Wireless LAN Labratory


IEEE802.11bいわゆる無線LANの装置の使い勝手や相互接続性の実験を行っています。

  • 少々情報が古くなって来ているのでご注意ください。
  • 特に互換性はファームウエアの改訂でどんどん変わってしまいます。
  • 日付などもよく確かめてください。当サイトが常に最新の情報では無いことにご注意ください。
  • とりあえずまだ中身はバラバラですが必要度の高い順に執筆していきます。
  • このサイトの主たる目的はケーブルインターネット(avis)との接続検証と設定解説ですのでそちらも充実させていく予定です。
  • 無線LAN製品の互換マトリクス表 はこちらからです。
  • ローカルルータとavisケーブルインターネットの接続互換表はこちらです。
  • WEP無しの接続はもはやできて当たり前の感がありますので、私が何の断りもなく「接続できる・できない」とか書いている場合は「WEP有りの接続」のことです。
  • なぜか最近Newsサイトのようになって来ましたが成りゆきにまかせます。

AirPort BaseStation 2 が発売 (2001.11.14)

  • 米国での話ですかAirMac BaseStationの新型が出たようです。

    ・・・と思ったら日本でも新AirMac BS発売になりました。12月上旬発売で34,800円です。

    変更点は・・・
    1. LAN側、WAN側に別々のEthernet I/Fを装備
    2. LAN側は10/100Base-T対応
    3. WEPが128bit/40bitの両方に対応
    4. FireWall機能を強化
    5. Portマッピング機能(サーバ公開用)
    6. WiFi認定
    7. 50クライアントまで対応可能に(以前は10)
    8. AirPort2.0ソフトウエア
    9. 認証に外部RADIUSサーバを使用可能、Cisco LEAPにも対応
    10. 低価格($299.00 / 34,800円)
    11. カラー変更(白?)
    12. AOL対応
    13. OS X完全対応(?)
  • 見た目はほとんど同じですがカードもルータ基板もソフトも別物になっていると言っていいでしょう。

    ソフト的には「Locations」という機能が新しいようですね。場所ごとに設定を作っておいてワンタッチで切り替えられるようです。作業環境マネージャ+AirMacコントロールバーがメニューバー側に入るようですね。

    私のような全ての行く先に無線APを付けている身には非常に便利そうです。

  • またセキュリティが強化されているのも特長でAirPortネットワークへのアクセス時に外部のRADIUSサーバで認証をかけてアクセスコントロールできるので複数のBSを使ってかつ集中的に認証管理したい場合には非常に有効な機能と言えます。公共のオープンスペースで無線アクセスを提供するサービスを考える場合これがないと実用に耐えないでしょう。

    そういう意味でいままで高価なメーカーの物でないと組めなかったシステムがAirPortで簡単にかつ低価格で組めるようになるわけです。学校などにはもってこいでしょう。

    ただRadius認証と連携できるクライアントが必要になるのですがAirPortクライアントは2.0で対応になるのでしょうから今後Macは全てOKですが、Windows等のクライアントはどうするのかが問題になるかもしれません。Appleが配布するのか他社の物を利用するのかですね。

    この機能を使って町中で提供される802.11b無線LANサービスに繋がるようになるとiBook、PowerBookはものすごく便利な端末になるでしょうね。MobileStarWayportSurf and Sip NetworkAirWave と言ったワイヤレスサービスが日本ではどうなるかが楽しみですね。

    ・・・日本でのAirMac 2.0ソフトのダウンロードは11月下旬より


AirBoardについて (2001.11.14)

  • SONYのAirBoard(エアボード)についてですがこのインターネット端末付きワイヤレステレビは実はAPと端末の間を802.11b無線LANで接続をしています。実際にAirMacクライアントなどで見るとエアボードのESS-IDが見えたりしますが当然直接のアクセスはできません。ただ無線のチャンネルは同じく使用するので設置時には注意が必要ですね。

  • LANモデルはavisケーブルインターネットともばっちり繋がります。この種のパソコン代換えインターネット端末はどうもレスポンスがとろくてメモリも少ないのでいらいらして使い物にならないとずっと思っているのですがAirBoardは違いました。非常にレスポンスが良くサクサクと動きますし、無理矢理テレビフォーマットに収めるのではなく800×600のSVGAにテレビも映すというまともなコンセプトなのでブラウザ画面が非常にきれいです。文字を読むにはやはりこれくらいの品質は最低限必要でしょう。

  • また視聴距離が50cm程度の設計なのも好感が持てます。

WEP KEYの入力方法についてまとめ (2001.11.14)


互換マトリクス表に追加 (2001.11.14)


スイカの輪切り (2001.08.20)

  • いわゆる誕生日ってやつです(実際は17日)。スイカの輪切りはこちらです。

    電話の向こうはOn The AirのMARo氏でスイカパーティーの実況中です。モザイクは共通の友人のi氏ですが身分がばれないようにと逃げているようです。(カーナビ競争では我が車のPioneer製はi氏のSONY製最新機にボロ負けしてしまいました)

  • ここのところ更新がさぼり気味だったのは本業のシステム設計で新規のケーブルインターネットの開局が立て続けに入って来たりiDCの設計やったりと忙しかったからですが、無線LANネタとしてはAirMac BaseStation のパンクした電源回路を強引に修理してしまう話や、9月発売のSONYのAirBordブロードバンド版(Ethernet版)がavisケーブルインターネットに公式対応な話(川中島西友にて定期デモ中)とか、新しい無線ルータ(当然avisケーブルインターネット対応)のavis HPでの直販計画など詳細が決まり次第実機検証レポートを載せていきたいと思います。

    下のAdhocモードの件も各社の最新ファームで追試をしないといけないですね。


祝;宝島社「PC-POWER!シリーズ 無線LANではじめるインターネット」掲載 (2001.08.20)

  • 少し前(8/7発売)になってしまいましたが、宝島社さんのムックに当サイトURLをご紹介頂きました。そちらからお越しになった方もいらっしゃるかと思いますが今後ともよろしくおねがいいたします。

  • そのせいか判りませんが最近ご質問のメールを頂くようなことがすこしづつ増えてまいりました。とりあえず答えられる件は直に返事を書いてしまう場合もありますが、検証作業が伴う場合は時間がかかってしまったり環境が無い物は何もお答えできない場合もありますがご了承ください。

  • なお前出のOn The AirさんやAirPort Gateさん、PBNews Wireless Maniaさんには良質な情報が有りますしBBSなども用意されていますので過去ログを探されると求める情報が得られたりしますので一度覗かれてみることをお奨めいたします。


AirMac 1.3は他の環境とAdhocモードで非互換 (2001.04.25) →既に解消済みか?(2001.08.20)

  • AirMac 1.3はAdhocモード(コンピュータとコンピュータ)においてはそれ自身以外の他の環境と接続互換性がありません。双方がAirMac 1.3を使用しているMac同士でしか接続はできません。

  • 接続非互換を実際に確認したのは

     AirMac 1.2
     SkyLine 2.4(Mac)
     GeoWave (Windows)

    ですがAirMac 1.2ですら繋がらないので注意が必要です。

  • これはAirMac1.3からAdhocモード(コンピュータとコンピュータ)でもネットワーク名(SSID)を指定するような方式に変更されたのが原因のようです。Infrastructureモード(ベースステーション使用)ではかなり互換性は高いのですが、Adhocモードは盲点です。

  • Infrastructureモードで使用されているSSIDは「ESS」と言われているタイプですが今回AirMac1.3の新Adhocモードで使用しているSSIDは「IBSS」となっているのを確認しました。

  • AirMac1.2の挙動:一応このSSIDもネットワーク名として認識してリストに出てきますが実際に選択しても接続はされず、最悪AirMac1.2側のクライアントはクラッシュする場合もあります。

