに場所を移して歓迎昼食会がもたれました。美味しい中華料理や紹興酒をいただきながら領事館のスタッフの皆さんと交流懇親を深めることができました。感謝の意味を込めて、バスの中で練習してきた「大海啊、故郷」や「ふるさと」を一緒に歌いました。名残を惜しみながら長野での再会を約して会場を後にしました。

 一行はその後、新潟ふるさと村でショッピングを楽しみ、さらに越後一の宮と言われる弥彦神社で菊まつりを鑑賞し英気を養い帰途につきました。バスの中では、「領事館訪問など良い体験ができ楽しく勉強になりました」「来年も友達を誘って参加したい」などと感想が語られました。自慢のカラオケも披露され、長い道のりも短く感じられる有意義な研修バスツアーとなりました。
第50回日中友好キャンプ、友好王国in上高地・小梨平キャンプ場(8/8・9) 2015

長野県日中友好協会青年委員会(石崎琢哉委員長)と女性委員会(島津美智子委員長)は8月8・9日上高地・小梨平キャンプ場にて第50回日中友好キャンプを開催しました。留学生や中国大使館の皆さん、国際交流員、友好協会会員メンバーなど60名余が参加し、楽しい2日間を過ごしました。

 北アルプス穂高連峰の麓、上高地・小梨平キャンプ場は清涼な梓川・河童橋の隣接地にあって参加者の心をときめかしてくれます。下界の気温は35度、ここは別天地で19度、大勢の登山客、観光客でにぎわっていました。開会式で石崎”国王”が、「友好王国」の建国を宣言し、「50回目を迎えた友好キャンプを参加者が協力して成功させましょう」とあいさつしました。松本市都市交流課の堀洋一課長、県日中友好協会の西堀正司理事長、中国大使館友好交流部の王磊三等書記官、県華僑総会の王昌勝会長、地元松本日中友好協会の藤沢光幸事務局長からあいさつをいただきました。

 赤、青、緑、黄色、白のバンダナを目印に5つの班に分かれて活動が開始されます。最初は、やはりこの素晴らしい大自然を体験しようと班毎に大正池目指して散策です。河童橋をわたりせせらぎの水の冷たさを体験し、日本アルプスを世界に紹介したイギリス人牧師ウォルター・ウエストン記念碑の前で写真に納まりました。時間の関係で田代池まで歩いて、Uターン、上高地帝国ホテルを眺めながらキャンプ地に戻りました。全員英気を養い、さていよいよ夕食準備にかかります。炭火おこしに悪戦苦闘しながらも、乾杯、焼肉バーベキューに舌包みを打ちました。国立公園の中でも規則が厳格なこの地はキャンプファイヤーができません。替わりに、コミュニティーセンターに場所を移して夜遅くまで、両国青年の語らいは続きました。

 翌朝は6時起床。ラジオ体操で体をほぐした後、カレー作りに励みました。各班それぞれの味自慢のカレーをおいしく食べ、後片付けの後、明神池コースの散策に出かけました。若者は元気です。女性委員会スタッフがこの間おにぎりなど軽い昼食を準備してくれ、一行が無事戻ったところで腹ごしらえです。「本当に上高地の自然は素晴らしい。一生の思い出です」と大使館の皆さんはじめ留学生たちは喜んでいました。

 閉会式で、島津”女王”は、「今日は長崎原爆の日、平和を願い、キャンプの中ではぐくまれた日中友好を大切に今後に活かして行きましょう」とあいさつしました。留学生、研修生代表や県国際交流員の董彤さんは、「今回初めてキャンプに参加しましたが、本当に楽しかったです。女性委員会や青年委員会の皆さんが活躍している姿に感銘を受けました。このような交流を通じて友好を深めていきたいです」と感想を述べていました。

県日中女性委員会総会、設立40周年を迎えて(6/7~8)2015

 県日中友好協会女性委員会は6月7日、第40回定期総会を開きました。恒例の持ち出し総会は今年は上山田温泉「圓山荘」でおこなわれ、県内から女性委員会のメンバーや来賓など70名が参加しました。

 島津美智子委員長は地元千曲市日中友好協会の協力に感謝した後、「県女性委員会は設立40周年を迎えた。その歩みをまとめた『虹の架け橋Ⅰ』は行動力とエネルギーを感じた。Ⅱは友好の広がりと深まりを、Ⅲは先人の志を受け継ぎ新たな発展を目指す決意を感じた。厳しい日中関係が続いたが、漸く好転の兆しが出てきた。国と国の関係はどうして紆余曲折を繰り返すのかとの思いがするが、5月の南京城壁修復20周年記念式典に参加、日中の学生たちの交流する姿に明るい光を見た思いがした。歴史を踏まえ未来を展望する新しい動きが生まれている。日中友好こそ平和への道との信念のもと頑張っていきたい」とあいさつしました。

 井出正一県日中最高顧問、荒井武志県議、西堀正司県日中理事長、清水えい子女性委員会顧問、石崎琢哉県日中青年委員会代表らが日ごろの女性委員会の活躍に感謝し、エールを送りました。

 総会では14年度の活動報告や決算報告を承認した後、15年度の活動方針と予算が採択されました。設立40周年にあたり先人の志に思いをいたし友好の促進に努めること、友好キャンプやスキー交流会を通じて中国留学生・研修生・帰国者との交流を深めること、女性会員の拡大と相互の親睦を深める活動に取り組むことなどが盛られています。

 第2部では岡田昭雄・千曲市長が「これからのインバウンド観光」と題して記念講演しました。観光立国、観光立市を目指す日本、千曲市の現状と課題を数字を挙げてわかりやすく紹介しました。このところ急激な伸びを示している中国人観光客などをさらに大勢受け入れていくために無料LANの整備などに力を入れていくことの必要性や、河北省邢台市やインドネシアのパルパル市などとの友好交流の状況も紹介し、好評でした。
 続いて、舞台女優の神田さち子さんが「忘れられない女性との出会い-”帰ってきたおばあさん”を演じ続けるわけ」と題して残留婦人との出会い以来19年間1人芝居をやってきたその熱き思いを語りました。

 第3部の交流懇親会では地元の二胡奏者の長谷川さんがすばらしい演奏を披露したのを皮切りに各地区から歌や踊りの出し物が次々と繰り出され、大変楽しい交流会となりました。最後に、来年の開催地の須坂市日中女性委員会に県女性委員会の旗が手渡されました。

 翌6月8日には荒砥城跡(戦国時代の遺跡)、杏の里スケッチパーク、森将軍塚などを巡り、木の花でランチ。参加者からは「大変有意義な2日間で楽しかった」との感想が聞かれました。
第38回日中スキー交流会in木島平スキー場、打ち解けて友好交流(3/21~22)2015

 長野県日中友好協会青年委員会(西村源委員長)と同女性委員会(島津美智子委員長)の主催により、3月21、22日の両日、木島平村のパノラマランド木島平スキー場において、第38回日中スキー交流会が開かれました。好天に恵まれ春スキーの雰囲気の中、中国留学生・中国大使館の皆さんをはじめ70人余りが参加し打ち解けて熱気あふれる交流会となりました。

 開会式では島津委員長、西堀正司県日中理事長、上村力飯山日中会長が、「参加者が心を通わせ、日中友好の楽しいスキー交流会にしましょう」とあいさつしました。

 8班に分かれて指導員のリードのもと、スキーやスノーボードの教室がおこなわれました。絶好のスキー日和の中、初心者も何度も転びながらもマンツーマンの指導でだんだんとコツを覚え、全員がリフトに乗れるようになっていきました。5回以上のスキー体験のある、かなりのレベルの人もいました。スノーボードの班も開設されました。

 夜の交流会では、冒頭、長年にわたりスキー用具を提供していただき昨年逝去されたスワロースキーの故丸山哲三会長のご冥福を祈って黙祷をささげました。西村青年委員長が地元木島平村や、スワロースキー、飯山日中友好協会の協力のもと盛大にスキー交流会を開催できたことに感謝し、「中国留学生や大使館の皆さんとスキー交流会を通じて親睦を深め、民間同士の友好交流を進めていきたい」と述べました。

 日台正博木島平村長と、中国大使館の王磊三等書記官、長野県華僑総会の王昌勝会長から祝辞をいただきました。スワロースキーの山田進管理部長の音頭で乾杯し、懇親会に入りました。

 女性委員会の優雅なフラダンスや、はるばる神奈川県から参加いただいたチャイ華の皆さんの活動紹介、大使館の皆さんの歌、青年委員会の踊りなどが次々と披露され、和やかで賑やかな懇親交流会となりました。中国国際放送局孔子学堂の朱丹陽さん、中野市・飯山市の日中友好協会の役員も出席し激励交流しました。ホテル側の配慮もあり2次会もカラオケで大いに盛り上がりました。

 2日目も好転に恵まれました。自信をもって滑り降りる姿が目立つようになりました。けが人もなく、無事スキー教室を終えて、昼は女性委員会の皆さんが心を込めて準備してくれたきのこ汁をおいしくいただきました。

 閉会式では、裏方をつとめた女性委員会メンバーや青年委員会のメンバーに感謝の拍手が送られました。藤沢淳一青年委員会事務局長は「例年と比較すると、参加者の人数は半分程度でしたが、顔と名前の一致する中身の濃い交流ができました。参加者の皆さんからは、”楽しかった。また参加したい”との声を多くいただいたので、来年はより多くの方々に参加していただけるのではないかと期待しております」と語っていました。
日中友好新春女性のつどい、”言葉でつながる日本と中国”(2/5)2015

 長野県日中友好協会女性委員会(島津美智子委員長)は2月5日、長野市内のホテル信濃路において日中友好新春女性のつどいを開きました。飯山・中野・須坂・長野・千曲・上田・佐久・松本・飯田など各地から50余人が参加し、新年の研修と交流懇親会が行なわれました。

 島津委員長は映画「望郷の鐘」や汪婉大使夫人を囲んでの女性懇談会での開拓団関係者の発言を紹介し2度と日中は戦争をしてはならないと述べ、「日中関係にはやや明るい兆しが見えてきたように思う。本年は長野県日中女性委員会設立40周年の節目の年。改めて日中友好にかけた先人の志に思いをいたし、友好の流れを滞らせることなく地道に活動を積み重ねてまいりましょう」とあいさつしました。

 来賓として山根敏郎副会長や清水えい子女性委員会顧問、西堀正司理事長西村源県青年委員長らが、女性委員会の日ごろの活躍に感謝した後、「天の半分を支える女性のパワーと民間の総合力で、平和と繁栄に重要な意義を持つ友好を前に進めていきたい。女性委員会の新年の活躍に期待します」と激励しました。

