教育心理学研究

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第46巻総目次


第1号(1998年3月)

原著
小林晴美:
大人の動作と幼児による語の意味の推測との関係
−4歳児と6歳児における発達的検討−・・・・・1
水野りか:
分散学習の有効性の原因
−再活性化量の影響の実験的検証−・・・・・12
松尾直博・松井邦次郎:
児童の対人不安傾向と公的自己意識、対人的自己効力感との関係・・・・・22
平 直樹:
多次元アルファ係数を用いた作文評価構造抽出・・・・・31
松田文子・原和秀・藍:
2つの動体の走行時間、走行距離、速さの小学生による比較判断
−走行時間の判断−・・・・・41
資料
牧野由美子・田上不二夫:
主観的幸福感と社会的相互作用の関係・・・・・51
有川誠・丸野俊一:
発熱体に対して中学生が持つメンタルモデルの分析・・・・・62
土井康作:
組立課題における作業段取りの効果について・・・・・71
笠井孝久:
小学生・中学生の「いじめ」認識・・・・・79
遠藤久美・橋本 宰:
性役割同一性が青少年の自己実現に及ぼす影響について・・・・・87
塘利枝子・真島真里・野本智子:
日英の国語教科書にみる対人的対処行動
−内容分析的検討−・・・・・96
河内清彦・四日市章:
感覚障害学生とキャンパス内交流に対する健常学生の自己効力に関する研究・・・・・105

第2号(1998年6月)

原著
伊藤美奈子・中村健: 
学校現場へのスクールカウンセラー導入についての意識調査
−中学校教師とカウンセラーを対象に−
・・・・・119
水間玲子: 
理想自己と自己評価及び自己形成意識の関連について・・・・・129
岩槻恵子: 
説明文理解における要点を表す図表の役割 ・・・・・140
1998年度城戸賞受賞論文
酒井恵子・山口陽弘・久野雅樹: 
価値指向性尺度における
一次元的階層の検討−項目反応理論の適用−・・・・・148
山岸明子: 
小・中学生における対人交渉方略の発達及び適応感との関連
・・・・・158
水野りか: 
再活性化説に基づく効果的な分散学習スケジュールの実現 ・・・・・166
渡部玲二郎・佐久間達也: 
児童の算数不安の構造及びそれに対する教師のソーシャル・サポートについて
−ソーシャル・サポートの観点からの検討−・・・・・173
下村英雄: 
大学生の職業選択における決定方略学習の効果・・・・・183
三木知子・桜井茂男: 
保育専攻短大生の保育者効力感に及ぼす教育実習の影響
・・・・・192
資料
崎原秀樹: 
幼児における文字の視写の発達的変化
−文節・構成の観点からの検討−・・・・・203
堀田美保: 
性役割分担に関する社会における一般的意見の分布
−大学生による推定−
・・・・・213
三癈゙穂: 
成人女性における自我同一性感覚について
−相互協調的・相互独立的自己感との関連から−・・・・220

第3号(1998年9月)

原著
伊藤裕子: 
高校生のジェンダーをめぐる意識・・・・・243
豊田秀樹・村石幸正: 
双生児と一般児による遺伝因子分析
−Y・G性格検査への適用−・・・・・254
田中美由紀・山崎瑞紀・柳井晴夫・鈴木規夫: 
個人の資質と大学の専門分野での適応に関する因果モデルの検討・・・・・263
上原泉: 
再認が可能になる時期とエピソード報告開始時期の関係
−縦断的調査による事例報告−・・・・・274
1998年度城戸賞受賞論文
小塩真司: 
青年の自己愛傾向と自尊感情、友人関係のあり方との関連・・・・・284
中谷素之: 
教室における児童の社会的責任目標と学習行動、学業達成の関連・・・・・295
相良順子: 
幼児・児童のジェンダー間勢力の知覚・・・・・303
冷水來生・冷水啓子: 
日本手話の動作成分に内在する意味について・・・・・312
康智善: 
刺激−反応間の概念的距離の次元からみた連想スタイルの分析
−非制限教示下における言語連想検査とロールシャッハ・テストの関連から−・・・・・320
資料
生月誠: 
バイオフィードバック情報の不安制御に及ぼす効果
−不安症状を持つ被験者を対象にして−・・・・・329
小高恵: 
青年期後期における青年の親への態度・行動についての因子分析的研究・・・・・337
展望
廣瀬英子: 
進路に関する自己効力研究の発展と課題 ・・・・・346

第4号(1998年12月)

原著
佐藤純:
学習方略の有効性の認知・コストの認知・好みが学習方略の使用に及ぼす影響・・・・・367
前田健一: 
子供の孤独感と行動特徴の変化に関する縦断的研究・・・・・377
小方凉子: 
課題達成場面における目標指向性とパフォーマンスとの関係・・・・・387
村石幸正・豊田秀樹: 
古典的テスト理論と遺伝因子分析モデルによる標準学力検査の分析・・・・395
北村英哉: 
自己の長所,短所は他者認知によく用いられるか? ・・・・・403
長南浩人・井上智義: 
聴覚障害者のリハーサル方略
−文章を記憶する際の最適な活用モードを考える− ・・・・・413
山口利勝: 
聴覚障害学生の心理社会的発達に関する研究
−健聴者の世界との葛藤とデフ・アイデンティティの影響−・・・・・422
崔京姫・新井邦二郎: 
ネガティブな感情表出の制御と友人関係の満足感および精神的健康との関係 ・・・・・432
資料
神藤貴昭:
中学生の学業ストレッサーと対処方略がストレス反応および自己成長感・学習意欲に与える影響・・・・・442
仮屋園昭彦・廣瀬等・唐川千秋:
教材とテストにおける図提示・文提示の組み合わせと学習者の思索家型・芸術家型認知様式との関係・・・・・452
展望
寺尾敦・楠見孝:
数学的問題解決における転移を促進する知識の獲得について・・・・・461
田中幸代:
大学教員に求められる教育力向上のために
−教育心理学が検討できる問題の展望−・・・・・473