  • SkyLine 2.4の挙動:InfrastructureモードのSSIDリストには何もでません。Adhocモードで所定のチャネルを選んでも通信はできません。

  • GeoWaveの挙動:InfrastructureモードでESSIDを決め打ちしても接続はできません。

  • 一応Adhocモードでの互換マトリックスです(もちろんWEPは無し)
Adhocモード相互互換表
 
AirMac1.3
AirMac1.2
SkyLine
GeoWave
AirMac1.3
×
×
×
AirMac1.2
×
SkyLine
×
(○)*
GeoWave
×
(○)*
* 2台同じ物が無いため実地確認出来ず
  • SkyLineはditからAirMac対応ドライバが出るようですが、Windows系はどうなるのでしょうか。

AirMac クライアントのWEP KEY入力に関するTIL (2001.04.06)

  • 夕べのMacWireで知ったのですが、AirMac(AirPort)クライアントでのWEP KEYの入力方法に関するTIL106250がAppleから公表されています。

    AppleCare Tech Info Library -Mac OS X 10.0, AirPort: Connecting to Third-Party Base Stations

  • 重要な点は10桁16進(Hex)でのみ設定可能な他社製ベースステーションや、Lucentタイプの5桁Ascii文字でのみ設定可能な他社製ベースステーションへのAirMac(AirPort)クライアントからのアクセス方法が明示的に述べられていることです。
    • 10桁16進(Hex)の場合:$377DEA12EC
       
      (頭に

      $

      を付ける)
    • 5桁Ascii文字の場合:"apple"
       (前後を
      " "で囲う)
  • ただし5桁Ascii文字の場合そのまま打っても自動的に認識してしまうのは前のままです。

  • これで名実共に万能な互換性が得られたのでマトリックスも修正したのですが、実はこのHex入力はAirMac ver1.2でも同様に動作することが実験で確認されました。単に過去のTILを見落としていたのか、それとも今回のTILで始めて公表されたのか判らないのですがとにかくv1.2でもどこのベースステーションとも(コレガは別の問題がありそうですが)そのままKEY入力して繋ぐことができそうです。

AirMac 1.3 (日本語版)リリース (2001.04.03)

  • アップデート内容は英語版AirPortと同じですので下の記事をみてください。

  • 早速インストールしてみましたが、非常に簡単にアップデートできたのは驚きです。
    1.) ターゲットのBaseStationにMacを接続しておく。
    2.) インストーラでMac側のAirMacソフトをアップデートする。
    3.) Macを再起動する。
    4.) 元のBaseStationとの接続が継承されていることを確認する。
    5.) AirMac管理ユーティリティを起動する。
    6.) アップデートするかどうかのダイアログが出るのでそのままアップデートする。
    7.) 自動的にBaseStationが再起動する。
    8.) 再起動後AirMac管理ユーティリティでファームのバージョンがV3.79なことを確認する。

  • WiFi認証というようなくだりがあるのでWEPのKEY入力の方法に拡張(10桁16進)があるかと期待したのですが、今のところその入力モードはAirMac管理ユーティリティにもAirMacクライアントにもありませんでした。

  • どうしても10桁16進で設定しなくてはいけない場合はJava版のユーティリティを使用することで解決するしかないようです。

    AirPort Base Station Configurator
  • 意外と目玉だと思っているのがMulticastへの対応関係です。ここのところローカルルータでもMulticast転送機能を持った物が増えて来ていますが、一般的なインターネットではまるで関係ない機能ですがケーブルインターネットでは今後重要な機能の一つです。少し時間を作ってMulticast対応ルータのテストも始めたいと思います

AirPort 1.3 (英語版)リリース (2001.03.06)

  • AirPortの最新ソフトウエアがリリースされました。ただし英語版ですので日本語版ではそのままではインストールできないですし、判らない方は無理にやらずに日本語版をお待ちください。(1.2の時は数日で出たし)

    AirPort Ver1.3

  • 今回の目玉は
    • BSの PPPoE(PPP Over Ethernet)(ADSL等への対応)対応
    • BSの CP client ID 対応
    • Wi-Fi
    • コンピュータとコンピュータ(Adhocモード)でのネットワーク名(?)
    • コンピュータとコンピュータ(Adhocモード)でのWEP使用
    • AppleScript対応

  • 「PPPoE」はEthernet上でL2のPPPコネクションを張る物ですが、見た目で言えばEthernet上でダイアルアップ時のような「ユーザID」「パスワード」での「ユーザ認証」を実現する物です。主にADSL(xDSL)系で使用されていますが(この技術はもともとLucent(Ascend?)社の物のようで)ケーブル系ではあまり見かけません。

  • 「DHCP client ID」は現在のOTにもありますが、DHCPサーバからIPアドレスを発行してもらう際に「Client ID」を入れないと発行しないとか入れると特定のIPアドレスを発行するとかの制御を行う物です。使い方によっては「PPPoE」のような「ユーザ認証」にも使えなくはないですがそれほどシビアな物でもないです。

  • Wi-Fi対応は基本的にはそのままなのですが、実際にはWEPのKEYの指定方法とかにも影響があるはずで今までのモード(Apple フリーセンテンス、Lucent 5桁II)の他に10桁 Hex(16進数)モードが入るのかもしれません。>
  • Adhocモードでネットワーク名をリストで選べるような事が書いてあるような気がしますが、今一意味が判りません。

  • AdhocモードでのWEP使用は今まで不可能でした(AirMac以外は可能)。チャンネルも変えられるようになったのかは今のところ不明です。

  • AppleScriptへの対応はかなりマニアックな要求にも応える物と言えるでしょう。


dendo Multicast Live in 幕張をは無事終了。 (2001.02.26)

  • 「AirMac + Multicast = ?」は準備不足で実際にアクセス出来た人は非常に少数だったようですが、会場で実際にかなりハイビットレートでマルチキャストストリーミングを行いました。

    会場内で強引に受信してもらったのは以下のみなさんです。

    MacDTV.com
    世界征服.com
    PB2400と心中するしかない会
    MMUJ (Mobile Mac Users Japan)

  • ただ予想通り会場内はAirMacネットワークの嵐だったので電波的にはかなりきつい状態でした。AirMacの「コンピュータとコンピュータ」は3ch固定なので他のBSが3ch近辺に電波を出していなければ比較的使う人はいないでしょうから良いのでしょうが、実際には好き勝手なチャンネルで運用されていたので電波的には混乱状態だったと言えるでしょう。

  • この混乱状態は近い将来の街中の状態を先取りしているかのようで興味深いです。2.4GHz帯無線LANは特に規制がないのでだれでも自由に電波を出せて便利なのですが、便利なだけにすぐに今回の会場内のように混雑状態になるでしょう。また他のシステムも2.4GHz帯を使い始めたのでさらに混雑が予想されます。


dendo Multicast Live in 幕張を今日明日実施。 (2001.02.23)
  • 幕張のMacworld EXPO会場内で「AirMac + Multicast = ?」と題して無線マルチキャスト放送を敢行します。

    詳細はこちら↓(Web Desktop)
    http://www.avis.ne.jp/~meteor/index2.html

  • 会場にAirMac(無線LANならどれでもアクセス可です)マシンを持って行って「モバイル放送局」を探してください。

  • なお実施時間は不定期。


AirMacのアドホックモード(コンピュータとコンピュータ)。 (2001.02.07)
  • AP(アクセスポイント)を使用しないでコンピュータ間を接続する無線LANのモードを「アドホックモード(AdHoc mode)」と言いますがAirMacな世界では「コンピュータとコンピュータ」という名前になっています。

  • このAirMacの「コンピュータとコンピュータ」モードでは何も設定するところがないのでWindowsなどと繋ぐ場合に困ることがありますが、チャンネルは「3ch固定」でWEPは「オフ」にすることでつながります。

