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◎ 河北省との友好40周年記念し知事を団長に県日中友好訪中団(7/31~8/4)

◎県日中友好協会定期大会に呉江浩中国大使、知事臨席激励 友好訪中団派遣や卓球交流大会など決定(5/25)


◎日中国交正常化50周年記念講演会 
 10/18:西園寺一晃先生
 「米中対立激化の中の日中関係、現状と展望」

 

<資料>北京オリンピック通信:北京オリンピックの長野印記--≪新華体育≫(2022.3.17)







長野茶臼山動物園のレッサーパンダ、中国石家荘市からの親善大使だよ

中国から贈られた朱鷺は年々その数を増やしています。
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長野県日中友好協会と中国国際放送局は、中国語の普及や中国文化の紹介などを趣旨とする、「長野ラジオ孔子学堂」を開設いたしました


満蒙開拓平和記念館  開館から8年半、来場者は20万人に。 お誘いあって参観ください!!


”前事不忘、後事之師”-前事を忘れず、後世の教訓とするー満蒙開拓団の歴史的悲劇を風化させることなく、平和への願いを 今、伝えたい。全国で最も多くの開拓団を送り出した長野県南部のこの地域に全国で唯一の満蒙開拓団に特化した記念館が2013年4月オープンしました。2016年11月7日には、天皇皇后両陛下が来館され、関係者と親しく懇談されました。2019年10月にはセミナー棟も完成しました。

*満蒙開拓団の歴史を時代の流れに沿って展示、映像や写真などを多く用いて、若い世代にも理解しやすい工夫をしています。「語り部」の話や証言映像などを視聴できます。資料閲覧用の資料研究室や喫茶コーナーもあります。お誘いあってご来場ください。

◇開館時間9:30~16:30(入館は16:00まで)  
◇休館日 火曜日(祝祭日の場合はその翌日)、第2・4水曜日、年末年始等
◇入館料一般600円、小中高生300円(団体20名以上の場合はいずれも100円引き)
◇詳細は――>満蒙開拓平和記念館まで

<書籍案内>

◎『虹の架け橋‐長野県日中友好の歩みⅣ』(2000円→特価1500円送料込み)

長野県日中友好協会創立60周年を記念して『虹の架け橋-長野県日中友好の歩みⅣ』が発行されました。グラビアと60年の概況に始まり、この10年間の具体的な活動の紹介、80名に及ぶ皆さんの日ごろの友好活動や友好の思い出の寄稿、年表などが掲載されています。ご一読ください。430ページ。2016年10月12日発行。
*なお、『虹の架け橋』(1500円・創立30周年記念誌)、『虹の架け橋Ⅱ』(2000円・創立40周年記念誌)、『虹の架け橋Ⅲ』(2000円・創立50周年記念誌)も在庫あります。ご希望の方はお申し込みください。→TEL026-224-6517



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 飯田日中友好協会定期総会、訪中団派遣と帰国者2世3世支援交流に力(6/1)

 飯田日中友好協会は6月1日、阿智村の満蒙開拓平和記念館ホールにおいて第62回2024年度定期総会を役員会員、来賓など40数名が出席し開きました。

 清水可晴会長は「昨年創立60周年を迎え記念誌の発刊、天竜村平岡での強制連行中国殉難者慰霊祭等記念事業に取り組み平和友好を再確認した。満蒙開拓平和記念館も開館10周年を迎え「1946展」を開催し好評だった。長年ご苦労いただいた役員に感謝し、新しい役員に加わっていただき新しいスタイルの活動にも取り組んでいきたい。新年度は9月に大連・瀋陽に訪中団を派遣するとともに、帰国者支援活動を1世から2・3世へと広げて行きたい。記念館の語り部活動、自治体パートナー働きかけなどに協力していきたい。日中間のぎくしゃくなど困難があるが、”前事不忘、後事之師”を胸に民間としての友好活動を進めていきたい」とあいさつしました。

 来賓として、佐藤健飯田市長、熊谷秀樹阿智村村長、唐木飯田福祉事務所長、川上信彦・武村直子・早川大地の各県会議員などが出席しました。布施正幸県日中副会長は、来賓あいさつの中で、高波謙二会長逝去を受けて、西堀正司新会長の体制がスタートしたことを報告したのち、「飯田日中の先達の皆さんが開拓団送出と悲惨な体験への深い思いと、強制連行殉難烈士慰霊事業の取り組みを出発点に協会を設立し以来、日中不再戦、平和友好の道を60年の長きにわたり、歩み続けてきた。満蒙開拓平和記念館は開館から10年平和のメッセージを発し続けてきた。先輩の思いを受け継ぎ友好に努力されている皆様に心より敬意を表したい。コロナが平穏化し、昨年から交流が再開され、河北省との友好40周年に際して知事を団長とする訪中団も成果を上げた。卓球交流大会や大学生高校生訪中交流、スキー選手団受け入れ交流などが行われた。米中対立が激化する中で日中関係は困難な時期を迎えているが、全国友好協会設立に尽力された内山完造先生と魯迅の戦時下にあっても途切れることのなっかた友情を思い起こし、「日中友好は最大の安全保障」の言葉を銘記してともに地方民間交流・日中友好を進めていきましょう」とあいさつしました。

 23年度の活動報告、同決算報告、女性委員会と青年委員会の活動・決算報告が承認され、24年度の活動方針、同予算、役員改選が提案採択されました。役員改選では長年、理事長を務められた小林勝人さんが副会長に、新理事長に三石高亜樹さんが就任しました。また記念館の活動報告が寺沢秀文館長より行われました。

 第2部の講演とパネルディスカッションでは「中国帰国者2・3世のこれまでの歩み」をテーマにまず、元熊本保健科学大学の伊吹唯講師が<帰国者の世代間の違いについて理解を深める>ことを目的に話をされたのち、パネラーとして帰国者2世の宮島栄二さんと3世の古俣優華さんが加わりそれぞれの生い立ちを紹介し、中国と日本での生活を語りました。第3部の昼食交流会では打ち解けた懇談が行われました。
 須坂市日中友好協会定期総会、四平市との友好30周年訪中団派遣へ(5/26)

須坂市日中好協会2024年度定期総会は、5月26日、旭ヶ丘ふれあいプラザにおいて開催されました。

 開会に先立ち、事務局長から長野県日中友好協会第7代会長に西堀正司氏が就任されたとの報告があり、参加者一同から祝意の拍手が起こりました。

冒頭の会長挨拶で、三木会長は先に紹介があった、西堀正司氏の長野県日中友好協会会長就任に触れ、西堀さんは、民間人の立場でこれまで様々な日中友好に携わってこられた。長年の地道な活動や真摯な活動によって中国要人とも深い関係を築いてこられたと祝意を表しました。さらに、今年は友好都市四平市との友好都市締結30周年を迎え、8月には、中学生を伴って四平市を訪問する予定で準備を進めている。一層の友好関係を築いてまいりたい、と挨拶しました。

来賓の長野県日中友好協会大月理事長からは、理事長として日中友好活動の状況を考えたとき、非常に難しい局面がある。4年近くコロナによって日中友好活動が中断され、会員の減少、財政力の低下等困難な状況にある。こうした時期に西堀新会長就任ということで、私も大変嬉しく思っている。尊敬できるリーダーの下で、全国的にも素晴らしいと言われている長野県の日中友好交流活動を、しっかりと前へ進めていきたい。日中友好運動は、単なる国際親善や国際交流ではなく、平和を守り、平和を将来に向けて紡いでいく重要な活動であると思っている。ぜひ引き続き皆さんのご支援、ご協力をお願いしたいとの挨拶がありました。

 2023年度活動報告、決算報告、2024年度活動方針、予算などすべての議事について提案どおり可決成立し、新年度のスタートを切りました。

第二部として、新たに県日中会長に就任された、(公社)日中友好協会西堀専務理事の「最新中国事情」と題する講演を行っていただきました。(須坂市日中事務局長 山崎始)

 中日友好協会から祝賀メッセージ届く、西堀新会長の就任を祝う(5/吉日)

 この度、中日友好協会より、西堀正司会長の就任を祝って賀信(祝賀メッセージ)が届きました。ここに紹介させていただきます。内容は下記の通り。

 
                 祝賀メッセージ

 長野県日中友好協会
 会長 西堀正司 先生

 この度、先生が長野県日中友好協会会長にご当選されましたこと、心よりお祝い申し上げます。

 先生は青年時代から日中友好運動に身を投じ、日中友好協会の発展と私たち両協会間の交流と協力を促進するため、多大なご努力を払われました。

 長野県日中友好協会は歴代会長と先生のご指導の下、長きにわたり、日中友好事業にご尽力され、長野県の対中友好交流と協力を推し進め、両国民の相互理解と友情を増進するため積極的なご貢献をなされました。それに対し、衷心より敬意を表します。

 長年来、長野県日中友好協会と当協会は緊密に交流し、深い友情を結びました。先生の長野県日中友好協会会長ご当選を契機に、双方の協力を一層強化しともに中日両国民間友好を促進していく所存です。長野県日中友好協会が先生のご指導の下、中日関係の改善と発展のため、中日世代友好のため、より大きな貢献をなされていくことを心より期待しております。

 最後に、先生の益々のご健勝と、長野県日中友好協会の益々のご発展をお祈り申し上げます。

         中日友好協会
         2024年5月吉日
第62回県日中友好協会定期大会を開催
西堀正司氏を新会長に選出、地方民間交流の再活性化に尽力(5/22)


   長野県日中友好協会は、5月22日長野市内のホテル犀北館で第62回2024年度定期大会を開きました。定期大会には県内各地から110人が出席しました。
 
 定期大会では、コロナ禍の平穏化に伴い再開された交流の成果を踏まえ、中国建国75周年を記念しての訪中団を10月に派遣すること、地方民間交流を再活性化させ友好関係の発展、相互信頼関係の回復を図るなどの新年度の活動方針を決定しました。また昨年10月逝去された高波謙二氏の後任の会長に西堀正司会長代行を選出しました。来賓として、阿部守一知事や楊宇中国大使館公使らが出席され激励をいただきました。

◇第1部定期大会の概況

 松本華恵県青年委員長の司会で大会がスタート。布施正幸副会長が開会を宣言したのち、高波会長はじめこの1年間に物故された皆様に黙祷を捧げました。

 
 西堀会長代行があいさつし、日ごろの協力に感謝を表した後、「国際情勢が激動し各地で戦争が起こっている中、日中関係の悪化をくい止め日中平和友好条約の精神と原則にのっとり平和友好を目指していきたい。日中両国は同じ天の下にある隣国であり、県内にも1万人近い中国関係の皆さんが生活している。友好協会は民間の立場から、日中関係を改善発展させ新しい友好関係を作っていくために、県民の皆さんとともに熱意をもって一層の努力を傾けていきたい」と述べました。

 阿部知事は、定期大会の盛会に祝意を表した後、「昨年は河北省との友好40周年にあたり、友好協会の皆様とともに、河北省や北京を訪問させていただき、中国の皆様方と、しっかり友好交流関係を深めていこうと確認をさせていただいた。私は県知事として、皆様方に築いていただいた、強固な友好交流の基盤の上に立って、内政面では、外国人の方々、中国の皆様にとって暮らしやすい県に、対外的には、世界共通の課題を世界の国々、地域と協力しながら対応していきたい。世界で紛争が起きているが、外交努力とともに市民レベルの交流が極めて重要だと思っている。世界は深刻な気候変動に見舞われており、もはや紛争を起こしている場合ではなく、力を合わせてこの問題に取り組んでいくべきと思う。皆様方と力を合わせて、日本と中国が、よりしっかりとした信頼関係で結ばれた関係になるよう取り組んでいきたい」とあいさつしました。続いて来賓紹介と祝電披露が行われました。

 議長に原山武文(飯綱)・池田真理子(飯田)の両氏、大会運営委員に宮沢信代(長)・宮崎常夫・清水清利・牛山好子・矢島庄一の各氏、大会書記に佐野修一・山崎始の両氏、議事録署名人に米山達雄・松原京子の両氏、役員選考委員に福島信行(長)・金子繁三・小林隆利・小林勝人の各氏を選出し、宮沢運営委員長の大会成立報告を受けて議事に入りました。

2023年度の活動報告(中澤保範事務局長)、決算報告(吉岡弘海会計理事)、会計監査報告(小柳邦義監事)を承認した後、2024年度の活動方針(大月良則理事長+寺沢秀文満蒙開拓記念館長)、予算(土屋博財政委員長)を採択しました。

 活動報告では、コロナ禍の平穏化のもとで交流が再開され、昨年5月には呉江浩大使を迎え、8月には河北省との友好県省40周年を記念し、知事はじめ各界の代表者と県協会代表60名の大型代表団を編成し、北京市、河北省などを訪問し今後の友好交流を方向付ける大成功の訪問となった。また、河北省など5友好都市から中学生卓球選手団を招いて卓球交流大会を開催し友好を深めた。10月、12月には河北省と雲南省へ大学生、高校生計50名を派遣し、1月、3月には、北京市と河北省からアルペンスキージュニア選手団各14名を受け入れた。将来の日中友好交流を担う青少年交流は、両国の善隣友好の絆をより強固なものとし、日中関係を支える基盤となることを確認しました。

 
本年度の活動方針では前年の成果を踏まえ、交流を更に進め、中国建国75周年記念友好訪中団の派遣や河北省・北京市などとの交流、スキー交流、青年学生の相互交流を実施し、日中平和友好条約の原点を再確認して日中不再戦、平和友好の使命を果たし世界の平和繁栄に貢献していくこととしました