 第1部の研修会では、中国国際放送局長野孔子学堂の朱丹陽先生が「言葉でつながる日本と中国-ひつじ年と現代中国事情」と題してお話していただきました。旧年を追い払う爆竹の由来や赤が魔よけの意味を持つことなどや日本でもおなじみのひつじにちなんだ四文字熟語など興味深いお話をしていただきました。また昨年の中国十大ニュースの画像を交えての紹介もわかりやすく好評でした。

 第2部の交流懇親会では、ジャンケンゲームやフラダンス、「大海は故郷」の合唱、上田の踊りなどが次々と披露され盛り上がりました。最後に全員で大きな輪を作り、「ふるさと」をうたいました。当面する3月の日中スキー交流会の成功を誓ってお開きとなりました。なお当日は女性委員会の皆さんが持ち寄った品々でバザーを行いました。
県女性委員会バスツアー、中国大使館を表敬交流(11/19)2014

 県日中女性委員会は11月19日、第7回秋の日中友好研修バスツアーを行いました。女性委員会メンバーらが参加して、東京の中国大使館を訪問し、楊宇・参事官(広報部)より「最近の日中関係について」講演いただいた後、歓迎昼食会が行われ友好を深めました。

 この日、未明に飯山を出発したバスは長野・松本と高速道沿いに参加者を加えながら、東京を目指しました。車中では西堀正司県日中理事長から最近の日中関係についてのレクチャーに耳を傾け、さらに中国国際放送局長野孔子学堂の朱丹陽さんの指導で「大海啊、故郷」(海はふるさと)を発音から学習し最後はうまく歌えるようになりました。予定通り11時半には大使館に到着しました。飯田日中の皆さんや全国本部の佐藤洋一さんたちとも合流し、総勢66名となりました。

 楊参事官は、心からの歓迎の意を表した後、「世界にまれな交流の歴史を持つ隣国の間柄の日中両国はともに学びあう関係にあり、仲良くしていくことは両国の賢明な選択であり世界からも歓迎される。両国首脳の会談が持たれ両国関係改善に重要な一歩を踏み出した。今後は日中共同声明など4つの基本文書と先の4項目の合意を守り進むことが大切と思う。ともにウインウインをはかる立場から一部の問題があっても対話と平和的方法で解決していきたい。両国の交流と協力を推進し特に青少年交流を発展させていきたい。大使館として今後とも民間交流を積極的にサポートしていきたい」などと述べ、参加者に感銘を与えました。 

 島津美智子女性委員長が訪問御礼のあいさつをし記念品交換が行われました。意見交換の席では森田恒雄飯田日中会長、西堀正司理事長らが講演に感謝し友好推進の提案や意見を述べました。続いて歓迎昼食会がもたれ美味しい中華料理をいただきながら大使館のスタッフの皆さんと交流懇親を深めることができました。最後に感謝の意味を込めて、バスの中で練習してきた「大海啊、故郷」を一緒に歌いました。玄関前にて全員で記念撮影し名残を惜しみながら長野での再会を約して大使館を後にしました。友好交流部の王磊さんには特にお世話になりました。

 一行はその後、渋谷文化村ザ・ミュージアムでフランス絵画展「夢見るフランス絵画-印象派からエコールド・パリ へ-」を参観して更に英気を養い、帰路につきました。バスの中では自慢の歌が次々に飛び出し、盛り上がりました。初めて参加した方も「大変和やかで楽しく勉強になった1日でした」と感想を述べていました。
県日中女性委員会総会、”日中友好を心から願って”(6/8~9)2014

 県日中友好協会女性委員会は6月8日、第39回定期総会を開きました。恒例の持ち出し総会は今年は湯田中温泉「水明館」でおこなわれ、県内から女性委員会のメンバーや来賓など80名が参加しました。

 島津美智子委員長は地元中野市日中友好協会の協力に感謝した後、「県女性委員会は秋のバスツアーで孫文と梅屋庄吉の事績を学び、新春女性のつどいでは和田登先生から『望郷の鐘』の主人公山本慈照さんの事績を学んだ。青年委員会と共催で友好キャンプ・友好スキー交流会にとりくんだ。日中関係は依然厳しい状況が続いているが、民間では、日中の若者が直接触れ合う努力をしている。日中両国指導者には日中友好を心から考えていただきたい。日中友好こそ平和への道との信念のもと頑張っていきたい」とあいさつしました。

 福沢宏夫県日中副会長、西堀正司県日中理事長、西村源県日中青年委員長らが日ごろの女性委員会の活躍に感謝し、エールを送りました。

 総会では13年度の活動報告や決算報告を承認した後、14年度の活動方針と予算が採択され、新役員が選出されました。友好キャンプやスキー交流会を通じて中国留学生・研修生・帰国者との交流を深めること、女性会員の拡大と相互の親睦を深める活動に取り組むことなどが盛られています。

 第2部では池田茂・中野市長(市日中友好協会会長)が「これからの国際交流、日中友好のあり方」と題して記念講演しました。横浜銀行総合研究所勤務時代に中国を研究テーマに東北やアモイ、上海などを幾度か訪れた体験を踏まえて、地理的歴史的な視点、文明の衝突(相互影響)などの角度から日中関係を広い視野から見ていくことの必要性をお話いただきました。エネルギー問題、環境問題は時間はかかるが相互依存・互恵関係の構築によってしか解決されない、礎になるのは同じ人間としての民間レベルでの真の文化交流と指摘されました。友人の日中カップル夫妻の体験的文化交流も紹介されて好評でした。
 続いて、おはなし玉手箱DonDon主宰の小野千恵子さんが、小林東一郎さんの和太鼓演奏をバックに高井の民話「黒姫」の悲恋物語を朗読披露しました。全員吸い込まれるように聞き入りました。

 第3部の交流懇親会では地元出身の中山晋平や高野辰之にちなんだ歌が披露されたのを皮切りに各地区から歌や踊りの出し物が次々と繰り出され、大変楽しい交流会となりました。最後に、来年の開催予定の千曲市日中女性委員会に県女性委員会の旗が手渡されました。

 翌6月9日には中野のバラ祭り、土人形資料館、中山晋平記念館、陣屋などを参観しました。参加者からは「大変有意義な2日間でした。女性同士の日中民間交流をこれからも進めていきたい」との感想が聞かれました。
第37回日中スキー交流会in志賀高原一の瀬スキー場、180人の熱気(3/15~16)2014

 長野県日中友好協会青年委員会(西村源委員長)と同女性委員会(島津美智子委員長)の主催により、3月15、16日の両日、山ノ内町志賀高原の一の瀬ファミリースキー場において、第37回日中スキー交流会が開かれました。中国留学生・帰国者・中国大使館の皆さんをはじめ180人が参加し盛大で熱気あふれる交流会となりました。

 開会式では島津委員長が、「大勢の参加者が心を通わせ、日中友好の楽しいスキー交流会にしましょう」とあいさつしました。

 日中友好のゼッケンをつけ16班に分かれて青年委員会などの指導員のリードのもと、スキーやスノーボードの教室がおこなわれました。絶好のスキー日和の中、初心者も何度も転びながらもだんだんとコツを覚え直滑降からボーゲンへと進み、多くの人がリフトに乗れるようになっていきました。5回以上のスキー体験のある、かなりのレベルの人もいました。留学生らの要望に応えてスノーボードの班も開設され40人ほどが参加しました。

 夜の交流会では、西村青年委員長が180名もの参加を得て盛大にスキー交流会を開催できたことに感謝し、「日中関係は現在困難な中にあるが、スキー交流会を通じて親睦を深め、民間同士の友好交流を進めていきたい」と述べました。

 西堀正司県日中理事長と、中国大使館の王麟三等書記官から祝辞をいただきました。スキー用具を提供していただいたスワロースキーの丸山哲三会長の音頭で乾杯し、懇親会に入りました。杯を交わしながら交流しました。

 女性委員会の優雅なフラダンスや信大留学生の歌、帰国者の創作ダンス、大使館の皆さんの歌などが次々と披露され、「うるわしの志賀高原」までとび出して大いに盛り上がりました。中国国際放送局の朱丹陽さん、長野県華僑総会の王昌勝会長、地元山ノ内町・中野市・飯山市の日中友好協会の役員も出席し激励交流しました。

 2日目も好転に恵まれました。自信をもって滑り降る姿が目立つようになりました。けが人もなく、無事スキー教室を終えて、昼は女性委員会の皆さんが心を込めて準備してくれたきのこ汁などをおいしくいただきました。

 閉会式では、裏方をつとめた女性委員会メンバーが登壇し参加者から感謝の拍手が送られました。留学生の代表が「楽しいスキー交流でした。友人の皆さんの友好の熱意を必ず友人知人に伝えたいと思います」と述べました。15人ほど参加した帰国者の皆さんも大変楽しかったと喜んでいました。
日中友好新春女性のつどい、残留孤児の父・山本慈照氏の事績に学ぶ(2/6)2014

 長野県日中友好協会女性委員会(島津美智子委員長)は2月6日、長野市内のホテル信濃路において日中友好新春女性のつどいを開きました。飯田・諏訪・松本・上田・千曲・中野・飯山・須坂・長野など各地から60余人が参加し、新年の研修と交流懇親会が行なわれました。

 島津委員長は「日中関係の改善が見られないまま新年を迎えました。日本に在住している中国の人たちはどんな気持ちで新年を迎えたでしょうか。昨年来日した15歳の少女が日中関係を憂えているのを知って、胸を痛めた。丹羽前大使は日中関係改善のために日中両国のリーダーは何をすべきか、私たちは何をすべきか考え努力しなければならないと言っていた。さまざまな困難はあるが、今年も力を合わせ日中の平和友好に努めていきたい。3月の日中スキー交流会を成功させましょう」とあいさつしました。

 来賓として山根敏郎副会長や西堀正司理事長らが、女性委員会の日ごろの活躍に感謝した後、「女性のパワーと民間の総合力で閉塞状態を打破し、両国政府を動かし、友好を前に進めていきたい。女性委員会の新年の活躍に期待します」と激励しました。

 第1部の研修会では、児童文学者の和田登氏が「『望郷の鐘』を語る-満蒙開拓と山本慈照さんについて」と題して講演し、残留孤児の父と言われた山本さんの生い立ちや事績を紹介しました。厚生省と残留孤児の帰国について粘り強く掛け合い多くの孤児の永住帰国に道を開いた、その活力の源は「一隅を照らす-これ国の宝なり」の教えとの出会いであり、それを実践した生涯であったことをわかりやすく語りました。和田氏原作の『望郷の鐘』が山田火砂子監督により映画化に向けて準備が進められていることにも触れ、、映画製作への協力を呼びかけました。山田監督は「はだしのゲン」などの社会派監督として活躍されている方です。