  • ただ全てのAirMacが「コンピュータとコンピュータ」を選ぶと自動的にこの設定になるのでチャンネルを変えて個別のネットを複数稼働させたり、WEPで暗号化することなどはできません。完全な公開モードになります。大きなハブに繋がるようなイメージです。

  • なおアドホックモードでもプロトコルなどは区別なくそのまま伝搬しますので、AppleTalk、TCP/IP、UDP、NetBEUI。Unicast、Multicastと何でも通ります。

  • この特性はおもしろいので幕張のMacWorld Expo会場で実験を行ってみたいと計画しています。詳細は追って掲載していきますが、会場にAirMac(無線LANならなんでも可だが)が付いていてQuickTime4.1.2以上が入ったパソコン(Macでなくても大丈夫だがノートでないと無理でしょう)を持って来るとおもしろい物が見られますとだけ言っておきましょう。


Planex GeoWaveのマトリックス表を訂正をしました。 (2001.02.07)
  • GW-NS110と各APとのWEP有りでの接続テストの結果を反映しました。結果は良好です。
    WEP KEYの入力は10桁Hex(16進数)と5桁Ascillですが、Lucent系と同一形式での入力になっています。
    5桁Ascillの場合そのまま打てばMelcoなどのAPにそのまま繋がります。また10桁Hex(16進数)の場合には頭に0xを付ける必要があります。

  • 確認の出来たAPは
     メルコ WLAR-L11-L(ローカルルータモデル)
     メルコ WLA-L11(標準モデル)
     アップル AirMacベースステーション
     アップル AirMacソフトウエア・ベースステーション(既知のKEYが必要)


  • なおコレガのAP-11とのWEPあり接続はまだ検証していません。


WEPの安全性の問題点を指摘するレポートが出ました。 (2001.02.07)
  • (In)Security of the WEP algorithm (英文)によりますと、現在WEP(Wired Equivalent Privacy = 有線接続と同等の秘匿性の意)として知られるIEEE802.11bで使用される暗号化アルゴリズムですが、一定の知識を持った者が一般的なハードと改造を施したソフト(ファーム)を使用することで比較的簡単に破られる可能性があることが指摘されています。

  • これはWEPで使用されている個々の標準暗号技術に関してセキュリティホールがあるという訳ではなく、WEPというシステムとして実装する段階での組み合わせなどに専門的には問題があるので、システム全体として理論的に安全性を保証することができないというような内容の物です。

  • まだ理論的に「まずい」という段階なのですぐ今日にもクラックツールが入手可能という訳ではありませんが、クラックツールを作ることが可能なことが証明された訳ですので、WEPをかけたからセキュリティは万全ということは言えなくなった訳です。また、バグではないのでファームの改訂などで修正されるような物でないのでやっかいです。修正するにはWEP自体の構成を修正する必要があることを意味します。

  • ですのでクリティカルなネットワークでのIEEE802.11b無線LANの導入の際はセキュリティ設計者は十分気をつける必要があります。

  • 無線LANの場合「傍受」と「不正侵入」の二つの観点で注意をする必要があるわけですが、「傍受」の方はWEPだけでは完全には防げないということになり、どうしても無線で送らねばならない場合別の暗号化を組み合わせるなど検討しなくてはなりません。「不正侵入」に関してはMACアドレスの限定などが多少は有効ですが、このMACアドレス自体任意に設定することが実は可能ですのでWEPを破るようなプロ相手にはあまり意味がありません。

  • なおこの問題はWEPの固定KEY(40bit or 104bit)自体が解読され、その種の攻撃を防ぐ為WEPに実装されている24bitの"Initialization Vector"も同じく解読されるようです。これは鍵のBit長とは関係なく可能なのでいわゆる業務用128bit WEPでも一般用40bit(64bit)WEPでも危険度は同じですので注意が必要です。


Planex GeoWaveのWEP対応に関して訂正をしました。 (2001.02.02)
  • GW-NS110は40bit WEP機能が使えるように変更されています。

  • Planex社より直接ご指摘をいただきました。現在の製品は40bit WEP対応に対応しています。
    ドライバも公開されているので旧製品でWEPに対応していなかったパッケージの場合もWEP対応にすることができるようです。(当方の実機でにインストールして機能が設定可能なことは確認しました。)

  • ドライバのダウンロード先
    http://www.planex.co.jp/support/download/gw-ns110.htm

  • 40bit WEPへの対応はメーカーのアナウンス通り機能が存在するわけですが、他社間での接続は実機で実際に接続して問題が発生しないかを実験しなくてはいけないので少々時間がかかります。

  • 過去の非対応に関して記述したページの内容が現在の実状に反し場合によっては営業妨害にあたるというご指摘(クレーム)を頂きましたので、現在は40bit WEPに対応しているという記述(タイトルを含めて)をそちらにも追記しました。ただし、過去の経緯を記録する意味もあるのでできるかぎり原文は残してあります。

  • この件に関しては
    1.) 当初全製品WEP対応とのカタログおよびWEBに表記
    2.) 出荷時には非対応に変更となってGW-NS110はWEPが使えなかった
    3.) 電話サポートでは「チップに問題がありドライバのアップデートの可能性も無い」との回答
    4.) カタログ、WebからはWEPの表記が随時削除され全製品WEP非対応に変更
    5.) その後出た新製品GW-NS110PXはWEP対応
    6.) 同時にGW-NS110はWEP対応に変更
    7.) その時点では旧製品向けアップデータは未配布

    という経緯がありました。

    8.) その後旧製品GW-NS110向けのドライバのアップデートが出ていたのですが、インストールしないとWEP対応になったことが判らないので当方のチェックからは漏れていました。

  • メーカー的にはGW-NS110がWEP対応-->非対応-->対応と推移したことはあまり触れたくないようなのでWebでも当然「このバージョンよりWEP対応になりました」とはどこにも書かれていません。いくつかのメーカーのようにドライバのアップデートでの変更点がWebで確認できるようになっているとこちらも確認がしやすいかと思います。新規に購入する人は新しいドライバが入ったパッケージですので何の問題も無いのですが、非対応の時期に購入した人がWEPの機能を使えると知る情報が現在でもメーカーサイトにはありません。

  • 私の場合は電話窓口で「チップに問題があるからWEPは使えないし、アップデートの可能性も無い」とまで言われていますからGW-NS110に関しては純正ドライバでの対応(公開不可能な方法でWEPが使用可能になることは実験で確認して判っていましたが・・)はあきらめていました。

  • そう言う意味ではメーカー自身の公式情報のみでは「WEP非対応で出荷されたGW-NS110」は未だに「WEP非対応」のままと解釈するしか無いのです。

  • ですので新規に購入する人が読むと「対応していない」と書いてあるのは「営業妨害」になると言うご指摘はもっともだと思いますので訂正を入れますが、メーカー自身も「WEP非対応で出荷されたGW-NS110」がVer.2.0のドライバを入れればWEPを使用できるようになっていることを明記されることを望みます。


(株)メルコの無線LAN製品ユーザーコミュニティサイト (2000.08.29)

  • メルコ社の無線LAN製品ユーザーを主に対象にしたコミュニティサイトがオープンしていました。

    "airstation.com"
    http://www.airstation.com/

  • 製品紹介ページや事例紹介ページなどの他に登録ユーザー(製品ユーザーでなくてもいい)専用の掲示板「AirStation Club」が設置されています。今メンバーになるとハードディスクやカードリーダーが当たるキャンペーンを8/31まで実施中です。

  • CATVへの対応情報は充実してきており、FAQなどの他にAirStationの接続確認済みCATV局のリストなどがあります。


FreeBase 1.0 にバージョンアップ、しかし動かず (2000.08.29)

  • WindowsからBSをセットアップするアプリFreeBase ですがバージョンが上がり1.0 となっていました。早速試してみましたが、結果から言うとまだ動きません。

