山内@東京大学さんへのお返事(2000/1/16)

Date: Sun, 16 Jan 2000 09:21:02 +0900
To: Kana YAMAUCHI ,kazmori@gipwc.shinshu-u.ac.jp
From: kazmori@gipwc.shinshu-u.ac.jp (守 一雄)
Subject: Re: KR送付のお礼および質問

山内さま:守@KRです。

 いきなり送りつけた不躾なコメントに
お返事くださりありがとうございます。

At 5:36 PM 00.1.15, Kana YAMAUCHI wrote:
> 守一雄先生
>
> KR送付のお礼を申し上げるとともに,先生の以下のコメントについてお尋ねし
> たいことがありますので,お時間のあるときにご教示いただければと思います.
>
 よくわからないままのコメントですので、
こちらこそ教えていただきたいと思います。

> >「特異なものがある場合にそれを検出する」って,要は「平均値と大きく違う
> >評定値はヘンだとみなす」ことだから,普通にやっていることでOKってことだ.
>
> 一つは,「平均値と大きく違う評定値はヘンだとみなす」という場合の“平均値”
> というのは具体的にはどういう平均値を指しているのでしょうか?
>
 小論文試験の採点を5人でやって、55,60,65,65,95だったとすれば、
その平均値です。ごく普通の平均値のつもりで書きました。

  > もう一つは,
> 論文評定データの分析において特異なものを検出する際,「普通にやっているこ
> と」というのは,具体的にどのような手続きで,どういう状況でやられていること
> でしょうか?
>
 たとえば、上の例では95点を付けた人は「ちょっと甘すぎる」と考えたりすること。
体操競技の採点などで、最高値と最低値を外してから平均するのも、
平均から外れた値は「特異値」とみなしているからでしょう。

 分散分析モデルでは、変動要因ごとにもっと細かく平均からのズレを検出するのだと
思いますが、基本的には上に書いたようなことだろうと私は解釈しました。
解釈がまちがっているようなら御指摘下さい。
どうぞよろしく。

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守 一雄@380-8544信州大学教育学部教育科学講座(これだけで郵便が届きます。)
kazmori@gipnc.shinshu-u.ac.jp 電話 026-238-4214(ダイヤルイン・留守電)
『DOHC』『KR』発行元     Fax 026-237-6131(直通)
http://zenkoji.shinshu-u.ac.jp/mori/hp-j.html
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