 役員改選では、福島役員選考委員長が、会長選考委員会や理事会の論議を踏まえ、西堀正司会長代行を新会長に選任すること、併せて名誉会長の阿部守一知事をはじめとした役員の留任を提案し承認されました。(風間辰一県日中議連会長・大日方貞一信濃教育会会長・若林透県医師会会は役職指名で変更、監事は3名のうち高田忍氏新任)

 続いて、大会スローガン(塚田壮一・長野市日中理事)と大会宣言(橋本孝子県女性委員)が提案され採択されました。

 議事終了後、女性委員会のリードで、全員で「永遠の友情を」を斉唱し友好を誓いました。足立正則・副会長の閉会あいさつで第1部は終了しました。


 ◇第2部祝賀パーティー

 金子繁三副会長の開会あいさつに続いて、西堀正司新会長があいさつしました。「コロナ禍の中断を経て昨年交流が再開された。本年は中国建国75周年、友好協会は74周年になる。当時の日中関係は東西冷戦のさなかで、今とは比較にならない困難な情勢だった。現在、政府間には冷たい風も吹いているが我々民間は恐れない。困難があれば、一層頑張って、地方民間交流を進める決意だ。組織の拡充、県民ぐるみの運動を展開し友好関係を作っていきたい」と力強くあいさつし、協力を呼びかけました。

 楊宇公使は長野県日中友好協会の日頃の活躍をたたえ、西堀新会長のもと県協会のさらなる発展に期待したのち「昨年の呉大使の長野県訪問、知事を団長とする河北省友好訪問、雲南省への学生訪中団派遣など成果をあげた。日中両国の互恵協力を発展させるために、リスクをコントロールして、関係発展をともに目指していきたい。友好の信念を持ち、友好の力を結集し、特に若い世代が積極的に力強いエネルギーを注ぐことを期待している。官民協力して更に成果を上げられることを願っています」と激励しました。
 
 清水裕之県企画振興部長、若林健太(代)・井出庸生(代)・中川宏昌(代)衆議院議員、小林東一郎、荒井武志、埋橋茂人、中川博司、勝山秀夫県議から祝辞をいただきました。王昌勝県華僑総会会長の音頭で乾杯し懇親会に入りました。高山賢人さんの二胡の演奏に聞き入りながら和やかな懇親交流となりました。中村英雄県商工会連合会専務理事の音頭で協会の活躍を祈って三本締め、足立副会長の閉会のあいさつですべての日程が終了しました

 来賓として前記各氏のほか、劉丙鑫2等書記官、季国昕アタッシュエ、夏丹中国伝媒大学長野孔子学堂責任者、稲玉稔県国際交流課長、小池綾菜国際交流課係長、古澤暁美長野市国際室長、山田晃飯山市教育長、大日方貞一信濃教育会会長、保谷芳宏県経営者協会総務部長、鈴木幸一県中小企業団体中央会事務局長、井出英治県信用保証協会常務理事、平井博長野大学理事長、酒井康成松本歯科大学対外交流室主幹、藍葉裕之県スキー連盟副会長、河野政巳県スキー連盟専務理事、岡村重信ヒューマン・パワープラニング代表、寺沢秀文満蒙開拓平和記念館館長、茂木博県人民中国読者会会長らが出席しました。 また祝電が多数寄せられました。
 第27期日中連続市民講座⑥「新たなステージを迎える日中ビジネス」 (4/20)

 第27期第6回日中関係を考える連続市民講座が4月20日、日中友好センター教室において開かれ、松本大学大学院教授で中国経済や地域中小企業の研究が専門の兼村智也先生が「新たなステージを迎える日中ビジネス」と題して講演しました。講座には約20人が出席し熱心に聴講しました。

 兼村先生は、次のように述べました。

①長野県の中国進出企業数の推移は、2022年6月で180社(香港除く)でピーク時2012年に比べ32.1%減となっている。その理由は、人件費の高騰や環境規制強化などにより「輸出基地」としての優位性が低下、国家安全に関わる戦略物資の輸出規制、データ管理の強化、ゼロコロナ政策の後遺症、生産拠点の移設・分散、取引先の動きと連動しての撤退などがある。

②今後1~2年の事業展開の方向性は、拡大が45.5%のなか、中国は27.7%で初めて3割を下回る。ASEANが中国を上回っている。八十二銀行は香港支店を廃止してシンガポールを支店に昇格。(香港情勢の変化を踏まえた動き)

③中国自動車産業のEV化の進展に伴い、日経メーカーの販売台数が伸び悩み→県内自動車部品関連メーカは中国依存を減らしている。残存者利益を求めるメーカーや、日本からの外注先として位置付けるメーカーも(信頼できる中国人幹部に経営を移管)。

④まとめ:政治的+経済的影響で長野県進出企業の業績は低下。中国でビジネスを継続する企業は経営を信頼できる中国人に任せ、かつ切り離し可能な分業体制を構築して対応している。

 講演終了後、対中貿易が依然として対米貿易を上回っている現状(日中貿易は日米貿易の1.3倍)について、中国市場の魅力について、中国から見た日本などについて質問や意見が活発にだされました。

 第27期講座はこれで終了し、来期は11月からスタートする予定です。ご協力ありがとうございました。

 2024年度長野ラジオ孔子学堂中国語講座がスタート(4/3・4・5)

 2024年度長野ラジオ孔子学堂中国語講座がスタートしました。4月3日、4日、5日開講式が開かれました。

 入門、初級、中級、上級のそれぞれ昼の部・夜の部が開設されています。コロナ禍も平穏化し、対面授業を主として進めていくことになります。

 開講式では、安芸洋一学堂長、布施正幸・夏丹執行理事が「中国語は友好の懸け橋。中国語を学び中国の文化を理解し、友好交流に役立てていってください。HSK中国語検定や中国語スピーチコンテスト、中国文化講座などの参加機会もあるので、レベルアップを目指して頑張ってください」 とあいさつ。 受け持ちの範為為、顧淑鳳、呉劭昱、姚海玲老師(先生)から一緒に楽しく学んでいきましょうと激励されました。

 戸井田靜男事務局長から、講座運営や孔子学堂の実施事業の紹介などが行われ、受講生の皆さんはそれぞれの教室に分かれて早速授業が行われました。
 第27期日中連続市民講座⑤「墨子の非攻論」(3/23)

 第27期第5回日中関係を考える連続市民講座が3月23日、日中友好センター教室において開かれ、早坂俊廣信州大学人文学部教授が「中国古代の思想家・墨子の<非攻>論」と題して講演しました。講座には20人が出席し熱心に聴講しました。

 早坂先生は、世界各地で戦乱が拡大し、危惧される現代において、2400年前の春秋戦国時代に、<非攻><兼愛>を説き活躍した思想家墨子の思想に新たな光が当てられているとして、半藤一利氏の『墨子よみがえる ”非戦”への奮闘努力のために』(平凡社)、森三樹三郎訳の『墨子』(ちくま学芸文庫)、魯迅の『非攻』(光文社古典新訳文庫)、酒見賢一の『墨攻』(新潮文庫)、湯浅邦弘の『諸子百家 儒家・墨家・道家・法家・兵家』(中公新書)等を紹介しながら講義しました。

◇はじめに:半藤氏は『墨子よみがえる』の中で「平和な世界にせねばならないと悪戦苦闘した人が墨子」であり、墨子は「兼愛」という「普遍的人類愛」を説いた。愛の普遍を求めるならば当然平和を求める(国際的徹底平和主義)。兼愛の根拠として主宰者としての天を認めた等と述べている。---これらについて、原典に立ち返って検討してみたい。

◇墨子の<非攻>論:「もし1人を殺せば不義といい100人を殺せば100の死罪を犯したと非難する。しかし今、他国を責めるという大きな不義を働く者がいても、これを非難せず、かえってこれを誉めて正義という。まことに不義の何たるかを知らぬといわねばならない。」(森三樹三郎訳の『墨子』)

◇墨子の<兼愛>論:天下の害の生じる根本は互いに愛し合わぬところから生ずる。諸侯が相愛すれば野に戦うこともなく、人と人が相愛すれば害しあうこともなくなる。天下の禍難や争奪怨恨を生じさせないようにできるのは、相愛するという道があるのみである。(『墨子』)

◇墨子の<天志>論:天は義を欲し、不義を憎む。天下の万民をひきいて義に努力することが、とりもなおさず自分が天の欲することをすることである。天が義を欲し不義を憎むことを知る理由は、天下のものすべて、義あるときには生き、義なきときは死し、義あるときは富、義なきときは貧しく、義あるときは治まり義なきときは乱れるからである。天の意思に従うとは、兼ねて相愛し、交ごも相利すことであり、その結果として必ず天の賞を得るのである。大国でありながら、小国を攻めることなく、大家でありながら小家を奪うことなく、強者でありながら弱者をおびやかさず貴き身分にありながら賤人におごらず、智謀を持ちながら愚者を欺くことがなければ、必ず上は天を利し、中は鬼神を利し、下は人を利する。(『墨子』)

◇以上の墨子の原典を踏まえて半藤氏の墨子評価を検討してみたい。

◇「平和な世界にせねばならないと悪戦苦闘した人が墨子」という理解は正しいが、悪戦苦闘は平和それ自体の希求というよりは「天の志」に合致した生き方を追求した結果である。「兼愛」という「普遍的人類愛」については、「自分を愛するように他人も愛する」ことが「天下の利」をもたらすと考えただけである。「国際的徹底平和主義」については墨子の主張はあくまで、<非攻>であり、大国が小国を侵略することを「不義」だと強く非難したが、防衛能力の保持・行使は否定していない。また「天」や「神」が「兼愛の根拠」であることに間違いはないが、現代的な意味でとらえるべきではない。(魯迅の『非攻』、酒見賢一の『墨攻』)

◇「すべての人が兼愛を実践していけば結果として博愛・平等愛の世界が実現するが、それは結果であり、最初から万人を平等に愛せよとは言っていない。墨子は「倶に天をいただく」者同士の相互尊重を説いた。それは単純な理想論から発せられたものではなく、「そうすることが結果として天下全体に幸福と利益をもたらすのだ」(兼相愛、交相利)という現実的でしたたかな読みが根底にあった。(湯浅邦弘の『諸子百家 儒家・墨家・道家・法家・兵家』)

 ◎なぜ墨家は滅び、儒家は継続発展したのか、なぜ危機の時代に墨家はよみがえるのか、現代中国では墨家はどう受け止められているか、墨家の思想は反覇権主義といってよいか、など参加者から多くの質問や意見が出されました。

 中国帰国者援護市町村担当者研修会、満蒙開拓平和記念館で開く(3/21)

 長野県健康福祉部地域福祉課と長野県日中友好協会中国帰国者交流センターは中国帰国者援護に係る市町村担当者研修会を3月21日、満蒙開拓平和記念館で開きました。県・市町村・友好協会の帰国者支援に携わる25人の担当者が参加しました

 はじめに、三沢亜紀事務局長さんの案内で記念館を参観、開拓団と中国残留孤児の歴史背景について展示資料に基づき説明を受けました。開拓団の悲惨な逃避行を克明に描いた三石忠勇さん(82歳=佐久市、黒台信濃村開拓団当時14歳)の素描展が開催されており 強い印象を受けました。

 参観後、セミナーハウスにて講演会が行われました。オンラインで参加した県地域福祉課の百瀬志津子課長補佐兼自立支援・援護係長に代わって、宮坂祥真主事と県日中友好協会の布施正幸副会長があいさつし県内の各市町村で帰国者援護の第一線で活躍されている担当者の日ごろの活動に感謝しました。

布施副会長は、帰国者日本語教室の運営協力に感謝した後、「“前事不忘、後事之師”と刻まれた「平和」の記念碑が記念館の一角に建てられているが、日中不再戦・平和友好は帰国者の皆さんの心からの願いだ。1世の皆さんが高齢化し介護が課題となり、2世の皆さんも定年を迎える年代に入っている。幸せな老後を送れるよう協会も担当者の皆さんとともに力を尽くしていきたい。また3世4世の皆さんがかかえている教育現場での問題にも目をむけ、歴史を知って自分のルーツに誇りをもって生きていける環境を作っていきたい。中国語も忘れることなく帰国者の皆さんが日中友好の架け橋として活躍させることを願っている」などとあいさつしました。

 三沢亜紀事務局長が「満蒙開拓と中国残留邦人について」と題して講演しました。三沢事務局長は広島出身で記念館の立ち上げからその後の運営に情熱を傾けて携わってきました。広島の平和教育の体験をベースに国策の被害者であると同時に侵略の加害者でもあった満蒙開拓団の歴史に真摯に取り組んできた実践に裏付けられた講演は感動を与えました。講演の概略は下記の通りです。(文責編集部)

――私は広島生まれ、広島原爆の地にあって平和学習の中で育った。飯田の人とご縁がありこちらにやって来た。当初、飯田下伊那には戦争の傷跡が残っていないように見えた。開拓団を長野県が全国で最も多く送り出し、中でも飯田下伊那地域が県内で最も多く、悲惨な逃避行で大勢が犠牲になったことを知って自分も何かしなければと思うようになった。

この歴史を長野県でも知らない人が増えている。開拓団は当事者にとって向き合いにくい不都合な歴史でもある。当事者が語れない「満州」。送り出された側、送り出した側にとって語りたくない不都合な事情がある。しかし、不都合な歴史、加害の歴史に向き合っていく必要があると思う。原爆や大空襲など被害の歴史を語り継ぐだけでなく、加害の歴史も語り継いでいくことが、平和にとって大切と思う。

1931年の満州事変から「満州国」建国・開拓団送出と続いていくが、政府は500万人満州への移民計画を策定し、「20町歩の地主になれる」と宣伝し、開拓団を送り出した村には国の補助金を出すなどの方策を講じ、国策を推し進めた。①農村経済の立て直し、過剰人口対策、②満州の実効支配、対ソ防衛、③戦争協力のどの目的があった。結果として開拓団は27万人だったが、長野県は全国ダントツ1位の3.3万人を送り出した。青少年義勇軍として子供たちも大勢送り出した。教育会もこれに協力した。

