パッケージ |
- 外箱は上の通り何とも派手というかエグイというか、まあ縁起物なのでフレームの色も合わせてみました。
- Newerと比べるとコンパクトなパッケージでゴミも少なめですが、CPUカードはしっかりとホールドされています。
- CPUカードの他はシリコーンシートが別の袋に入っていて、自分で張り付けることになっています。
- 他はドライバのフロッピーと詳しいと評判の取り説です。それとNCRへの「取り付けサービスの御案内」と「取り付けサービス申込書」が入ってます。
- INTERWAREでは取り付けはNCRか取り付け可能な販売店でするように求めています。購入者自身が取り付けを行うと保証が受けられない場合があります。ただし取り扱い説明書は前代未聞なほど詳細に取り付け手順を説明してありますから、自力で取り付けることも不可能ではありません。(奨励しているわけではありません)
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比較してみましょう |
- せっかくの機会ですからオリジナル・NUpowr G3・BOOSTERのカードを並べて比べてみましょう。
- より詳しく見たい人(廃人さ〜ん、いらっしゃ〜い)はカードをクリックしてみてください。大きな画が見られます。またCPUをクリックすればCPUの拡大画面が見られます。
- ついでに裏面も見てみましょう。こちらも拡大画面があります。
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問題のパーツレイアウト |
- Newerで問題になった周辺部のチップパーツについて見てみましょう。
- NUpowrではC1コンデンサがかなり縁にあります。
- INTERWAREでは全く問題ないですね。
- それとネジ穴周辺の半田の盛り上げが無くてフラットな仕上げになっています。この辺は組み付けの際の微妙なクリアランスの差になるかもしれません。
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フレームとの干渉状況 |
- ではそれぞれをフレームに取り付けてみましょう。ここで注意するのは、CPUドーターカードのみをフレームに組み付けてみることです。 問題の箇所を目視する為にメインロジックボードはいったん外して作業します。
- ノーマルは全然問題無さそうですね。 では次にNUpowr G3を装着してみましょう。
- フレームを削ってあるので接触はしませんが、そうで無ければ当たってしまいます。
- BOOSTERでは全然問題無いようです。基盤とフレームの間隔が半田の盛り上げが無い分だけ接近していますがパーツが無いですからどことも接触は無いようです。
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その他 |
- フレームに取り付けた状態です。メインロジックボードは撮影の為外してあります。
- 付属のシリコーンシートを乗せるとこんな感じになります。ほぼCPUと同じ大きさがあります。(保護シールはまだ張ったままですが、装着時には剥がします。)
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まとめ |
- 組み付けに関してはNewerの物となんら違いはありません。判っている人には難しくも簡単でもないでしょう。
- 違いは取り説の詳しさということでしょうか。
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使ってみて・・・ |
- 前がNUpowr G3 240/1Mだったのでそれほど劇的に速くなった気がしないのですが、それでも各部がそれぞれ少しずつ速くなっているのは判ります。ノーマルからの乗り換えだったらまさに「別次元」の速さに思えるでしょう。
- ディスクアクセスやグラフィックはかなり頭打ちなので、ベンチマークでは違いがでるでしょうが体感では(NUpowrと)あまり違いが出ないでしょう。でも、CPUに依存する部分は3割増しで体感でも速さが判ります。
- Photoshopの各処理やVirtual PCの動作はまた更に速くなった感じです。ただしMac OS 8.5にした時に速くなったのとたいして変わらないぐらい(それでも十分速くなっているのだが)の変化です。
- キャッシュのコントロールは全てコントロールバーで行います。バックサイドキャッシュのオン・オフ・自動(AC or バッテリ駆動)の切り替えがデフォルトで操作できます。Shift キーを押しながらクリックするとCPU温度の表示(グラフ形式)とバックサイドキャッシュバスの速度の切り替えができるようになります。速度はCPUクロックに対して、÷2.0 = 160MHz 、÷2.5 = 128MHz 、÷3.0 = 106MHz 、が選べます。
- 温度に関してはグラフ表示なんで相対的なことしか判りませんが、触った感じはNUpowr装着時より少し低めになっているのが判ります。NUpowrだとひとしきり使った後は熱くて触れないくらい熱いのですが、BOOSTERだと「熱いかな」程度です。
- 互換性に関しても何ら問題はないようです。今のところ致命的に走らないアプリとか周辺機器はないようです(あまり試してないのだが)。
- LANカードはTDK LAK-CD021AXを使用していますが問題なく動いています。ちなみにこのシリーズの古い製品TDK LAC-CD021も問題なく動いてしまいました。
- INTERWARE自身は「×」とか付けているPicPomZVですが、別にBOOSTERだから問題が起きるわけではありません。実際に使ってみると画像は問題なく表示・取り込みできます。しかし音声チャンネルは開けないのです。でもこれはBOOSTERの問題ではなくMac OS 8系で音声デバイスの扱い方が変わっているためで、古いデバイスのドライバだとこの機能が上手く動作しないのでアプリが音声デバイスを選べないために起こります。
- この問題はコントロールバーの音声デバイス選択を使用すれば解決するデバイスやアプリもあるのですが、PicPomZVの場合は音声デバイスは映像チャンネルが開いていないと開けないなどの制約があるので、結局上手くいかないことがあります。
- 単にZVモードで動画をオーバーレイさせる(テレビを見るとか)なら、PicPomZVのウインドウを開いておいて、コントロールバーで「PCカード」を選び、新ためてPicPomZVのウインドウを選ぶと音も出るようになります。
- しかし、この状態で画・音共に出ていてもキャプチャーモードに移行すると、そのタイミングで音声デバイスが勝手に切り替わってしまいます。ただし、PBの内蔵音声入力コネクタは正しく選択できますのでPicPomZVの音声コネクタを使用しないで、内蔵音声入力コネクタに音声を接続すればキャプチャーもできます。
- INTERWAREには早くPicPomZVの新しいドライバを出してもらいたいものです。その時はCU-SeeMeも使えるようにしてほしいですね。
- 何の問題もない感じのBOOSTERですが、まだ未確認ですがいくつか変な現象が出ています。ただしこれはBOOSTERの問題かOSの問題かアプリの問題かはまだ判りません。
- Photoshop 4.0Jで画像にゴミが入る。
- Photoshop 4.0Jでいきなり完全フリーズする。
- SmartMediaに記録した画像ファイルがFinder上でおかしな挙動をする。ファイル名が変わったりリストの順番が目まぐるしく変わる?カメラはSANYO DSC-X100、メディア・PCカードアダプタはハギワラコムシス。
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