 第2部の交流懇親会では、飯山、諏訪、長野、上田の皆さんなどが次々と歌や踊りを披露し盛り上がりました。当面する3月の日中スキー交流会の成功を誓ってお開きとなりました。なお当日は女性委員会の皆さんが持ち寄った品々でバザーを行いました。
日中友好バスツアー、「辛亥革命秘話、孫文と梅屋庄吉」の事績に学ぶ(11/21)2013

 県日中女性委員会は11月21日、第6回秋の日中友好研修バスツアーを行いました。女性委員会メンバーらが参加して、東京日比谷の松本楼を訪問し、同館副社長で梅屋庄吉のひ孫に当たる小坂文乃さんより「辛亥革命秘話、孫文と梅屋庄吉」をお聞きしました。講演会には中国大使夫人の汪婉参事官らも参加され、その後ゲスト出演で孔暁鑫さんの古箏の演奏が奏でられる中、和やかに交流昼食会がもたれました。

 松本楼は梅屋庄吉なじみの場所で、梅屋夫妻の仲立ちで孫文と宋慶齢がここで結婚披露宴を行ったことで有名。高村光太郎・夏目漱石・松本清張などの作品の舞台ともなり多くの要人が訪れており、2008年には福田康夫総理の案内で胡錦涛主席も会食しています。

 未明に飯山を出発したバスは長野・松本・諏訪と高速道沿いに参加者を加えながら、東京を目指しました。車中では西堀正司県日中理事長から最近の日中関係についてのレクチャーに耳を傾け、さらに中国国際放送局長野孔子学堂の朱丹陽さんの指導で「大海啊、故郷」(海はふるさと)を反復学習し最後はうまく歌えるようになりました。11時すぎには予定通り日比谷公園の松本楼に到着しました。井出正一会長や全国本部の佐藤洋一さん、東京都日中の永田英二理事長さんたちとも会場で合流、総勢51名となりました。

 松本楼での交流会では島津美智子委員長のあいさつに続いて、井出会長と汪婉参事官から激励のご挨拶をいただきました。小坂さんが語る曽祖父・梅屋庄吉のお話は実在の資料に裏付けられた、親しみのこもったもので、時空を越えて私たちも、共に孫文を支援し宋慶齢を間近に感じられるようでした。近代史の中で日本人が、辛亥革命に共鳴し孫文と深い信頼関係を結び、いまのお金に換算して1兆円もの支援を続けたことは、日中関係史上特質すべきことだと感動を覚えました。大アジア主義の原点を垣間見る思いがしました。お別れに小坂さんの著書にサインをしていただきました。

 一行はその後、江戸東京博物館で「明治のこころ-モースの見た庶民の暮らし」特別展を参観して、帰路につきました。バスの中では自慢の歌が次々に飛び出し、盛り上がりました。初めて参加した方も「大変和やかで楽しい1日でした」と感想を述べていました。
第48回日中友好キャンプ、友好王国in佐久穂・駒出池キャンプ場(7/6・7) 2013
長野県日中友好協会青年委員会(西村源委員長)と女性委員会(島津美智子委員長)は7月6・7日佐久穂町駒出池キャンプ場にて第48回日中友好キャンプを開催しました。留学生や、帰国者、国際交流員、友好協会会員メンバーなど90名が参加し、楽しい2日間を過ごしました。

 八ヶ岳山麓・八千穂高原の駒出池キャンプ場は白樺や唐松林の中の公園のような風情があって、バンガロウや施設も使いやすく整備されていました。開会式で「友好王国」の建国を元気に宣言しました。開会式には、井出正一県日中会長が激励のあいさつに駆けつけてくれました。佐々木定男町長さんからもりんごジュースの差し入れをしていただきました。

 5つの班に分かれて活動が開始されます。池から流れ出る清流で魚のつかみどりが行われました。40匹のニジマスを40人もの若者が裾をまくり上げて魚を追いかけました。多く魚を捕まえた班から夕食のバーベキューのプラス素材が優先的に選択できるのです。皆真剣な表情でした。中国の人はつかみ取りがうまい!最高は7匹の赤色班でした。ほっと一息、バームクーヘン作りと豚肉の燻製作りにプチチャレンジの後、食事の準備に移りました。炭火を真っ赤におこし、野菜を大きく切って下ごしらえ。乾杯の後、おなじみのバーベキューです。ビール片手に焼肉をほおばり大いに語り合いました。続いてキャンプファイヤーを囲んでのフォークダンスや、ウララで盛り上がりました。最後に花火を手に手に童心に返って大はしゃぎしました。さらに夜遅くまで、両国青年の語らいは続きました。

 翌朝は6時半起床。ラジオ体操で体をほぐした後、カレー作りに励みました。各班それぞれの味自慢のカレーをおいしく食べ、後片付けの後、高原のミニ運動会。スプーンでのボール運び、ペットボトル水運び競争、ダンボウルで作ったキャタピラ自走競争、仲良し風船運び、はてはパン食い競争と続きます。景品は昼の流しソウメン最上流での賞味権です。力を合わして頑張りました。結果桃色組優勝。昼が楽しみです。

 青年委員会と女性委員会スタッフが用意してくれた流しソーメン。孟宗竹をうまく使って10メートルほどのコースができていました。スイカを頬張りながら、皆さんの目は流しソーメンの仕掛けに釘づけです。順番で上から並んで、スタート。下部にはソーメンが行きません。でも安心してください、だんだんと、位置を交替してみんな美味しいソーメンを味わうことができました。最後に女性委員会の愛情のこもったおにぎりがふるまわれました。

 閉会式で、留学生代表は、「今回初めてキャンプに参加しましたが、よく計画してあって本当に楽しかったです。中国と日本はどんなことがあっても仲良くしていかねばならないと強く実感しました。帰国後友達に必ず話します」と感想を述べていました。
県日中女性委員会総会、”友好こそ平和の道”長野で交流深める(6/9)2013

 県日中友好協会女性委員会は6月9日、第38回定期総会を開きました。恒例の持ち出し総会は今年は長野市松代ロイヤルホテルでおこなわれ、県内から女性委員会のメンバーや来賓など70名余が参加しました。

 島津美智子委員長は地元長野市日中友好協会の協力に感謝した後、「県日中の方針のもと友好の発展を願って活動してきた。青年委員会と車の両輪で友好キャンプやスキー交流会に取り組み、また『女性委員会の歩み-虹の架け橋Ⅲ』も発刊できた。県内には1万名以上の中国の皆さんが住んでいるが、仲良く友人として暮らしている。日中関係は依然厳しい状況が続いているが、日中友好こそ平和への道との信念のもと頑張っていきたい」とあいさつしました。

 井出正一県日中会長、野池明登県観光部長、西堀正司県日中理事長、西村源県日中青年委員長らが日ごろの女性委員会の活躍に感謝し、エールを送りました。

 総会では12年度の活動報告や決算報告を承認した後、13年度の活動方針と予算が採択されました。友好キャンプやスキー交流会を通じて中国留学生・研修生・帰国者との交流を深めること、女性会員の拡大と相互の親睦を深める活動に取り組むことなどが盛られています。

 第2部では岩下隆先生(元信州大学中国語講師)が「中国女性史の光と影」と題して記念講演しました。歴史に名を残した三大女傑や近代中国のリーダーの妻たちをエピソードを交えて紹介し封建社会から近現代にいたる女性史の光と影を解説していただきました。

 第3部の交流懇親会では各地区の歌や踊りの出し物が次々と繰り出され、和やかな、楽しい会となりました。最後に、来年の開催予定の中野市日中女性委員会に県女性委員会の旗が手渡されました。

 翌6月10日には松代の佐久間象山記念館・象山神社や大英寺(真田信之の妻小松姫の菩提寺)、池田満寿夫美術館を参観しました。
第36回日中友好スキー交流会in木島平(2/23~24)2013

 長野県日中友好協会女性委員会(島津美智子委員長)と同青年委員会(島崎公明委員長)の主催により、2月23、24日の両日、木島平村のパノラマランド木島平スキー場において、第36回日中スキー交流会が開かれました。交流会には中国留学生・帰国者・中国大使館の皆さんをはじめ150人が参加し盛大で有意義な交流会となりました。

 開会式では島津委員長と西堀正司県日中理事長、上村力飯山日中会長が、「大勢の参加者が心を通わせ、日中友好の楽しいスキー交流会にしましょう」とあいさつしました。その後、8班に分かれて青年委員会メンバーの指導員のリードのもと、スキー教室がおこなわれました。初心者の方もだんだんとコツをつかみ直滑降からボーゲンへと進み、リフトに乗れるようになっていきました。スキーは2度目3度目でかなりの腕前の方もいました。留学生の要望に応えてスノーボードの班も開設されました。

 夜の交流会では、島崎青年委員長が留学生や帰国者、大使館の皆さんをはじめ150名の参加を得て盛大にスキー交流会を開催できたことに感謝し、「日中関係は現在困難な中にあるが、ゆらぐことなく民間同士の友好交流を進めていきたい。参加の皆さんにはスキー交流の楽しい思い出と友人を作り、日中の架け橋となっていただきたい」と述べました。木島平村の芳川修二村長や飯山日中友好協会の柳沢万寿夫副会長、中国大使館の孫美嬌参事官から祝辞をいただきました。孫参事官は3度目となる参加で、「日中の政府関係が厳しい中辛い思いをお互いにしていますが、両国は互いに切っても切れない間柄で、留学生や帰国者は日本の皆さんと仲良く付き合っていて、まさに親戚のような関係です。長い目で見て両国は必ず友好関係を築いて行くことが出来ると確信しています」とあいさつし大きな拍手をあびました。スキー用具を提供していただいたスワロースキーの中島勝弘専務が丸山哲三会長の代理で乾杯の音頭をとり、懇親会に入りました。杯を交わし交流しながら、和太鼓の歓迎演奏や、ビンゴ・ゲーム、女性委員会の優雅なフラダンスなどもあり、大いに盛り上がりました。木島平子供太鼓は小学2年生から中学生までの編成で全国大会3度優勝のハイレベルの迫力ある演奏で、感動しました。

 2日目はあいにくの大雪でスキー教室は安全を優先して行われました。豪雪地帯の豪快な雪の降り方には留学生の皆さんもびっくりしていました。昼は女性委員会の皆さんが心を込めて準備してくれたおにぎりと豚汁をおいしくいただきました。

 閉会式では、裏方をつとめた女性委員会メンバーが登壇し参加者から感謝の拍手が送られました。留学生の代表と大使館の呂新峰さんが「楽しいスキー交流でした。友人の皆さんの友好の熱意を必ず友人知人に伝えたいと思います」と述べました。帰国者の池田充さん、姜秀樹さん、金田友幸さんも家族連れで参加し「楽しい2日間でした。次回も参加したいです」と喜んでいました。