昭和20年8月9日、ソ連の侵攻が始まった。働き手の男たちは現地徴兵されていて、開拓団には老人と女子供しか残されていなかった。しかも、関東軍は密かに大連ー新京ー図門を結ぶ三角地帯以北は放棄し軍を撤退させる作戦を実行していた。何も知らされず取り残された開拓団の人々は悲惨な逃避行で大勢がなくなった。引き続いての厳冬の収容所で死亡者が相次いだ。長野県関係者も半数がなくなっている。三石忠勇さんの絵が記念館に飾られているが極限状態が象徴的に描かれていて胸に響く。

1946年から53年に「満州」からの引き揚げが行われたが、この時諸事情で帰国できなかった人々が残留孤児・残留婦人と言われる。

山本慈照・長岳寺住職は自らも開拓団の教師として家族とともに渡満し、その後シベリア抑留され家族が行方知れずとなった体験者で、「日中友好手をつなぐ会」を立ち上げ、残留孤児の肉親捜しに全力を傾けた方だ。映画「望郷の鐘」の主人公で「中国残留孤児の父」とよばれる。

歴史を学ぶことによってふたたび悲惨な戦争を繰り返さない、平和のメッセージを発信し続けていきたい。――

 講演終了後、宮坂主事から「中国残留邦人等の概況及び支援策について」などの報告が行われました。

 河北省張家口からアルペンジュニア選手、野沢温泉スキー場訓練・交流(3/10~16)

 2022年の北京冬季オリンピックのスキー競技開催地の河北省張家口市からルペンジュニア選手団一行14名が3月10日から16日まで、県日中スキー交流委員会の招きで来県しました。選手は中学1年から高校2年にあたる10名(いづれも張家口市宣化区第2中学学生)及び役員・コーチなどで、野沢温泉スキー場で野沢温泉スキークラブの指導の下、トレーニングを重ねたほか、全国大会優勝経験を重ねている地元の飯山高校スキー部の皆さんとも交流しました。

 3月14日、一行は、県スキー連盟や、県日中友好協会役員とともに県庁を訪れ阿部守一知事を表敬訪問しました。

 阿部知事は一行を温かく歓迎し「長野県と河北省は友好提携以来40年にわたり青少年交流や産業交流などを通じて信頼関係を深めてきました。中でもスキー交流は県日中友好協会や県スキー連盟の尽力・協力のもと長きにわたってい継続され成果を上げてきた。冬季オリンピック開催経験のある、長野県と河北省は共通の基盤を有している。野沢温泉スキー場は優れた雪質、スキー指導者がいて条件に恵まれている。青少年同士が交流を通じ、友情をはぐくみ技術を向上させていってほしい。世界を目指し、また両県省の友好交流に貢献していただきたい」とあいさつし、健闘を祈りました。阿部知事は昨年8月河北省との友好県省締結40周年を記念し河北省を訪問し、スキー交流や青少年交流などで協力を継続していくことを約しています。

 蘇悦団長(張家口市体育総会秘書長)(36)は、親切な歓迎に感謝したのち「冬季オリンピックの開催地として共通点があり、親しみを感じています。河北省張家口市のスキーの発展のために私心のない大変なご支持をいただいたことに心より感謝したい。長年の交流を通じて強固な友好を築いてきました。今後とも青少年交流やスキー交流を継続発展させていきたい」と述べました。また、蘆成林コーチ(28)からは「条件に恵まれた野沢温泉スキー場で、河野博明先生はじめ皆様にご指導いただき大変勉強になりました」と感謝されました。

 張家口市宣化区第2中学はスキー選手養成の学校としても有名だそうです。また河北省のスキー人口は約100万人、張家口市のスキー人口は約10万人、スキー愛好者が増える中で、条件の良い長野県に観光スキーに訪れる方も増えるでしょうとの話も出ました。

 一行は、その後、市内のレストランで県日中スキー交流委員会主催の歓迎会に出席し、関係者から熱烈歓迎を受けました。

  第43回日中友好スキー交流会、5年ぶり50人が楽しく交流(2/25~26)

 長野県日中友好協会女性委員会と同青年委員会の主催により、2月25、26日の両日、山ノ内町の竜王スキーパーク(宿泊は楽奇温泉旅館)において、第43回日中スキー交流会が開かれました。中国大使館・帰国者・華僑華人・友好協会会員の皆さんなど50人が参加して5年ぶりの楽しいスキー交流会となりました。

 開会式は楽奇温泉旅館で行われ、石﨑琢哉実行委員長の司会で、宮沢信代女性委員長が開会を宣言、西堀正司県日中会長代行が、あいさつ。「コロナが明け、5年ぶりのスキー交流会が関係者のご協力によって開催できた。参加者が心を通わせ、ケガの無いよう日中友好の楽しいスキー交流会にしましょう」と呼びかけました。

 初級レベルの皆さんの指導に当たる、宮崎常夫・小林敏・三井正美・小坂秀人らの各氏が紹介され全員の記念撮影の後、直ちにホテルのバスでスキー場に向かいました。13:30から16:30、1日目のスキーやスノーボードの教室がおこなわれました。初心者もマンツーマンの指導でだんだんと直滑降やボーゲンのコツを覚え滑れるようになっていきました。

 夜の交流会では、西村源さんの司会で、松本華恵青年委員長が開会の辞を述べ、布施正幸県日中副会長がスワロースキー㈱(丸山哲社長)や、楽奇温泉旅館(小林潤子代表)の協力のもと5年ぶりに友人を迎えスキー交流会を開催できたことに感謝し、「中国大使館、帰国者、華僑華人の皆さんと顔を合わせて交流できることはうれしい。友情を深め日中の平和友好に貢献していきましょう」とあいさつしました。

 大使館の5名を代表して劉丙鑫2等書記官が参加できたことに感謝し、日中友好を深め、スキーレベルの向上にチャレンジしたいとあいさつしました。王昌勝県華僑総会会長の音頭で乾杯、懇親会に入りました。女性委員会メンバーによるフラダンスや、、中国や日本の歌などが披露され、賑やかな懇親交流会となりました。じゃんけんゲームではたくさんの景品が用意されていました。中締めを、足立正則飯山日中会長が行い余韻冷めやらぬ中、一次会終了となりました。会場を移動してカラオケのど自慢交流が行われました。

 2日目もまずまずのスキー日和でした。自信をもって滑り降りる姿が目立つようになりました。スキー教室を終えて、昼食そして閉会式。松原京子さんの司会で、宮沢女性委員長が、スキー交流会が成功裏に無事、楽しく実施できたことに感謝。参加者代表の5名から感想発表がありました。「スキーを滑れるようになり、楽しい思い出になりました」 「来年もまた参加したい」とのうれしい感想が聞かれました。東京や横浜からの友人参加や飯山・中野・須坂・長野・上田・松本・飯田などから参加があり有意義な交流がで来ました。

 青年委員会と女性委員会のメンバーは多忙な中、準備に当たり、当日もピンクや黄緑のジャンバーを羽織って、受付、用具の手配、会の進行にと大活躍でした。
 第27期日中連続市民講座④「杜甫の自伝的長編詩を読む」(2/18)

 第27期第4回日中関係を考える連続市民講座が2月18日、日中友好センター教室において開かれ、中国文学専門で長野県立大学教授の谷口真由実先生が「杜甫の自伝的長編詩を読む」と題して講演しました。講座には20人が出席し熱心に聴講しました。

 谷口先生は、中国文学に見る自伝詩の歴史を紹介したのち、杜甫の自伝的作品を取り上げ解説しました。

◇唐代の詩人杜甫は多くの自伝詩を残しており、自伝詩人といわれている。その詩は3種に分類される。①すべての作品が自身の生活、経歴を反映している。②人生の節目ごとに作られた、時事を含めて回顧した長編詩=「詠懐古五百字」、「北征」、「秋日菱府詠懐一百韻」など。③晩年に一生を総括した、純粋に自伝的な作品=「壮遊」、「昔遊」など。

◇杜甫の晩年の自伝的な一連の詩は、いずれも安史の乱に始まる激動の時代を回顧する作品であり、自伝的な詩といえる。その中でも「壮遊」の詩は、世の中の転変に重心を置くのではなく、自分の変化を描いている点、自伝詩と呼ぶにふさわしい。(今回は省く)

◇今回は、安史の乱下における杜甫の自伝的な詩「北征」を取り上げて解説された。
 制作時期は、至徳2年(757年)、この時を起点に安史の乱勃発に遡って振り返り、事件や状況の刻々とした変化を回顧する場面が、作品の随所に織り込まれている。杜甫は、都での賊軍による軟禁状態からようやく脱出し、粛宗(玄宗の後継)のもとに駆け付け、その功により左拾遺の官を授けられた直後、宰相の房琯を弁護したために、皇帝の逆鱗に触れ、解職されて、帰省する。家族との再会は切望していたことであったが、このような形で暇を出されることは恥ずかしく、不満に感じてもいた。このように葛藤・煩悶の状況下で作られたのがこの「北征」詩である。この詩は五段落で構成されている。(1)旅立ちの経緯、目的が述べられる。併せて都を立ち去りがたい思いも描かれる。(2)帰省の途上目にした情景を詠じ、自然の恵みと同時に、白骨を見ては動乱の初期官軍の敗退、人々の死を回想する。(3)1年ぶりの家族との再会の喜びを描く。妻や子供たちが貧窮生活を送っていたことも詳細に表現されている。(4)現在の時局を述べる。官軍がウイグルの助けを得て禍を福に転じ賊軍を撃退してほしいと期待を述べる。(5)反乱勃発の当初を回顧し、陳将軍が、玄宗政治の過誤を正し楊家一族の処罰を要求したことへの賞賛を述べる。更に粛宗の中興により腐敗政治が刷新され唐王朝復興ができるであろうと期待を述べて結んでいる。
◎全体の構成を見て気づくのは、公的な存在としての杜甫のまなざしがとらえた、情景や思索に加えて、一人の人間としてのまなざしからとらえられた家族一人ひとりの動作の描写や情感が盛り込まれ、多元的な場面がおりなされていること。ーー更に詩文の主要な部分を紹介解説していただいた。

 第29回県日中友好都市交流会議、コロナ明け交流を再開(2/16)

 第29回県日中友好都市交流会議が2月16日、長野市の日中友好センターで4年ぶりに対面で開かれました。県、県協会及び関係自治体の国際交流担当者と日中友好協会役員19名が参加してそれぞれの友好都市交流の現状を報告し、意見交換を行いました。

 冒頭のあいさつで、稲玉稔・県国際交流課課長は「日頃の交流推進と協力に感謝したい。3年間のコロナ禍が明け、昨年夏には知事を団長とする訪中も実現した。河北省との交流継続を確認、北京市との交流協定締結などが行われた。情報交換を通じて、連携を深め、友好都市交流を進めていきたい」と述べました。

 また西堀正司・県日中友好協会会長代行は、日頃の日中友好のご尽力に敬意を表したのち、「コロナ禍による3年間の交流中断が昨年終わった。スタートを切って昨年4月に友好協会本部訪中団が派遣され、中日友好協会など中国側と話し合い新しい時代の交流関係を作っていくことで意見の一致を見た。地方民間交流と人事・経済分野の交流は重要な柱だ。意見交換を通じて地方民間交流を推進していきたい」とあいさつしました。

 参加者の自己紹介の後、担当者から報告が行われました。

◇県では、2023年度事業として①国際交流員による活動、②河北省との友好提携40周年記念しての8月知事を団長とした60名の友好訪中団派遣、河北省長、北京市長や中国対外友好協会、国家体育総局等の要人と会談し、青少年交流、冬季スポーツ交流、観光交流促進などを要請した。③ホストタウンNAGANO大学生国際交流リーダー育成事業(長野県・河北省大学連携交流(河北省の大学生受け入れ、河北大学へ研修員派遣、河北大学インターンシップ生受入れ)、河北省企業誘致プロモーション受け入れ、河北省及び北京市とのスキー交流を実施した。また5月に呉江浩大使来県を歓迎し、今後の交流について協力を約した。24年度は、①国際交流員による活動、②河北省との40周年記念 河北省代表団の受け入れと記念式典、北京市とのジュニアスキー選手団などの受け入れと青少年交流事業、大学生国際交流リーダー育成事業(養成講座・河北大学生との交流)、長野県・河北省大学連携交流事業(大学生受け入れ、研修員派遣各5名)、中国大学生インターンシップ生受け入れ事業などを予定している。

◇県日中友好協会では、23年度、日中平和友好条約45周年・河北省との友好40周年に当たりコロナ禍の平穏化を受けて、記念事業に取り組んだ。5月の定期大会に合わせて呉江浩大使の来県歓迎、8月の知事訪中同行と記念式典参加、友好都市から卓球選手を招いての日中友好都市卓球交流大会開催、9・10月の強制連行中国人殉難烈士慰霊祭(天龍村平岡・木曽町三岳)開催、10・11月の大学生・高校生50名の河北省・雲南省への派遣、11月の県女性委員会バスツアーで大使館訪問、1月の日中友好新春講演会と新年会開催、2月の日中スキー交流会開催、日中スキー交流の継続実施(県日中スキー交流委員会事業として県スノーボード訓練隊の河北省張家口への派遣、北京市・河北省からアルペンジュニア選手団受け入れなど実施)、中国語講座とスピーチコンテスト、第27期日中関係を考える連続市民講座、中国帰国者日本語教室と帰国者援護に係る市町村担当者研修会などに取り組んだ。24年度は河北省との友好40周年後半事業への協力、友好訪中団の派遣、記念講演と祝賀のつどいの開催、連続市民講座、中国語講座とスピーチコンテスト、帰国者支援交流などに取り組む。

