色遊びコマ
日本グッド・トイ受賞(2000年)
そして文部省認定により全国の6割の小学校3年生の
教科書に掲載されたり、平成教育委員会など
数多くのメディアで紹介されています。
サイズ | 直径80mm |
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材料 | 軸ブナ 円盤シナ合板 |
塗装 | なし ※柄は紙に印刷したものです。 |
古くて新しいおもちゃ 色遊び独楽を回してみよう!
この独楽は形とデザインに工夫が凝らされていて、誰でも簡単に回すことができ、楽しい色遊びが体験できます。
赤と青の独楽は色がとけあって紫のグラデーションがうかびあがり、風独楽はゆっくりと回すと風がそよそよ吹いているように見え、強く回すとつむじ風になります。カラフルな三カ月独楽は無彩色となり、白黒の独楽は目の錯覚によりうっすらと虹のような色が見えることがあります。そして回転中の独楽に顔を近づけて瞬きをくりかえすと、混じりあった色が分解されて見えたり絵が立体的に飛び出して見える独楽もあります。
さあ、あなたのお気に入りの独楽はどれですか? たくさんの色の不思議を発見して下さい。
年長さんの女の子 もう独楽回しもお手のもの
1歳半の男の子 まだまだ一人では回せません。ママに「独楽を回して」と身振りでせがんでいました。
ハーフの女の子 うまく回せたかな?
BSフジテレビキッズ「モノコト駄菓子屋」に色遊びコマとともに出演しました。2008年7月
ここのページにいくと独楽を回せるよ!!
回転する風独楽(左)とダイアモンド(右)
お気に入りの独楽をカゴにでも入れて、テーブルの上に置いておくのはどうでしょう。
ホッと一息、お茶を飲みながら。
お客様にお待ちいただく少しの間。
独楽を回してちょっと息抜きしませんか。懐かしい子ども時代に戻れるはず。
主観色についての科学的見解 (なぜ白黒の独楽が回転すると色が見えるのか?)
独楽を回すとその模様や色が混ざって別の色に見えます。それを色彩の世界では 「継時加法混色」といい、白と黒の独楽は照明や回転速度によっては一人一人違う色が見えるので「主観色」と言います。(カラーコーディネート講座より)
目には明るさを感じる細胞と色を感じる細胞が(モザイクのように)隣り合っている。白黒が激しく変化すると明暗を感じる細胞が強く反応する。これに隣り合った色の細胞がこの刺激に引きずられて反応してしまい色が見えてしまうのではないか‥‥というのは10年前までの定説。
現在の科学では、色の知覚には脳が非常に深く関わっていて、網膜の上の細胞(錐体)の働きだけでは説明できない(少なくとも人間は網膜だけで色を感じているのではなく)脳の中で人間が色を感じる仕組みのどこかをベンハム(白黒)のコマはうまくだましてしまうので色が見えるらしい‥‥というのがここ10年くらいの間に解ってきたことです。
平成教育委員会の理科の時間に発色独楽の見え方が出題されました。
当店の 《 色遊び独楽 》 の中の「発色独楽」が出演しました。\(^o^)/
今日はその放送をおさらいしたいと思います。
まず、例題として、当店の「発色コマ」が登場し、「この白地に黒い模様のコマを回すと、どのように見えるか答えなさい」
というものでした。
小学生の正答率は5%
スタジオでも答えられる方はいませんでした。
その正解は
「渦巻きの部分にいろんな色が見える」
では実際にスタジオで回してもらいましょう!
ということで、コマ回し名人が巨大に作った発色コマを回すと・・・・・
スタジオにいる生徒役のみなさんも、
「わっ!黄土色に見える」
「緑のふちが見える」
と不思議がっていましたが、そうなんです。
この色の見え方には個人差があり、誰でも同じように見えるわけではないんです。
脳が判断する錯覚によって、色を感じるので、個人差があり、人によって見え方が違ってくるんです。
そこで、『よくわかる解説!』
なんですが、実は、ここでも 「定説では・・・」と説明されていたように、実はその完全な解明はされていないんですよね。
今の所の定説では、人間の目は入ってきた光を赤・緑・青に分解して色を認識します。それぞれの色によって認識するまでのスピードに差があり、緑や青に比べ赤は若干遅く認識されます。
赤や青をはじめとするすべての色が含まれている白いものを見ると、まず緑や青の信号が脳に伝わり、少し遅れて赤を感じてから白を認識します。
その光が急になくなって黒になると、緑や青の信号がなくなり、少し遅れて赤の信号がなくなり、黒を感じます。
白と黒の刺激を交互に受け続けることで、この時間の差を脳が錯覚して、色を感じてしまうのだろうということです。
どうですか?なかなか「???」で難しい説明ですが、その不思議な体験は簡単にできます。
目の錯覚によっておこるこの不思議な体験をみなさんもしてみませんか?
