第7巻第8号              1994/5/1
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DOHC(年間百冊読書する会)MONTHLY

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毎月1日発行[発行責任者:守 一雄]

(PDC00137, kazmori@gipnc.shinshu-u.ac.jp)


 先月は、これはという面白いものに出会いませんでした。今月号は、DOHCの第3巻(1989-90)で紹介した本を再録し、その後の新しい情報を付け加えてお茶を濁すことにします。                           (守 一雄)

【DOHC第3巻(1989/10から90/9)で紹介した本】

●第1号「昨年一年間の読書リスト」とそのBEST1として、年間実に11冊を読む発端となった清水義範『永遠のジャック&ベティ』を選出。(その後、この本も講談社文庫になりました。清水義範はもう文庫だけでも10冊は軽く越えていて、何冊あるかもわからなくなりました。『虚構市立不条理中学校』(正1,200円・続1,300円)徳間書店、が早く文庫になるといいのですが。)
●第2号 小原秀雄『教育は人間をつくれるか』農山漁村文化協会1,350円
●第3号副島隆彦『欠陥英和辞典の研究』(別冊宝島102)JICC出版局1,010円(その後、続編『英語辞書大論争!』(別冊宝島113)が出ました。この本で批判されていた「欠陥英和辞典」は全面改訂され、論争は実質的に副島氏の勝ちということになりました。)・別冊宝島101『地球環境・読本』JICC出版局1,010円
●第4号【1980年代の1冊】広瀬隆『危険な話』(その後『新版:危険な話』として新潮文庫になりました。反原発運動の火付け役となった本です。『眠れない話』『最後の話』と続いた3部作がすべて「新版〜」として新潮文庫になっています。【1970年代の1冊】R.ドーキンス『生物=生存機械論』紀伊國屋書店2,300円(原書第2版の翻訳書が原題の直訳の書名『利己的な遺伝子』2,800円で出版されました。「学生時代にこの本1冊を読むか、それともこの本以外の400冊を読むかのどちらかを選ぶとしたら、私はこの本1冊を読む方を選ぶべきだと思う」DOHC91-6月号の紹介文。)
●第5号 A.モンターギュ『ネオテニー:新しい人間進化論』どうぶつ社2,200円
●第6号 エネルギー生協研究会『コジェネ電力革命』ダイヤモンド社1,300円
●第7号林真理子『ローマの休日』角川書店1,000円(文庫になりました。)
●第8号 山根一眞『ドキュメント東京のそうじ』講談社文庫400円・太田哲二『ゴミ恐慌1992年』八重岳書房1,360円(太田氏の予言した最悪の事態は、幸いにもまだ起こっていません。行政も市民もゴミ問題を真剣に考えるようになったためでしょうか。私の住む地区でもゴミが指定の袋以外では出せなくなりました。それでも、根本的な解決策は見当りません。最近、市橋貴『ゴミの始末書』星雲社\800を読みました。私たちの生活はゴミを増やす方向に向かっていることがよくわかります。)
●第9号須賀哲夫『理論心理学アドベンチャー』新曜社1,957円・景山民夫『虎口からの脱出』新潮文庫427円
●第10号 鳥山敏子『いのちに触れる:生と性と死の授業』太郎次郎社1,648円
●第11号 D.R.グリフィン『動物は何を考えているか』どうぶつ社3,090円
●第12号【鈴木孝夫著作紹介】鈴木孝夫『日本語と外国語』岩波新書550円 (守 一雄) 


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