◇長野市では23年度石家庄市中学生友好代表団12名受け入れ、長野市青少年友好交流団21名派遣、石家荘市語学研修生2名受け入れ、長野市語学研修生2名派遣、石家荘市友好視察団4名受け入れ、荻原市長トップセールス事業訪中派遣、日中友好都市中学生卓球交流大会開などに市日中友好協会などの協力を得て取り組んだ。24年度は石家庄市中学生友好代表団受け入れ、長野市中学生友好代表団派遣、石家荘市語学研修生受け入れ、長野市語学研修生派遣、石家荘市友好視察団(馬市長他)受け入れを予定。長野市日中友好協会としては、23年度日中友好マレット交流大会、ワールドフェスタin長野23、日中友好春節コンサートなどを実施した。

◇須坂市では、23年度、四平市との市長メッセージ交換、「日本と中国」須坂市版に「四平市の紹介」や新年メッセージを四平市から寄稿。日中友好都市中学生卓球交流大会は都合により不参加。24年度は友好都市30周年記念事業として相互に代表団を派遣(須坂市訪中団は8月実施)する予定。

◇松本市では、23年度廊坊市から選手団を受入れ交流と日中友好都市中学生卓球交流大会に参加。24年度は中高生のオンライン交流、それぞれ8名がそれぞれの都市を紹介し、ディスカッション交流を予定。

◇上田市では、23年度、寧波市と市長メッセージを相互に交換。選手団受け入れ交流と日中友好都市中学生卓球交流大会参加。24年度は「寧波市国際友好都市少年絵画コンテスト」へ作品応募。新年の市長メッセージ相互交換。翌年の友好提携30周年記念事業の準備。

◇飯山市では、23年度は深圳市福田区から選手団を受入れ交流、日中友好都市中学生卓球交流大会に参加。福田区国際友好公園建設への参与。飯山市を象徴するオブジェ設置として「唱歌朧月夜の歌碑」設置を依頼。24年度は、未定。

◇伊那市では、長らく北京市通州区の交流が途絶えているが、民間交流等を通じて関係を修復していきたい。(伊那日中友好協会)

◇山ノ内町では23年度、8月町長と観光商工課職員が密雲区政府を表敬訪問。図書の交換。24年度は密雲区代表団5名受入れ予定。図書の交換。

◇泰阜村では5年前に20周年記念事業を行って以来交流がとどこおってているが、方正県との関係を大切にして、帰国者支援などに取り組んでいきたい。

 コロナ禍が平穏化し交流が再開され、日中友好都市中学生卓球交流大会などが実施され、友好都市からの受け入れなどの動きがみられました。3年間のブランクによる損失は大きく、再び動き出すエネルギーは多くを要するが、地方民間交流が平和に大きく貢献することを自覚してお互いに頑張っていきましょう--と確認し散会となりました。
中国帰国者の体験発表‣講演と春節コンサート(2/12)

 長野県と県日中友好協会中国帰国者交流センターは2月12日、「第12回中国帰国者への理解を深める県民の集い」を長野市若里文化ホールで開きました。帰国者の体験報告と「満州移民」と残留日本人の歴史を教育実践の場で生徒たちに教えてきた飯島春光先生の講演が行われ、70人が熱心に聞き入りました。第2部では日中友好春節コンサート会場に移動して400人の皆さんとともに二胡の演奏を楽しく鑑賞しました。コロナ禍で5年ぶりの再開となった方もいて手を取り合って喜んでいる姿が見受けられました。

 主催者を代表して手塚靖彦・県健康福祉部地域福祉課長と西堀正司・県日中友好協会会長代行があいさつしました。

 手塚課長は、帰国者の皆さんが言葉や生活習慣の困難を克服して努力されてきたことににエールを送った後、開拓団のたどった悲惨な歴史を語り継いでいくことの重要性を語り、帰国者の皆さんが穏やかで安心した生活を送っていただくためにともに努力していきたいと語りました

 西堀会長代行は「全国一満州開拓団を送り出し多くの犠牲を出した長野県には5000人余りの中国帰国者の皆さんが暮らしている。開拓団の悲劇と帰国者支援問題は長野県と県民にとって忘れてはならない歴史。日中国交正常化から52年を経過したが、日本と中国は再び戦争せず、末永く仲良く付き合っていくことを約束した。本日は帰国者の皆さんの歩んだ歴史と現状への理解を深め、支援交流にともに励んでいきたい 。日中の懸け橋として帰国者の皆さんのご活躍を祈ります」と述べました。

 体験発表で中村みどりさん(72)=松本市=は、「残留孤児の主人は中国人養父母に育てられ、内モンゴルに暮らしていたが、紹介されて一緒になった。貧しい中で懸命に生きてきたが、日本の厚生省から手紙が届き、日本に帰ることとなった。希望をもって来日したが言葉もわからず今後に不安を感じ、中国での生活が懐かしく思いだされた。喬木の帰国者自立研修センターで徐々に日本の生活に慣れ、日本人の親切を感じることができた。松本に定着し、日本語教室に通いこの間、日中友好協会やナルクの皆さんに支えられ、陽だまり活動などに参加し、日本が好きになった。1世が亡くなっても配偶者の生活が困らない制度もできて安心している。いまは本当に幸せです」と振り返りました。

 特別講演として、「歴史と体験を伝えていこう-中国残留日本人の孫たちと学んできた満州開拓団・戦争」と題して飯島先生がわかりやすく講演されました。飯島先生は1990年代後半から中国帰国生徒が急増した時期に、篠ノ井西中学で18年間教鞭をとり、「満州移民」に焦点を当てた学年ぐるみの平和学習に取り組み、生徒たちに家族(祖父母、曾祖父母)の戦争体験聞き取り、発表することを通じて、身近にこの問題を感じ取れる指導を行って、帰国子女に対する激しい虐め、”荒れた学校”を克服していきました。
 「長野県が全国最多の満州開拓団を送り出した事実を信濃毎日新聞の調査によれば、18~20代の46.4%が知らない。中国帰国者の日本での生活のご苦労やその理由も知らないという現状がある中で、今、3世・4世世代(中高生世代)は日本語が達者で、中国語が話せない。先生方は生徒の家庭の歴史を知らない。どういう歴史を背負っているか知り、自分の歴史に自信をもって生きていってほしい」と強調された先生の言葉が心に残りました。

 続いて、日中友好春節コンサート会場で高山賢人さんの二胡を中心に、高久史子さんのピアノ、山田和矢さんのドラムが加わり、息の合った演奏を楽しく鑑賞しました。
高山さんは、幼少より音楽に囲まれた家庭で育ち、小学校時代に二胡の魅力に惹かれ独学で学び始め、中学生の時に人前で演奏を披露、音楽を届ける喜びと感動を見つけ奏者としての道を歩み始めたそうです。ジャンルにとらわれない自由で心に染み入る凛とした音色は大きな反響を呼び、各地でのイベントやコンサート、TV・ラジオなどに数多く出演しています。当日は、「光明行」、「夜来香」、「蘇州夜曲」、「月亮代表我心」、「北京有個金太陽」などのほか、「花~すべての人の心に花を」、「Libertango」も披露され、最後は、おなじみの「賽馬」で締めくくられました。会場の皆さんと一緒に帰国者の皆さんも楽しいひと時を過ごしました。春節コンサートは、長野県日中友好協会と長野市日中友好協会の共催で開かれました。
 

 北京市アルペンジュニア選手が野沢温泉でスキー訓練(1/28~2/2)

  北京市アルペンジュニア選手団一行15名が1月28日から2月2日まで、県日中スキー交流委員会の招きで来県しました。選手は小学6年から高校1年にあたる12名及び役員・コーチなどで、野沢温泉スキー場でトレーニングを重ねたほか、地元のスキークラブや中学生と交流しました。

 1月31日、一行は、県スキー連盟や、県日中友好協会役員とともに県庁を訪れ阿部知事を表敬。知事は一行を温かく歓迎し、「青少年がお互いに顔の見える交流をして、友情をはぐくみ技術を向上させていくことが両国の友好につながる」とあいさつし、健闘を祈りました。馬越団長(北京市雪上運動協会代表)(50)は豊かな自然やスキー場の先進的な施設、コーチの専門性とスタッフのフレンドリーさが印象に残ったとし、「交流を続け、新たな歴史を作っていきたい」と述べました。

 阿部知事は昨年8月北京市を訪問し、冬季スポーツや青少年交流などで協力する覚書を締結しています。

 一行は、市内のレストランで県日中スキー交流委員会主催の歓迎会に出席し、関係者から熱烈歓迎を受けました。

 第27期日中関係を考える連続市民講座③「日中関係の現状と課題」(1/27)

 第27期第3回日中関係を考える連続市民講座が1月27日、日中友好センター教室において開かれ、公社日中友好協会全国本部専務理事の西堀正司氏が「日中関係の現状と課題」と題して講演しました。

 西堀氏は長野県と河北省の友好県省40周年を記念し、昨夏阿部守一知事らと訪中した際のエピソードを報告。洪水の現場対応から戻った北京市長と阿部知事の会談で「防災・減災対策の話し合いを協力してやろうとの話になった。河北省との間では40年の成果を生かして交流を継続発展させていくことで合意した」と明かしました。「1979年から続く中国とのスキー交流も1998年の長野オリンピック招致の際の中国の協力の支援につながり、2022年の北京冬季オリンピック実現に大きく貢献したと中国側から感謝された」と述べました。

 参加者からの「日中の不協和音を埋めるのに何が有効か」との質問に、西堀氏は「世論が中国に対して冷めている。友好を喚起するには地方民間運動やマスコミや学校教育の役割が大きい」と強調。「県内にも9千人の中国人が暮らしている。直接あって交流するのが一番の近道」と訴えました。

 
 

2024年日中友好新春講演会・新年会を開催(1/23)

 長野県日中友好協会・県日中経済交流促進協議会・県日中学術交流委員会は1月23日、2024年日中友好新春講演会・新年会を長野市内のホテル犀北館で開きました。友好協会会員や各団体関係者ら100余名が出席。新年会はコロナ禍の平穏化に伴い、4年ぶりの開催となり、和気あいあいの雰囲気の中、日中の友好交流の推進を誓い合いました。
 西堀正司・県日中友好協会会長代行は、「日中友好の立場で体制の違いを乗り越え、協力してアジアや世界の平和への貢献と緊張緩和を目指していきたい。地方民間交流の推進の年としたい」とあいさつ。来賓の阿部守一知事は、県と河北省の友好提携40周年に合わせて昨年夏に同省を訪れたことに触れ「顔の見えるしっかりとした信頼関係の構築が大切なことを実感した。今後とも皆さんとともに地方交流を継続推進していきたい」と述べました。また、若林健太・篠原孝・井出庸生(代)・中川宏昌(代)の各代議士、平井利博長野大学理事長、山本格日銀松本支店長、経済界、労働界、県国際交流課長、県産業政策課長、山ノ内町・松川村・白馬村の代表、王昌勝県華僑総会会長、夏丹長野孔子学堂中国側責任者ら各界来賓が出席し日中平和友好の重要性を語り、新年の友好交流発展に期待しました。

新年会に先立って、(公財)日中友好会館中国代表理事の黄星原氏が「日中関係の歴史・現状と課題」と題して記念講演しました。国交正常化以来の日中関係の推移を振り返りながら、“日中対立と対話の併存時代”にあって、コロナ禍で途絶えた日中交流の早期再開などを訴えました。黄先生は、日本大使館勤務や中南米などの大使を歴任され、中国人民外交学会副会長兼秘書長を務められるなど、国際的視野にったって日中関係を論ずるなど活躍しています。中国の現状に理解を深め、日中両国が今後、相互信頼を深め協力提携しアジアと世界の平和と繁栄に貢献していくにはどうしたらよいかをともに考える良い機会となりました。

講演の要旨は次の通り。


<日中関係の歴史・現状と課題> 

 

一、 一、日中関係は3つの段階に分けて推移して来た。 

⑴  (1)第一段階は1972年から1992年「日中友好の時代」:三千人の青年大交流、「国際的なバランス感覚」を持った政治家の存在。 
 ⑵  第二段階は1992年から2019年「日中摩擦とすり合い時代」:5年連続して小泉純一郎首相の靖国神社参拝、2010年の釣魚島(尖閣諸島)海域での中国漁船衝突事件、2012年同島国有化問題、領有権問題を巡る日中摩擦、マスコミにおける中国関連の報道の偏より、「一辺倒」政策に執念
 ⑶  第三段階2019から現在「日中対立対話併存時代」 

◎日中共同声明や平和友好条約などの四つの政治文書は日中関係発展の異なる段階において長期的かつ安定した中日関係発展の必要性、重要性、基本原則を全面的かつ深く述べ二国間関係を発展させるための具体的かつ重要な戦略を提示していた。 

二、 厳しい日中関係の現状

 (1) 従来の三大障害:台湾問題、領土問題と歴史認識問題。
 ⑵   新たな三大障害1.対立関係との位置づけ。2.経済切り離し。3.核処理水の問題。 
 ⑶   その背景に、①世界観の問題。②中国観の問題。③日中関係観の問題。 
 ⑷  中国の外交政策の中で、日本の重要性は変わっていない。 
 ⑸  日本の外交政策の中に、中国をどう位置づけるか。 

 三、 現在の日中関係は五つの課題に直面している。

 ⑴   激動する世界はさまざまな紛争が絡み合っている。
 ⑵   朝鮮半島が韓国政府の「一辺倒」政策により再び緊張状態になる。   
 ⑶  経済貿易の発展が日中両国の「政冷経寒」を防ぐ。 
 ⑷  コロナ禍で途絶えた日中間の交流を早期に再開する。 
 ⑸  環境づくりはどうすればいいか。   

四、 日中関係の未来に向けて改善への提言 

 ⑴   方向が未来を決めることを理解すること。
 ⑵  ウィンウィンを堅持して経済協力を推進すること。 
 ⑶  人的交流を深化させること。  
 ⑷  きちんと危機を管理すること。 
 


 
年頭祝辞-日中共同声明等を守り、日中の平和友好、交流を推進しよう! 

