酒井さん@東京大学へのお返事(1998/3/5)

酒井さん@東京大学へのお返事(1998/3/5)

Date: Thu, 5 Mar 1998 15:28:19 +0900
To: Keiko Sakai
From: kazmori@gipwc.shinshu-u.ac.jp (MORI Kazuo)
Subject: Re: KRコメントへの返信
Cc: kazmori@gipwc.shinshu-u.ac.jp (MORI Kazuo)
X-Mailer: Eudora-J(1.3.8.5-J13)
Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp
Content-Length: 2331

酒井さま:守@KRです。

 コメントへの反論のメールありがとうございました。『KR』はなかなか コメントへの返事がもらえないのが悩みの種ですので、お返事をいただけて 大変嬉しく思います。
 早速KRの該当ページから読めるように新しいページを作りました。

 以下、いただいた反論への感想です。
 まず、「古くさい」とか、感覚的な表現を用いて失礼しました。この部分の 評価は読者におまかせしましょう。

   次に、種々の精神作用と職業適性との関連の妥当性の問題ですが、
> ですから筆者としては、「相関があると聞いて、一見意外に思えるが、考え
>てみればなるほどと納得する」ぐらいの相関関係が見出せたら面白いと考えて
>いるわけです。
というのは納得できます。

 ただ、後に続く説明で疑問に思うのは、「郵便配達員」や「セールスマン」 について酒井さんが誤解しているのではないかということです。

 たとえば、「郵便配達員」が
>仕事の手順を工夫し合理化
>することで、より手際良く確実に処理できるようにもなるわけで、自らが有効
>に機能しているという心地よさ(「経済的」な心地よさ)を味わうチャンスが
>多い
職業であると書かれていますが、これは「郵便の仕訳をする人」じゃないでしょ うか?「郵便配達員」というのは、バイクで郵便を配達して廻る人のことですか ら、そうした工夫の余地はほとんどないと思います。(新しい郵便番号仕分け機 は「配達員」配達コースの順に郵便物を重ねてくれるそうです。)

「セールスマン」に対する理解も、無理に想像している感じがします。

 さらに言えば、「職業適性検査」が作られた時代に、想定されていた「郵便配 達員」や「セールスマン」がどんなものだったのかも考える必要があります。

 こうした理由から、新しく補足していただいた説明も、私にはこじつけのよう に感じられます。

 古典を大事にする精神は尊重したいと思いますが、若い大学院生の方々には、 APAのジャーナルに乗るような研究をしてもらいたいと期待しています。
-------------------------------------------------------------------
守 一雄@380-8544信州大学教育学部学校教育講座(これだけで郵便が届きます。)
kazmori@gipnc.shinshu-u.ac.jp 電話 026-232-8106 内線454
『DOHC』『KR』発行元      Fax 026-237-6131 直通
http://zenkoji.shinshu-u.ac.jp/mori/hp-j.html
-------------------------------------------------------------------


  • 酒井さんからの反論へ戻る  
  • KR vol.3-7へ戻る
  • KRメニューへ戻る