  • 以前にようにエラーダイアログが出るようなことはなくなり、パスワードを入れると一応SNMPでBSの設定を読み出そうとリクエストパケットを送ります。しかしなぜかそこから先には進まず元の検索画面に戻ってしまいます。

  • 根本的に日本語環境ではだめなのでしょうか・・・


ローカルルータの接続互換情報を独立ページに移動しました。 (2000.08.29)

  • 各社から発売されている低価格のローカルルータがavisケーブルインターネット上で使用できるかどうかの情報をまとめてあります。

  • 接続互換表はこちら。

  • 特にPlanex社のBroadLannner BRL-01は以前の出荷モデルのファームウエアでは動作しません。必ず 5.09.38p 以降のファームにアップデートしてからお使いください。


NECコムスターズ・ワイヤレスカード「CMZ-RT-WP」最新ドライバ (2000.07.18)

    1. WEP(40bit)対応
    2. ローミング非対応
    3. 1〜13ch
    4. CardBus必須
    5. TCP/IPのみ正式サポート(NetBUEI、IPXは確認情報あり)
    6. Windows2000未サポート
    7. Ad Hoc モードは公式にはサポートせず
    8. SNMP管理は非対応、ただし設定用にSNMPは使用
    9. 無線LAN側からWEPの設定はできない

  • 貸してくれないでしょうか?NECさん。(今夜聞いてみよう・・・)


月食はHandycamで観測 (2000.07.17)

  • 無線LANでもケーブルインターネットネタでもないですが、昨夜の歴史的皆既月食はヤマダ電機のオープニングセールであまりに安かったので買ってしまったSONYの「モバイル・ハンディカム」DCR-PC5が大活躍してしまいました。

  • 赤外線超高感度撮影機能なんてまともな用途で使うことなど無いと思っていたのですが、月の観測に非常に非常に有効なことが判り、一人で盛り上がっています。

  • 昨夜の長野市は9時半ぐらいから急に雲が出てきてしまって肝心の時に月が見えない状態になってしまい、近所のベランダにでばっていた「にわか天文ファン(自分もそうだ)」は早々に装備を引き上げてしまった。しかし雲で全く月が見えない(完全にどこにあるのかも判らない)状態でハンディカムのSuperNightShot機能を入れるとなんとちゃんと月が見えるではないですか。

  • SuperNightShot機能と言うのは赤外線フィルタを外した「NightShot機能」とCCDの読み出しを10〜15フレーム間隔にして蓄積効果を出す「スローシャッター機能」を組み合わせた物で、動きがカクカクになるのとノイズが増えますが感度はメチャクチャ高くなります。それにしても雲を透過しての月観測までできるとはちょっと驚きでした。


エレコム・NECの両製品が長野に初お目見え (2000.07.17)

  • 土曜日にオープンしたヤマダ電機テックランド長野南店に各社の無線LAN製品が入荷していました。価格もすごく安かったようですが開店記念の2日間のみの特別価格だったのかもしれません。

  • エレコムLaneedはカード・AP共にPlanexと同様のOEMのようですが、Air@Hawkカード「LD-WL11/PCC (16,800)」が 14,900円で、APとカード2枚のセット「LD-WL11/PACK (59,800)」が53,200円でした。カタログ上はWEP有りとなっています。

  • NECはコムスターズ・ワイヤレスカード「CMZ-RT-WP (19,800)」が13,500円、コムスターズ・ワイヤレスアクセスポイント「CMZ-RT-WA (38,800)」が38,800円(?)でした。カードの形状はFarallonのOEMのようですがAPはかなり小型で独特の形状をしています。

  • このほかMELCO、coregaの各製品が在庫有りでした。

  • 直接確認していませんが、SONYの製品もどこかで売っているのか接続の問い合わせが最近来るようです。


FreeBase 0.98b にバージョンアップ、しかし動かず (2000.07.12)

  • WindowsからBSをセットアップするアプリFreeBase ですがバージョンが少し上がり0.98b となりました。早速試してみましたが、結果から言うとまだ動きません。

  • 以前にようにエラーダイアログが出るようなことはなくなり、パスワードを入れると一応SNMPでBSの設定を読み出そうとリクエストパケットを送ります。しかしなぜかそこから先には進まず元の検索画面に戻ってしまいます。

  • もう少しかな・・・


PlanexのAPも出荷済み・・そして! (2000.07.10)

  • GW-AP110 も実際に店頭に出ているのを確認しています。ただしWEPに関してはいったいどうなっているかは詳細不明で、WEBでの記載はカードの発売と共に消えてしまっているのでAPの方も一緒に外してしまったのかもしれません。

  • とか書きながらリンクを調べていると、なんとGW-NS110およびアンテナ一体型のGW-NS110PX共に「WEP対応」にWEBが書き変わっています!

  • ただしドライバのダウンロードページには該当ドライバはアップされていないので、サポートセンターが電話で言っていた「チップセット〜」の問題で何らかの違うチップ(ロット?)に変更して対応にしたのかもしれません。詳細はもう少し追求してみます。

  • なお、Planexの超低価格のルータ(NATBOX)BRL-01 bRoad Lanner 24,800円の評価もまもなく開始できそうです。


MELCO CATVモデル WLAR-L11 出荷 (2000.07.10)

  • MELCOのアクセスポイント製品でルータ機能を搭載した「CATVモデル WLAR-L11」が実際に出荷され始めているようです。価格は34,000円と標準モデルより1,000円高に収まっています。

  • 機能的には有線LANと無線LANの間にIP Masquerade付きのNATが挟まるような基本構成で、DHCPサーバ(MACアドレスベースの固定割り当ても可能)機能、IPフィルタ機能(機能限定)、MACアドレス登録によるアクセス制限機能などがあります。

  • ただしAirMac Base Stationではできる有線LAN側からもDHCPサーバが割り当てるIPアドレスを使用して、無線LANと同一サブネット上のマシンとなってNATで一つのIPアドレスを共用する構成はできないようです。

  • MELCOの製品でこの構成を望む場合は8月発売予定の「ローカルルータモデル WLAR-L11-L」を使用する必要があります。この製品はEtherのポートが二系統あり、WAN側のEtherとLAN側のEtherとして割り振りされます。


FreeBaseその後・・・ (2000.07.07)

  • さっそくダウンロードして試してみたのですが、不具合があってまだ使えません。
    上手く行ったとか行かないとかの情報提供を募集します。

  • Windows98(4.10.1998)の入った東芝DynaBook Stellite 2550Sにインストールしていますが、起動して「Base Station Password」を入力する画面で正しいパスワードを入力しても、

     Run-Time error '5':
     Invarid procedure call


    となって終了してしまいます。

  • 逆にデタラメのパスワードを入れるとこのエラーが出ないでBase Stationの設定データを取得する画面が出ますが、全く先には進みません。うちのマシン固有の問題なのか日本語Windowsとの問題なのかは今のところ不明です。

  • この時プロトコル的に何をやっているかを見ますと、純正の管理ユーティリティと同じベースステーションの検索状態で延々ループしているようです。もちろん検索は完了しているわけですが・・・。

  • この検索プロトコルに関してもう少し詳細に書いておきますと、

    1. Destination MAC Address : FF:FF:FF:FF:FF:FF
    2. Source MAC Address : カードのMAC Address
    3. Destination IP Address : 255.255.255.255
    4. Source IP Address : カードのIP Address
    5. UDP
    6. Source Port : 1037
    7. Destination Port : 192 (OSU Network Monitoring System)

    となっています。これは思いっきりブロードキャストなので、ケーブルモデムなどの環境では結構悪さをする場合があります。特にカード側のMACやIPを持って飛んで行くのは困りものです。

    また、FreeBaseの方はこのパケットを吐く頻度がやたらに多いので目立ちます。環境によっては何らかのフィルタリングなどが必要になりそうです。

  • Virtual PC 上でWindows95 (4.00.950 B) と Windows98SE (4.10.2222 A) を試しましたが結果は全く同じでした。


