マルヤマさん@東北大学からのメール(2000/9/25)

このメールはfprML(心理学の基礎メーリングリスト)に投稿されたものですが、 『KR』への質問なので、ここに転載しました。(守)(2000.9.27)

Date: Mon, 25 Sep 2000 17:36:18 +0900
To: fpr@nuis.ac.jp
From: mal@nik.sal.tohoku.ac.jp (MARUYAMA Takuro)
X-Sender: mal@nikserve.nik.sal.tohoku.ac.jp (Unverified)
MIME-Version: 1.0
Reply-To: fpr@nuis.ac.jp
Precedence: bulk
X-Distribute: distribute [version 2.1 (Alpha1) patchlevel=26]
X-Sequence: fpr 1769
Subject: [fpr 1769] (No Subject in original)
Sender: owner-fpr@nuis.ac.jp
X-Originator: mal@nik.sal.tohoku.ac.jp
Status: RO

以前から疑問に思っていたことがありましたので質問します。
もしごく基本的なことでしたらすいません。

KRの最新号(4号)
>たとえば、小学校2・4・6年と学年が上がるにしたがって
>「性役割についての柔軟性」が高まるという研究結果は「かなりあやしい」と思われる
>。
>(1)有意な差とはいえ、その差はわずかであること

という記述がありました。
「有意差があるとはいえ、その差はわずか」という部分についてなんですが、
有意差を検定したとき、標本の平均値の差は母集団における平均値の差と
一致(もしくは近似)するのでしょうか。

例えばt検定をするとして、4件法の尺度で学年による平均値の差が1点の差
で有意な差という結論がでたとき、それを母集団にあてはめたときに2点や
3点の差であるという可能性はないのでしょうか?

有意差の検定の本当の意味がわからなくなってしまいました。
有意差の検定は標本の差は

質問が言葉足らずでわかりにくいかもしれません。しかも、もしかしたら
ごく基本的なことなのかもしれませんが、研究室にある統計の本では
このことに関する記述がありませんでしたので、質問させていただきました。
それでは失礼いたします。
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TOHOKU UNIV. School of Art and Letters
MARUYAMA Takuro
mal@nik.sal.tohoku.ac.jp(Japanese)
mmtaxi34@hanmail.net(Korean)