こんにちは

店長 小林 茂

木のおもちゃの良さとは‥‥

1 ロングセラーとしての木のおもちゃ

木のおもちゃというのはベストセラーというより、ロングセラーのおもちゃなんです。 二つの意味があると思うんですが、まず、長もちする 「大切にする」ということでしょうか。 おじいちゃん、おとうさんがあそんだおもちゃをその子どもがつかっていたり、またきょう買っていったおもちゃを二代目3代目が使っていくことになると思うんです。 お客さまもよくそう言われるんですが「何となく愛着があって捨てられない」 そんな何かがあるようですね。     

もうひとつは普遍性ですか、そういってしまうと かっこいいんですが、まあ、静かなブームといいますか、たとえばこの六輪車なんかは、ぼくがこの仕事を始めたころから ですから38年程前からずっと作っているんですが お客さまの反応からもいまでも新鮮さを失っていない作品ではないかと自負しているんです。

2 エネルギー源としてのふれあい

手仕事ですからね、得にここの工房ですと作り手から 使い手へと顔の見える関係がいいですね。 ワークショップのコマの手作りなんかも体験していただくと よくお分かりになると思うんですが 自分の手と時間をかけてつくると 愛着が増しますよね。 僕自身もおなじです。まためったにないんですが 長く使ってくれて破損してしまったので修理してくれないか なんて言う方もいてこちらとしては大事につかってもらって ほんとにうれしいですよね。また何年か前にいらした方々がまた訪ねて下さったり そんなみなさんとのつながりがこうした仕事を 続けていくエネルギーになっています。

3 素材としての良さと癒しの効果

木のおもちゃの良さについてですか、そうですね 大人にとってと子供にとってで 少し違うような気がしています。 おもちゃというとふつうは 子ども対象であるんですが、 ここからうまれる作品は「おもちゃ」といっても 子ども向けだけのものではないんです。 たとえばこれは(と六車をみせる) 歩きはじめからのお子さんむけのおもちゃです。 幼い子供の手に触れるものはなるべく自然のなかに ある素材がいいんですよ。 与える親御さんの御考えによりますが、 遊び方の決まっていない 子どもにゆだねる部分のあるものがふさわしいですね。 そういった素材としての良さと素朴さが木のおもちゃには あると思うんです。 しかし銀河工房のおもちゃについて いえば作家の方向性で、こうした工芸品も 数多く出来上がっていまして こちらのほうは大人のかたに喜んでいただいています。 みなさんこうした玩具に触れることで 子ども時代に還るというかノスタルジーを感じられる様です。 いま、あそびを失っている大人が多いんじゃないでしょうか。 ぼくなんかは遊び過ぎているといつも女房に世話を焼かれている方ですが、 そうしたあそびこころに共感してくれる 大人のかたがたに 作品をとうして出会えることが ほんと、楽しいんです。

プロフィール

こばやし しげる

長野県生まれ。子供のころよりゲームを考えることが大好きで、学校新聞にパズルを発表。
1971年 青年期グラフィックデザインを学ぶ。望月 積氏に師事。
1975年 工芸デザイナーを経験、木工品の製作に関わる。
1983年 おもちゃづくりに没入 銀河工房を開く。 企業の商品開発や商業印刷物への素材提供などの活動を続けながら、各地で個展を開催。
1984年 雑誌《ウッディ専科》に“世界の玩具作家を訪ねて‥”と“木のおもちゃ工作教室”を連載。
1996年 長野県上田市野倉にギャラリーを開く。約 1,000点のオリジナル玩具を展示。
1997年〜2022年、日本グッド・トイ委員会より作品の認定を受ける。著書 『手作りの木のおもちゃ』(婦人生活社) その他 連載多数

趣味:旅行・読書・音楽・映画・将棋・乗馬・スイミング
好きな食べ物:石焼きビビンバ・パスタ・雑穀パン
嫌いなこと:人の悪口を聞かされること
好きなアーティスト:Robert mirabal・Scotty wright
血液型:A型
星座:山羊座

おもちゃ作りを始めて38年になります。
どうぞよろしくお願いします。

店長へのメール g-k-toysあっとavis.ne.jp


店長とその友人

店長(左から二人目)と友人たち(デンバーにて)

店長とその友人

店長(左)右はtei kobayasi(N Yにて)

乗馬

ネイティブアメリカンの音楽家Mr.Robert mirabal(タオスにて)



お気に入りの夕日

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心はいつも南国気分

心はいつも南国気分