           長野県日中友好協会 会長代行 西堀正司

あけましておめでとうございます。過ぐる1年は世界的な不安を強める事案が多くありました。ウクライナ戦争、ガザ戦争、地球温暖化、米中対立等々です。

一方で、3年間にわたった、「新型コロナ」の流行が終り、新しい時代の新しい行動を考えた1年間でもありました。4月に友好協会全国本部は、民間団体として最初の訪中団を派遣し、中日友好協会など中国側と交流再開につき諸課題を話し合いました。

3年間は日中民間交流にとって、困難な期間でした。対面交流が中断を余儀なくされ、人事交流、文化スポーツ交流は大きな打撃を受けました。このような中でしたが、日本と中国の関係者は経済貿易などで最大の努力を行い、オンラインでの交流などで困難を克服してきました。会員の皆様もたくさんの努力を行っていただきました。

昨年は日中平和友好条約45周年、長野県と河北省友好県省40周年の節目の年でした。7、8月には県知事、県会議長はじめ各界の代表者による訪中団と県協会代表団が合同で60名の大型代表団を編成し、北京市、河北省などを訪問しました。今後の友好交流を方向付ける大成功の訪中でした。また8月には、河北省など5友好都市から中学生卓球選手団を招いて卓球交流大会を開催し友好を深めました。秋には2度にわたり、大学生、高校生訪中団50名を派遣し、青少年交流の成果を上げました。

現在、日本と中国には課題も多くあります。国民感情も決して良好とは言えません。領土・領海問題や、台湾をめぐる一部政治家の不穏当な言動、福島原発処理水問題などです。日中平和友好条約では体制の違いを認め合ったうえで、紛争の平和的解決、覇権を求めないことなどを約束しています。県協会は、平和友好条約や、日中共同声明など両国で結ばれた4つの重要文書の原則と精神を守ることを柱として活動してきました。今後も、県や多くの皆さんとともに地方民間交流を推進していきます。

本年は、中国建国75周年の年です。14億の住む隣国中国の動向に関心を寄せ、友好交流を進めていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいいたします。

 
 
初春を迎えて
(1/1) 2024

長野県知事  阿部守一

  明けましておめでとうございます。

皆様には、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年は、コロナ禍の停滞感を吹き飛ばすかのように、世界各国との交流が再開されましたが、とりわけ日中両国の間では充実した交流を行うことができました。5月には呉江浩駐日中国大使を本県にお迎えし、8月には私にとって4年振り9度目となる中国訪問を貴会会員の皆様や県内関係者による約60名の訪問団で行いました。

友好提携40周年を記念して訪問した河北省では、王正譜省長はじめ省幹部の皆様、対外友好協会、産業界、本県留学経験者など多くの方々と交流することができました。また、北京市では殷勇市長とお会いして、両県市の友好協力に関する覚書を締結するとともに、冬季スポーツや経済面での交流、次代を担う青少年交流の重要性について未来志向の意見交換を行いました。

このほか、河北大学生と県内大学生の相互訪問交流や中国大学生のインターンシップ受入、貴会のご尽力により行われた日中友好都市中学生卓球大会や河北省・雲南省への青少年交流訪中団派遣など数多くの交流が行われました。関わられた皆様におかれましては、対面での交流がいかに重要かあらためて実感されたことと存じます。

こうして、中国の多くの友人と再会を喜び、親交を深めることができたのも、故高波謙二会長をはじめ先人の方々による交流の積み重ねがあってのことです。

本年におきましても、故高波会長の意志を引き継ぎ、貴会の皆様と共に中国との友好の絆をさらに深めていけるよう、精一杯取り組んでまいりますので、皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

 
新年あいさつ (1/1)
2024

                       中華人民共和国駐日本国

                       特命全権大使  呉江浩

  新年にあたり、中国駐日本大使館を代表しまして、長野県日中友好協会及び会員の方々にお祝い申し上げ、そして長期にわたって中日友好の信念を堅持し、対中交流と協力に取り組んできた各界のご友人の皆様に心より敬意と感謝を表します。

 過ぎ去った2023年を振り返り、中日両国は平和友好条約締結45周年という重要な一里塚を迎えました。双方は条約締結45周年記念をきっかけに、共に締約の初心を温め、平和友好の信念を堅持し、対話・意思疎通と交流を積極的に展開し、実務協力を推し進め、中日関係の全体的な安定と改善を推進してきました。習近平国家主席と岸田文雄総理は11月にサンフランシスコで再び会談を行い、両国指導者は戦略的互恵関係の包括的な推進を再確認し、当面の中日関係に極めて重要な政治的牽引を与えてくれました。中国側は日本側と共に、両国指導者の重要な共通認識を指針として、政治的基礎を守り、人的文化交流を深め、互恵協力を強め、妨害や障害を排除し、新時代の要請に相応しい建設的かつ安定的な中日関係の構築に共に取り組んでいきたい所存であります。

 現在、中日関係は改善と発展の重要な段階にあり、両国政府、民間、地方及び各界の方々が共に努力することは必要不可欠であります。私は昨年着任後初めてとなる地方訪問で長野県を訪問し、県内各界の皆様の友情に深い感銘を受けました。長野県と河北省友好県省締結40周年の節目に、阿部守一知事は河北省を成功裏に訪問され、一連の積極的な成果を収め、双方の交流と協力を新たな段階へと推し進めました。私たちは貴協会女性委員会と大使館女性職員との交流会を主催し、貴協会と大学生訪中団を実施することによって、新時代の中国に対する理解を深めたことを大変うれしく思います。長野県が友好の伝統を発揚し、より多くの豊富多彩な友好活動を行い、両国国民により幅広い参加を呼びかけ、新時代の中日民間友好の新たな一章を綴ることを心から願うところであります。

 末筆ながら、友人の皆様のご健勝ご多幸を心からお祈り申し上げ、新たな一年において中日関係のさらなる改善と発展を祈念申し上げます。

長野県&雲南省大学生交訪中団、昆明・大理・麗江友好の8日間(12/5~12)2023

  この度、長野県&雲南省大学生交流訪中団に同行させていただき、2023年12月5日~12日の8日間、中国雲南省の昆明市・大理市・麗江市に行ってきました。

雲南省の雲南民族大学や大理大学、麗江高等師範学校での有意義な大学生交流を行ったほか、創視界光電科学技術有限公司や雲南エネルギー投資グループなど世界先端技術を持つ企業も訪問しました。また、澄江化石自然博物館や世界自然遺産の石林、玉龍雪山、麗江古城などの名所旧跡に行き、過橋米線や小米菜、レンコンジュースなど美味しい雲南料理を味わいました。

その中、雲南省外事弁公室主催の歓迎昼食会を開いていただきました。外事弁公室楊沐主任、国際交流処の金晶処長をはじめ、関係者の皆様から大いに歓迎されたことに団員一同深く御礼申し上げます。

《学校交流について》

 12月6日、雲南民族大学で大学生交流の時、日中の学生は初対面と思えないくらいすぐ仲良くなり、英語や日本語、中国語を交えながら楽しく交流が出来ました。歓迎会の時に、中国側の学生は扇踊りや民族舞踊などを披露してくれて、日本側の学生は「ふるさと」や中国語の「踊るポンポコリン」を熱唱しました。みんなが食堂で一緒にご飯をたべ、花模様の切り紙や花箱を作り、和気あいあいで有意義な交流時間を楽しく過ごしました。

12月8日、大理大学の交流では、先生から雲南の彫刻、銀製品、芸術、歴史についてご紹介いただきました。団員のみんなはその悠久な歴史から生まれた先人の知恵に感嘆していました。彫刻の体験や先生による葫芦丝(フ―ルース―)など楽器の演奏もしてくれ、美しい音色に聞き惚れました。洱海の見える広大で美しい校内での移動時や食堂で食事の時も、英語や中国語などで楽しく日中文化についての交流などをしました。帰る時間になっていても、なかなかバスに乗ろうとしない日中の学生や先生方も、暗くなっていたキャンパスで、みんなWeChatなどの連絡方法を交換し、名残惜しい別れの場面は非常に印象的でした。

12月10日、麗江師範高等専門学校に行ったとき、学校の党委員会の毕天雲書記や国際交流関係者、先生と生徒さんによる熱烈な歓迎を受けました。校内で東巴(トンパ)文字の学習や太極拳体験も、中国の歴史文化に触れることができ、心身ともに熱くなってきました。その後、学校の運動場での納西族の踊りは、みんな手をつなぎ、明快な音楽に合わせて笑顔で一体となった交流風景は今でも目に浮かびます。

《会社見学について》

12月6日、訪問した企業は創視界光電科学技術有限公司の担当者による熱心な説明と社内見学は、世界に誇る先端技術やAIを活用した工場内作業に関心を持ち、家庭の冷蔵庫にディスプレイの栄養管理や名画装飾品ディスプレイなどのビジネス展開などについてたいへん勉強になり、知見を深めました。

 同日雲南エネルギー投資グループのグリーンエネルギー取り込みの紹介に対して、団員の学生たちがとても関心を寄せていて、会社の仕組みや投資の規模について熱心に質問しました。

12月9日、壮大な大理蒼走山を眺める洱海留香実験農場では、担当者から生態保護に対する配慮の説明があり、洱海の漁は10月~12月だけと定められていること、米と野菜の二毛作の栽培方法などの環境保護についてお聞きしました。また、中国も米の消費量が減っている現在、米のギフトなどの販売方法が紹介され、香米と雲南名産の「(ニュ)(セン)」のコラボで作ったロールライスを試食しました。

雲南省は山があり、爽やかな空気、清らかな水の風景はどことなく長野県の上高地と似ていると思われ、懐かしさを覚えました。

《まとめ》

長野県&雲南省大学生の交流事業は順調に終わりました。雲南省訪問の有意義な8日間は、私にとって生涯に忘れられないほど貴重な経験となりました。

今回の長野県&雲南省大学生交流訪中団でお世話になった中国大使館、雲南省外事弁公室、大理市外事弁公室、 麗江市外事弁公室、各大学や訪問先の関係者の皆様には本当にお世話になりました。温かく迎え入れてくださったすべての皆様に心から感謝申し上げます。皆様に出会ったこのご縁を大切に、今後の日中友好交流事業に微力ながら一生懸命進んでいきたいと思っております。 (長野県国際交流課 松本 暁鳳)  

 第27期第2回日中連続市民講座  「中国メディア事情と中国メディアスクール」(12/17) 2023

第27期第2日中関係を考える連続市民講座が12月17日、日中友好センター教室において開かれ、中国伝媒大学教授で長野ラジオ孔子学堂中国側代表の夏丹先生が「中国メディア事情と中国メディアスクール」と題して講演しました。講座には20人が出席し熱心に聴講しました。

夏先生は、中国伝媒大学を卒業し、その後も大学で勤務してきた40年近い経験をもとに話しました。

 ◇大まかな中国のメディア事情----

①最新の統計によると、中国には1,810の新聞と定期刊行物があり、2,500以上のラジオ局とテレビ局があります。ラジオ・テレビは、通常、政府機関と密接に関連しています。多くの中国メディアの中で、最も影響力があるのは、新華社通信、人民日報、中国メディアグループで、ニュースやニュースレター、新聞、ラジオやテレビを代表する、中国で最大かつ最も重要な3つのメディアです。

②中国国内では、中国政府に関する公式情報の多くは新華社通信から得られます。 新華社通信は中国の国営通信社であるため、公式ニュースは新華社通信を通じて発表され、世界中のメディアにおける中国の政治と外交の公式ニュースも新華社通信が発行する通信を使用します。人民日報は中国共産党中央委員会の機関紙です。人民日報は1948年に創刊され、中国最大の新聞で昨年の人民日報の発行部数は250万部です。 2018年3月、中国中央テレビ局、中国国家ラジオ局、中国国際放送局は共同で中国中央広播電視台集団(CMG)を設立しました。記者と編集者が6,629人もおり、スタッフの総数は約40,000人と推定されています。

◇以下、印象に残ったことを3点紹介しますーーー。

①.テレビはかつては広告収入で潤っていましたが、近年、ネットメディアやモバイルメディアの影響により、テレビ局の広告が減少し、苦境を打開するために様々な対策を講じています。 新しいメディアへの移行は、その主な方法の1つです。WeChat、TikTok、Xiaohongshu(小紅書)などの中国で最も有名なソーシャルメディアサイトは現在活況を呈しており、ニューヨークに上場しているサイトもあります。オンラインメディアとモバイルソーシャルメディアは、徐々に従来のメディアの役割と機能に取って代わりつつあり、従来のメディアはますます影響を受けています。

②.1980年代以降、改革開放によって、中国の経済は急速に発展し、テレビを購入する人が増え、テレビ番組の制作はますますエキサイティングになりました。 同時に、多くのアメリカと日本の番組が中国のテレビ画面を占有し始めました。 当時、人々が見たいのは日本のアニメ「鉄腕アトム」、ポケモンでした。ポケモンで、ほとんどの人がピカチュウを知っており、「血の疑惑」や「マンハント」などの日本の映画やテレビシリーズを見る機会があり、その後、アニメ「名探偵コナン」、宮崎駿の「千と千尋の神隠し」をテレビで放送し、中国の視聴者は高倉健、三浦智一、山口百恵などのスターを知りました。