他のコマもどれも「わっ回すとこんな色になるんだぁ」と驚いたりできますよ。
- 相模原市立博物館で春季企画 なるほど?!?サイエンス
- 日本色彩学会で銀河工房の色遊び独楽が取り上げられました。(2001年)
- 「チルチンびと」で色遊び独楽が紹介されました。特集‥‥子供を科学する(2004.12)
- スカイパーフェクトテレビで色遊び独楽が紹介されました。果たして白黒デザインの発色独楽が回っている時、色が浮かんで見えたのがご確認頂けましたでしょうか?(2003年8月18日/20日/22日/31日 キッズステーション「アミーゴ情報局」にて)
- 沖縄こども未来館で電動式色遊び独楽が展示される。(2004年 春)
- 色遊び独楽(独楽大図鑑)それぞれの独楽が回転しているところを、動画で見ることができます。(他にも日本のコマ世界のコマなど、大橋栄二さんの独楽コレクションが数多く紹介されています。)
- 三越のCMで色遊び独楽がつかわれれました。(軽井沢ビネット)
- 旅の手帖で色遊び独楽が紹介されました。特別編集情報版(2002.12)
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ダイアモンド
単純な幾何学模様の組み合わせですが、ちいさなグラディーションがいくつも見えとても美しく、人気独楽のひとつです。
発色独楽
昔々まだテレビが白黒であった時代、NHKの教育放送である実験が行われました。白黒の模様の円盤を電気じかけで回転させるとうっすらと虹のように淡く美しい色が見えるのですが、果たして白黒テレビを見ている人はその色をキャッチできるだろうか‥‥というものでした。
ゆび独楽
映像で伝えたいほど綺麗で繊細な模様が見える独楽です。じっと見つめれば目から栄養が入り込むようです。
虹独楽
回転すると虹の色がうっすらと浮き上がって見えます。さわさわと優しい感じの独楽です。
三日月独楽
色の三原色をそれぞれまぜあわせて配色してあるため、独楽を回転させると色がまざりあいモノクロのグラディーションがうかびあがる。また蛍光灯に照らされると銀色に見えることもある。
ブルーチェッカー
これ好き!と言う方がいます。きれいだねとじっと見つめてしまいます。淡い虹色を目で追います。 独楽の回転が止まりそうになるほんのひととき、それまで溶け合っていた青と白の色が分離されて、目にやさしい何かの信号のようなリズムで、かすかに分解写真のように見えることがあります。
風独楽
よく見ると風という文字が独楽の表面にデザインされている。回転させると青いうずまきが動いて見えます。 もちろん独楽の右回りと左回りでも印象が変わのですが、ゆっくり回せばそよ風。速く回せばつむじ風といったところでしょうか。
プリズム
このデザインはプルトニウムのマークを虹を見るためのプリズムに変化させたものです。回転させると独楽いっぱいに虹色がひろがります。人気独楽のひとつ。
海独楽
よく見ると海という文字が独楽の表面にデザインされています。その独楽を回転させると緑のうずまきが動いて見えてきます。うずは鳴門海峡のイメージです。
うずまき独楽
ぐるぐるまわるうずまきにおもわず目を吸いよせられてしまう。日々の生活のなかで自然現象のもたらす模様の美しさに関心することがあります。人参の切り口、材木の輪切り面などごくあたりまえなんだけどフッと見入ってしまうような模様があります。そのような自然界に現れている宇宙のしくみを構成する模様のひとつにうずまきの世界があるのですね。
プロフィール
女性の横顔が回転すると、少しずつ濃度の異なるグレーの階層の輪になります。 シンプルでとてもきれいな独楽です。
むらさき独楽
青と赤の色が解け合うことによって美しいむらさきのグラディーションが浮かびあがる。さわやかで美しい独楽です。
沖縄子供未来館に色遊びコマのデザインが使われました。 |
このコマは娘と一緒に遊びながら3日間で、50パターンアイデアを出しバランスよい組み合わせとして12種類に絞り込んだものです。以前、国の事業として沖縄子供未来館に電動式に回転するコーナーを作る企画があり、銀河工房のコマをヒントに多くのデザイナーに新しく図案を発注されたのですが、最終選考に残ったのは、ほとんど銀河工房の開発したデザインだけでした。一流とされるデザイナーもあの時のインスピレーションには及ばないようでした。他にも多数のコマーシャルに使われたり、北野武さんの番組に登場したり、国立博物館に納めるなどずいぶん活躍してくれました。現在はコマのデザインが進化し芸大生のための教育プログラムが生まれています。ワークショップも受け付けています。おもちゃデザイナー 小林 |
女優越智静香さんが持っているのは、指独楽です。
モノコト駄菓子屋が本になりました。↑クリック↑
------ 東京おもちゃ美術館にて ------
● 銀河工房の願い
素材、技術、デザイン、塗装など、ひとつの作品が生れるには着想から製作、完成となるまで様々な行程があり、思いが込められています。それらの作品のいくつかが工房の日常のこまごまとした出来事を乗り越えて今日まで作り続けられています。こうした小さな歴史が子供達の手に触れられ、受け継がれていくよう願っています。