WindowsからAirMac BaseStationをセットアップ (2000.07.07)

  • 7/6付けのMacWireによりますとAirMac BaseStationをWindowsマシンからセットアップするユーティリティFreeBaseが公開されているそうです。ダウンロードして使用実験をしてみます。

  • VisualBasicで1週間で作ったようなことが書かれています。

  • GNU General Public Licenseに従いsource codeも公開されています。

  • また、内部のカードをWaveLan/Orinoco Goldカード(128bit WEP版)に差し替えた場合も対応できるように書かれているようです。もちろんそのようなことはアップルやAppleの保証対象外ですし、日本ではGold(128bit WEP版)カードはまだ入手は困難ですので実験することもできません。

  • ただ米国の暗号輸出規制は緩和されましたのでそろそろ日本にも128bit WEP KEYの製品が出てくると思います。アップル自体も市場の動向によっては128bit版を投入して来るかもしれませんが、家庭用としては40(64)bitで十分との判断でしょう。

  • なお、米国で購入したGold(128bit WEP版)カードを日本で使用すると電波法に抵触します(形式認定が無いため)。もちろんSilver(64bit WEP版)カードでも同様です。ご注意ください。


AirMacクライアントのいい点 (2000.06.29)

  • AirMacクライアントはMac使いの身としては普通の使い心地だと思っていたのですが、世の中の基準からするとかなり便利な仕様になっているのだと最近思ってきました。

  • 最も顕著な特長は「2クリックでAPを切り替えられること」でしょう。コントロールバーからリストをポップアップさせて選ぶだけですからメチャクチャ簡単ですね。暗号化しているとパスフレーズを毎回入れなくては・・・と言われる方は「キーチェーン」機能を併用することをお奨めします。各APのパスフレーズを「キーチェーン」に加えておけば「キーチェーン」へのアクセスパスワードを一回入れればあとは勝手に処理してくれるはずです。

  • 次に特筆すべきなのはAirMacクライアントがネットワークの設定等に必要な時に自動的に介入してくれることです。これでは判りにくいのでもう少し具体的に言いますと、例えば「AP切り替え時に自動的にDHCPクライアントにアドレスの再取得をさせる」ことを裏でやってくれています。

  • AirMacしか使っていないと当たり前に思うこの機能ですが、他はこのような機能は全く持っていません。APが切り替わってもIPアドレスは前のままそのまま使い続けてしまう方が普通の「仕様」なのです。ユーティリティを使って再起動無しにAPを切り替えても(再起動が必要な物もあるのは驚きですが・・・)その後にIPアドレスの付け替えを何らかの形で手動で行わなくてはいけません。

  • DHCP環境ならば「winipcfg.exe」でアドレスの書き換えを行うことでなんとかなりますが、この機能を知らない人は「再起動」するハメになりますし、固定アドレス(手入力)だと完全に再起動しなくてはだめです。Macの場合固定アドレスの場合でも再起動なしにいくらでも設定を変えられますし、DHCP環境ならば前述のようにAirMacクライアントが勝手にアドレスの再取得要求を出してくれます。

  • この機能はさすがのSkyLINEカードのドライバも持っていませんので、AP切り替え後には何らかの方法でDHCPの再要求を手動で出させる必要があります。MacOSではwinipcfg.exeのようなDHCPのリリースをさせる機能は持っていないので、IPNetMoniterを使用するか、TCP/IPコンパネで一回「PPP」などの設定に切り替えて再度「WirelessのDHCP環境」に切り替えるなどの裏技が必要になります。

  • そうでないと「再起動」することになってしまいます。


AirMacはルータを切っても速度が変わらない (2000.06.28)

  • 先日のMELCOに続いてAirMac Base Stationのスループットも同一条件で計測してみました。

  • データはそのうちまとめますが、特筆しておくべきはAirMac BasaStationはルータモードでもブリッジモードでもほとんどと言うか全く速度が変わりません。そんなに速いのかと言うとそうではなく、ブリッジモードでもルータモード時と同一速度なのです。

  • この辺は内部の構成の違いから来ているのかもしれませんが、MELCOのWLAR-L11の場合そもそもブリッジとして設計された物にルータ機能を足したような生い立ちなのに対して、AirMac BaseStationの場合はそもそもルータとして設計されているからなのかもしれません。ただこの辺の本当のところは不明です。

  • ではどちらが速いのかと言うと、そう単純に比較ができませんが、ルータモードで使用するならAirMac BaseStationの方が4割ぐらい速いですが、ブリッジモードで使用するならMELCO の方が3割ほど速いです。もちろんどちらも普通の使用においては十分な速度です。

  • またMELCO製品には100Base-Tで全二重まで使用できるインターフェースを持っていますが実際には速度の違いにはほとんど現れませんでした。(無線側やルータにボトルネックがあるので当然ではありますが)


14ch化(?) 記事に関する訂正文 (2000.06.28)

  • 昨夜から一時的に掲載した記事「AirMac1.2の知られざる変更点」は完全に私の勘違いでしたAirMac BaseStationはv1.2(ファームV3.64)にしても14ch化はされません。

  • こちらで各種実験を行っている最中に見つけたのですが、その時はBase Stationは純正環境ではありませんでした。純正環境に戻して更に完全にリセットして実験したところちゃんと13ch仕様となっていました。

  • お騒がせして申し訳ありませんでした。


VAIO用PCWA-C100はWEPもサポート (2000.06.28)

  • SONYより出たVAIO専用(?)の無線LAN製品の一つ「PCWA-C100」(カード)を購入されて実際に試された方からの情報によりますとWEPはちゃんとあるそうです。

  • カードの見た目通り(どう見てもOrinico=WaveLANカードそのままです)Lucent式の入力をとっているようで、表向きはメルコの製品と同様に「5桁のAscii」でパスワードを入力するそうです。また例によって0x377dea12ec」と入力することで10桁Hexも入力可能だそうです。ただし「小文字」で入力しないとうまくいかないそうです。

  • 製品のマニュアルには「AirMac BSとのWEP接続は未サポート」と書かれているそうです。この辺はメルコさんと同様AirMac BSの仕様(16進KEYの読み出し)を知らないためでしょう。(やまもと様、情報ありがとうございます)

  • しかしSONYの「PCWA-C100」と「PCWA-A100」のスペック表等を見てみると妙なことに気が付きます。

    • チャンネルは1〜11chとなっています。FCC仕様なんでしょうか?(未確認)

    • 「バイオのみに対応」と明記するあたりいかにもSONYさんなんですが、カードのクライアントソフトに機種名プロテクトとかかけているのでしょうか?。VAIOの付属ソフトの多くはそうなっているので可能性は高いですが、APのセットアップユーティリティまでプロテクトしたりしていたらやっぱりダメですよね。(PCWA-A100の情報を引き続き求めます。)

    • 今回存在が確認されましたがWEPに関して全く記述が無いのはなぜ?

