「かせんがよめる」第2部(例)


次の例は、ヘ音譜表の下に書かれた加線の音を学習する第2部第2頁です。この第2部では、加線の音を個々に取り上げます。短いメロディーを読んだり、歌ったり、弾いたりして、新しい加線の音に慣れます。書く練習もして、しっかり覚えるようにします。第1部と同様に、新しく習う加線の音は、生徒自身がそれまでに習った音から類推して探せるよう、既習の音から順次進行して出てくるようになっています。生徒自身に自分の力で発見していくように、上手に指導しましょう。

加線の音を書く練習では、そこで習う一つだけの音を書くワーク以外に、隣り合った音を含めて書くようになっています。一つの音だけを書いていると、子どもは左隣りに書かれた音を、無意識に真似して書いているだけの作業になってしまいがちです。隣り合った音と関連させてその音を書くことで、その音の位置関係を意識しながら覚えるようになるでしょう。



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