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関連のリンク及びコメント

[ 目次 | G3カードとフレームの接触状況 ]

絶縁・削り関連リンク
12/7 更新
 

    アップルコンピュータの正規サービスプロバイダ関連の情報です。(12/6追記)

  • アップル正規サービスプロバイダー
    http://svc.apple.co.jp/provider/index.html

  • アップルが修理サービス専門の代理店として契約いるのは以下の5社のことです。

    これ以外は「正規販売代理店」になるのですが、これには

    • 正規販売代理店販売拠点
    • AppleCenter(アップルセンター)
    • MacMasters(アップルコンピュータ正規認定店)
    • Apple Publishing Partner(DTP関連の総合サポート可能なMacMasters)

    があります。

  • 「サービスプロバイダー」以外の「正規販売代理店」では直接修理は行わず(行えず)修理依頼の受付窓口をし「サービスプロバイダー」に廻すのが普通です。ただしメモリの取り付けや拡張カードの組み込みなど正規パーツを使って組み付ける場合はその限りではありません。また、「サービスプロバイダー」では販売は行いません。
  • なおQuick Grageは日本NCRが提供する対面修理サービスカウンタのことで、その場で点検・修理が受けられます。


    POWERBOOK NEWSの飯嶋さんがこの件でNewer Technology社のスタッフの方に取材を行ったそうです。レポートは先週末のMacintosh WIREのコラムとして発表されました。多少のタイムラグを経てPOWERBOOK NEWSの方にも掲載されるでしょう。(12/6追記)
    POWERBOOK NEWSにコラムが転載されました。(12/7追記)

  • POWERBOOK NEWS(関連ニュースが続いています)(12/11追記)
    http://www.powerbook.org/army/japan.html

    コラムはアーカイブの方に移動しています。(12/11追記)
    http://www.powerbook.org/army/news/newsj9812a.html
  • Newer Technology社(注:まだ公式発表は無いようです)(12/6追記)
    http://www.newertech.com/
  • Macintosh WIRE(注:メールマガジンの申し込みページだけです)
    http://tiger.softbank.co.jp/mac-wire/

    POWERBOOK NEWSのコラムの内容を要約すると、Newer Technologyのスタッフの方との話しをした際に

  1. Newer Technologyでも一部部品(注:C1チップのことであろう)がフレームとショートするのが原因と把握している。
  2. 設計・試作の段階ではクリアランスは十分確保している。
  3. 通常の使用で接触する事は考えられない。
  4. ユーザーがシリコーンパッドを貼り付けることは予想外だった。
  5. シリコーンパッドは正確な厚みの物を使用する必要がある。
  6. チップの取り付け誤差、組立時の締め具合等の複合要因が原因。
  7. 現在の出荷品は絶縁テープを貼り付けている。
  8. 増産の機会にはレイアウト変更も検討する。

    といった事がNewer Technologyのスタッフの方の見解として聞けたそうです。(注:Newer Technology社としての公式見解ではない)
    また、

  9. 斉藤玲さんの絶縁テープ貼り付け法にNewer担当者もお墨付きを与えた。
  10. 自己解体すると保証対象外になる。
  11. シリコーンパッドの貼り付けもハードの改変にあたる。
  12. 絶縁テープの貼り付けでもユーザー自身が行うとApple、Newer共に保証が切れる可能性がある。

    飯嶋さんはサービスプロバイダで作業をしてもらっている。

    と言う飯嶋さんの見解もプラスされています。

  • 以下は私の雑感です。

  • Newer Technologyの設計段階では問題が無かったが、ユーザーがイレギュラーな使い方をした為、クリアランスが無くなった。と言うことだと読めるのですが、釈然としない部分が残ります。
  • 写真を見てもらえば一目瞭然ですが、全くCPU側から全く圧力が加わっていない状態で、これだけ接近しています。

  • この時点で既にアウトですからシリコーンパッド云々はまず関係ないと言えるでしょう。現実にNewer Technologyの現行バージョンで絶縁処理をしている事をみれば十分です。ノーマルの状態で十分危険なのです。
  • それにキーボード裏の部品に貼ったシリコーンパッドは、メインロジックボードに下向きの応力を発生させるため、コネクタで繋がっているCPUドーターカードも下向きに力が加わります。すなわち上の写真でも下向きにカードが押されますから、話が逆です。
  • 問題になるとしたらCPUチップとヒートブロックの間に入れた追加のシリコーンパッドの方だと思います。こちらは確かにCPUドーターカードに上向きの応力を発生させます。すなわち上の写真でも上向きにカードが押されます。


    私の行った「削り」による対策の解説です。これは現時点では誰が行ってもアップルの保証を放棄することになります。材料費もかからずほぼ問題を根絶できると考えられますが、保証が切れるので一部「廃人さん」向けの情報です。