  • SONYブランドVAIOブランドの無線LANがいいという人もいるかと思いますので否定はしませんが、VAIOは周辺機器も含め「Mac」でも無い「Windows」でも無い「VAIO」という第三のコンピュータだと考えた方がいいので、互換性等は十分注意したほうがいいかとおもいます。特に付属ソフトの他機種への転用は始めから考えない方が無難だと思います。

  • もちろんSONYの親機にMacなどもつながるとは思います。前述のようにセットアップがVAIOでないとできない可能性があるものの、WEPオフでのIEEE802.11bならばまず接続できないことは無いと思われるからです。またWEPのKEYの設定に関しても「5桁のAscii」か「10桁のHex(16進数)」のようですので、当サイトで紹介しているような手法でAirMac側からもアクセス可能にすることはできるはずです。

  • ただ、カタログのPDF版も見たのですが、VAIOに入れるとアンテナ部がでかく見えますね。


Java版ユーティリティは北米仕様 (2000.06.28)

  • 前に紹介したJava2環境で動く管理ユーティリティなんですが、これはWireless channelが1〜11chまでの選択しかできない仕様となっています。

これは当然MacでやってもWindowsでやっても同じことになります。

実用上は余程大規模なサイトでも組まないかぎり問題は無いと思います。

この辺は米国のISMバンド(Industry Scientific and Medical band)の仕様が1〜11chとなっているためで、AirPortの現物で確認していないのですが、12 〜14chは米国では使用できない周波数帯なため純正ユーティリティも含めそもそも無いようです。一応現物ご使用の方の情報をお持ちしております。

AppleのTIL58550 にも出ていますが、日本の情報が古いままで14chしか無い頃のままになっていますが現在はご承知のように1〜14chまですべて使えるようになっています。

またJavaのソースもあったような気もしますのでローカライズと共にこの辺は拡張もできそうな気もします。

もちろんv1.2に対応させるのが先ですけどね。



裏情報と表情報の違い (2000.06.27)

  • どうも最近いわゆるアンダーグラウンドな「裏情報」と「裏技」や「Tips」と言ったような「使いこなしの上での工夫」をごちゃ混ぜにしている方が多いようですね。それも名の通った雑誌のライターや編集部、そして著名サイトの管理者など影響力の高い立場にいる人が何の考えも無しに記事化したり、再宣伝するような行為は慎むべきでしょうね。

  • 何がどこまでできるかとかとことん仕組みを解明して完全に使いこなすを言う好奇心は私も人一倍持っていますし、クラックまがいのソフトやハードの改造などの情報も知っていたり実際に可能だったりしますし、文字化すらしていないヤバイ情報はいくらでもあります。でもその内容をどこで言って良くてどこで言って悪いかぐらいは知っています。

  • しかしどうもタダかできるだけ廉価で入手したいという、ある意味で人の持つ純粋な「欲求」にストレートに反応して、知っていることを全て書いて発表してしまう「粗忽者(そこつもの)」が多くなっているようです。インターネットやましてや雑誌などは「公の物」なのですから「言ってはいけない」「やってはいけない」ことが厳然と存在します。「個人」と言えども「パブリッシャー」として機能していることを忘れてはいけません。

  • また、どのようなスタンスの記事であるにしろ「手法」や「内容」を直接引用したり記述したら、たとえそれを否定していても結局それも情報源として立派に機能してしまうのですから、表現を注意すべきではないでしょうか。

  • 今回の一連の記事を見ていると「※国の500※ォン硬貨にボール版で※個皿繰りをするとなんと500円硬貨と同様に機能するようになりました。自動販売機でも問題無く認識されるようです。500円玉は高価ですが500※ォン玉は非常に安価に入手できます。(450円お得ってこと)」と言っているの同じレベルに見えます。そう思っていないかもしれませんがどちらも何らかの法律を犯していますし、第三者の正当な利益を損ねています。

  • 「Macの周辺機器は不当に高い」と言うことをこの種の行為の言い訳にする人も多いのですが、「250mmlの細カンで150円は不当に高い(映画館とかでありますね)」と言って偽造500円硬貨を行使するのとなんら変わりがないのではないでしょうか?

  • 高いのは単に暴利をむさぼっているのではなくそういう「市場」なのだということを正しく学習すべきです。また「高い」のがいやなら「安い」市場に移行すればいいのであって「高い市場から窃盗をする」ことは何の問題解決にもならないです。

  • 単に目先の利益のみ追求していると500円硬貨が自販機で片っ端から使用不能になっていっているのと同じように、自分たちの正当な権利を失ってしまう可能性があることを忘れてはけません。

  • またAppleなどの米国企業のLegalとやり合おうなどという気が無いのなら、このような情報は表立って扱わない方が身のためです。老婆心ながら・・・


WEPのロスは微々たるもの? (2000.06.23)

  • 今週はMELCOさんからお借りしているWLAR-L11のテストに明け暮れているのですが、転送速度試験とか延々やっているので大変です。(必要以上のこともやっているからなのですが・・

  • そんな中で判ったことはWEPを使用することによる速度低下は意外と大したことないということです。大体3%ぐらいのロスなので体感的にはほとんど判りません。Ethernet上のコリジョンとかでのロスやトラフィックによる変動の方が余程大きいです。

  • それより気になったのはルータのスループットです。いろいろ実験してみるとボトルネックになっているのはルータ機能であることが判って来ました。単純なブリッジとして使用している場合に対して50〜65%のスループットになっています。もちろんこれは比較の問題なので絶対速度的には一般的な用途には十分な速度があると思います。特にケーブルモデムや56KモデムやISDNが上位ならば全く判らないかもしれません。

  • 次の興味はAirMac BaseStationはどうなのかというところですが、これはそのうち同様の試験をやってみたいと思っています。

  • 無線部の性能はどうかと言うとMAXで4.7Mbpsを切るくらいは出ますので、原理的なことも考えると妥当な速度が出ていると言えるでしょうね。


MELCO WLAR-L11(CATVモデル)の評価開始 (2000.06.19)

  • 先週お知らせしたようにMELCOさんからCATV向けにルータ機能を搭載したAirStationの新製品WLAR-L11の評価機が届きましたのでさっそく評価に入りました。

  • 物自体はほとんど標準モデルそのもので主にファームの違いと言ってよいような構造をしていますが(実際中身はほとんど同じようです)しっかりとルータ機能が搭載された物に生まれ変わっています。

  • セットアップの仕方がCATV独特の問題があるのでちょっと面倒な感じもしますが、前の物より理にかなった手順になっています。つまり一度CATVと切り離してPCもAirStationも手動でIPを振って設定を済ませ、その後CATV向けに上位をDHCPでもらうなどの設定をして再起動させます。

  • この際にセットアップに使用したPCもAirStationのDHCPからIPをもらうように変更しなくてはいけなかったり、Windowsにはつらい手順となっています。

  • 今日の所はavisケーブルインターネットのDHCPからIPアドレス類が全てもらえるか、メーカー推薦のセットアップの手順で問題が生じないかと言った観点でチェックをしましたが、まずまず問題もなく正常に通信ができるようにセットアップすることができました。そのまま半日ぐらいその環境経由で仕事をしていましたが、途中でおかしくなることもなく無事動いてくれました。

  • 当然クライアントはまずWindowsが1台あってそれで最初のセットアップの検証をおこないましたが、それが終わるとすぐにチャンネルを14チャンネル以外に変えてAirMacからのアクセスもテストしました。純正カード、WaveLANカード、SkyLINEカード共に問題なく接続できました。もちろんWEPは全て入れています。

  • 明日以降はメーカー非公認のMacからのセットアップを試してみますが、Webブラウザで行うタイプなので操作は判りやすいかもしれません。


AirMac BaseStationのファーム(V3.64)も既に出荷済み (2000.6.18)

  • ソフトウエア・アップデートで配布されるファイルには実はBase Station(UFO)のファームV3.64も含まれていました。りんさんのAirPort Gateを読んで始めて気が付きました。これで全て最新のv1.2にアップできることが判りました。ただし「AirMac Admin Library」だけは最後まで1.2にはなりません。この影響があるかないかは今のところ判りません。

  • 英語版のダウンロード版のファイル構成など調べていたのでかえって勘違いしていましたが、英語版のように独立したファイルとして「AirPort Base Station Software」が存在している訳ではなく「省略時ソフトウエア」として「AirMac管理ユーティリティ」内にリソースファイル(BIN1)として格納されていました。

  • これで逆に「AirMac管理ユーティリティ」のメニューの意味がやっと理解できました。またこの件はヘルプファイルには遠回しに書いてありました。「AirMac管理ユーティリティ」にはBase Stationファームウエアのアップロード関連のメニューが二つあります。一つは「ソフトウエアのアップロード...」でもう一つは「省略時ソフトウエアのアップロード...」です。

