「大人のピアノ科」で習う
男性方の感想文



サマーコンサートに参加して

O.K.さん

 四十才を過ぎてピアノを習いたいと思いました。習いはじめて二年目の今年、サマーコンサートに参加させて頂きました。課題の曲は六月頭に決まりました。毎週教室で練習しましたが、勤めのある平日は、帰宅が遅く、家で練習することができません。そこで朝、出勤の前に十分程度練習しました。七月頭には、一応弾けるようになりましたが、コンサートが近づくにつれ、段々プレッシャーを感じるようになりました。何しろ音楽会等は三十年も前の学生時代以来でした。まして、一人で人前で演奏することなど生まれてから初体験でした。演奏の途中で譜を忘れるのではないか、間違えたらどこから始めようか、とかいろいろ考えました。

 当日は家族も見に来ました。お昼休みにUさんと練習しました。演奏は午後の部の中間の三時頃でした。出番までの待ち時間が長く感じました。待っている間も不安を感じました。ようやく私の出番になりまして、弾き始めました。観客席が暗いせいか以外と落ち着いて弾いていると思いました。家に帰って家族に聞くと「まあ、良かったんじゃないの」ということでした。 気長に練習を続けまして、来年はどの曲で参加しようかと考えているところです。


(教室の新聞{おたまじゃくし」93号より)


ピアノを習って

U.K.さん

 東京からUターンした私は、クラシックではないがピアノの曲を聞く余裕ができた。そこで職業上コンピュータを使ってピアノを弾きたいと思っていた。過去にピアノを習ったことがなかった私にとって何から始めたら良いか分からず本教室にお世話になることにした。

 何故か、小学生低学年の頃、ピアノを習うかどうか親から聞かれたことを今でも覚えている。きっと何か昔からピアノに縁があったとも思う。あの時ピアノを習っていれば今の人生も変わっていたかもしれない。

 中学生の頃、「将来エンジニアになろう」とピアノとは全く関係のないことを夢見ていた。今の職業がそのエンジニアかどうかは社会が評価するところではあるが自分ではある程度達成しているものと思っている。仕事が忙しく家で少ししか鍵盤をたたく時間が取れない。以前の夢が職業となって十五年たった今、ピアノの方が長い付き合いになるかもしれないと最近思っている。

  〇×歳の手習いとよく言うが本当に当たっていると思う。同じキーボードという名前のものを仕事でも使っているがその操作性の違いに驚いてもいる。進度の悪い生徒だがこれからも宜しくお願いしたい。


(教室の新聞「おたまじゃくし」93号より)


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