おもちゃは、世代も国境も越える
遊び道具であるおもちゃは、言語や世代の壁を越えて親しまれる生活道具です。遊びには、人と人の心をつなぐ力があります。
子どもにとって、同年代の友だちと遊ぶことはもちろん、両親や周りの大人たちに遊んでもらうことも、心の栄養になります。おもちゃはその遊びを支え、心をつなぐ媒体になるのです。
木と、遊びの未来へ。
子どもから大人へ、つくり手から使い手へ。
木のおもちゃを通して伝えたい、私たちの思いです。
遊び道具であるおもちゃは、言語や世代の壁を越えて親しまれる生活道具です。遊びには、人と人の心をつなぐ力があります。
子どもにとって、同年代の友だちと遊ぶことはもちろん、両親や周りの大人たちに遊んでもらうことも、心の栄養になります。おもちゃはその遊びを支え、心をつなぐ媒体になるのです。
大きな音を出したり、ぴかぴか光ったりして、子どもの関心を引くおもちゃは、忙しいお父さんやお母さんにとって、子育てを助けてくれる存在でしょう。
私たちが作る木のおもちゃは、そうした意味では刺激の少ないものです。楽しむためには、自分から動かしたり、触れたりする「働きかけ」が大切になります。
その働きかけの中に、会話が生まれます。人とのやり取りを豊かにしてくれるおもちゃは、一見、とても無口なものなのです。
3歳くらいになると、自分から何かを作り、遊んでいる姿を目にすることがあります。積み木遊びは、その代表的なものです。積み上げては壊し、また作る。その繰り返しに、おもちゃ遊びの大切さがあると思います。
子どもは、上手に作ろうとするよりも、思いつくままに手を動かしているのかもしれません。大人は完成形を意識しがちですが、子どもは無心に木片と向き合えます。
その自由な遊びの中に、創造する楽しさの芽があると、私たちは考えています。遊びの世界に入り込んでいる子どもたちを、ゆったりと見守りたいものです。
おもちゃは、一緒に遊ぶ人がいることで、その力をより豊かに発揮します。楽しみを生み、人と人のつながりを育む、コミュニケーションの道具です。
また、子どもの視点を教えてくれる生活道具でもあり、気分転換にも役立ちます。
おもちゃを介して子どもと向き合い、楽しいひとときを共有することが、将来にわたる親子の信頼につながっていくと、私たちは考えています。
木の感触は、時間がたつほど味わいを増していきます。おもちゃギャラリーには10年以上前のおもちゃもありますが、なんともよい飴色になっています。
子どもの頃を共に過ごした玩具が大切に残され、次の世代の子どもたちにも愛され続ける。そんな時間のつながりは、素敵ですね。
子どもの成長に伴って、遊び方や楽しむおもちゃも変わっていきます。長く遊べるおもちゃにも、その子にとって特に楽しい「旬」の時期があるものです。
木のおもちゃは、日光や手に触れる時間を重ねることで、色やつやが変化します。その変化が、「一つしかない」おもちゃの味わいとなり、愛着につながります。
飴色につやの出たおもちゃを囲んで、親子の共通の思い出や、さまざまなエピソードが語られることでしょう。
形への関心が広がる幼児期に、パズルは形や向きを見比べて楽しめる遊びです。平面のパズルとともに、立体の動物パズルにも挑戦してみましょう。
立体パズルでは、平面の形に加えて、厚みや向きも考えます。それぞれのパーツに裏表があることも特長です。平面と立体の両方で遊ぶと、子どもがどのように形を捉えているのか、その変化を感じられます。
銀河工房の立体動物パズルは、小さな動物を組み合わせて、大きな動物を作ります。似た曲線の中からぴったり収まる形を探す時間には、観察する楽しさや、想像する楽しさがあります。
しっかり組み上げると、横に倒さない限り、どこを持っても崩れないことも、この立体動物パズルの特長です。
「たかがおもちゃ、されどおもちゃ」。遊びだからこその気楽さや、「楽しんでみよう」という気分が、家族の会話のきっかけになることがあります。
忙しく、心にゆとりがないときは、子どもに「遊ぼう」と言われても、その気になれないこともあるでしょう。
