上林温泉・山の湯 (かんばやしおんせん・やまのゆ) |
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味わいのある静かな宿 | |||||
山の湯は、上林温泉に5軒ある旅館のうちの1軒。他の4軒とは少し離れた丘の上にあり、宿の雰囲気も、他の旅館とは一線を画し、静寂に包まれている。 多くの文人墨客が訪れた上林温泉だが、山の湯は、作家・壺井栄が定宿とし、代表作「二十四の瞳」も、ここに長期逗留して執筆したという。 旅館の建物に余計な装飾は一切なく、簡素な印象だが、内部は昭和レトロな雰囲気が漂い、懐かしさを感じる。古いが、よく手入れされていて、こぎれいだった。 |
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浴室は、基本的に1ヶ所なので、必然的に貸切となる(先客がいれば待つことになる)。筆者は家族で訪れたので、家族風呂となったが、4人でゆったり入れた。 お湯は透明でほんのり硫化水素臭。たくさんの湯の華が舞う源泉100%。源泉温度が高いため、浴槽への投入量が絞られていて、大部分が床へ流されていた。 湯上がり後は、肌がさらりとして気持ちよい。上林温泉においては控えめな存在だが、お湯も雰囲気も、とても味わいのある宿で、今のまま続けてほしいと思った。 |
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Data | |||||
【所在地】 長野県下高井郡山ノ内町上林温泉 【営業時間】 外来入浴時間は要問合せ 【定休日】 不明 【料 金】 330円 【駐車場】 約5台(無料) 【源泉名】 旧湯 【泉 質】 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉,pH7.5 【泉 温】 58.5℃(気温2℃) 【湧出量】 明記なし 【加温】 あり 【加水】 なし(浴室内の窓を全開にして、湯口の湯量の調整し温度調整 ) 【循環】 なし 【入浴剤】 なし 【殺菌剤】 なし 【飲 泉】 不明 【設 備】 内湯1 【備 品】 洗面器,シャンプー,ボディーソープ ほか 【最新入浴日】 2008年6月 【泉 質】 A 【設 備】 A 【情 緒】 S 【総 合】 A 【付近の温泉】 ゆっくり楽しめた旅館の日帰り入浴「上林温泉・湯宿せきや」 駅に隣接する新しい日帰り入浴施設 「湯田中温泉・楓の湯」 1300年の歴史の重みが感じられるお湯 「湯田中温泉・大湯」 念願の穂波温泉に初入浴「穂波温泉・元湯」 熱いお湯に悶絶寸前「安代温泉・安代大湯」 老舗旅館で温泉三昧 「渋温泉・御宿 ひしや寅蔵」 渋温泉を代表する外湯 「渋温泉・九番湯 大湯」 歴史の重みが伝わるホンモノの宿 「角間温泉・越後屋」 角間温泉の象徴的な共同浴場 「角間温泉・大湯」 角間で唯一の日帰り入浴施設 「角間温泉・宝泉の湯」 地元の方の憩いの場は湯も上々 「箱山温泉・元湯 箱山温泉」 |
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