古き佳き日の New Music

ニューミュージックとは、主として1970年代から1980年代にかけての日本のポピュラー音楽の一部に対して使われた名称。それ以前のフォークソングがギター1本で歌詞を重視していたのと違い、楽曲もきちんと編曲されたものであった。
左の大きな箱(3人用ロッカーの上を縮めた位の大きさ)は、コンピューター(三菱MELCOM70/25)である。古き時代の象徴として掲載した。本体の右にあるキーボードはインクジェットプリンターが付いたテレタイプ。日本語は打てない。
私はこの装置で卒論研究を行った・・・。言語はFORTRAN+インライン・アセンブラ。
西島三重子


欠かさず買っていたのは『西島三重子』。彼女に限らずこの当時は、メロディラインも大切だが、歌詞が花を添えていた。
彼女の曲は抒情性が高かった。
一度だけ、FMラジオの公開収録会場に行って生で歌を聴いた。リハーサル途中で、カラオケテープが止まった。だが、彼女はギター一本で歌っていた。そこに歌手としてのプロ意識を私は感じた。
身近で見た彼女は、とても、とても小柄だった。
さて、親友の医学博士のKK君からのリクエストで探しているうちに、見つけたのが「池上線ふたたび」。 チェリッシュが「なのにあなたは京都に行くの」でブレイク後しばらくして出したのが、「だから私は北国へ」。それの三重子バージョン。
ふきのとう

彼らのアルバムもほとんど買っていた。
絶妙なデュオハーモニーと、抒情豊かな題材で好きだった。
オフ・コース

もちろん(of course)あのオフコース(of course)である。どこがちがうか・・・「of」-「off」。オフコースの名称の由来は、コースを外れる方の「off」であった。
要するにサラリーマンコースを外れて世に歌を出した彼らの生きざまがそのまま名前になっている。
谷山浩子

友達の飼っている金魚ににているので、「金魚ちゃん」があだ名らしい。永遠に少女のままというイメージがある。
彼女は独特の世界を持っている。メルヘンチック、アリスワールド的な雰囲気の歌である。
太田裕美

ん、これがニューミュージック?・・・厳密にはそうでないかもしれないが、私の中ではそうである。
その可憐な容姿と、甘さのある伸びやかで素直な歌声。彼女が歌う男性視点からの曲は秀逸。
ウイッシュ

ここから少しマイナーな方に入っていこう。
これはどちらかというとフォークソングである。2人の女性デュオの透き通った歌声は今は貴重である。
森田童子

このページを更新するまで、彼なのか彼女なのか迷っていた。「僕の・・・」って歌うし、童子は「どうじ」と発音できるし・・・。
ある意味暗い。アングラって死語が似合いそうな彼女であるが、谷山浩子と違った世界観を持っている。
朝倉理恵

Amazonで探したのだが、えらい値が付いていた。でも検索したら、YouTubeにあったりして。
彼女を教えてくれたのは、親友のKである。彼から教えてもらった歌手は、彼女と初期のオフコースである。
彼女の歌声は、どこまでも澄んでいて優しかった。
ダ・カーポ


甲斐バンド


ロックバンドとの紹介がほとんどであるが、デビュー作「バス道り」はしっかりと恋愛系ニューミュージックである。歌詞のメッセージ性が秀逸なグループである。
岩崎裕美

節操無くポップス系が出てくるのはお許しいただきたい。
澄んでどこまでも伸びる高音、抜群の歌唱力が魅力。
チェリッシュ

節操無し第2弾。はじめは、グループだった。営業戦略により二人になった。えっちゃんの甘いソプラノはとても魅力的だった。
このぺえじ
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