  • 「削り」による対策例
    開けたらちょっと接触痕が。恐いから自分でフレームを切除派。
    http://www.avis.ne.jp/~meteor/html/frame-scrape.html



    また、自己バラシを行う方は出来るだけ写真を撮って、簡単でいいのでレポートページを作って頂けたらと思います。

    接写が上手くいかない場合は虫眼鏡や老眼鏡(遠近両用はダメだが)などをレンズ前にかざすと何とかなります。私は時計修理用の「キズミ(傷見)」をテープで貼り付けて使いました。周辺が蹴られますが後でトリミングしています。ストロボを使うと綺麗に写らないので通常の照明を明るめにして写しています。


    秋葉原のショップAmuletでの対策が「絶縁テープ」方式に切り替わるようです。詳細はショップのWebページ等で確認をしてください。(12/11改訂)

  • Amulet
    http://www.amuletcom.co.jp/


    しかし、Newerからはまだ公式発表がないですね。

  • どのみち対策は施さないと恐すぎますので何らかの対応をする必要はあると思うのですが、責任問題(こういう問題は時間がかかりますから速攻でどうにかなることはあり得ません)とかではなく危険があるのを認知したのなら速攻でユーザーに対して情報を開示してもらいたいものです。

  • 「危険を確認出来ていないから安全」と言うスタンスでは困る訳で「危険の可能性」についても情報を開示していってもらいたいです。ここは一つ企業の危機管理能力が試されていると思ってがんばってもらいたいです。

  • もちろん法務部的立場から言えば「自社の責任の範囲が明確でない時点では、この種の問題を積極的に宣伝すべきでない」と言うのも良くわかります。

  • でも少なくともAppleの側の問題ではないのは明確なのですから、早めに手を打っておいたほうがいいです。このままだと某後発のI社の売り上げに貢献するだけですから。


    結局Newer Tecnolgy本体からは公式なコメントは出ない感じになってしまいましたね。(12/22追記)

  • そのかわり「NCRが」とか「日本IBMが」とか「TecsysCが」と言った現場に近い(IBMは違うが・・・)ところで対応の問い合わせに答えているようで、絶縁シールが出回る形で実質的な問題は解決されて来ているようです。

  • ただ、どこも公式なコメントを出したくないようで「〜にて〜で対応致します。費用は〜」と言った情報は皆無です。

  • もちろん個別に問い合わせたりすれば何らかの情報か対応が得られるようなのですが、当初期待していたような形では実現しませんでしたね。

  • 情報も口コミに頼っている状態で「伝聞」情報ばかりなので確実なのは「購入した販売店に直接お問い合せ頂くかNCRでご相談ください」ということしか言えません。特に壊れてしまった場合の費用問題は個別に交渉するしか方法が無いです。

  • とか言っている間にINTERWAREのボードが出荷されてその性能の高さに皆の関心は移りつつあるようですね。こちらは接触の問題も無いようで320MHz版は温度の問題も非常に良好なということですし、Newerの教訓が活かされて取り付けマニュアルも非常にしっかりしているようです。


    INTERWAREのBOOSTER PB2400 G3 240/320ですが、まもなく発売と言うこともあってかなり情報が出てきてますね。(12/15追記)

  • BOOSTER PB2400 G3 240/320
    http://www.iijnet.or.jp/Interware/products/BoosterPB24.html

  • 特に接触の件に関して公式な記述はないですが大丈夫なのでしょう。

  • 基盤のアップの写真がメーカーのWebにありますが、肝心な裏面の写真がないので肝心な事がわかりません。ただ使っているチップパーツが一回り小さい感じなのでその面からも大丈夫のような気もします。

  • Macintosh Wireでロードテストとかしているようなのですが、この辺の情報もチェックして頂きたいですね。

  • 出ました!接触問題は大丈夫なようです。水谷さんのところで裏面の写真が見られます。(12/22追記)
    http://www.powerbook.org/2400/hard/Interware/320.html

おまけ  
  • うちでやっているTrackPad Spacerですがちょっと気になったので柱の下の構造とかに注意してみました。するとこの辺りはバッテリ用の囲いがガッチリ組まれていてちょうど梁が通っているし、メインロジックボードのネジ止めが集中している場所でもあるので、剛性は全く問題なさそうです。
  • ここにトラックパッドからの圧力がもし加わってもCPUドーターボードには伝わらないようです。また伝わったとしても下向き(チップとフレームを話す方向)です。 (12/6追記)
  • もちろんこれも「改造」です。すぐ元に戻せるからと言ってトラブッてから元に戻して黙ってNCRに持ち込むとかしないように。お金も問題だけでなくトラブルの原因を探ることを困難にしてしまいます。(12/6追記)

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