接続互換性報告 (2000.08.04)(08.15, 08.18追記)(2001.04.06追記)(2001.11.14追記)
実機でテスト済みの物以外でも同一シリーズの製品であれば基本的に同じように動く
はずですが、当然保証できる物ではありません。もしシリーズ物で完全に動かない物
が出たら確認できる範囲で情報を更新しますが注意してください。
*1 BRL-01は2000年8/15現在avisケーブルインターネット上でもDHCPクライアントでIPアドレスの取得もでき、LANのデフォルトIPアドレスも192.168.1.1/24に変更された「avis対応バージョン」のavisフィールドでの対応確認を致しました。avisケーブルインターネット上ではこのバージョン(5.09.38p)以降をご使用ください。(ファームウエアはPlanexのホームページより必要事項を申し込んで入手してください。)
また市販バージョンに入っているファームウエアではかなり致命的なバグ(下記参照)がありますのでファームウエアは必ずアップデートする必要があります。ただし8/17以前配布のファーム(5.09.33p)ではavis ケーブルインターネットにはつながりません。必ず 5.09.38p 以降をお使いください。
*2 NetGenasis CATはまだ発売されていませんが(8/26発売開始予定)、テストの結果8/15最新のファームウエア(V3.211.01)以上にアップデートすることでaivsケーブルインターネットに対応することを確認済みです。これ以前のバージョンではDHCPクライアントでIPアドレスの取得ができません。ただしNetGenesis CATの場合はDHCPホスト名に45文字以上の名前を付けることで接続可能な状態になります。
#上記2機種のDHCPクライアントでIPアドレスが取れなかった現象はDHCPサーバがSun Soleris 2.6にSISE(Soleris Internet Server Extentions)を入れた物である場合発生します。これは該当機のDHCP Discover Messegeの長さが300バイト(UDPヘッダ上の表記で308バイト)以下であるためエラーと認識されサーバが無視するためと考えられています。RFC的にはSunの実装の方が正しいようですが現実には300バイトないクライアントも存在するので改訂要求は出ているようです。ただし、Soleris 8でもこの部分は同じままなようです。同様のDHCPサーバを使用している環境では間違いなく同じ症状が出ます。
BRL-01 ver5.09.35b(失敗する場合)のDiscover Packet
BRL-01 ver5.09.37p(成功する場合)のDiscover Packet
2001年8月時点ではg
7avisケーブルインターネット側のDHCPサーバはISC版に変更になっているようです。
*3 Prestige310は最新バージョンのファームだとWAN側からの特定のSNMPメッセージを受けるとフリーズするという現象が確認されています。avisケーブルインターネット特有の問題であり他では出ない可能性もありますがPrestigeのバグが改訂されるまでは、旧ファームに戻して使用するか、WAN側からのSNMPアクセスをブロックするIPフィルタを追加する必要があります。詳しい説明・設定方法などは下記をご覧ください。
Prestige310にSNMP Filterを設定する方法
なおPrestige314ではこの現象は起きません。
無線LAN用にも使えるPrestige316やFireWireモデルのZyWall10も問題無く使えます。
PrestigeシリーズはRTSPをルータ内部にちゃんと中継してくれます。つまりQuickTimeやRealVideoをHTTP越しでなく使えるということです。
*4SMC7004BRは動作検証を行っていますが、4/6現在DHCPクライアントでavisケーブルインターネットからIPアドレスを取得することができません。いつもの300バイト問題なのでメーカーにフィードバックして改修待ちです。
※変SMC7004BRは更になった物が未だに送られて来ません(2001/11/14)。直したのか放置されているのか不明なので非対応のままにしておきます。avisケーブルインターネット上での使用目的で購入する場合は注意してください。
- Planex bRoadLanner BRL-01に関して補足しておきますと、
一応現時点で店頭に出ているファーム(5.09.23p)ではavisケーブルインターネットでは全く動作しませんし、かなり問題のあるバグとデフォルトの仕様上avisではかなり困る仕様になっているため使用できません。どこが問題なのか(だったか)を記しておきます。なお8/17公開済みのファーム 5.09.38p ではこれらの問題は解決済みです。
- DHCPクライアントでIPアドレスが取れません。
>詳細は上記の通りですがこの問題は対策が用意されました(8/15時点未公開 5.09.37p)。
- WAN側にクラスAまたはクラスBのアドレスを使用すると、宛先が192.168.xx.xx のパケットはNATされずにLAN側のIPアドレスを持ったままWAN側に送出されます。結果的にそれらのサブネットとは通信ができませんでした。
>これは既にWEBに公開済みのファーム 5.09.33 にて対策済みです。
avisケーブルインターネットの場合各戸に割り振られるのはクラスA(ただし可変長11bitマスク)のIPアドレスですがDHCPやDNS、キャッシュ、 Socks5などはL3 SWを介してクラスCのIPアドレスを持っていますので、このバグに思いっきり適合してしまいます。同様のアドレス構造を持った他のISPでも出るはずです。これはファームをアップデートすれば直ります。
- WAN側をDHCPクライアントにしていると起動時にRIPメッセージがなんとLAN側のIPアドレスで出てしまいます。またRIPのオンオフの機能は存在しないのでこれを阻止する方法がありません。
パケットの例
>未公開ですが改訂版のファーム(5.09.35b)以降でバグフィックスされています。
>RIPオンオフの機能を追加した更に新しいファームが公開されています(5.09.38p)。
- デフォルトのLAN側のIPアドレスが 192.168.10.10/24 なのですが、これはavisケーブルインターネットの内部で使用しているサブネットとだぶっています。そのため現在店頭出荷されているバージョンでは例えIPアドレスを手入力で与えたとしてもDNSサーバなどにアクセス不能なので正しく動きません。速攻でIPアドレスを変えるしか無いです(ただしその他上記の問題で全く動かないので意味がないが・・)。
>最も新しいファーム(8/17公開 5.09.38p)ではデフォルトのIPアドレスは 192.168.1.1/24 に変更になりました。フィールドテストでも良好です。
>このファームの配布はPlanexホームページより申し込んで入手する必要があります。これを使用すれば bRoadLanner BRL-01はavisケーブルインターネットに完全対応となります。
- なお、今回の件ではPlanex Communications社とかなり迅速にデータ収集>解析>バグフィックスと言う連携プレイができました。またモデムのメーカーであるNECケーブルメディアとももともと密に情報交換を行っていますので思ったより早く問題が解決できました。これは当ラボの仕事でもありましたが本業側の仕事として行いました。
- 一連の試験で得られたデータや情報は全て各メーカーにフィードバックしていますので、同じNEC製ケーブルモデムを使用しているサイトでも恩恵にあずかれるかと思います。
- WORLD AXLE社の「マイクロFireWallパーソナルII」が届きました。そのまま動きます。
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