 王昌勝県華僑総会会長、西堀正司県日中友好協会理事長、池上一巳上田日中友好協会会長、湯本秀司木島平観光社長らも参加し、参加者を激励しました。
日中友好新春女性のつどい、平和友好の思い(2/7)2013

 長野県日中友好協会女性委員会(島津美智子委員長)は2月7日、長野市内のホテル信濃路において恒例の日中友好新春女性のつどいを開きました。飯田・諏訪・松本・上田・千曲・中野・飯山・須坂・長野など各地から50人が参加し、新年の交流会が行なわれました。

 島津委員長は尖閣問題で大変な困難に見舞われた昨年を振り返り、「日中両国のリーダーには知恵を出してもらい良好な友好関係を築いて行って欲しい。こうした困難な中でも、『虹の架け橋Ⅲ-県女性委員会の歩み』の発刊や、交流と学習のバスツアー、スキー交流会と友好キャンプが皆さんの協力のもと成功裡に実施できたことに感謝したい。友好こそ平和への道という信念を持って歩んでいきたい。元気よく2013年の活動をスタートさせていきましょう」とあいさつしました。

 来賓として出席した井出正一会長は、女性委員会の日ごろの活躍に感謝した後、「1月末の協会代表訪中団で村山顧問、加藤会長らと共に李源潮政治局員はじめ中国要人らと会見し、意見交換をしてきた。双方とも何とかしなければとの思いを持っている。村山談話が話題となったが、歴史を鑑として次世代に教訓を引き継いでいくことが大切だと思う。民間の立場で日中の相互信頼回復に取り組んでいきたい。女性委員会の新年の活躍に期待します」と激励しました。

 第1部の研修会では、坂田雪男氏(89)が「宝興長野郷開拓団~シベリア抑留を語る」と題して、昭和18年旧満州延寿県宝興にわたり、昭和20年5月徴兵、日本の敗戦によってシベリアに抑留された体験を語り、平和の大切さを訴え、出席者に感銘を与えました。

 第2部の交流懇親会では、村山ひとみ前委員長の黒田節に始まり、飯山、長野、上田の皆さんなどが次々と歌や踊りを披露し盛り上がりました。当面する2月23・24日の日中スキー交流会の成功を誓ってお開きとなりました。今回女性委員会ではみんなで持ち寄った品々でバザーを行いました。
県日中女性委員会『虹の架け橋Ⅲ』出版祝賀会(9/3)2012

 長野県日中友好協会女性委員会(島津美智子委員長)は9月3日、ホテル・チサングランド長野において、この10年間の友好活動の歩みを綴った『虹の架け橋Ⅲ~県女性委員会の歩み~』の出版祝賀会を開きました。女性委員会メンバーや来賓など53人が出席し、10年の数々の取り組みを振り返りながら出来上がったばかりの記念誌の完成を祝いました。

 あいさつに立った村山ひとみ前委員長は「皆様のご協力のもとようやく完成しました。10年をさかのっぼって色々やってきたなと感慨深い。先輩の後を引き継いで新たにバスツアーなどにも取り組み、おかげでお仲間も増えました」と感慨もひとしおの様子でした。松原京子編集委員長は21回にわたる会議を持ってきめ細かく編集を進めてきたことを報告しました。井出正一県日中会長はじめ来賓の皆さんは、日ごろの女性委員会の活躍に敬意を表し、立派な親しみやすい記念誌の発刊を祝って祝辞を述べました。

 記念誌の構成は、まず14ページにわたるカラー刷りグラビアのページがあり、見る人に分かりやすく女性委員会の多彩な活動を紹介しています。唐家璇・中日友好協会会長から寄せられた「国交民親 民交心知」の色紙も巻頭を飾りました。第1章は「友好活動の思い出」で10年間の主要な取り組みを紹介。第2章では「私と中国-原点から活動へ」と題して平和友好の思いを綴っています。第3章では「各地区の活動」を紹介、第4章の「資料編」では年表や役員、「女性委員会だより」などを収録しています。
野尻湖畔で第47回日中友好キャンプ(7/21・22)2012

長野県日中友好協会青年委員会と女性委員会は7月21・22日信濃町野尻湖湖楽園キャンプ場にて第47回日中友好キャンプを開催しました。留学生や研修生、帰国者、友好協会会員メンバーなど98名が参加し、楽しい2日間を過ごしました。

 雨の中の開会式でしたが「友好王国」の建国を元気に宣言して、早速6つの班に分かれて班の旗を作りました。色鮮やかなひまわりや、パンダやナウマン象をあしらった旗などが完成し、この旗の下、各班一体となっての活動が始まります。開会式には、地元信濃町の松木重博町長さんも激励のあいさつに駆けつけてくれました。

 6つの班に分かれて、食事の準備。おなじみのバーベキュー、ビール片手に焼肉をほおばり大いに語り合いました。雨もいつの間にか上がり、キャンプファイヤーを囲んでのフォークダンスやヤンコー踊り、ウララで盛り上がりました。最後に花火を手に手に童心に返って大はしゃぎしました。

 翌朝は6時半起床、ラジオ体操で体をほぐした後、カレー作りに励みました。各班それぞれの味自慢のカレーをおいしく食べ、各班自慢の旗の品評会が行われました。ひまわりをデザインした黄色組が優勝、景品はなんと昼の流しソウメン最上流場所での賞味権です。昼が楽しみです。
 野尻湖といえばナウマン象です。町のご好意で博物館を参観しました。巨大なナウマン象が一行を歓迎してくれました。4万年前氷河期には日本は中国大陸と陸続きだったんだ、と記憶に刻み、野尻湖遊覧に向かいました。最も美しいといわれている湖畔風景を堪能しました。

 この間青年委員会と女性委員会スタッフは流しソーメンの準備に励んでいました。孟宗竹をうまく使って10メートルほどのコースが完成しました。全員戻ったところでスイカを頬張り、続いていよいよ流しソーメンです。旗の品評会の順番で上から並んで、スタート。下部にはソーメンが行きません。でも安心してください、だんだんと、位置を交替してみんな美味しいソーメンを味わうことができました。

 閉会式で、留学生代表は、「今回初めてキャンプに参加しましたが、皆さんあたたかく本当に楽しかったです」と感謝していました。

県日中女性委員会阿智・昼神で総会ー女性の友好の輪を広げよう(6/5)2012

 県日中友好協会女性委員会は6月10日、第37回定期総会を開きました。恒例の持ち出し総会は今年は下伊那郡阿智村の「昼神グランドホテル天心」でおこなわれ、県内から女性委員会のメンバーや来賓など70名余が参加しました。

 村山ひとみ委員長は地元飯田日中友好協会の行き届いた協力に感謝した後、「昨年は東日本大震災の苦難の中から何とか立ち上がろうと行動を起こしはじめた年でした。県日中の方針のもと友好の発展を願って活動してきました。青年委員会と車の両輪で友好キャンプやスキー交流会を実施、また『女性委員会の歩み-虹の架け橋Ⅲ』の編集を進めました。本年は国交正常化40周年にあたりさまざまな記念事業に取り組んでいきたいと思います。日中の平和友好を願い、日日友好にも力をいれ女性の友好の輪を広げていきましょう」とあいさつしました。

 総会では11年度の活動報告や決算報告を承認した後、12年度の活動方針と予算が採択されました。友好キャンプやスキー交流会を通じて中国留学生・研修生・帰国者との交流を深めること、女性会員の拡大と相互の親睦を深める活動に取り組むことなどが盛られています。役員改選では、村山委員長の勇退を受けて、新委員長に島津美智子さんが選出されました。村山さんには大きな花束が贈られ大きな拍手でその労をねぎらいました。島津新委員長は、村山委員長が実践された「まず日日友好から」を肝に銘じ、先輩の皆さんの熱き思いを胸に頑張りたいと決意を述べました。

 第2部では満蒙開拓平和記念館準備会事務局長の三沢亜紀さんが「満蒙開拓の歴史を受け継ぐ」と題して記念講演しました。広島出身の三沢さんは「平和教育の中で育ってきた。被害者としての受けとめであった。満蒙開拓団の送出と敗戦後の悲劇は加害者と被害者の両側面を有しており、自分にとって新鮮な驚きであり、この問題に真剣に取り組んでみたいと思うようになった」と語り、満蒙開拓の歴史を若い世代が受け継いで行くことの重要性を語りました。そして平和記念館の意義を多くの人々に受けとめてもらえるよう頑張りたいとのお話に感動の拍手が送られました。続いて記念館準備会が長野朝日放送とともに制作したDVD「満蒙開拓の真実/国策移民の実像と悲劇」を観賞しました。

 第3部の交流懇親会では飯田在住で活躍されている内蒙古出身の佐々木ハスゲレルさんのモンゴル民族音楽の名演奏に始まり各地区の歌や踊りの出し物が次々と繰り出され、和やかな、楽しい会となりました。最後に、来年の開催予定の長野市日中女性委員会に県女性委員会の旗が手渡されました。

 翌6月11日には信濃比叡・長岳寺(残留孤児の父といわれる山本慈照先生ゆかりの寺)を参観した後、満蒙開拓平和記念館予定地を見学、さらに水引工芸を参観しました。
第35回日中友好スキー交流会in車山高原(3/10~11)2012

 長野県日中友好協会青年委員会(島崎公明委員長)と同女性委員会(村山ひとみ委員長)の主催により、3月10、11日の両日、茅野市車山高原スキー場において、恒例の第35回日中スキー交流会が開かれました。交流会には中国留学生・帰国者・中国大使館友好交流部の皆さんをはじめ80余人が参加し有意義な交流となりました。

 前夜からの大雪も上がりスキー場のコンディションも良好の中、開会式の後早速、6班に分かれてスキー教室がおこなわれました。初心者も青年委員会などの指導員のリードのもと汗だくになりながらスキーにチャレンジしました。初心者もだんだんとコツをつかみ直滑降からブレーキの体勢、ボーゲンへと進歩が見られるようになっていきました。スキーは2度目3度目でかなりの腕前の方もいました。スノーボードの班も開設されました。

 夜の交流会では、スキー用具を提供していただいたスワロースキーの丸山哲三会長も参加し、日中友好にかける思いを語りました。張向東一等書記官も日中国交正常化40周年にあたりさらに交流を深めようと呼びかけました。杯を交わし交流しながら班ごとの歌の発表や、ビンゴ・ゲーム、青年委員会メンバーのダイナミックな踊りなどもあり、大いに盛り上がりました。

 2日目のスキー教室ではほとんどの人がリフトに乗れるようになり、緩やかなコースを滑り降りれるようになりました。雪質も良く快適なスキー日和のなかスキーの楽しさを味わっていました。昼は女性委員会の皆さんが準備してくれたおにぎりと豚汁をおいしくいただきました。

