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更新日 
2022年 12月 31


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旧石器 電子辞書 佐久考古学会


★ 2022 ★  第3回 八ヶ岳あおば旧石器文化賞
 のお知らせ

 2022年1231日、「第3回八ヶ岳あおば旧石器文化賞」が決定しましたのでお知らせします。

 本賞は22歳から28歳までの学生・院生を対象とし、優れた若手研究者の研究奨励や育成を目的とし設けられたものです。

 第2回の受賞者は、村瀬早紀さんとなりました、おめでとうございます。

■ 受賞者 村瀬早紀(むらせさき)

■ 所   属 南山大学大学院人間文化研究科人類学専攻 博士前期課程 1年

 選考理由

 村瀬さんは、岐阜県出身で、1998年生まれの24歳、現在、南山大学大学院人間文化研究科人類学専攻 博士前期課程1年において旧石器考古学を専攻している。
 村瀬さんは、岩手県遊井名田遺跡や京都府上野遺跡、岐阜県湯ヶ峰山頂遺跡など幾つかの旧石器遺跡の発掘調査経験をもち、現在は岐阜県下呂市に産出し、日本列島中央部において優良石材として後期旧石器時代初頭から使われ続けた下呂石をテーマに研究を進めている。ことに下呂石の産出地点細分のための厳密な比重測定法を考案、同じ原産地といえども湯ヶ峰山頂とその中腹とでは、石材の比重が異なることを明らかにする。その獲得地点の異なりを遺跡出土の石器の同定に応用しており、今後、詳細な下呂石の開発史解明が期待される。
 人類の原材料資源の開発や獲得に関する議論は、石油からレアメタルに至るまできわめて今日的な課題であるとともに、下呂石や黒曜石などの石材資源について旧石器時代に溯ってまで究明すべき根源的な論題で、人類史研究におけるその重要性は計り知れない。
 コロナ禍においても志を灯し続け、発掘から分析まで野外科学の姿勢をもって研究に取組む村瀬さんは、本賞の受賞者にまことにふさわしく、また、将来ある女性の学究として、第3回八ヶ岳あおば旧石器文化賞を贈る次第である。

                              2022年12月31日
                                          八ヶ岳旧石器研究グループ代表 堤  隆

【協賛御礼】
本賞の授与に関しましては、以下の考古学関連各社より協賛を賜りました。心より御礼申し上げます。
(株)アルカ (株)パレオ・ラボ (株)ラング 様 (50音順)


 

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