幼児科 ピアノ科 大人のためのピアノ科
フルート科 ソルフェージュ科 音大受験科


幼児科

夏目芳徳先生のアイディアに基づいて作られた当教室独自のテキスト「たのしいドレミ」は、幼児に特有なものの見方を考えて書かれました。幼児の観察力や判断力は、大人とは大変に違ったものです。そのような幼児に特有の能力を考えたとき、始めから抽象的な五線の楽譜を与えて読譜を指導しても、すぐに行き詰まってしまうのは目に見えています。「たのしいドレミ」は、幼児自身がそれまでの体験を通して理解できることがらから出発します。そしてその判断力を、五線を読みとることのできるレベルにまで、次第に高めていくように作られています。

幼児のリズム指導では、教室の講師の先生たちが制作したリズムオスティナート(音楽に合わせてリズム打ちをする)の演奏テープを使います。全国規模に展開される大きな音楽教室では、豪華な編成のオーケストラで演奏した音楽が使われるようです。このような演奏は、音楽としては本格的で楽しいものです。しかし、そのようなたくさんの音の中から、自分が勉強しているリズムを聞き取ることは、小さな子どもたちはかえって難しいようです。私たちはそのような現実の体験の中から、子どもたちに聞き取りやすい演奏を心がけて、自分たちのリズムオスティナートのテープを作りました。

このように、私たちの教室の幼児のためのクラスは、幼児の特殊な能力を十分に考慮した指導システムで指導に当たっています。


●質問1:個人レッスンですか、それともグループレッスンですか?

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ピアノ科

当教室を主催する夏目芳徳先生(全日本ピアノ指導者協会主催「ピティナ・ピアノコンペティション」で、16回指導者賞を受賞。1996年には、ピティナ・コンペティション20周年を記念して設けられた優秀指導者賞を受賞)のもと、5名のベテランの先生方が指導に当たっています。

独自のカリキュラムやオリジナテキストを使った指導
幼児科の「たのしいドレミ」同様、ピアノ科でも教室独自の指導カリキュラムにそって指導が行われます。また、長年の指導の体験を通して開発された「かせんがよめる」や「音階の曲集」といった教室独自のテキストを使って、きめの細かい指導を行っています。

多彩な楽曲のデータベース
教室ではこれまでに使ってきた楽曲を、難易度別に色々な検索項目から検索できるようなデータベースに蓄積してきました。これらの楽曲はすでに1200曲あまりに上っています。このような蓄積された楽曲のデータベースを使うことで、教室の発表会の曲目は、たいへんに多彩なものになっています。

また、例えば、そろそろモーツァルトの曲を与えたいと思うけれど、このレベルの生徒にはどんな曲が弾けるかなと考えたとき、たくさんあるモーツァルトの曲の中から適当な曲をすぐに思い出すのは、経験豊かな先生にも難しいものです。しかし、このシステムを使えば、「作曲家名」の項目に「モーツァルト」と入力すれば、瞬時にモーツァルトの作品がレベル順に表示されるようになっています。

これとは別に大変役に立つものに、「オクターブに届かない」あるいは「オクターブがぎりぎり」の手の生徒のためのデータがあります。日本の子どもたちには、生まれつきたいへん手の小さい子どもがたくさんいます。まだ初級の段階では、習う曲の全てが狭い音域で書かれていますので問題ありません。しかし、これがツェルニー100番から30番へと進むと、オクターブを一度につかまなければならない曲ばかりが出てきますので、小さな手を持った子どもたちが弾ける曲を探すことはたいへん難しく、その場の思いつきで探すことは、ほとんど不可能といってよいでしょう。

しかし、このデータベースでは、入力された全ての曲に関して、オクターブはないか、あるいはオクターブがあってもたいへん少なかったり、オクターブの部分を単音でひいても、曲想をそれほどこわさないですむ曲かどうかチェックされています。ですから、「オクターブ未満」の項目にチェックを入れて検索すると、たちまちそれに該当する多数の曲を、学習進度のレベル別、作曲家別ごとに知ることが出ます。

この「楽曲検索データベース」を使った方法は、このほかにも色々ありますが、教室では、このようなシステムも活用しながら、生徒ごとのレベルに対応した多彩な教材を用いて、子どもたちの指導に当たっています。

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フルート科

中学校の吹奏楽では、数多い楽器の中でも、フルートが一番人気が高いそうですが、日本人のフルートに対するあこがれの強さを、よく物語っていると思います。実際、吹奏楽に使われる全ての楽器の中でも、ソロ楽器として吹ける曲の一番多いのはフルートといえましょう。その点からも、フルートは趣味としていつまでも楽しんでいける楽器です。

しかし、これほど素晴らしい楽器なのに、正しい吹き方を知っている人は少ないのではないでしょうか。フルートは素晴らしい楽器であるからこそ、正しい吹き方を知っているといないとでは、出てくる音には大変な違いがあることを知ってほしいと思います。

