山内@東京大学さんへのお礼のメール(2000/1/18)

Date: Wed, 19 Jan 2000 08:45:50 +0900
To: Kana YAMAUCHI ,kazmori@gipwc.shinshu-u.ac.jp (守 一雄)
From: kazmori@gipwc.shinshu-u.ac.jp (守 一雄)
Subject: Re: KR送付のお礼および質問

山内さま:守です。

 お返事ありがとうございました。

  At 4:41 PM 00.1.18, Kana YAMAUCHI wrote:
> 守一雄先生
>
> 本論文では,このように評定者と論文(実際には観点も)が完全にクロスした
> デザインのもとで,こうした評定者と論文(と観点)の交互作用に注目した分
> 析をしています。これは,評定者要因に注目して辛すぎる評定者を検出したり,
> 論文要因に注目して評定の高すぎる論文を検出したりすることとは本質的に違
> うことです。
>
 確かにそうですね。
 私の想定した例は単純すぎました。
 「ま、私も交互作用まで考えてはいたのだけれど・・・」
と言い訳はできそうですが、
> そのような交互作用を検出すること自体は,分散分析の観点からは自然な発想だ
> と思いますが,論文が評価される現実の場面(入学試験など)において「普通に
> やっていること」とは言えないのではないか,と考えております。
>
と言われると、おっしゃるとおり大学の入試などでは交互作用まで考えた対策は
「普通にはやっていること」ではありませんね。

 聞くところによると科研費の審査でも審査委員が絶対評価で5段階評価をした後、
甘い審査委員、辛い審査委員の差をなくすために偏差値に換算するそうですが、
交互作用までは考慮されていないようです。

 今後も『KR』をどうぞよろしくご支援下さい。

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守 一雄@380-8544信州大学教育学部教育科学講座(これだけで郵便が届きます。)
kazmori@gipnc.shinshu-u.ac.jp 電話 026-238-4214(ダイヤルイン・留守電)
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