  • ここで用語的に意味不明なのは「省略時ソフトウエア」なのですが、要するに「AirMac管理ユーティリティ」はファイル出荷時のバージョンのファームウエアをユーティリティ内に「省略時ソフトウエア」としてリソース上に格納しているのです。通常にリセットする場合などでファームのバージョンを変える必要が無い場合はすべてここからアップロードをかける仕組みになっています。

  • ユーティリティ自体のアップデートが無くファームのみのアップデートの場合、別途ファームウエアのファイルがあってそれを選択したうえでアップロードする「ソフトウエアのアップロード...」を使用し、前回アップロードしたのと同様のバージョンの場合「省略時ソフトウエアのアップロード...」を使用すると言うのが本来の使い分けのようです。

  • ですので今回の日本語版の場合も「省略時ソフトウエアのアップロード...」を実行してあげると最新版のV3.64にアップデートされるという仕組みだったわけです。

  • 英語版に関して再度この件を調べてみるとちゃんとリソース側にもV3.64のファームが含まれていました。更にこれは日本語版と全く同一サイズなので内容的にも完全に同一なのかもしれません。

  • ところで、今回のアップデートですが「互換性を高める・・・」というような表現があったのようなのでもしかしたらクライアントで40bit WEP KEYをHexで入力できるような改良があるのかと密かに期待していたのですが、今のところそのような機能は見あたりません。もし無いのだとしたらなぜ付けないのか理解に苦しむところです。


MELCOのCATV対応ルータ付きモデルは7月上旬発売開始予定 (2000.6.16)

  • 6/15付けのMacWireによりますとMELCOはかねてよりアナウンスしていた、CATV向けのルータ機能搭載モデル(WLAR-L11)とシリアルポート搭載モデル(WLAR-L11-S)を7月上旬に発売するとのこと。価格はそれぞれ34,000円(WLAR-L11)、35,000円(WLAR-L11-S)の予定(店頭価格がこの価格になるのが最近の傾向)。

  • 当Labでは来週より評価機(ルータ機能搭載モデルWLAR-L11)をお借りしてCATV接続との評価実験を行う予定です。ベンダーへのレポート提出後にこちらにもレポートを掲載していくことになるかと思います。

  • なお、今回のテストの主眼はルータ機能のCATV環境との互換性などで、無線系の方は特に前モデルとの相違がなければそれほど時間は割かない予定です。

  • ただし、MELCOで2台揃うのでアクティブローミングの実験はできるので時間が許す限りチャレンジする予定です。(アクティブローミングはそれなりに広い環境がないと実験ができませんが)

  • また、MELCOでは既知の4種類のAP製品の他に実は「ローカルルータモデル(WLAR-L11-L)」という製品があり、8月中旬の発売を予定しています。これは2系統のEtherのポートを持ち、上位のCATVやADSLモデムのネットと内部のLANを隔離しつつ、かつ無線LANもルータ接続させるちょっと凝ったタイプです。どのような使い方が考えられるかなど可能な限り調べていきたいと思います。


AirMac Software 1.2 が一部リリース (2000.06.16)

  • MacOS組み込みの「ソフトウエア・アップデート」機能でAirMac1.2クライアントがインストール可能になりました。ただし基本的にクライアント側のみのアップデートで、Base StationのファームやAirMac Admin Libraryは含まれていません。(06.18 ファームは含まれていました)

  • Software BaseStationは含まれるので実験を行ってみたところ、以前あった上位のEtherがDHCPでアドレスを取得しているとパケットが通らないバグが解消しました

  • 実際のケーブルインターネットの環境でiMacDVを使用して実験してみましたが、クライアントになったPowerBookも問題無くインターネットにアクセスできるようになりました。以前のバージョンではIPを固定で振らないとならなかったので使用に制限があったのですが、今度のバージョンでは普通のケーブルインターネットのクライアント環境でも使用できる物になったと言えるでしょう。

  • なおダイアルアップの環境に関しては後日テストすることになります。

  • 1.2 クライアントではネットワークの切り替えが高速になりました。以前だとプログレスバーが出てかなり待たされたのですが、瞬時に切り替わるようになりました。これはWEPで暗号化していても同様でパスフレーズを入力すると瞬時に切り替わります。


AirPort Software 1.2の前に・・・ (2000.06.16)

  • AirPort Software 1.2のファーム等を調べていて判ったことがあるのでレポートしておきます。

  • まず、ファームのバージョンですが現行がV3.60なのですが、1.2に付いているのはV3.64というバージョンになります。

  • 次にBase Stationのソフト(ファーム)を作成している会社が判りました。
    KarlNET, INC http://www.karlnet.com/ という会社でそちらの会社のプレスリリースを読んでみるとApple, Lucentと共同でAirPort BaseStation用のソフト開発を行っていることが出ていました。またこの会社はLucent社のWaveLANシリーズのAPのソフトも配給しているようです。


  • AirPort BS は KarlNET, INC がもともと持っている KarlBridge をベースにしてPPPダイアルアップの機能やNATの機能を追加したものとして開発したようです。KarlNET, INC の製品はもともとSNMPに対応しているので管理ユーティリティなどの開発は比較的容易であったと思われます(現にJava版もすぐ出てきた)。管理ユーティリティの開発はApple自身ではないかと(私は)思っていますが、このあたりはMacOS自体の管理機能にSNMPを導入済みなのでこちらも問題はなかったと思われます。

  • Software BaseStationに関しては Sustainable Softworks, Inc http://www.sustworks.com/の有名な IPNetRouter がベースとなっています。こちらはアイコンやリソース内のStringsとかになごりがあります。

  • ひさしぶりに耳にしましたがAirPort BaseStation は「ブルータ」という範疇に入るものなのですね。

  • AirPort Software 1.2のインストーラで書き変わるファイルのリストです。このほかにヘルプ関連のファイル類も1.2に対応した物に入れ代わります。

     Open Transport (ver2.6.2)
     Open Transport ASLM Modules (ver2.6.2)
     AirPort PC Card (ver1.2)
     AirPort AP Support (ver1.2)
     AirPort (ver1.2)
     AirPort Prefs
     AirPort Admin Utility (ver1.2)
     AirPort Setup Assistant (ver1.2)
     AirPort Control Strip (ver1.2)
     AirPort AP (ver1.2)
     AirPort Driver (ver1.2)
     Control Strip Extension (ver2.0.2)


    BaseStation関連は・・・

     AirPort Admin Utility (ver1.2)
     AirPort Admin Library (ver1.2)


    と本体のファームV3.64 (AirPort Base Station Software) が付いています。


Java版AirMac BaseStation管理ユーティリティ試用 (2000.06.15)

  • りんさんのAirPort Gate で紹介されていたJava版のAirMac BS管理ユーティリティを早速試用してみました。画像とかは夜にもアップしますがこれはすばらしいです。なにしろJavaですから大抵の環境で動かすことができるでしょう。

  • 今使ってみた限りでは純正版ができることはすべてできそうです。まだMac環境(MRJ2.2)でしか試していませんが、数日前に社内からJavaでSNMPを利用することが可能であるとのレポートをもらっていて、それならクロスプラットホームのBS管理ユーティリティが作成できるだろうと話していたのですが、すでに存在していたとは驚きです。

  • 当方のテスト環境はPBG3(Pizmo) MacOS 9.0.4 + MRJ2.2です。この環境は基本的にソフトウエアアップデートの機能でセットアップ可能でした。特に注意点はないでしょう。
    後は英文ページのの説明に従って「Configurator and manual (Stuffit archive) 」ともう一つ「Swing libraries (needed for Macintosh (see below)) 」をダウンロードします。


