第18巻第1号                2004/10/1
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DOHC(年間百冊読書する会)MONTHLY

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毎月1日発行[発行責任者:守 一雄]

(kazmori@gipnc.shinshu-u.ac.jp)



 『DOHC MONTHLY』の第17巻第8号で少し弱音を吐きましたが、恒例の「昨年1年間に私が読んだ本のリスト」を作成してみたところ、やはり読書量がかなり落ち込んでいました。昨年もその前の年に比べて1割程度読書冊数が減ったのですが、今年はその傾向に拍車がかかりさらに2割減となって、ついに「年間百冊」の目標を割り込んでしまいました。年間97冊、うーんDOHCの会長失格です。読書量が減った理由は、インターネットからの情報収集が増えたこととこの1年は英語論文の執筆を意識的に増やしたことだろうと思います。現在投稿中のものが8本あります(ちょっと自慢)。一時期、本への魅力をあまり感じなくなったような気がしましたが、そのすぐ後に読んだ

M.リドレー『やわらかな遺伝子』紀伊國屋書店\2,520

でまた本の面白さに引き戻されました。そうした意味でも、この1年間のナンバーワンには、この本を選びたいと思います。発達心理学の教科書の中の遺伝と環境に関する部分は大幅に改訂されるべきだと思います。                              (守 一雄)

【2003年10月1日から2004年9月30日までの読書リスト】

(a:おススメ、b:良書、c:はずれ)


中村聡樹『ゼロからの介護b』武田邦彦『リサイクル幻想a』武田邦彦『「リサイクル」してはいけないa』武田邦彦『二つの環境b』寄本勝美『リサイクル社会への道b』横川和夫・保坂渉『かげろうの家b』清水義範『もっとどうころんでも社会科b』山極寿一『オトコの進化論b』豊田秀樹『違いを見ぬく統計学 b』斎藤環『心理学化する社会b』茂木健一郎『意識とはなにかc』G.クラーク『なぜ日本の教育は変わらないのですか?b』吉原基貴・網本将也『U- 31b』家本芳郎『生徒指導おもしろチャレンジ20b』R.プレストン『デーモンズ・アイa』藤田紘一郎『ウッふんb』天木直人『さらば外務省!b』R.プレストン『ホット・ゾーンa』柳田理科雄『空想非科学大全b』福沢諭吉『学問のすゝめb』荷宮和子『声に出して読めないネット掲示板b』ランガーメール編集部『aとtheの物語b』野村進『救急精神病棟b』宮部みゆき『あやしa』宮里勝政『薬物依存b』A.D.アクゼル『天才数学者たちが挑んだ最大の難問b』村越真『地図が読めればもう迷わないb』中田力『アメリカ臨床医物語a』中島義道『時間を哲学するb』半田正夫『インターネット時代の著作権b』島村英紀『公認「地震予知」を疑うa』倉阪秀史『エコロジカルな経済学b』西山保『大誤訳ヒット曲は泣いているb』藤田雅矢『糞袋b』南伸坊『本人の人々 b』B.フルフォード『ヤクザ・リセッションb』清水誠『推測統計はじめの一歩b』岡本薫『著作権の考え方a』仲正昌樹『「不自由」論−−「何でも自己決定」の限界b』原田宗彦『スポーツイベントの経済学b』林信吾・葛岡智恭『野球型vs.サッカー型b』R.フーパー『脳とセックスの生物学b』市川力『英語を子どもに教えるなb』清水義範『行儀よくしろ。c』大塚将司『スクープb』吉原真里『アメリカの大学院で成功する方法a』高信太郎『超簡単まんが中国語b』寺園敦史『だれも書かなかった「部落」a』高山俊吉『道交法の謎b』山岡俊介『銀バエ実録武富士盗聴事件b』B.フルフォード『日本がアルゼンチンタンゴを踊る日b』米本和広『カルトの子b』野口悠紀雄『「超」英語法b』中村修二『負けてたまるか!c』テーミス編集部『青色発光ダイオードb』溝口敦『食肉の帝王b』朝日新聞教育取材班『大学激動b』皆神・志水・加門『新・トンデモ超常現象56の真相b』ロム・インターナショナル『迷うからこそ「理系」!b』大塚英志『定本物語消費論b』M.リドレー『やわらかな遺伝子a』日比野達郎『ぼくの仕事はセックスですb』R.ドーキンス『悪魔に仕える牧師 b』日垣隆『日本につける薬a』小川洋子『博士が愛した数式a』小川洋子『妊娠カレンダーb』小川洋子『偶然の祝福b』小川洋子『沈黙博物館b』小川洋子『ホテル・アイリスb』小川洋子『刺繍する少女b』小川洋子『薬指の標本b』小川洋子『余白の愛b』鎌田慧『狭山事件b』殿岡駿星『犯人−狭山事件より a』G.ベルスキー・T.ギロヴィッチ『人はなぜお金で失敗するのかb』日垣隆『現代日本の問題集a』最相葉月『青いバラb』小嵐九八郎『妻をみなおす c』鷲田小彌太『学者の値打ちc』永江朗『<不良>のための文章術a』P.マッツァリーノ『反社会学講座a』谷岡一郎『確率・統計であばくギャンブルのからくりb』ヤンセン/シュトイアナーゲル『子ども大学講座第1学期b』林真理子『美女入門b』宮部みゆき『鳩笛草b』永井洋一『スポーツは「良い子」を育てるかa』永井均『マンガは哲学するb』高崎真規子『少女たちはなぜHを急ぐのかb』編集工房Q『心理学を学ぶための大学・大学院受験ガイドb』広瀬隆『私物国家b』松沢呉一『ぐろぐろa』松沢呉一『エロ街道をゆくb』S.ジョーンズ『Yの真実a』乃南アサ『凍える牙a』乃南アサ『氷雨心中 b』T.シック/L.ヴォーン『クリティカルシンキング不思議現象篇b』乃南アサ『水の中のふたつの月b』(97冊)


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