日本は中国の緊密な隣国でもあるため、中国のメディアは日本に注意を払っています。 国会議員選挙、岸田首相と各国首脳との会談、日本での頻発地震、さらには日本の天候の変化まで、報道があります。 特に、最近の日米合同軍事演習や、この1年間の円相場の継続的な下落や電力・ガス価格の高騰は、中国国民の注目を集めており、中国メディアでも大きく報道されています。 11月17日、岸田総理と習近平国家主席がサンフランシスコで会談し、当時の中国メディアの重要な報道にもなりました。桜の季節に日本人が桜を見に行くこと、日本の有名な相撲などについても報道しています。 これらの報道により、中国人の日本に対する理解が深まりました。多くの中国人は、東京では駐車場が難しく、駐車料金が高いことを知っていますが、東京には便利な公共交通機関、地下鉄、路面電車が四方八方にあり、日本の新幹線が特に便利で時間厳守であることも知っています。 また、日本人はとても礼儀正しく、公共の場で話したり電話で話したりしません。日本はどこもきれいで、路上にゴミがない、誰もが意識的にゴミを分別している、などです。 中国のメディアは、両国民の友情と理解を深める上で非常に重要な役割を果たしてきました。

中日両国のメディアの交流や協力は、特にテレビの分野で非常に緊密で、両国のメディアは長い間、互いに協力してきました。 CCTVは過去にNHKと緊密な連携を取り、影響力のあるテレビ番組を制作してきました。 何年も前に、彼らはテレビドキュメンタリー「シルクロード」を共同制作しました。 2005年、中国のCCTVと日本のNHKが共同で「新シルクロード」を制作しました。

現在、テレビドキュメンタリーシリーズ「世界遺産ウォーク」を共同制作し、さらなる協力関係を築いています。パンダの翔翔(シャンシャン)を紹介する番組「シャンシャン家に帰る」も共同制作しています。 この番組では、ジャイアントパンダの家族による日本での生活や、中国に帰国した翔翔の新たな生活について紹介しています。 2024年1月にCCTVとNHKで同時放送される予定です。日中記者交流も盛んに行われています。 中国メディアの記者の中には、日本のメディアで一定期間働き、研修を受ける人もいます。

③・メディア人材の育成に関しては、北京放送学院(現在は中国伝媒大学)が最も長い歴史と最強の強みを持っています。 1954年、北京に北京放送学院が設立され、当時中国で唯一のメディア専門学校となりました。

ラジオやテレビのタレントの需要が高まるにつれて、ラジオやテレビのタレントの育成に従事する学校の数も増加しています。 かつては北京放送学院がほぼ1つしかありませんでしたが、今は全く違います。 北京放送学院は伝媒大学に発展し、浙江省メディア大学、河北メディア大学、南京メディア大学など、メディア人材を育成する学校が十数校誕生しました。 中国で最も有名な北京大学と清華大学も、それぞれ2001年と2002年にジャーナリズムとコミュニケーションの学校を設立し、放送とホスティングの専攻を開設しました。

現在、中国伝媒大学には博士課程・修士課程5,000人以上を含む18,000人がおり、校舎規模は3倍に増えました。 84の学部専攻と多くの修士号と博士号があり、7つのポスドク研究ステーションがあります。 学校はジャーナリズムとコミュニケーション、情報通信工学を主な分野としており、音楽とダンス、美術、中国と中国の文学、外国の中国文学、電子科学技術、コンピューター科学技術、インターネット情報などの専攻もあります。 また、英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、日本語など20の外国語教育も充実しています。

学生が海外で学ぶ機会も増えています。 現在、日本では中国伝媒大学の数十人の学生が学んでいます。 日本やヨーロッパやアメリカに行く人も結構います。伝媒大学のコースの多くは4年制の大学のコースであり、伝媒大学で2年間勉強し、2年間留学するか、中国で3年、海外で1年勉強する必要があります。 このようにして、国際的な人材を育成し、新しい技術を学び、外国語のスキルを向上させることができます。また、教員は、海外の教員と交流する機会が多く、客員研究員として日本、アメリカ、ヨーロッパに行くことも多く、海外の教員との交流を通じて、常に最新の国際水準に即した専門知識を持つことができます。 アメリカ、ヨーロッパ、日本の大学で修士号や博士号を取得した先生もいます。ジャーナリズム、映画、テレビ芸術、放送、広告などに興味のある学生が、中国伝媒大学を訪問し、伝媒大学に留学することを歓迎します。

 長野孔子学堂、年末交流会「迎新晩会」を開催(12/16 2023

 長野ラジオ孔子学堂は1216日、ホテル信濃路において、40名が参加して、4年ぶりとなる年末交流会「迎新晩会」を開きました。「迎新晩会」とは、新年を迎える晩餐会といったところでしょうか。第1部体験発表、第2部交流懇親会が行われ、楽しく有意義な交流会となりました。

 はじめに、長野ラジオ孔子学堂を代表して、西堀正司理事長があいさつし、「コロナが明け、日中間の交流が再開された。激動の世界の中で、中国は存在感を増している。戦争にかかわっていない大国は、中国だけであることに留意したい。11月、日中会談が実現したが、関係改善を期待したい。明年は辰(龍)年、新しい時代の転換が予感される。孔子学堂で中国語を学んでいる皆さんの活躍を期待したい」と述べました。中国側責任者の夏丹老師は「2023年の皆さんの活躍に感謝し、新年のご多幸を祈ります。23年は、中国伝媒大学学生とのオンライン交流会開催、長野県日中友好協会訪中団の伝媒大学訪問、伝媒大学代表団の来県交流など意義ある交流ができた。明年は一層の発展を目指しましょう」とあいさつしました。

 続いて、『漢語橋』高校生日本大会中国語コンテストで入賞した片桐菜々美さんと長野県&河北省青少年交流訪中団に参加した松村まいかさん(短大生)がパワーポイントを使って体験発表しました。新鮮な感動が伝わってきました。続いて夏丹老師(伝媒大学教授)が「旅行は視野を広げる」と題してお話ししました。旅行と読書が大好きという夏老師は大学卒業後、エジプト留学を皮切りに、アメリカやヨーロッパ、南アフリカ、中東など世界各地22カ国を訪れた体験を紹介し、参加者は興味深くお聞きしました。

 第2部交流懇親会では孔子学堂文化講座の二胡教室で学ぶ皆さんによる二胡演奏発表が行われ、拍手が送られていました。ビンゴゲーム、中国語歌曲カラオケ有りとにぎやかで楽しい交流会となりました。

 
 中国伝媒大学学長一行来県、交流を深める(12/1~3) 2023

中国伝媒大学の張樹庭学長一行6名が長野ラジオ孔子学堂と長野県立大学の招きで12月1日から3日長野県を訪問しました。

一行は、滞在中、長野県立大学(金田一真澄学長)との学術協定調印式、長野ラジオ孔子学堂との交流理事会・歓迎会などに出席しました。長野県日中友好協会と伝媒大学は21年孔子学堂の共同運営をスタートさせて以来、コロナ禍の中でも関係を深めてきました。昨年、夏丹さん(教授)が長野に赴任し、県立大学の客員研究員兼孔子学堂の中国語講師などとして活躍しています。双方の語学を学ぶ学生同士のオンライン交流会なども行いました。本年夏には長野県日中友好協会代表団が伝媒大学を友好訪問し、熱烈歓迎を受けました。伝媒大学の代表団が長野県を訪問するのは今回が初めてでしたが、打ち解けた交流を通じて、相互の理解が一層深まったと好評でした。一行は滞在中、小布施町の北斎館、山ノ内町地獄谷のスノーモンキー、長野市の善光寺なども参観し、温泉も体験し、観光立県長野県への理解を深めていただきました。

12月1日の歓迎会には18名が出席し、夏の大学訪問時の思い出を語り合い親睦を深めました。席上、布施正幸副会長は、一行を歓迎した後、「日中平和友好条約締結45周年の記念すべき時に、張学長先生を団長とする伝媒大学の先生方をお迎えできたことは私たち一同の喜びとするところです。7月に長野県日中友好協会代表団が伝媒大学を訪問した際には、張学長先生に親しく熱烈歓迎をいただきました。伝媒大学がメディアと映画演劇方面の人材を養成する大変重要な役割を発揮されていることが理解できました。私たちはこのような素晴らしい伝媒大学と孔子学堂の協定を結ぶことができ大変光栄に思っております。締結以来、双方は交流を通じて相互信頼を深め双方の努力によって成果を上げてきました。特に、優秀な夏丹さんを派遣していただき感謝しております。また、双方の交流を進める過程で伝媒大学と長野県立大学が学術協定を締結されたことは私たちにとっても喜ばしいことです。長野県は、工業・農業・観光の各方面で日本でも高い評価を得ている県です。また日本で1,2位を誇る健康長寿の県であり、教育県としても知られています。双方の長所を生かして、今後とも力を合わせて日中友好のために、中国語の普及と向上、中国文化を知り知らせる活動に取り組んでいきたいと存じます」と述べました。

 27期日中関係を考える連続市民講座スタート(11/25) 2023 

第27期日中関係を考える連続市民講座が11月25日スタートしました。県内の大学や県日中友好協会などで作る県日中学術交流委員会主催で、毎月1回のペースで文化、歴史、経済関係などをテーマに明年4月まで計6回の講座が開かれます。

第1回は長野大学の塚瀬進教授が、「3つの大日向村―佐久穂・吉林舒蘭・軽井沢」と題して講演しました。満蒙開拓団を当時の国策に沿って日本一多く送出した長野県の先鞭をきって大日向村が分村開拓団を送り出した時代背景や村を取り巻く状況などを詳しく解説しました。---財政破たんした大日向村は分村開拓団を吉林に送り出したが、そこは現地の農民が耕作していた水田地帯だった。安く買い上げ入植地とし、順調な滑り出しだったが、日本の敗戦によって多くの犠牲を出しながら帰国した人たちに残された道は、寒冷地軽井沢の山間地での開墾だったーーー。受講者は熱心に聞き入っていました。

 県女性委員会バスツアー、中国大使館を表敬交流(11/17) 2023
 
 県日中女性委員会は11月17日、秋の日中友好研修バスツアーを行いました。女性委員会メンバーら44名が参加して、中国大使館を訪問し、丁玥大使夫人や、聶佳参事官はじめ大使館の大勢の女性役職員の皆さんからあたたかい歓迎を受けました。

 この日、未明に長野県を出発したバスは小布施・長野・松本と高速道沿いに参加者を加えながら、東京を目指しました。車中では布施正幸県日中副会長から最近の日中関係についてのレクチャーに耳を傾け、大使館での交流に備えて「昴」(星)を日本語中国語で練習し、予定よりかなり遅れて大使館に到着しました。

 席上、丁大使夫人は、「今日11月17日はサンフランシスコで日中首脳会談が行われる記念すべき時に皆さんを迎えることができ熱烈に歓迎します。皆さんは長らく中日民間友好促進に携わってこられた。中日両国は悠久な東方文化を有し数千年来の交流の歴史を持っている。新時代の要求に見合った中日関係を築いていくためにともに努力しましょう」とあいさつされました。

 宮沢信代委員長は、「5月に丁大使夫人が来県された際、大使館訪問を約束し、再会でき、このように盛大な歓迎をいただき心から感謝します。“交流なくして友好なし。友好なくして平和なし”をモットーに、友好を進めてきた。今回の交流を契機に、さらに女性の特徴を生かして友好を促進していきたい」と述べました。

  記念品の交換の後、美味しい中華料理をいただきました。続いて、中国の一般民衆の生活を記録した映画を鑑賞し、熱心な意見交換を行い、最後に感謝の意味を込めて、バスの中で練習してきた「昴」と「ふるさと」を交互に手をつないで合唱し友好を深めました。玄関前にて全員で記念撮影し名残を惜しみながら長野での再会を約して大使館を後にしました。

 一行はその後、東京富士美術館を訪れ、「世界遺産大シルクロード展」を参観しました。帰路のバスの中では、自己紹介と感想発表が行われ初めて参加した方も「大変楽しく勉強になった1日でした」と感想を述べていました。

 第41回中国語スピーチコンテスト長野県大会(10/21) 2023

 10月21日、長野県日中友好協会ラジオ孔子学堂の主催による第41回中国語スピーチコンテスト長野県大会が信濃教育会館講堂で開催され、高校生や大学生・一般社会人18人が出場しました。

朗読部門には高校生の部4人、大学生の部5人と一般の部6人が出場、それぞれ全国統一課題文を発表し発音や表現力、熟練度を競いました。

 スピーチ部門には大学生・一般の部に3人が出場し、自作文で内容や表現力を競いました。自身の体験を通した中国との交流等などのテーマを取り上げ、レベルの高い弁論発表となりました。

スピーチ部門で優勝したのは、根橋佑奈さん。「私から見た中国の価値観」をテーマに取り上げました。交流を通じて中国人の3つの価値観を知ることができたとし、①取り組み課題に優先順位をつける、②面子を大切にする、③家族や友達を大切にするなどをあげ、中国語学習を通じてさらに中国の文化を理解していきたいとスピーチし好評価を得ました。2位の小林美月さんは、日本国内の嫌中意識の蔓延などに疑問を持っていたが、河北大学の日本語を学んでいる学生と交流する中で、「中国人は悪い人」ではなく、仲良くなれた。帰国後、中国での体験を友達に話した。友好に努めていきたいなどと発表しました。


 審査委員長の夏丹さんは講評の中で、「中国語の発音は基本的に正確だった。さらに有気音と無気音のちがいに留意することが大切と思う。スピーチ部門は、自分の体験に基づく素晴らしい内容で感動した。身につけた中国語をどんどん使って中国の友人を作ってください」と、述べ激励しました。