 閉会式では、留学生を代表して、信州大学の李震さんが「本当に楽しいスキー交流でした。4年間の留学を終えてまもなく帰国しますが心温かく接していただき感謝します。友人の皆さんの友好の熱意を友人知人に伝えたいと思います」と語っていました。帰国者の池田照美さんや姜秀樹さんも家族連れで参加し楽しい2日間でした次回も参加したいと喜んでいました。大使館から参加された8名の皆さんもスキーを楽しみ交流を深めていただきました。中国国際放送局の鄧徳花さんも、初スキーを体験し大勢の皆さんと交流を深めました。

 柳平千代一茅野市長、王昌勝県華僑総会会長、丸茂伊一茅野市日中友好協会長、西堀正司県日中友好協会理事長、池上一巳上田日中友好協会副会長らも交流会に出席し激励してくれました。
日中友好新春女性のつどい、にぎやかに新春交流(2/9)2012

 長野県日中友好協会女性委員会(村山ひとみ委員長)は2月9日、長野市内のホテル信濃路において恒例の日中友好新春女性のつどいを開きました。飯田・諏訪・茅野・松本・上田・千曲・中野・飯山・須坂・長野など各地から50人が参加し、にぎやかに華やかに新年の交流が行なわれました。

 村山委員長は昨年を振り返り、大震災の被災者の皆さんに改めて思いを寄せるとともに、交流と学習のバス旅行、スキー交流会と友好キャンプが皆さんの協力のもと成功裡に実施できたことに感謝し、国交正常化40周年の節目の年に当たり『虹の架け橋Ⅲ-県女性委員会の歩み』の6月完成を目指して鋭意とりくんでいることを報告しました。

 第1部の研修会では記念講演として、漢方医の薛叶祥先生が「私の一日(朝起きてから夜寝るまで)」と題して、身近にできる健康法を話していただき好評でした。第2部の交流懇親会では、諏訪のよいてこや上田の真田桜の踊り、日中両国の歌が披露され盛り上がりました。最後に全員で手をつないで「ふるさと」を合唱、当面する3月のスキー交流会の成功を誓ってお開きとなりました。今回女性委員会ではみんなで持ち寄った品々でバザーを行いました。売上の5万円あまりは貴重な活動資金にしたいと報告されました。
県日中女性委員会秋のバスツアー、後楽寮訪問し留学生と交流(11/22)2011

県女性委員会は恒例の秋のバスツアーを実施し、11月22日39名が日中友好会館・後楽寮を訪問しました。未明に飯山を出発したバスは長野・松本・諏訪と県内を高速道沿いにお仲間を加えながら、後楽寮を目指しました。

 予定時間の11時を若干遅れて友好会館に到着。村上理事長や王理事、鈴木常勤参与をはじめ、中国留学生の寮委員会メンバーが出迎えていただき歓迎対面式が行われました。村上理事長が「20年余にわたり800名もの後楽寮の留学生が長野県にホームステイでお世話になってきました。東大・早稲田大などで学ぶ学生たちは、ほとんど大学と寮の生活なので、ホームステイで初めて日本の文化に触れることができます。皆さんのお越しを心より歓迎します」とあいさつ。和やかな懐かしい雰囲気で交流が始まりました。清朝時代に近代日本を範にしようと留学生派遣がスタートし留学生寮の役割を担って善隣会館が建設され、日中友好会館・後楽寮として引き継がれている歴史を鈴木さんから紹介いただいた後、寮委員会の活動の様子を留学生の代表からご紹介いただきました。

 続いて友好会館とその付属施設である後楽賓館、後楽寮、日中学院などを案内いただきました。会館創立に尽力いただいた廖承志先生と古井喜実先生の像の前で記念写真に納まりました。展示ホールや会議室、食堂レストラン等の施設を参観、後楽賓館のスイートルームからは隣接する小石川後楽園や東京ドームが眼下に見渡すことができロケーションの良さに感心しました。留学生の部屋は2人部屋で勉学しやすい作りになっていました。皆さん良く勉強されるそうです。参観が終わると歓迎昼食会が準備されていて留学生とともに食堂でいただきました。通常の食事内容に+アルファーとのことでしたが、とても美味しくて皆さんから好評でした。後楽寮の玄関で全員揃って記念撮影し、再会を約してお別れしました。

 鈴木さんには、お隣の小石川後楽園や中国文化センターの手配ご案内もしていただきました。後楽園は徳川光圀ゆかりの庭園で明末の有名な儒学者朱舜水との縁も深いとお聞きし親しみを覚えました。文化センターの絵画展「北京の街角」も興味深く鑑賞しました。昼食会や庭園の入場料を全て負担いただき感謝に耐えません。「中国留学生ホームステイで皆さんを歓迎しお返ししたい」帰りのバスの中での感想が聞かれました。

おんたけ山麓で日中友好キャンプ(7/17・18) 2011

長野県日中友好協会青年委員会と女性委員会は7月17・18日木曽王滝村のおんたけ銀河村キャンプ場にて第46回日中友好キャンプを開催しました。留学生や帰国者、友好協会会員メンバーなど75名が参加し、楽しい2日間を過ごしました。

 開会式で「友好王国」の建国を宣言して、霊峰御嶽山の麓、標高2160mの田の原高原散策に向かいました。雄大な御嶽山の姿を仰ぎ見、かなたに木曽駒ケ岳を眺めての至福のひとときを過ごしました。

 高原散策の後は6つの班に分かれて、食事の準備。おなじみのバーベキュー、ビール片手に焼肉をほおばり大いに語り合いました。キャンプファイヤーを囲んでのフォークダンスやウララは中国の皆さんに好評でした。そして銀河キャンプ場ならではの観望会では星座語りや天体望遠鏡で土星を見るなど貴重な体験ができました。

 翌朝は7時起床、ラジオ体操、太極拳で体をほぐした後、カレー作りに励みました。各班それぞれの味自慢のカレーをおいしく食べ、滝めぐりに向かいました。険しい道を登って行くと新滝の豪快な景観が現れました。さらに山道を進み清滝に至りました。疲れも忘れ心身ともに清浄され活力が漲りました。

 この間女性委員会スタッフはご飯をこねて「五平もち」作りに励んでいました。全員戻ったところでスイカを頬張り、五平もちを美味しくいただきました。
 
閉会式で、留学生代表は、「今回初めてキャンプに参加しましたが、皆さんあたたかく本当に楽しかったです」と感謝していました。

女性の友好の輪を広げよう-県日中女性委員会松本で総会(6/5)2011

 県日中友好協会女性委員会は6月5日、第36回定期総会を開きました。恒例の持ち出し総会は今年は松本美ヶ原温泉の「ホテル翔峰」でおこなわれ、県下から女性委員会のメンバーや来賓など75名が参加しました。

 村山ひとみ委員長は地元松本日中友好協会の行き届いた協力に感謝した後、「東日本大震災の犠牲者、被災者の皆さんに心からお見舞い申し上げます。青年委員会と車の両輪で友好海キャンプやスキー交流会を実施、また秋には友好協会創立60周年祝賀訪中団に大勢の仲間が参加し友好の思いを深めました。さらに横浜山手中華学校訪問バスツアーを行いあたたかい歓迎をいただき有意義な交流ができました。日中関係に波風があっても日中友好や平和の大切さに思いをいたしながら日日友好にも力を入れともに力を合わせて友好活動を進めて行きましょう」とあいさつしました。

 総会では10年度の活動報告や決算報告を承認した後、11年度の活動方針と予算が採択されました。友好キャンプやスキー交流会を通じて中国留学生・研修生・帰国者との交流を深めること、女性会員の拡大と相互の親睦を深める活動に取り組むことなどが盛られています。

 第2部では松本日中友好協会会長の相澤孝夫・相澤病院院長が東日本大震災に際し、医療救護班として宮古や石巻など現地で活躍した状況を映像を交えて講演しました。被災地への思いを深めることのできた時宜を得たお話に感謝の拍手が送られました。

 第3部の交流懇親会では松本在住で活躍されている野田裕子さんの二胡の名演奏に始まり各地区の歌や踊りの出し物が次々と繰り出され、和やかな、楽しい会となりました。最後に、来年の開催予定の飯田日中女性委員会に県女性委員会の旗が手渡されました。
第34回日中友好スキー交流会in菅平、女性委員会メンバーも大活躍(2/26~27)2011

 長野県日中友好協会青年委員会(高山浩一委員長)と同女性委員会(村山ひとみ委員長)の主催により、2月26、27日の両日、上田市菅平高原スキー場において、恒例の第34回日中スキー交流会が開かれました。交流会には中国留学生・帰国者らをはじめ108人が参加し有意義な交流となりました。

 快晴の青空の下、開会式の後早速、6班に分かれてスキー教室がおこなわれました。初心者も青年委員会メンバーなどの指導員のリードのもと汗だくになりながらスキーにチャレンジしました。最初は転んでばかりの初心者もだんだんとコツをつかみ直滑降からブレーキの体勢、ボーゲンへと進歩が見られるようになっていきました。スキーは2度目3度目でかなりの腕前の留学生もいました。今回初めてスノーボードの班も開設されました。

 夜の交流会では、地元の同好会メンバーによる青木村壁塗り音頭が披露され拍手喝采を浴びました。杯を交わし交流しながら班ごとの歌の発表や青年委員会メンバーのダイナミックな踊り、ジャンケン景品争奪戦などもあり、大いに盛り上がりました。

 2日目のスキー教室では全員がリフトに乗って、緩やかなコースを滑り降りれるようになりました。雪質も良く快適なスキー日和のなか昨日の苦労と打って変わってスキーの楽しさを味わっていました。女性委員会メンバーはこの日はおにぎりと豚汁作りに精を出しました。スキー教室を終えてもどった参加者に大好評でした。豚汁は本当に美味しかったです。

 留学生の代表は「本当に楽しいスキー交流でした。また参加したい」と語っていました。帰国者の池田慧子さん(5年生)は小学校の同級生小川博子さんとともに参加しましたが、パラレル・ボーゲンをマスターでき、楽しかったと喜んでいました。北京放送局の劉非さんも参加し、大勢の皆さんと交流を深めました。

 留学生や帰国者にスキー用具を提供いただいた㈱スワロースキーの丸山哲三会長代理の山田進取締役部長や上田市長代理の笠原茂正真田地域センター長、西堀正司県日中友好協会理事長、池上一巳上田日中友好協会副会長らも交流会に出席し激励してくれました。
日中友好新春女性のつどい(2/9)2011

