「かせんがよめる」第3部(例1)

(第3部第1頁の例)


次の例は、ヘ音譜表の下の加線の音を学習する第3部第1頁の例です。第3部は、加線の音を含んだ8小節の短い曲をたくさん読んで弾く、実践的な勉強の場です。

ピアノの上で弾くように書かれていますが、このテキストは加線の勉強のためのテキストですので、弾くことの難しさを極力なくしてあります。そのため、すべての曲は、5本の指を置いたままの位置で弾けるように書かれています。また、両手奏はなく片手だけで弾くように書かれていますが、右手左手と交互にメロディーをひくことで、フレーズの呼応を感じて弾けるようになっています。

また、最初のフレーズが加線の位置のメロディーを扱うと、それに続くフレーズは五線の間におかれたメロディーを弾きます。それにより、生徒は加線の位置の譜読みから、別のポジションの譜読みに頭を切り替えられて、再び加線の位置の譜読みをすることになります。このようにして、加線を読む実践的な力を養っていきます。

このページは第3部の第1頁ですので、加線の音はリズムも加線の譜読みも、簡単課題になっていますが、頁を追うごとに少しずつ難しい課題に挑戦します。(第3部第6頁のサンプル楽譜



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