 安芸洋一長野ラジオ孔子学堂長は冒頭の主催者あいさつで「コロナ禍により、学習時間の制約などがある中で、勇気をもってチャレンジされた出場者に感謝したい。中国語の学習を通じて相互理解を深め、日中友好の輪が広がることを期待しています」と述べました。

 西堀正司県日中友好協会副会長は小講演の中で「スピーチコンテストは41回を迎えた。この間中国語の普及向上に貢献してきた。今年は平和友好条約45周年にあたる。中国語は友好の架け橋。国レベルのギクシャクはあるが、中国語を学び、中国の魅力を発見し、中国理解を深め日中友好に貢献してほしい」とあいさつしました。

 入賞者は次のとおりです。
◇スピーチ部門 ①根橋佑奈 ②小林美月 ③太田俊岳

◇朗読部門 高校生の部 ①福田悠夏 ②内山実花 ③土屋陽向  (奨励賞)小林木ノ葉
◇朗読部門 大学生の部 ①檀ノ原美月 ②新海咲歩 ③北井裕子 (奨励賞)松村まいか (敢闘賞)佐藤悠太 
◇朗読部門 一般の部 ①宮沢一三 ②宮坂光子 ③森川敬子 (奨励賞)高橋祐子 (敢闘賞)深井克純・大嶋くに子

 入賞者には賞状と副賞が贈られました。成績優秀者は来年1月の全国大会に推薦されます。

 

 

河北省との友好40周年記念し長野県&河北省青少年交流訪中団派遣(10/1419 2023

◇河北省人民対外友好協会の招きで27名が河北省・北京を訪問交流

 日中平和友好条約45周年と長野県河北省友好県省締結40周年を記念して長野県&河北省青少年交流訪中団一行は10月14日から10月19日まで、河北省保定市と石家庄市、北京などを訪れました。この団は、日中友好交流を促進するため、日中両政府が日本と中国の青少年を5年間でそれぞれ3万人を相手国から招聘する計画の一環で、日中の同世代の若者が直接交流し、お互いの文化や歴史、考え方を知り、お互いを理解し、絆を育むことを目的としたものです。大学生9名、高校生14名など27名で編成され、保定、石家庄では、大学や高校(中国では高級中学)を訪問交流し、また名所旧跡なども参観して、友好と親善を深めることができました。長野県日中友好協会から布施正幸副会長、中澤保範事務局長、長野県国際交流課からは松本暁鳳通訳らが同行しました。

◇保定・石家庄・北京 友好の6日間

 10月14日早朝、羽田空港で勢ぞろいした一行は、CZ648便に搭乗して、北京大興国際空港へ。大興空港は2019年に開港された新設の空港で規模設備ともNO1と言われ、北京の西南に位置し、保定、天津などとの連絡の上でも地の利を得ています。河北省友好協会の杜海滄秘書処長、董彤さん、石家庄市友好協会の薛洋さん、旅行社の張鉄民さんらに出迎えていただき、さっそく大型バスで保定市に向かいました。高速道路を走り2時間余りで保定華中ホリデイインホテルに到着しました。李行行保定市外事弁公室副主任、張瑜保定市共青団幹部、夏文傑保定市第1中学党書記、張明輝河北大学国際合作処総合科長、呉丹通訳らが出迎えてくれました。歓迎宴を催してくれ、李副主任は一行を心より歓迎しますと述べ、保定市が北京の南の大門で歴史の街であるとともに、河北大学や保定第1中学など優秀な人材を育成していること等を紹介していただきました。布施団長は、保定市易県での6年間の緑化協力事業や河北大学と県立大学との協力協定締結などに触れ、この度の青少年交流を通じて相互理解が深まることを願っていますと述べ、あたたかい歓迎に感謝しました。打ち解けた雰囲気の中で、青少年の教育や活躍について意見交換をしました。

10月15日は午前中、直隷総督署と古蓮花池を参観しました。河北省(冀州)は、清朝では、直隷省と呼ばれその省都であった保定は北京を守る極めて重要な役割を果たしていました。直隷総督は行政と軍事の権限を持ち、李鴻章や曽国藩などの実力者が任に着いたと説明を受けました。300年ほどの歴史を持つ総督署の建物は3万平方メートルと規模が大きく立派に保存されていて、人物模型も配置され、往時の役所と奥の生活ぶりがうかがえるようになっていました。古蓮花池は中国10大名園の一つに数えられていて、その面積は35000平方メートル、800年ほどの歴史を有しています。蓮池を囲むように、亭、台、楼、閣など北方と南方の様式を取り入れた優美な建物群が立ち並び、蓮池と槐の古木、柳、数多くの石碑があり、「蓮池書院法帖」は有名です。一行はここで孔子の教えを実践している老師の指導で古代の服をまとって帽子をかぶり、孔子さまの弟子のいでたちで、礼楽の講義を受けることとなりました。壎(ケン:土笛)そして鼓、編鐘、拍板、簫(ショウ)、磬(ケイ)、筝(ソウ)、笙(ショウ)。壎(ケン)は土笛に形も音もよく似ていて懐かしい音色でした。

次に河北大学五四路キャンパスに向かいました。大学の責任者に案内され河北大学の歩みの展示館を参観。1921年に天津工商大学として設立され以後幾多の変遷を経て、河北大学となったとのこと。中国教育部と河北省政府が共同で関与していて、28000人の学部生と11000人の大学院生が在籍し、学んでいる重点大学だそうです。哲学、経済学、法学、教育学、文学、歴史学、理学、工学、農学、医学、管理学、芸術学の12の主要な分野をカバーしていて85の学部、17の博士学科、47の修士学科、33の専門修士学科などがあるといいます。参観、昼食後、大学生グループと高校生グループに分かれて行動しました。大学生は、河北大学七一路キャンパスへ、高校生は、保定第1中学へ向かいました。

河北大学七一路キャンパスには、河北大学外国語学院があって、そこで、日本語を学んでいる学生と交流しました。ロの字型に並べた机に座って、中国学生男女の司会者の手際よいリードで日本語での自己紹介の後、しりとりゲーム、カードゲームなどをおこない、最後打ち解けたところで、お互いに聞きたいことを質問し合いました。気が付いてみると2時間近い時間が過ぎていました。校舎の前で一緒にカメラに納まり別れを告げました。

保定第1中学を訪問した皆さんは大勢の生徒さんたちの出迎えを受けびっくり、サッカー交流試合なども行って大いにもりあがったとの感想が聞かれました。中国では中学というと初級中学=中学と高級中学=高校が含まれています。第1中学は北京大学や清華大学などへの合格者も多い名門校で「状元の郷」の名声を獲得しているとともに、生徒の適性に応じて教育し、興味を育み、能力を向上させることにも力を入れ、能動的な探求を目指すことを校風としているとのことです。

2つのグループは保定市民衆芸術館で合流して、市民のサークル活動発表、演劇や踊り、楽器演奏を鑑賞しました。チャルメラ演奏、保定鉄球バランス芸、保定老調(保定の地方劇)、伝統武術、古琴演奏、1人2役「悟空が猪八戒をからかう」、壎(ケン土笛)の演奏、舞踏「長信宮灯」など多様な演目で、レベルの高い芸が披露されました。終演後、団員全員舞台に上がって、市民俳優の皆さんと記念撮影しました。

10月16日はバスで正定県に向かいました。城壁に囲まれた正定県は、石家庄が石太線(石家庄から山西省の太原へ通ずる鉄道)の開通に伴い急速な発展を遂げるまでは、この地域の中心でした。また、正定県はかつて若かりし頃の習近平主席が党書記として赴任していたところで、現在発展著しく、全国の注目を集めているところです。まず、太平河都市エリア計画展示センターを見学しました。意欲的な発展計画を巨大な映像で紹介しており、印象的でした。続いてモデル農村の塔元莊村を訪問しました。初めに体験交流館で中国の伝統的万頭づくりを地元の高校生と4人一組で体験しました。パンダや薔薇思い思いのデザインで作った3色の万頭は、蒸かして後ほど届けられおいしくいただきました。村内は農村から都市への移行過程にあるように見受けられました。年間60万人の視察団が訪れるとのこと。昼食を河北賓館別館でおいしくいただき、名所旧跡を参観しました。南城門に上ると4つの塔が見えました。城壁が修復され、歴史ある正定県のイメージが浮かび上がってきました。続いて臨済寺と隆興寺を参観しました。臨済寺は禅宗の臨済宗の本山で、日本からの代表団も訪れるとのことです。隆興寺は1400年余りの歴史を持つ河北省が誇る寺院です。お坊さんはおらず文物管理局が管理しています。極楽浄土を描いた壁画や、北向き観音像、21メートルの巨大な銅製の千手観音像など国宝級文物があまた保管されています。宋の初代皇帝の趙匡胤が寄進した千手観音像の迫力は圧倒的です。文豪魯迅が最も美しいといった北向き観音像のほほえみは印象的でした。余韻を残しながら、石家庄ハイテク経済開発区の以嶺薬業康城を参観しました。「以嶺」はこの巨大製薬企業グループを設立し率いたリーダーの名前で、康城は健康都市といったところでしょうか。漢方の絡病理論をベースにしながら現代漢方薬、科学医薬品、健康産業を3本柱として、15000人の従業員を有する著名な企業で、新型コロナ感染予防、抑制にも貢献しているとのことでした。

視察を終えて、河北中国大酒店へ到着しました。このホテルは河北会堂や迎賓楼を併設している省政府と関係の深い施設と聞きました。河北省人民対外友好協会の呂暁梅執行副会長主催の歓迎晩餐会が行われました。落ち着いた雰囲気でフォーマルな晩餐会、料理も最高でした。呂副会長は歓迎あいさつの中で、青年の船の交流の一環で長野県を訪問しホームステイをした思い出を語り、友好の思いにあふれていました。布施団長も、河北省友好協会のご招待に感謝し、大学生、高校生同士の交流を通じて新たな50年若い世代が友好の担い手となり、末永い友好協力が続いていくことを心より願っていますと感謝の意を表しました。また、7月の河北省の大水害の第2次の義援金50万円が長野県日中友好協会より河北省友好協会に贈られました。これは夏の知事訪中団参加者や日中友好協会の皆様からの義援金です。なお第1次分義援金の感謝状が河北省友好協会より長野県日中友好協会に贈られました。引き続いての記念品の交換に続いて、なごやかな交流が進みました。佳境に入って、訪中団から感謝の思いを込めて「栄光の架け橋」と県歌「信濃の国」を歌いました。中国側と大人グループは「北国の春」を日本語と中国語で披露しました。楽しい友好のひと時の締めを中澤保範事務局長が行い、握手をしながらお暇しました。


 10月17日は、石家庄市での学校訪問と高校生はホームステイ体験の日です。2台のバスに分乗して、河北博物院に向かいました。博物院では、中山国と満城漢墓の出土文物の展示が行われていました。中山国は戦国時代、石家庄近くに存在した異民族の国で、その墓から出土した文物は造形美にあふれた優れて貴重な国家級宝物です。「鹿を食う虎」の像などはすごいの一言です。中山国の象徴山形飾りは長野市にもレプリカが贈られています。満城漢墓は保定郊外の満城県の漢代の墓で、そこから出土した金縷玉衣(きんるぎょくい)は王の遺体を覆っていたもので超一級文物に他ならないでしょう。銀縷玉衣(ぎんるぎょくい)も見事でした。

一行は2つのグループに分かれて、高校生は、石家庄外国語学校を訪問し、大学生は河北師範大学を訪問しました。

石家庄外国語学校では、裴校長らの歓迎を受けました。小、中、高のクラスのほか幼稚園クラスがあり、1万人以上が在籍する有名校です。園児から英語を学び、中学生になると第二外国語として日、ロ、独、仏、スペイン語等を学ぶ仕組みになっています。また22か国、203校と友好関係を結んでいるそうです。日本語を学んでいる高校生の皆さんが通訳しながら校内を案内してくれました。この皆さんはホームステイ受け入れ先の生徒で、だんだん交流を深められるようになっていました。100m競争、書道、日本語授業、昼食そして英語のテストなど珍しい体験もしました。夕方各家庭の親御さんが車で迎えに来てくれました。(翌朝の皆さんの顔は輝いていました。楽しい思い出を紡いだことでしょう。)

 河北師範大学を訪問した大学生グループもあたたかい歓迎を受け交流しました。大学は120年以上の歴史があり、現在、教職員2600人余り、学部生25000人余、大学院生6000人余、成人教育の学生11000人余という巨大な総合大学です。傘下に外国語学院を有し、対外交流も盛んです。書道体験教室では「福」の字を書いて記念にいただいてきました。一行はその後、趙州橋と柏林禅寺を参観しました。趙州橋は隋代に建てられた世界最古のアーチ形の石橋で、芸術的価値も高いといわれています。柏林禅寺は1800年ほど前に建てられた歴史の長い寺で、160人余の僧侶がおり、内部に河北省仏教学院と河北禅楽研究所が設けられています。

  10月18日は、早朝、ホームステイした高校生と合流して、北京に向かいました。たくさんの交流の思い出を残してくれた河北省ともお別れです。霧のため高速道路が一時閉鎖された影響で、万里の長城八達嶺に着いたのは午後2時を回っていました。八達嶺ヒルトンホテルで昼食を済ませた後、さっそく万里の長城へ。憧れの万里の長城の雄大な姿に、若者は途中何度も写真を撮りながら、勇んで急ぎ足で登っていきました。万里の長城は大勢の観光客でにぎわっていました。また緑化に徹底的に力を入れた結果、上り口周辺は緑が増え印象が変わってきました。表土が少ない岩山の緑化はさぞ困難があっただろうと思いながら、しかし変わらぬ延々と連なる長城をながめ、その悠久な歴史を回想しました。春秋戦国時代、始皇帝の天下統一、漢武帝の匈奴との対峙、長城は明の3代永楽帝の時に煉瓦や石つくりの頑丈なものに作り替えられたといいます。東の山海関から西の嘉峪関まで延々6千キロ(中国の里で1万2千里)想像を絶する人力を投入して巨大建造物が出来上がり、現在に至っているのです。中国の底力を感じました。