 県日中女性委員会(村山ひとみ委員長)は恒例の新春女性のつどいを開催し、周立民先生(須坂病院漢方内科医師)から「漢方医学における未病について」の講話を聴き健康への関心を深めた後、二胡や和太鼓の演奏を楽しみながら、新年の日中の相互信頼と友好を深める活動をすすめて行くことを確認し交流しました。
横浜中華学校を訪問交流-県日中女性委員会秋の日中友好バスツアー(11/16)2010

 長野県日中女性委員会(村山ひとみ委員長)は11月16日、本年で3回目となる秋のバスツアーを行い、横浜中華街と横浜山手中華学校を訪問交流しました。ツアーには県下各地区女性委員会メンバーら40名が参加しました。長野駅前を6時半に出発したバスは、赤や黄色に色づいた山の向こうに白銀の北アルプスを見ながら信濃路を進み、松本、諏訪で各地区の参加者を加えて目的地に向かいました。途中、富士山の雄姿を眺め、また西堀正司理事長から日中関係についての話を聞いたり、交流会用に中国語の歌の練習をしたりしながら首都高速経由で11時半には横浜中華街に到着しました。

 APECが無事終わり平穏を取り戻した横浜ですが、ここ中華街は大勢の観光客でにぎわっていました。翠香園で美味しい中華をいただいた後、中華街を散策、関帝廟にお参りしたり、名物のシューマイなどを買い終えて、午後2時いよいよ中華学校を訪問しました。

 玄関に潘民生校長がにこやかに出迎えていただきました。4月に新装成った学校は57億円をかけた7階建の立派なもので、中華街から徒歩で15分、JR石川町駅北口前に建っています。時間の関係でまず小学部の授業を参観しました。3階では小3の子供たちが、中国語文や日本語(国語)を熱心に学んでいる様子に感心しながらシャッターを切りました。窓には全員の課題文の書き取りなどが展示されていて、才能を積極的に伸ばす競争原理を取り入れている様子が伺えました。4階の中国文化室に案内いただき、潘校長の歓迎あいさつの後、映像を交えて学校の概況と歴史を紹介していただきました。

 小・中学部と幼稚園があり現在生徒数は526人(内幼稚園児106人)、先生と職員が41人だそうです。日本の制度上の規定で、学校法人としての認可が得られず、各種学校としての苦労もある中で、華僑・華人の子女を主な対象として能力開発教育を推進してきたと言います。「①中日2ヶ国語を流暢に話せ、②日本の学校と同等の学力を持ち、③総合的素質を向上させ競争力を備えた時代の要請に合致した中日友好と発展に貢献できる人材育成-これが本校の教育目標です」。自信に満ちた潘校長の姿が印象的でした。

 先生はまた1898年に孫文の提唱により横浜大同学院として創立されて以来の学校の歴史を紹介されました。100余年の歩みの中で、関東大震災、米軍大空襲、台湾当局からの干渉などさまざまな困難があった中で、多くの愛国華僑の支持と協力を得てそれを克服し、在日華僑華人の子弟に中華文化を伝え、中日両国の友好促進に努め、時代の要請に沿った人材養成に励んできたととのことです。会員からも次々と質問が出され、有意義な交流会となりました。放課後、体育館では卓球が行われていました。1階でかわいい盛りの幼稚園児に囲まれてカメラに収まり、皆さん感激でした。潘校長に感謝しながら学校を後にしました。

 帰りのバスの中では、感想をそれぞれが発表し、カラオケで交流しながら大いに盛り上がって、友好の1日を終えました。今回の訪問では長野県華僑総会の王昌勝会長に大変お世話になりました。
柏崎で第45回日中友好海キャンプ(7/18・19)2010

 長野県日中友好協会青年委員会と女性委員会の主催で第45回日中友好海キャンプが柏崎国民休養地キャンプ場で開かれました。留学生や帰国者、日中友好協会会員など90余人が参加しました。

 「友好王国」を建国宣言して、晴れ渡った夏空のもと元気に海水浴、バーベキュー、キャンプファイヤー、カレー作り、自由交流と有意義な2日間を過ごしました。海の家に移動、準備が終わって海にチャレンジ、海水浴は初めてという留学生、帰国者もいて、皆さん大喜びでした。心行くまで海を楽しんだ後は、キャンプ地に戻って、5班に分かれて食事の準備。炭火のバーベキュー、ビール片手に焼肉をほおばり会話が弾みました。キャンプファイヤーを囲んでヤンコー踊りやウララを踊り、最後は花火を楽しみました。

 翌朝は7時起床、ラジオ体操で体をほぐした後、カレー作りに励みました。各班それぞれの味自慢のカレーをおいしく食べ、元気な若者たちは再び海に向かいました。木陰でフリータイムを楽しむみなさんの脇で、女性委員会スタッフはせっせと残ったご飯をおむすびに。海グループが戻ったところでスイカ割りがおこなわれ、みんなで山形村の冷えた黄色いスイカを頬張りました。

 閉会式で、留学生代表は、「海水浴もバーベキューもキャンプファイヤーも、バンガローの固い床も忘れがたい思い出。本当に楽しかったです」と感謝していました。
諏訪に80名つどい県日中女性委員会総会(6/7)2010

 
県日中友好協会女性委員会は6月7日、第35回定期総会を開きました。恒例の持ち出し総会は今年は御柱祭りでにぎわった諏訪市内のホテル「紅や」でおこなわれ、県下から女性委員会の役員会員57人と山田勝久諏訪市長や井出正一県日中会長ら来賓20人あまりが参加しました。

 村山ひとみ委員長は地元諏訪市日中友好協会の行き届いた協力に感謝した後、「青年委員会と車の両輪で友好キャンプやスキー交流会を実施、また昨年11月には平山郁夫シルクロード美術館訪問ツアーを行い平山夫人のあたたかい歓迎をいただき有意義な交流ができた。新春女性のつどいでは開拓団の悲惨な逃避行の様子を三井寛先生からお聞きして平和の大切さを実感した。友好協会創立60周年の年に当たり日中友好や平和の思いを抱きながら日日友好にも力をいれともに力を合わせて友好活動を進めて行きたい」とあいさつしました。

 総会では09年度の活動報告や決算報告を承認した後、10年度の活動方針と予算が採択されました。友好キャンプやスキー交流会を通じて中国留学生・研修生・帰国者との交流を深めること、女性会員の拡大と相互の親睦を深める活動に取り組むこと、10月の協会創立60周年訪中団の参加などが盛られています。役員改選では、村山委員長などが再選されました。

 第2部では山田市長が「大連と諏訪市」と題して講演し、大連市に100名規模の大型訪中団を2度にわたって派遣し、交流を深めている様子が映像を交えて紹介されました。落研で鍛えた名調子に会場は大いにわきました。

 第3部の交流懇親会では八剣太鼓の演奏に始まり各地区の歌や踊りの出し物が次々と繰り出され、大変和やかな、楽しい会となりました。最後に、来年の開催予定の松本日中女性委員会に県女性委員会の旗が手渡されました。
第33回日中友好スキー交流会、120人が集い友好の輪(3/6~7)2010

 3月6・7日の両日、小谷村の白馬乗鞍温泉スキー場において中国留学生・大使館・帰国者らを招いて120人が参加し恒例の第33回日中スキー交流会が開かれました。

 あいにくの雨模様でしたが、開会式の後早速、9班に分かれてスキー教室。初心者も青年委員会メンバーなどの指導員のリードのもと汗だくになりながらスキーにチャレンジしました。だんだんとコツをつかみリフトに乗れるようになっていきました。2度目3度目で結構滑れる留学生もいました。特に大使館の葛廣彪参事官は中級コースを難なく滑る腕前で、颯爽とスキーを楽しんでいました。

 夜の交流会では、地元の同好会メンバーによる信州小谷太鼓や大北日中のコーラスサークルの歓迎の演奏が行われました。杯を交わし交流しながら班ごとの合唱披露や、スワロースキー提供のスキーグッズのジャンケン大会などもあり、大いに盛り上がりました。

 2日目のスキー教室では小雪の舞う中、斜面を滑り降りる姿が多くなりました。昼は女性委員会の皆さんが準備してくれたおにぎりと豚汁をおいしくいただき、閉会となりました。留学生の代表は「本当に楽しいスキー交流でした。良い思い出になりました」と語っていました。

 スワロースキーの丸山哲三会長や小谷村の相澤保副村長、大北日中の福島信行会長も交流会に出席し激励してくれました。
日中友好新春女性のつどい 開拓団の悲劇を学び、そして和やかに交流懇親会(2/10)2010

 長野県日中友好協会女性委員会は2月10日、長野市内のホテル信濃路で恒例の日中友好新春のつどいを開催しました。つどいには、県内各地から女性委員会メンバーら70名が参加し有意義な1日を過ごしました。

 村山ひとみ委員長は日頃の友好活動への参加協力に感謝を述べた後、昨年平山郁夫シルクロード美術館を訪ね美知子夫人から歓迎いただいたこと、青年委員会とともにスキー交流会や友好キャンプを楽しく実施できたことを報告し、本年は日中友好協会創立60周年にあたり先輩のみなさんの努力のあとを継いで友好の輪を広げて行きたいとあいさつしました。西堀正司県日中理事長や長野滞在中の中国国際放送局の劉非さんがお祝いのあいさつをしました。

 第1部の研修会では、黒台信濃村開拓団理事長の三井寛さんに「不思議と命長らえて・・・中国人の養子となって」と題して、小学5年生のとき迎えた敗戦、それからの言語を絶する極限状態の逃避行の生々しい体験をお話いただきました。全身を耳にして目に涙を浮かべながらメモをとりながらの1時間でした。戦争を憎み平和を強く望む、中国とは本当に仲良く付き合って行きたいとの思いがひしひしと伝わってきました。

 続いて、長野市出身のシンガーソングライターの清水まなぶさんに自作の「沈まぬ夕陽」を歌っていただきました。15歳で旧満州に渡り20歳敗戦、1年の逃避行の後日本に帰国した中島多鶴さんの半生を描いた「沈まぬ夕陽」を歌いきった清水さんの熱唱に感動の拍手が送られました。三井さんの体験談を聞き、若者の鋭い感性で開拓団の悲劇を描き子供たちにも伝えていこうと実践している清水さんの姿を見て、参加者の胸に熱い思いがこみ上げてきました。

 第2部の交流懇親会では山根敏郎県日中副会長が、2年前北京オリンピックの聖火リレーが長野にやってきたとき、女性委員会の皆さんが心をこめて紅白の饅頭を用意し市民、留学生にくばってあたたかく応援したことに触れ、日頃本当に素晴らしい活動を展開しているとエールを送りました。福沢宏夫副会長の音頭で乾杯し和やかに懇談交流しました。諏訪市日中の女性員会メンバーから御柱の木遣りが披露されたり、長野のメンバーからびんずる踊りが披露されたり、会場はにぎやかに盛り上がりました。最後に、全員で手をつなぎながら「ふるさと」を合唱しました。
県日中女性委員会、平山郁夫シルクロード美術館を訪問交流深める(11/25)2009

