創作紙芝居 / シアター“らったった”

小泉小太郎物語

―― 信濃民話より ――

語りと絵を楽しむ

電子紙芝居

小泉小太郎物語の切り絵のタイトル
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信濃の民話を、切り絵と音楽、語りで届ける創作紙芝居。

上田市で公開されている電子紙芝居をお楽しみください。

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制作クレジット / 初上演当時の記録

脚本原案
深町修司 (芸術教育の会 副会長)
脚色
小林寛恵 (銀河工房演劇部)
絵
白井信吾 (第1美術協会会員)
音楽
深町浩司 (サイトウ・キネン・オーケストラ パーカッション奏者)
語り
小林寛恵 (銀河工房演劇部)
演出
小林 茂 (おもちゃ作家)
監修
深町修司 (芸術教育の会 副会長)
企画
シアター“らったった” (銀河工房演劇部)

2000年10月29日 / 初上演

初上演より

ごあいさつ

この数年、紙芝居の良さが再認識されています。それは、演じ手と観客が共感しながら楽しめる、手づくりの良さが、あらためて必要とされてきたからではないでしょうか。

また、シアター“らったった”では、「アートする」楽しみを分かち合いたいと考えています。絵や音楽、ダンス、芝居……。それらを創り、表現する楽しみは、誰もが持っている創造する力を刺激し、生きる元気や活力を引き出してくれると考えています。

私たち夫婦が友人たちの力を借りてこのシアターを作った当初から、すぐ近くにある沢山湖周辺に古くから伝わる、龍にまつわる有名な民話を上演してみたいと願ってきました。沢山湖は四方を山に囲まれた、ひと気のない静かな湖です。私が学生の頃から演劇の練習場所にしていた、思い出深いところでもあります。

このたび、芸術教育の会の旅をきっかけに、深町先生の多大なるご尽力を賜り、本日、初上演の運びとなりました。この紙面をお借りして、深町修司先生、白井信吾先生、深町浩司氏に感謝を申し上げます。

また、いつも私を陰から支え、上演活動の演出を手がけて推進力となっている夫にも感謝します。それでは、ごゆっくりお楽しみください。

初上演によせて

民話は語り継がれるところに、生命のよみがえりがある。小泉小太郎の話は、山並みによって隔たっている信州塩田平と、同じく信州安曇野に長く語り伝えられてきた二つの伝承が、一つに結ばれて成り立った壮大な民話と言える。

1960年代の初めに、この民話の再話に深く関わった松谷みよ子さんによって、さらにスケールの大きい長編童話『龍の子太郎』が誕生した。しかし、この童話の元になっているのが小泉小太郎の話であることは、あまり多くの人々に知られていない。

このたび、独鈷山(とっこざん)のふもとにある銀河工房の小林寛恵さんによって、紙芝居台本の脚色が完成した。1960年に、私の指導のもと、上田市の中塩田小学校の6年生が影絵劇として初上演した小泉小太郎の話を、現代の子どもや大人たちに、紙芝居という古くて新しい表現方法で語り継ごうというものである。

一方、この物語に深く感動した画家で元小学校美術教師の白井信吾氏は、この紙芝居台本を読み込み、暑いさなかに半月ほどかけて16枚の絵を創作してくれた。油絵を専門とする彼が、民話らしい深いモノトーンの色彩で、しかも遠くにいる子どもたちにもはっきり見えるようにと、初めての切り絵に挑戦して仕上げてくれた。

この紙芝居の上演者である小林寛恵さんは、上田市の川辺小学校での私の教え子である。小泉小太郎が生まれて流れ下った産川で子ども時代に水遊びをし、独鈷山を毎日眺めて育った。まさに、この話の舞台で生まれ育ち、実感を込めて表現できる適役者である。

ところで、8月のお盆に銀河工房を訪れた際、背景に音楽が欲しいという話が出た。たまたま同行していた私の息子、浩司(打楽器奏者)が、幼い時に聞いた物語だから、専門ではないがお手伝いしようということになり、半月ほどして音楽を作り、CDにして送ってくれた。

私が40年前に手がけた民話の物語を、教え子である寛恵さんが脚色し、友人である白井君が絵を作ってくれ、息子まで音づくりに参加した。再びあの遠い日の『小泉小太郎物語』が命を燃え上がらせてくれることを思うと、胸がときめき、熱くなる。

時まさに燃えるような紅葉の秋。場所は、小太郎が誕生した「くら淵」の奥、独鈷山のふもとにある銀河工房の野外シアターである。2000年、芸術教育の会の旅の人々を迎えての初公開。どう上演されても喝采を送ろう。小泉小太郎の新しい命が、21世紀に向けてよみがえるのだから。

初上演の記録から

テレビ放映

NHKニュースで紹介された紙芝居制作の様子
写真を押すと放映の紹介ページが開きます。

2000年11月22日、午後6時と午後8時45分のNHKニュースで、『小泉小太郎物語』の紙芝居制作の様子が放映されました。

放映の紹介を見る →
鶴瓶さんが工房で紙芝居の映像をご覧になっている様子
NHKのロケで訪れた噺家の鶴瓶さんも、ナレーションの上手さに驚いていました。

銀河工房へのお便り

g-k-toys@avis.ne.jp