 北京市内に移動し、有名な「東来順」で羊のしゃぶしゃぶ料理をいただきました。中国最後の晩餐には全日程同行案内いただいた、董彤さんや張鉄民さん薛洋さんも同席して大いに交流しました。

  10月19日は、早くも、帰国日です。午前中、天安門広場と故宮博物院を参観しました。明代清代の皇帝の居城は金色の瑠璃瓦と朱塗りの門のコントラストよろしく目に飛び込んできました。天安門広場には先日の国慶節の記念の花かごの飾り物が添えられていて、絶好の記念撮影スポットになっていました。観光客の溢れる中、迷子にならないよう心して張さんの説明を聞きながら進んで行きました。故宮博物院の太和殿をバックに全員で記念撮影しました。映画「ラストエンペラー」はここで撮影されたのだと思い起こしながら、人波の中を進みました。

 最後の昼食はおいしい北京ダック料理でした。団員のOさんの誕生日祝いのケーキが出され、皆で「ハッピーバースディ」を歌ってお祝いしました。董さんのご配慮に感謝しながらおすそ分けをいただきました。

 時間が押してきている中、一行は、北京大興国際空港に向かいました。6日間の友好の旅はまもなく終わろうとしています。バスの中でお別れのあいさつを交わし、長野での再会を約束しました。15:15、CZ647便は予定通り北京を飛び立ち羽田に向かいました。


2023年1~12月
2022年1~12月

2021年1~12月
2020年1~12

2019年1~12
注目論点
&友好論壇

このコーナーでは日中関係で注目される論点&論壇を紹介したり、日中の平和・友好・共生を願う皆さんのご意見などを紹介しています

友好論壇・提言&時事解説


◎<資料>「戦後50周年の終戦記念日にあたって」(いわゆる村山談話)
◎<資料>日中関係の改善に向けた話合い(日中4項目の合意)(14.11.7)
◎中日友好交流大会での習近平国家主席の演説(2015.5.23)

(2024)
年頭祝辞-日中共同声明等を守り、日中の平和友好、交流を推進しよう! --長野県日中友好協会 会長代行 西堀正司(「日本と中国」県内版97号2024.1.1)
新年あいさつ---中華人民共和国駐日本国特命全権大使  呉江浩(「日本と中国」県内版97号2024.1.1)

初春を迎えて --長野県知事  阿部守一(「日本と中国」県内版97号2024.1.1)

(2023)
日中平和友好条約45周年、河北省との友好40周年、交流再開へ --長野県日中友好協会副会長 布施正幸(「日本と中国」県内版96号2023.8.1)
東アジア共同体研究所における呉大使の講演--呉江浩中華人民共和国駐日大使(2023.6.21)

米国の経済安保戦略に忠告 「われわれは地政学のために生きているわけではない」--中国国際経済交流センター朱民副理事長に聞く:5月(一社)共同通信社(2023.7.10)
日本記者クラブにおける呉江浩大使のスピーチ(全文)(2023.5.4)
平和友好条約45周年、河北省との友好40周年、相互信頼を回復し平和友好の歩を進めよう!--長野県日中友好協会会長 高波謙二(2023.1.1)
初春を迎えて--長野県知事 阿部守一(2023.01.01)
新年のあいさつ --中華人民共和国駐日本国特命全権大使  孔鉉佑(2023.01.01)
2023年ともに頑張りましょう!--長野県日中友好協会 ラジオ孔子学堂 中国側責任者 夏丹(2023.1.1「日本と中国」県内版95号)
(2022)
日中国交正常化50周年記念講演「米中対立激化の中での日中関係・その現状と展望--西園寺一晃(2022.10.18)
日中国交正常化50周年記念講演会主催者あいさつ--長野県日中友好協会副会長 布施正幸(50周年記念講演会にて2022.10.18) 
日中国交回復の井戸を掘った人々を回顧し、今後の日中関係を展望する--井出亜夫・(一社)国際善隣協会諮問委員、(一社)フォーカス・ワン代表理事(「日中経済ジャーナル2019.9掲載2022.10..19)
日中国交正常化50年の歴史が現在の日中関係に与える啓発--長野県日中友好協会理事長 大月良則((日中国交正常化50周年記念・日中友好交流会議における意見発表2022.9.15)
<資料>民間交流を広く深く--丹羽宇一郎・元中国大使(2022・9・6東京新聞 <考える広場>日中国交正常化50年)
日中国交正常化50周年、共同声明の原点に立って友好進めよう --長野県日中友好協会副会長・西堀正司(「日本と中国」県内版94号2022.8.1) 
満蒙開拓平和記念館「自治体パートナー制度」にご協力を--館長 寺沢秀文(「日本と中国」県内版94号2022.8.1)
理事長就任あいさつ--長野県日中友好協会理事長  大月 良則(「日本と中国」県内版94号2022.8.1)  
≪私の一言≫あれから13年--人民中国読者会 事務局長  峰村洋 (「日本と中国」県内版94号2022.8.1)
<資料>米国と中国の対立に利用されるだけの台湾・日本は「明日のウクライナ」か?- b『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』(2022.07.04) 
<資料>中国とロシア微妙な距離感--楊成・上海外国語大学教授(信濃毎日新聞(2022.5.7)
<資料>北京オリンピック通信:北京オリンピックの長野印記--≪新華体育≫(2022.3.17)
<参考資料>中国はウクライナと「仲良し」でロシアと「軍冷経熱」 軍事は賛成しないが経済は支援する理由--遠藤誉・中国問題グローバル研究所所長(サンデー毎日×エコノミスト2022.3.22) 
<資料>習近平国家主席がバイデン米大統領とテレビ会談--「人民網日本語版」(2022.3.19)
<参考資料>①シンポジウム「 台湾有事 を 避けるために 」 報告--広範な国民連合全国事務局(2022.3.14)
②NATOとロシアのはざまで引き裂かれるウクライナ-境界線でせめぎあう大国 <国際法の遵守、平和・安定・繁栄が基本> --羽場久美子 世界国際学会(ISA)アジア太平洋会長 グローバル国際関係研究所所長 神奈川大学教授・青山学院大学名誉教授(2022.2.24)
<資料>日中国交正常化50周年に思う--藤野文晤 日本国際貿易促進協会顧問・元伊藤忠商事常務取締役(「国際貿易」2022.3.5)
<参考資料>①ロシアの懸念軽視した欧米―欧州の新安保巡り深い溝--元外務省欧亜局長 東郷 和彦(信濃毎日新聞2022.2.26)
②ウクライナ危機で幕開けた「米ロ新冷戦」--近藤 大介(MAG2NEWS東アジア「深層取材」2022.2.24)
③中国「ウクライナに同情」の意外--名越健郎MAG2NEWS国際2022.03.03)

<資料>北京冬季オリンピック成功裡に終了(中国「人民網」日本語版2022.2.20~22)
①北京冬季五輪の全ての競技が終了 中国は金9個、銀4個、銅2個
②各国メディアが北京冬季五輪の多分野での成功を伝える
③王毅部長「北京冬季五輪の成功は中国の成功であり、それ以上に世界の成功

<資料>北京五輪が閉幕!中国人が感謝する日本人3人 ・・・--浦上 早苗(経済ジャーナリスト)(東洋経済オンライン2022/02/21)
<資料>「平和の祭典」の成功を祈る--長野市 松原京子(自営業・73)(信毎「建設標」2022.2.9)
<資料>日中国交50年 関係を良好に--佐久市  井出とよ子(主婦・92)(信毎「建設標」2022.2.5)
<資料>スキーコーチの河野博明氏は「中国は日本のスキー種目の強力なライバルになると予感した」--王朝陽 人民中国(2022-1-27)
<資料>手探りで前に進んだ時代--公益財団法人日中友好会館 会長代行・副会長 宮本雄二(日中国交正常化50周年記念コラム①2022.1.24)
新年祝辞―オリンピアンの1人としてスポーツを通じた日中両国の更なる相互理解と友好の輪願う―長野市長 荻原 健司
  <資料>荻原健司氏、「より多くの中国人がスキーを好きになる」--(中国網日本語版(チャイナネット)」2022.1.17

<資料>北京冬季五輪に至る、長野県と中国とのスキー交流の歩み(2022.1.1)
 ①長野県と中国スキー界、交流と協力の歴史--長野県日中友好協会 西堀正司
 ②長野県と中国とのスキー交流関係史年表長野県日中友好協会  布施正幸

初春を迎えて-- 長野県知事 阿部守一(2022.1.1)
新年祝辞--駐日本国中華人民共和国特命全権大使 孔鉉佑(2022.1.1)
日中国交正常化50周年、共同声明の原点に立って友好を進めよう --長野県日中友好協会会長 高波 謙二(2022.1.1)
戦前・戦後、2つの77年に想う--長野県日中友好協会副会長 西堀正司(2022.1.1
中国共産党100周年を祝う-オンラインで習主席と会見--軽井沢日中友好協会 会長 佐藤敬治(2022.1.1)

(2021)
「竹内好の人と思想」(第19回わがまち佐久・市民講座)を聴講--小諸市日中友好協会 会長 笹本常夫 (2021.12.13)
<資料>岸田外交展望 (海外有識者に聞く) 対中外交--東洋学園大教授 朱建栄(信濃毎日新聞2021.10.6)
<資料>「対中国外交の転換を求める」緊急共同の呼びかけ-自主・平和・民主のための広範な国民連合(2021.9)
近代史を回顧し、日中不再戦・平和友好を願い、アフターコロナを見据えて復交50周年を迎えよう--長野県日中友好協会理事長 布施正幸(2021.8.1)    
復交50年、改めて「日中共同声明」の原点を知ろう! --飯田日中友好協会理事長 小林勝人(2021.8.1)
<資料>中国は日本の敵ではない―中国なしに日本経済は成り立たない--神奈川県日中友好協会 名誉顧問 久保孝雄(神奈川県日中友好協会「日中友好の輪」2021.7.1)
<資料>米中最前線-軍事競争時代終結へ知恵を--福田康夫元首相に聞く(「信濃毎日新聞」2021.6.25)
重ねた信頼、未来に平和を--(公社)日中友好協会専務理事 西堀正司(「日本と中国」2021.6.1)

<資料>中日間の基本的信義尊重を、中国は平和的発展堅持--孔鉉佑・中華人民共和国駐日特命全権大使(「国際貿易」2021.5.25)
  〃  中国をめぐる情勢と日中関係--遠藤和也・外務省アジア大洋州局参事官(「国際貿易」2021.5.25)
  〃  米中競争時代を平和に生き抜くには--丸山知雄・東京大学教授(「国際貿易」2021.5.25)

<資料>ヒューマンライツ・ナウの要求はウイグル問題を解決するか--大西博・慶応義塾大学教授(「国際貿易」2021.5.25)
コロナ禍乗り越え平和友好の原点に立って交流の再開へ--長野県日中友好協会会長 高波謙二(2021.1.1)
≪日中同天・緑化協力≫を合言葉に、河北省の平山県(西柏坡)、易県、内丘県で緑化プロジェクト18年の歩み--長野県日中友好協会理事長 布施正幸(2021.1.1)


(2020)
<資料>(今日の話題)中国のデジタル化--山九国際物流推進部参与・日比浩二(「国際貿易」2020.10.15)
<資料>アジア近隣諸国との対立を越えて―学術ネットワークの構築― 日本学術会議連携会委員・青山学院大学教授 羽場久美子(「学術の動向」2020.9)
<話題>「日本の国宝級歌手」中国メディアが中島みゆきを絶賛! ネットも同調「輝きに満ちている」--Record China(2020.9.8)
<資料>王毅国務委員・外交部長、中米関係を語る--人民網(2020.8.31
日中友好協会創立70周年-コロナ禍を乗り越え新時代に備えよう!--長野県日中友好協会副会長 西堀正司(2020.8.1)  
日中友好を大切にアジアと世界の平和繁栄に貢献していこう--長野県日中友好協会理事長 布施正幸(2020.7.13松本日中友協総会での祝辞)
<資料>香港情勢、思い起こされる英中攻防と天安門事件前夜--宮本雄二・宮本アジア研究所代表(日経ビジネス電子版2020.6.18)
程永華前中国駐日大使が中日友好協会常務副会長に就任-長野県とも親しい程先生のご活躍を期待(2020.6.12)
新型コロナウイルスには負けない!友好の絆で難関を乗り越えよう--須坂市日中会報 (2020.6.1)
<資料>新型コロナウイルス、関連論点紹介
 ①心一つに防止・制圧へ大作戦--沈暁寧・人民中国雑誌社第1編集部長(2020.3.30)
 ②疫病の文明論ー中国の歴史--加藤徹(中国文学者)(2020.5.13)
 ③日中はこの禍を奇貨とせよ--高原明生(東京大大学院教授)(信濃毎日新聞2020.5.17)

年頭祝辞-日中友好協会70周年、東京五輪の年を文化・スポーツ・青年交流促進の年に--長野県日中友好協会会長 高波謙二(2020.1.1)
協会70周年、交流の活性化へ --長野県日中友好協会副会長・会長代行 西堀正司(2020.1.1)
日中友協本部70周年にあたって、長野県日中友好協会の歩みを振り返る(全国本部70周年記念誌原稿)--長野県日中友好協会理事長・布施正幸(2020.1)



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