 長野県日中友好協会女性委員会(村山ひとみ委員長)は恒例の秋の交流活動として、11月25日、平山郁夫シルクロード美術館(山梨県北杜市長坂町)を訪ねるバスツアーをおこないました。早朝7:30雨模様の長野駅を出発したバスが山梨県に入るころには空は晴れ、雲の上には富士山が雄姿を見せ、私たちを歓迎してくれました。
 
 西堀理事長の平山郁夫先生と美知子夫人の出会いと活躍の話をたっぷり聞きながら、定刻の10時には美術館に到着しました。話題の平山美知子夫人(美術館館長)が娘さんや美術館スタッフとともににこやかにあたたかく迎えてくれました。事前のレクチャーの成果でしょうか、初対面とは思えない懐かしい親しみを感じ、ご案内をいただきながら館内を参観しました。新館開館1周年記念展示としてガンダーラ--仏像のふるさと--特別展がおこなわれていました。ガンダーラ芸術の粋といってもいい素晴らしい仏像が目前に展示されているのです。仏陀立像、菩薩坐像、弥勒菩薩立像、仏陀誕生や仏伝図、そしてガンダーラの神々と人々が展示されており、その数は100を雄に超えていました。解説を全身耳にしながら聞きながら、目は仏像に釘づけ、2-3世紀のガンダーラ仏は激しい存在感を持って見る人をひきつけるのです。2階は平山郁夫画伯のシルクロードの世界が展開していました。ローマを目指すらくだに乗った隊商、10余の大型絵画は見る人をして幻想の世界にいざないます。時空を超えてともにローマを目指して旅してきました。美知子夫人を囲んで一緒に記念撮影、記念にといただいたカレンダーは平山画伯の素描が添付されたもので額に入れれば素晴らしいインテリアです。ため息混じりに美術館を後にしました。

 甲府市に移動してフルーツセンター見晴らし園で名物のほうとう鍋をおいしくいただき、続いてマンズワイン勝沼ワイナリーでワインの試飲、自分の舌を信じて土産のワインを購入しました。長野県出身の方がワインの歴史や製造過程などを詳しく紹介してくれたのがうれしかったです。「長野県のワインはこのところ金賞を獲得することが多く大変おいしくなりました。当社も小諸に工場があり優秀製品を送り出しています」。温暖化のせいで寒冷地のぶどうの質が注目されるようになってきているとのことでした。長野県産ワインに誇りを持とうとエール交換しながら工場を後にしました。帰りのバスの中では、ビールも出て語りあり歌あり交流に花を咲かせて楽しい友好の1日が過ぎました。
第44回日中友好キャンプ、美ヶ原に80人が集う(7/25~26)2009

 第44回日中友好キャンプが、7月25・26日美ヶ原高原の山麓、標高1400mにある涼しい水源林の中にたたずむ桜清水コテージで開かれました。長野県日中友好協会青年委員会と女性委員会の主催で、中国留学生・河北省農業研修生・帰国者・一般合わせて80名が参加し楽しい2日間を過ごしました。

 今回は『ゆったりとスローライフをたのしみながら、森の静かなリゾートライフを満喫しよう』をコンセプトに、友好王国が建国され、参加者は5つの村に分かれ、班活動で岩魚つりやバーベキュー、カレー作りで食を確保したり、キャンプファイヤーでの踊り、コテージでの夜半までの語らいや早朝の凛とすみきった空気の中でのラジオ体操など、団体行動での楽しさを知りました。2日間、国や世代を越えて、相互理解と友好の絆を深めることができました。
県日中女性委員会総会、飯山の斑尾高原に70人が集う(5/31~6/1)2009

 長野県日中友好協会女性委員会は5月31日、飯山市斑尾高原ホテルで70人が出席して第34回定期総会を開催しました。
 村山ひとみ委員長は地元飯山日中友好協会の行き届いた協力に感謝した後、「昨年度はオリンピック聖火リレーを紅白のまんじゅうを1000袋くばって応援し、また日中友好海水浴交流会やスキー交流会を青年委員会と協力して取り組むとともに、初の試みとして中国大使館訪問バスツアーを計画し有意義な交流ができた。新春女性のつどいでは中島多鶴さんの開拓団の悲惨な逃避行の話をお聞きして平和の大切さを実感した。日中友好や平和の思いを抱きながら日日友好にも力をいれともに力を合わせて友好活動を進めて行きたい」とあいさつしました。

 総会では08年度の活動報告や決算報告を承認した後、09年度の活動方針と予算が採択されました。友好キャンプやスキー交流会を通じて中国留学生・研修生・帰国者との交流を深めること、中国婦女連合会との交流、女性会員の拡大と相互の親睦を深める活動に取り組むことなどが盛られています。

 第2部では石田正人・飯山市長が「足で稼いで心でつなぐ」と題して講演し、JAでの豊富な体験にもとづいたエピソードを紹介し、地域のふれあいによって心を通わせることの大切さを話されました。また中国からの159人に上る女性の農業研修生が地域の農業の担い手として活躍しており、中にはお嫁さんとなって飯山市民になったケースもあることを披露し中国との交流を大切にしている状況も紹介していただきました。

 第3部の交流懇親会は各地区の歌や踊りの出し物が次々と繰り出され、大変和やかな、楽しい会となりました。長野県日中友好協会の井出正一会長ら来賓も女性委員会の日頃の活躍にエールを送っていました。
真剣に、そして和やかに--日中友好新春女性のつどい(2/5)  2009

 長野県日中友好協会女性委員会(村山ひとみ委員長)は2月5日長野市のホテル信濃路において2009年日中友好新春女性のつどいを開きました。

 村山委員長はあいさつの中で昨年1年間女性委員会が県協会とともに県内各地で多彩な行事を展開し成果をあげてきたことに触れ、特に11月には46名で中国大使館を友好訪問し有意義な交流ができたこと、4月の長野市でのオリンピック聖火リレー応援に参加できたこと、四川大地震カンパ活動・帰国者支援活動などを通じて日中友好に大きく貢献できたと述べ、「厳しい社会経済状況のなかでも元気に日中友好に頑張っていきましょう」と語りました。

 続いて『葫蘆島-旧満州からの引き揚げはこうして行われた(満蒙開拓の歴史から平和について考える)』と題して中島多鶴さん(泰阜村)の講演が行われました。一家とともに満州開拓団として旧満州大八浪に渡り6年目に敗戦、死の逃避行の後、葫蘆島からの奇跡的な帰国、そして帰国後は残留婦人や残留孤児たちの支援活動に取り組んだ重い体験を紹介しました。「あの戦争が無ければこのような悲劇は無かった」「命ある限り平和を守り日中友好に尽くしたい」しみじみとした語りに90人の参加者は深くうなずきながら聞き入りました。

 第2部の新春交流会は53人の出席のもと歌あり踊りありの楽しい和やかな交流会となりました。全員で「ふるさと」を斉唱し、平和と友好を誓い合いました。

*『沈まぬ夕陽-満蒙開拓の今を生きる中島多鶴』(信濃毎日新聞社 1500円)は中島多鶴さんの半生を紹介した本で、満州開拓団の歴史背景やその後たどった悲劇を知るのに大変参考となる本です。ご一読をお薦めします。

長野県日中友好協会女性委員会、12地区46人が大使館訪問(11/17)2008

 11月17日午前、中国大使館に1台のバスが到着。降り立ったのは長野県日中友好協会女性委員会(村山ひとみ委員長)一行46人。県内12地区から参加した。

 今回の中国大使館表敬訪問・意見交換会は日中平和友好条約締結30周年と長野県・河北省友好提携25周年を記念して実施したもの。当日長野駅を出発、バスの中では西堀正司県日中理事長が「中国ミニ講座」を行った。

 友好交流部孫美嬌参事官は「5月の四川大地震の際の皆さんの暖かいご支援に心から感謝します。草の根交流に期待しています」と歓迎の言葉を述べた。

 意見交換会には進行役の李桂萌政治部書記官をはじめ大使館の若手グループで結成されている「青年勉強会」のメンバー10人が出席して女性の地位向上、環境問題、年金、育児についての質疑応答を行い、「ホームステイを通した日中女性交流が必要」との意見・提案も出された。

 昼食後、女性委メンバーが練習してきた「海はふるさと」と「永久の友情」を斉唱して訪問を終えた。

日中友好海水浴交流会in鯨波、皆さん大喜びでした(7/21) 2008

 7/21(海の日)中国留学生・河北省研修生の皆さんとともに夏の1日を柏崎・鯨波の海で泳いで、浜辺でバーベキューを食べて楽しく交流しました。海が始めての留学生や研修生、帰国者の皆さんはじめ80余名が参加しました。記念撮影のあと準備体操をして海に入りました。海水に体が楽に浮く感覚を実感しながら海水浴?を楽しみました。
 
 海を見ながらの昼のバーベキューも女性委員会の皆さんが事前に準備しておいてくれた新鮮な材料とあわせて肉を焼きながら心行くまで堪能しました。スイカ割りは子供たちが活躍し、みんなでおいしくいただきました。参加者は真っ黒に日焼けしながら、帰りのバスの中でも自慢ののどを披露しながら帰路につきました。

 2008年 日中友好新春女性のつどい 2008
 長野県日中友好協会女性委員会(村山ひとみ委員長)は2月4日長野市内のホテル信濃路で恒例の2008年日中友好新春女性のつどいを開きました。北は飯山、南は飯田と全県から60名の女性委員会メンバーらがつどい、研修と交流の有意義で楽しいひと時を過ごしました。
 第1部の研修会では、シンガーソングライターで長野市豊野町出身の清水まなぶさんのライブ「回想」を聞きました。戦争体験者であるおじいさんの手記をもとに戦争の惨めさと平和の尊さを歌ったこの曲は清水さんのすばらしい語りと胸に響く歌詞とビートの利いたメロディーによって感動を与えてくれました。また「私の戦中戦後体験談」として堀内とよ子さんと小池良子さんが体験発表をしました。続いて3月の日中スキー交流会に中国留学生を招く資金の足しにしようとそれぞれが持ち寄った品物でチャリティーバザーを行いました。
 第2部は祝いの舞あり、歌あり踊りあり、仮装踊りありと次々と楽しいアトラクションが披露されました。楽しみながら語らいながら、日中友好の思いを深めた1日でした。
第43回日中友好キャンプ、箕輪で交流(7/21~22) 2007