当教室のフルート科では、日本フルート協会会員で長野市のプロのアンサンブル集団「ensemble NOVA」のメンバーであり、小諸音楽高校の講師として大活躍のフルーティスト・宮岡由美子先生が指導に当たられています。下は小学校の5年生から、上はおじさんおばさんまで、色々な年齢の色々な職業の方が学んでいます。フルートを習いたいと思っているあなたも仲間に入りませんか。


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ソルフェージュ科

《音に対する感覚は小さいときほど鋭い》ということはよく言われていることです。この時期にしっかりした音感やリズム感をつけてしまえば、音楽をする上でそれこそ一生の財産になります。「ソルフェージュ」は、このような音感やリズム感を養うために、いろいろな勉強をするクラスです。

また、ピアノやフルートのレッスンは個人レッスンということから、孤独な勉強になりがちですが、「ソルフェージュ」のクラスに入って、お友達と一緒に勉強することで、音楽の勉強にも張り合いが出てくるのではないかと思います。(事情により個人レッスンの場合もある)

もちろん将来音楽大学の方面への進学を考えている人には、「ソルフェージュ」は入学試験で課せられる必須の科目です。小さい時からこの科目の訓練を受けている生徒と、そうでない生徒との差は歴然と出てしまいます。

といっても一体どんなことをするのか分からない「ソルフェージュ」は、ことに小さなお子さんにとって、何か特別恐いものがあるようです。何人かのお友達の前でやることですので、「もしできなかったらどうしよう」という不安があるのだと思います。もしできないことがあるようでしたら、できないから勉強するのです。そして少しずつ勉強を続けていけば、それまでにできなかったことが、いつの間にかできるようになります。また、みなさんの力をみて、それに合わせて教材や、教える内容を決めていくわけですから、特別難しすぎるということもありません。ですから、安心して挑戦してみてほしいと思います。

レッスンの回数は、月に2回のコースと、月4回(年42回)のコースがあります。なお、当教室の生徒の場合は、ソルフェージュのレッスン料の一部を教室で補助し、ご家庭の経済的負担を軽減する制度があります。

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音大受験科

希望の音大に合格したかったら、[質問2]の回答にも書いたとおり、一にも二にも実力をつけることです。ここでいう実力とはツェルニー等のエチュードが進んでいるとか、ベートーベンの「ワルトシュタイン」や「熱情」などの難しい大曲を表面的にただ弾けます、ということではありません。むしろ、そんな大曲ばかりに挑戦して浅い学習しかできないでいるより、もっと自分の力にあった曲を、その分深く掘り下げて勉強できている方が、本当の力を身につけることができるし、その力こそが合格の要になるのです。

これまでにも、高校2年生の秋にまだツェルニー40番の半分までしか進んでいない生徒が、見事都内の一流音楽大学のピアノ科に合格した例があります。進度の面からは遅れていても、その段階の勉強を高いレベルで身につけていれば、音大受験の高いハードルも越えることができることを、よく物語っていると思います。

当教室では、そのような意味での実力をつけてもらうことを第一に、長年の指導経験を生かして、きびしく、楽しく、そして興味深い指導を目指して常に努力しています。

●質問1:大学によって楽典の問題に傾向ってあるのですか?

●質問2:希望の大学の教授についていないとだめですか?


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大人のためのピアノ科

ピアノを習ったことのあるあなたは

子どもに習わせていたのは過去の話。これからはお父さんお母さんが、自分でひいて楽しむ時代です。かつてお母さんたちがピアノを習っていた当時は、あまり色々な楽譜が出版されていませんでした。ですから、ほとんどの皆さんは、バイエルやツェルニー、ソナチネ、ソナタといったクラシックのオーソドックスな曲ばかりでレッスンを受けていたと思います。
 でも、今は時代が大きく変わりました。楽器屋さんの棚も様々なジャンルの、色々なレベルの楽譜でいっぱいです。皆さんが皆さんのレベルで楽しめる曲がいっぱいありますよ。そう、今こそ皆さんの出番です。私たちも皆さんのそういった願いを少しでも満たすことができるよう、お手伝いさせていただきたいと思います。

楽譜の読めないあなたは

もしもピアノが弾けたらなあ、と夢見ていたあなた!! 今ならその夢が現実のものにできますよ。楽譜が全く読めないあなたのために、今では譜が読めなくてもピアノが弾けるようになる工夫が満載のテキストが、いくつか出版されています。これらのテキストを使って、あなたが教室を訪れる最初のレッスンで、あなたの知っているあの曲のメロディーぐらいをひけるようになってみませんか。



「大人のためのピアノ科」で習っている社会人の男性たちの感想文を、読んでみませんか。お読みになりたいときは、左のイメージをクリックしてください。



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◆ 問い合わせ等は:Tel (026)243-1715 または: natsume@avis.ne.jp


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