でも、ふと時間が空いたり、少し時間を作ったりして一緒に遊ぶと、子どもとの心の距離がぐっと近づくように感じます。親子の「おもちゃの時間」は、心の栄養をもらうひとときなのです。
お父さんやお母さんと遊ぶと、子どもは喜びます。でも、大人が童心に返って遊ぶには、意外とエネルギーが必要です。
そんなとき、「えっ、こんな形もできるの?」という驚きが、大人の遊び心を後押ししてくれることがあります。
飾っておいても美しく、遊べば親子でわくわくする体験を分かち合える。それが、生活道具としてのおもちゃの力だと思います。
おもちゃは、子どもに与えておくだけのものではなく、共に楽しむための道具です。お父さんも、お母さんも、周りの大人たちも、それぞれの遊び心で参加してみてください。
車のおもちゃは、子どもが初めて出会う玩具の一つでしょう。ここで、あらためておもちゃの原点を考えてみます。
おもちゃは、人とのやり取りを豊かにする生活道具でもあります。「きりんさんがお父さんの背中を登っているよ」と話しながら、お互いの背中でころころと転がしてみてください。
大人はマッサージのように心地よく、子どもはくすぐったく感じるかもしれません。ご家庭ごとの楽しみ方を見つけてください。
子ども時代には、遊びが暮らしの中心にあります。特に就学前の時期には、想像力を働かせて、のびのびと遊ぶ時間を大切にしたいものです。
そして、大人になっても、年齢を重ねても、遊びを楽しむ心を持ち続けていたいと、私たちは思っています。
恥ずかしがらずに、替え歌などを歌いながら遊んでみてください。周りの方も、一緒に歌ってあげてください。
聞いていた赤ちゃんが、いつかまねをしてくれる。その日を楽しみに、日々の小さなやり取りを重ねていきましょう。
身近な大人だからこそ分かち合える時間があります。暮らしの中の、そんな小さなひとこまを大切にしたいものです。
少しでも楽しく子育てをしたい。そんな願いから生まれたおもちゃです。
子育ては、本当に大きな仕事。おもちゃが子どもにとってはもちろん、ご家族にとっても、少しでも暮らしの潤いになってくれることを願っています。
小さな子どもにとっては、何でもおもちゃになります。新聞紙や、捨てる予定の箱も、遊びのきっかけになりますね。
そこから生まれる遊びは、暮らしに潤いと、人とのやり取りをもたらしてくれます。物があふれる今だからこそ、おもちゃを意識して使いたい生活道具と考えています。
語りかけやスキンシップを、そして笑顔を。お子さんの足の長さを測るような日常のひとこまにも、楽しいやり取りを添えてみてください。
子どもが幼い頃には、シンプルで、遊び方を工夫できるおもちゃをそばに置きたいものです。
繰り返しを楽しめること。子ども自身が遊びを広げられる余地があること。そして、美しさも備えていること。私たちは、そんな生活道具としてのおもちゃを大切にしています。
大人が考えて選び、子どもの成長とじっくり付き合っていく。ロングセラーのおもちゃには、そのための工夫がたくさん含まれています。
私たちは、たくさんの物に囲まれて暮らしています。その中で、長く大切にしたいと思う木のおもちゃに出会えたら、素敵なことだと思います。
大人になっても、子どもの心を忘れない。そんな魅力を持つおもちゃ作りを目指しています。
なぜか愛着が湧き、手元に置いておきたくなる。捨てられない。そんな気持ちにさせる魅力は、どこから来るのでしょうか。
しっかりした作りと、手仕事のためでしょうか。出来上がったおもちゃには、何かがこもっているように感じます。
ある方から、こんなメッセージをいただきました。
「あるとき急に遊びが変わったんですよ。自分たちで組み立て方を変えたり、お話を作ったり……。木のおもちゃは時間がたっても古くならないからいいですね。味が出てくる……」
春を待つ里山の工房からは、今日もトンカタ、ジーと、工具の鳴る音が響いています。銀河工房から生まれたおもちゃが、一人でも多くの子どもたちの手に届くことを願って。
銀河工房の願い
子どもと、大人と。今と、これからと。
木のおもちゃを囲む時間が、心に残るひとときになりますように。
銀河工房へのお問い合わせ