 第43回日中友好キャンプが7月21・22日の両日、上伊那郡箕輪町のながた自然公園キャンプ場にて開かれました。
 信州大学留学生、河北省農業研修生、友好協会会員、一般参加者など70名あまりが参加。1日目は伝言ゲーム、借り物競争などで楽しく交流、夕食はバーベキューで焼肉や焼きそばなどみなたくさん食べました。夕食後のキャンプファイヤーでは歌や踊り、花火などで盛り上がりました。2日目はオリエンテーリングを行いました。中国人参加者はオリエンテーリングは初めての人がほとんどでしたが、最初は戸惑いながらも皆楽しくポイントを発見していきました。
 お昼は流しソーメンで交流しました。流しソーメンも初めての人がほとんどでしたが、皆慣れた手つきでソーメンをすくい上げていました。
当日は、天気にも恵まれ、女性委員会・青年委員会のメンバーを中心に、参加者全員で喜びを分かち合えるすばらしい交流キャンプになりました。
第32回県日中女性委員会総会開催  2007
 6月3日、上田市菅平ホテルにおいて、第32回県日中女性委員会定期総会が開催されました。県下から地区女性委員会の代表及び井出県日中会長や母袋上田市長、成沢上田日中会長ら来賓も多数出席して、総勢70名の盛会となりました。総会では、村山ひとみ委員長が「12の地区協会に女性委員会があり400名の女性会員が活躍している。心を一つに力を合わせれば大きな仕事ができる。魅力ある楽しい会にしていきましょう」とあいさつしました。井出会長は日ごろの女性委員会の協力に感謝し、日中両国の戦略的互恵関係を強化するには民間交流が重要な役割を果たすことを強調し、一層の活躍に期待しました。2006年度の活動報告と決算報告が承認され、2007年度の活動方針と予算が採択されました。友好キャンプや友好スキー交流会、新春女性のつどいなどを通じて相互理解と友好を深めていくことを決めました。第2部では、母袋・上田市長が記念講演し新生上田市の意欲的な発展計画や中国寧波市などとの交流の状況を紹介しました。第3部の交流懇親会では上田の皆さんの「お福音頭」を皮切りに次々と出し物が出され賑やかな楽しい会となりました。
第30回日中友好スキー交流会 2007
Ski and Friendship in 竜王スキーパーク


 長野県日中友好協会青年委員会と女性委員会主催の第30回日中友好スキー交流会が2月17・18日、竜王スキーパークで開かれました。中国留学生・研修生・帰国者28名を招き、総勢80名が参加してスキー教室・交流会などがおこなわれました。
 1日目は、好天に恵まれ、スキー指導者の熱心な指導のもと初心者向けのコースを青年委員会のメンバーらと一緒に滑りました。真剣で楽しいスキー教室でした。初めてスキーを履く留学生もリフトに乗って積極的にゲレンデを転びながらも滑れるようになりました。アフタースキーは温泉につかって汗を流した後、夜の懇親交流会。女性委員会の謡曲と日本舞踊に始まり、豪華景品つきのじゃんけんゲーム、留学生の自慢の歌、全員参加の炭坑節や体全体を使っての踊りなど名司会のリードで大いに盛り上がりました。交流会には地元山ノ内町の中山茂樹町長や留学生にスキー用具を無償提供していただいたスワロースキー(株)の丸山哲三会長、西堀正司県日中理事長らも出席して激励してくれました。2日目は、小雪の舞う中でしたが、転ぶ回数もぐっと減り、胸に日中友好のゼッケンをつけスキーに熱中する留学生の姿が印象的でした。お昼は村山委員長をはじめとした女性委員会の皆さんの奮闘で手作りの豚汁とおにぎりを味わいました。閉会式では「先生の指導でスキーもうまくなり本当に楽しかったです」とは留学生代表の感謝のあいさつでした。中国の大晦日と春節にあたった2日間を楽しく有意義に過ごすことができました。

2007年、日中友好新春女性のつどい2007

 長野県日中友好協会女性委員会(村山ひとみ委員長)は、2月5日ホテル信濃路において、恒例の「日中友好新春女性のつどい」を開きました。
 第1部として満州開拓団に加わり中国に残留、1994年に帰国した唐澤寿美さん(81)=下伊那郡高森町=を招き、約70人が体験談に聞き入りました。唐澤さんは「長春の収容所で発疹チフスにかかり収容所を出て、死の寸前中国の婦人に救われ一命を取り留めた」などと敗戦後の逃避行の体験を説明。また望郷の念に駆られながらも身元引き受け人がいないため帰国できなかった頃の辛さを語り、「このような悲惨な体験を繰り返さないためにも戦争は二度と起こしてはいけない」と訴えました。参加者は、平和と友好の大切さを心に刻むことができたと唐澤さんに心からの感謝の拍手を送りました。
 第2部の新春交流会では、芸達者な女性委員会の皆さんから踊りや歌が次々と披露され、またビンゴゲーム・ヤンコー踊りなど楽しい交流がおこなわれ一年の友好のエネルギーを大いに感じさせる楽しい会となりました。
長野県日中友好協会女性委員会定期総会、須坂で90名が参加して賑やかに開催  2006

 長野県日中友好協会女性委員会は6月4日、須坂温泉古城荘で2006年度第31回定期総会を開きました。持ち回り総会と呼ばれる伝統の女性委員会総会には県下から90人の代表が熱心に参加しました。
 県協会創立50周年記念事業への協力参加、キャンプやスキー交流会の開催、留学生・帰国者・中国からの花嫁さん支援交流、地区女性委員会の設立推進など女性の友好の輪を広げていく方針を決めました。
 新役員として、村山ひとみ委員長・島津美智子事務局長などを選出しました。
 第2部では地元の三木正夫須坂市長(須坂市日中友好協会会長)が記念講演しました。
 第3部の恒例の交流懇親会では歌や踊りなどが次々と披露され来賓を巻き込んで会場全体が大いに盛り上がりました。
2006年、日中友好新春女性のつどい
 長野県日中友好協会女性委員会は、2月11日ホテル信濃路において、恒例の「日中友好新春女性のつどい」を開きました。第1部として満州開拓団に加わり中国に残留、1999年に帰国した相沢千代子さん=下伊那郡阿智村=を招き、約70人が体験を聞きました。相沢さんは「水たまりの泥水を飲んで生き延びた」などと敗戦後の逃避行の体験を説明。衰弱した子どもを母親たちが川に投げ捨てる悲劇を目撃したといい、「戦争は二度と起こしてはいけない」と涙ながらに訴えました。
 続いて各地から参加した中国からの8名の花嫁さんが紹介されました。三線の友情出演、ビンゴゲーム・ヤンコー踊りなど楽しい有意義な交流がおこなわれ盛り上がりました。 
 
  県日中友好協会女性委員会創立30周年記念
 夢慧(ゆめさと)ソフト・ヒーリング・コンサート   2005
  -60年目の夏-二度と戦争の悲劇を繰り返さないために-

 長野県日中友好協会女性委員会は8月7日(日)長野市若里市民文化ホールで創立30周年を記念して「夢慧(ゆめさと)ソフト・ヒーリング・コンサート」を開きました。<60年目の夏―二度と戦争の悲劇を繰り返さないために>の思いをこめた日中友好と平和のコンサートには、県内外から500名の皆さんが参加しました。
 「里の秋」「君死にたまうことなかれ」「長崎の鐘」「無縁坂」「母さんの歌」など懐かしい思い出の曲とともに中国ゆかりの「何日君再来」や「海はふるさと」、更にオリジナル曲の「遥か時を超えて」や「信州須坂蔵の町」「信州小布施人」などが披露され、夢慧さんの深みのある歌の世界に浸り、平和の思いをかみしめたひと時でした。 アンコールの最後には県日中友好協会女性委員会のメンバーも壇上に上り、会場を埋めた観客とともに「ふるさと」を合唱しました。
 清水えい子女性委員長は「30数年前は『日中』を語ることさえ理解してもらえない時代だった。靖国問題など日中間の課題は多いが、地道な交流を続けることが平和につながると信じ、友好の輪を広げたい」と語りました。
 県日中女性委員会第30回総会、諏訪に110名集う2005
県日中女性委員会(清水えい子委員長)は第30回定期総会を諏訪市において開催し、創立30周年を盛大に祝い、女性の日中友好の輪を広げていくことを決めました。
2005年日中友好新春女性のつどいを開催
             設立30周年記念のシンポジウムもにぎやかに

 長野県日中友好協会女性委員会(清水えい子委員長)は2月5日長野市のホテル・サンパルテ山王において恒例の日中友好新春女性のつどいを開きました。当日は飯田・伊南・茅野・諏訪・大北・安曇野・松本・上田・千曲・豊野・信濃町・須坂・中野・飯山・長野などから女性会員ら70余名が出席しました。
 第1部の女性委員会設立30周年記念シンポジウムでは、須坂・長野・上田・諏訪・飯田の代表がパネラーとして地域の特徴を生かした活動を紹介したり今年の活動計画を発表したりで、日頃の活躍が参加者の拍手を受けていました。

 中国帰国者や中国からの花嫁さん支援交流活動として日中双方の料理講習会や餅つき大会をおこなったり、生け花や墨絵など文化交流活動に取り組んだり、中国映画会を定期的に開催したり、大使館訪問や「三国志」公演などに親会とともに柱となって取り組んだ様子が紹介されました。また中国旅行の計画を立てている地区もありました。諏訪では6月の第30回県日中女性委員会総会を盛大に開催する準備を進めていることなども発表されました。地区で工夫して会報などを発行し友好の輪を広げている様子に互いに励まされました。
 席上、新しくスタートした中野日中女性委員会が紹介されました。

 第2部の新春交流会は来賓として、親会の役員などを交え、津軽三味線の友情出演もあり、楽しいひとときを過ごしました。
毛大使夫人を招いて新春女性のつどいを開催  2005

 県日中友好協会女性委員会(清水えい子委員長)主催の日中友好新春女性のつどいが2月8日、長野市内のホテル・サンパルテ山王において女性会員や井出正一県日中会長・合木康典県国際課長らの来賓など、約100名の出席のもとにぎやかに開催されました。
 第1部では
中国大使館の毛 女亜 平参事官(大使夫人)の記念講演が行われました。毛参事官は発展する中国の様子や日中両国が官民挙げて友好協力を進めていく必要性を熱を込めて話されました。とくに「中国が小泉首相の靖国神社参拝に反対するのはA級戦犯が合祀されているからで、軍国主義の犠牲者であった戦没兵士を家族の皆さんが参拝することに反対していない」と強調され、「日本軍によって損傷した南京城壁の修復が日中友好協会の呼びかけで進められたが、これは両国民の間の感情を修復する役割を果した」と述べ、感銘を与えました。
 第2部の交流会では毛参事官を囲んで、和やかな交流が行われました。又、昨年河北省を訪れた大正琴の皆さんの美しい演奏や恒例の競り市も行われ有意義な一日となりました。