渋温泉・かめや旅館 （しぶおんせん・かめやりょかん）

感激の500円館内湯めぐり

渋温泉のかめや旅館は、外湯・七繰の湯の向かいに位置する。数ある渋温泉の旅館の中では、特に目立つ存在でもなく、これまで気にしていなかった。 ところが、何と日帰り入浴料金の500円だけで、貸切風呂を含め館内4ヶ所の風呂を楽しめるというのだ。まずは、「貸切露天風呂」に向かった。 露天風呂では、金属臭のするお湯がかけ流し。中庭のような場所で、建物に囲まれているが、植栽が充実しており、なんだか妙に落ち着ける空間だった。

続いて「貸切お座敷庭園風呂」へ。和室の外にすぐ風呂がある。いわゆる露天風呂付客室だが、日帰り入浴でも貸切で利用できるのは感激だ。 ブレンドされた2種類の源泉が投入され、やや熱い。湯舟が小さめなので、身を沈めると豪快にあふれるが、すぐに水位を回復するという豊富な湯量。 庭園を眺めて湯に浸かった後は、畳の上でごろりとなることも可能。時間は限られているが、貸切の個室なので、人目を気にせず休むことができる。

最後は男女別の内湯。こちらは貸切ではないが、先客がなく独り占め。風情あるシンプルな浴室だが、旅館直下7mから湧く自家源泉を直接引いているという。 お湯の色は透明だが、やはり新鮮さが違い、ストレートに伝わる効能がありそうに感じた。じっくりと浸かり、心ゆくまで温泉成分を全身に染み渡らせた。 もう1ヶ所の「家族風呂」の入浴は見送ったが、3ケ所の湯に浸かり、良質なお湯を十分に堪能することができた。日帰り客にもやさしい、心の広い旅館だと思う。

Data

【所在地】　長野県下高井郡山ノ内町平穏 　【営業時間】　要問合せ　※日帰り入浴は、一組1時間程度以内 　【定休日】　要問合せ 　【料　金】　500円 　【駐車場】　旅館前に2〜3台（無料） 　【源泉名】　�@かめやの湯（かめや源泉と石の湯第一ボーリングとの混合泉） 　　　　　　　　�A渋温泉混合源泉（比良の湯，薬師の湯及びぴんとぴの湯の混合泉） 　　　　　　　　�B石の湯第一ボーリング 　【泉　質】　�@ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉，pH7.9 　　　　　　　 �Aナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉，pH4.0 　　　　　　　 �B含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉，pH8.1 　【泉　温】　�@60.5℃（気温23℃） 　　　　　　　 �A57.7℃（気温24℃） 　　　　　　　 �B96.4℃（気温18℃） 　【湧出量】　明記なし 　【加温】　なし 　【加水】　なし 　【循環】　源泉かけ流し（放流式） 　【入浴剤】　なし 　【殺菌剤】　なし 　【飲　泉】　可 　【設　備】　貸切露天風呂1，貸切お座敷庭園露天風呂1，貸切家族風呂1 　　　　　　　　内湯男女各1 　【備　品】　洗面器，シャンプー，ボディーソープ 　【最新入浴日】　2009年5月 　【泉　質】　Ａ 　【設　備】　Ｓ 　【情　緒】　Ａ 　【総　合】　Ｓ 　【付近の温泉】 　　明るい印象の共同浴場　「渋温泉・七番湯　七繰の湯」 　　ノーマークだった穴場的存在　「渋温泉・石の湯」 　　老舗旅館で温泉三昧　「渋温泉・御宿　ひしや寅蔵」 　　渋温泉を代表する外湯　「渋温泉・九番湯　大湯」 　　日帰り客にもやさしい旅館　「渋温泉・玉久旅館」 　　念願の穂波温泉に初入浴「穂波温泉・元湯」 　　熱いお湯に悶絶寸前「安代温泉・安代大湯」 　　駅に隣接する新しい日帰り入浴施設　「湯田中温泉・楓の湯」 　　1300年の歴史の重みが感じられるお湯　「湯田中温泉・大湯」 　　歴史の重みが伝わるホンモノの宿　「角間温泉・越後屋」 　　角間温泉の象徴的な共同浴場　「角間温泉・大湯」 　　角間で唯一の日帰り入浴施設　「角間温泉・宝泉の湯」 　　静かな隠れ宿の風情　「角間温泉・高島屋」 　　肌にやさしいお湯を堪能　「角間温泉・ようだや」 　　味わいのある静かな宿「上林温泉・山の湯」 　　ゆっくり楽しめた旅館の日帰り入浴「上林温泉・湯宿せきや」 　　地元の方の憩いの場は湯も上々　「箱山温泉・元湯　箱山温泉」

ＴＯＰ｜信州の温泉｜日本の温泉｜世界の温泉｜信州足湯日記｜信州そば日記

サイトご利用にあたって ｜ ご意見・ご感想等はこちらまで。