野尻湖人の世界

野尻湖の遺跡からは、ナウマンゾウの化石といっしょに木で作った槍や骨で作った皮はぎの道具であ る骨製スクレイパーや骨製クリーヴァー(ナタ)が見つかります。ナウマンゾウの化石の散らばり方も自然ではありません。  

4万年前の野尻湖人たちはここでなにをしていたのでしょうか。私たちはナウマンゾウを狩りして、解体していたのではないか、と考えています。皆さんはどう思いますか。いっしょに考えて見て下さい。

イラスト:金子三蔵氏






ナウマンゾウの化石が含まれる地層から、旧石器人類のつくった道具がいっしょに見つかりました。ナイフ形石器、スクレイパー(皮 はぎ)などの石器、骨製ナイフ、骨製クリーヴァー( ナタ )などの骨器が発見されています。これらは野尻湖にいた旧石器人類(野尻湖人)たちが野尻湖に残したものです。骨器を特徴とする文化を野尻湖文化とよんでいます。今からおよそ4.8万年前から3.3万年前の文化です。

写真:野尻湖文化の骨器

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