  • Swing libraries」内の「swingall.jar」と「mac.jar」はシステムフォルダの機能拡張の「MRJ Libraries」フォルダ内の「MRJClasses」フォルダに入れておきます。

  • AirportBaseStationConfigurator」を立ち上げて「Discover Devices」をクリックするとネットワーク上のBSを検索してくれます。しかし、純正版と違いあくまでBSの情報がでるだけなので、Device address(IPアドレス)を覚えておく必要があります。(もっともBase Station Discoveryウインドウは開いたままにできます)

  • IPアドレスは有線LAN側から複数のBSをセットする場合は必要ですが、無線側からやる場合はすでに接続済みのAirMac BSは大抵の場合(アクティブローミング環境やブリッジ環境でなければ)「10.0.1.1」ですのでそれを入れればいいでしょう。そして「Community name (Password)」と言うのはベースステーションパスワードのことです。なお、このパスワードはアクセス中は常に表示されてしまうので注意してください。

  • あとは、純正と大して違わないので問題はないでしょう。ただ一ケ所全然違うのはWEPのKEYをセットする部分です。純正ではパスフレーズを入力しますが、Java版では40bit KEYをHexで入力するタイプになっています。このことは私にとっては朗報ですが、一般的に言ってMac混在でセットアップする場合は注意が必要になるところです。Windows環境のクライアントはほとんどすべてがこの40bit KEY(Hex)を直に入力するタイプなので問題ないとは思いますが、Macクライアントではパスフレーズか5桁Ascii入力だけなのでパスフレーズから換算したKEYを入力するようにしないとMacだけ接続できないことになります。

  • Windowsや他の環境でセットアップに関してのレポートは後日になりますが、多少の見た目の違いはあるでしょうが操作できる項目は全く同じと考えていいと思います。

  • 追記:
    Windows98 SE(4.10.2222 A)上で全く同様に使用できることを確認いたしました設定の書き換えなどもばっちりでした。これならMacを一台も持っていない人にもAirMac BaseStationをセットアップすることができます。(なお本日は自宅につき上記テストはVirtual PC上で行っています。)

  • なお、Windowsの場合もSunのJava2 Runtime環境(ver 1.2.2_005)をダウンロードして使用しています。このへんも説明ページ通りにおこなっています。

  • ところで、このJavaアプリですが対応するBSはver 1.1です。1.2用もそのうち出るでしょうが、微妙に項目とかが違うので1.1のみに対して使用するようにしてください。


AirPort Software 1.2 がリリース・・・ですが (2000.06.15)

  • 2日ほど前に米国Appleからリリースされたようです。1.1であった問題が一応フィックスされているようです。信号のレベル表示が上がる(改善される)という報告もあるようです。

  • ただし、これを日本国内のAirMacに使用することはできるでしょうが、いけません。Apppleのソフト使用許諾の面からも国内の電波法の面からも二重に違反する可能性が高いので慎重対処しましょう。

  • 当Labでも実験したいのはやまやまなのですが、まずはドキュメントを端から読んでみることにしたいと思います。実験はAirMac版が出てからか(意外と早い時期に出てくると思うのですが)、米国支部(あるのか?)で行うか、電波暗室内で行えないかなど考えております。(単に時間もないのですが)

  • 全て実際に自分の手で実験するのがモットーの当Labとしては歯切れが悪い対応なのですが、ソフトウエアデベロッパ会社社員でもあり、電波行政当局とも歩いて3分の関係(?)ですので無茶はいたしません。現にAirMac-AirPortをフランス国内で起動すると軍に逮捕されるらしいですから電波物を侮ってはいけません。


AirMac BaseStationの互換性を飛躍的に上げるTips (2000.06.12)


SkyLINEに隠しKEY入力モード!AirStationとWEP接続可能に (2000.06.10)

  • (株)ditの飯嶋さんにSkyLINEとAirStationの非互換の件を報告したところ、再調査を行っていただきまして、SkyLINE Mac版のみに現在MELCOが採用している「5桁のASCII文字」によるパスワード方式に対応する入力方法があることを教えて頂きました。こちらでも追試・確認できましたので方法と関連Tipsを紹介します。


無線LANメーカー間相互互換テスト(テストは完了しました、執筆準備中)


各メーカー製品のTips等

過去のNews等

解説記事

  • ESS-ID
  • WEP
  • DHCP
  • WEP KEYの入力方式と互換性の関係
  • ケーブルモデムでの台数制限の仕組み
  • WEPがないといかに危険なのか


avisケーブルインターネットとの接続に関して

  • いまのところ上記リストの全製品がavisケーブルインターネットで使用できました。
    特にAppleのAirMac BaseStationは安定して接続ができています。

  • なおApple以外の製品はルータ機能を持たないため、接続可能台数が2〜3台に限定されます。

  • MELCO BAFFALOのAirStationにをavisケーブルインターネット向けにセットアップする場合「簡単セットアップユーティリティ」を使用しないでください。上手く設定できない場合があるほかAirStationをネットワーク的に困る設定に自動セットアップしてしまい他に迷惑がかかるおそれがあります。

    • まずAirStationをケーブルインターネットに接続して電源を入れておきます。
    • 次に無線LANカード側をセットアップして(この時点で実際にはPCはインターネットにつながるはずです)エアステーションユーティリティで検索をさせます。AirStationの名前が出たらすぐにIPアドレスをDHCPで取得するように設定してください。
    • AirStationがリセットしたら再度エアステーションユーティリティで検索をかけてください。リストにでた名前をダブルクリックしてより詳細な設定をすることができます。
    • もし間違って簡単セットアップユーティリティを使用してAirStationを設定してしまった場合は、ブラウザを用いて設定するさいに最初にIPアドレスの設定をDHCPを使用するように変更してください。

    無線LANカード経由でこれらの設定を行うのが困難だったり上手くいかない場合は有線 Ethernet経由で設定する方法があります。

    • PCとAirStationをケーブルモデムから切り離してハブかクロスケーブルでつなぎます。
    • PCのIPアドレスを「1.1.1.2」サブネットマスクを「255.255.255.0」にします。
    • ブラウザで「1.1.1.1」にアクセスするとAirStationの設定ができるようになります。

    なおAirStationをavisケーブルインターネットに接続した場合使用できるPCは無線・有線併せて2台になります。全装置の電源を入れるタイミングなどで3台使用できる場合もありますがその場合はAirStationの設定ができなくなります。

  • corega(コレガ社)のWireless LAN AP-11にはDHCPクライアント機能がありません。従ってavisケーブルインターネットに接続したままAP-11をセットアップすることはできませんので、必ずavisケーブルインターネットと切り離した状態でセットアップを行ってください。
    WEPを使用しない場合の設定はシリアルポートからでもできますがWEPの設定はブラウザから行う必要があります。

  • 他のCATVオペレータでは接続条件やセンター機器が違いますのでavisでつながるからと言って他でもつながる訳ではありません。それぞれのCATV局のネットワーク技術担当の方に問い合わせてください。

  • avisケーブルインターネットのユーザーはテクニカルサポートのフリーダイアルでサポートや相談に乗ってもらえるはずです。(無線LAN担当が在席していればですが)

avisケーブルインターネットに関して・・・

  • 長野ケーブルテレビINC(CATV会社)と(株)電算(ISP)が提供しているケーブルインターネットサービスです。エリアは主に長野市。

  • 使用ケーブルモデムはNEC製 CM5510T(およびCM5500T)でデフォルトで3台のEthernetデバイスを接続して同時使用できます。MACアドレスを自動学習するタイプですが4台目以降のMACアドレスは無視されモデムをリセットするまで始めの3台保持します。

  • ローカルルータの使用などに関して特に制約がありません。

  • プラーベートアドレスのみ提供です。DHCPのリースは72時間です。

  • 集合住宅でのインターネット契約に技術的制約が全くありません。CATVが見られている世帯であれば全戸ケーブルインターネット加入可能です。



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