浦上昌則@南山大学さんの反論(1997/9/5)

Date: Fri, 5 Sep 1997 21:49:22 +0900 (JST)
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To: kazmori@gipwc.shinshu-u.ac.jp
From: Masanori Urakami
Subject: KRについて
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守 先生

お返事が遅くなってしまい,申し訳ございません。
最近になって,やっとインターネットを使い始めました。それでやっとKRが何なのか がわかり,お返事させていただきます。

第44巻第2号掲載分について
>>「進路選択に対する自己効力」というのがこの研究のキー概念の一つであり、care
>>er
>>decision-making self- efficacyという単一概念を意味しているのだが、「に対す
>>る」
>>という動詞句が挿入されているために、「進路選択に対する」の部分が一般的な修
>>飾語
>>に感じられてしまう。

この点は,他の先生からも何度か指摘された点でもあり,筆者自身も難ありと感じて います。ではなぜ変えないのか,という点ですが,「変えた方がわかりやすい」とい う考えと,「一度提起した概念名を簡単に変えてしまってよいのか」という考えの板 挟みになって動けないためです。
もし先生のお考えがあれば,お聞かせください。

>>ここで問題となっているのは「自己効力」ではなく「自己効力感」 である。

このご指摘は,私にはよく理解できません。なぜ先生が,「自己効力」ではなく「自 己効力感」だとおっしゃるのか,もう少し詳しくお教えください。

第44巻第4号掲載分について
こちらは別に何もありません。文字抜けは印刷所のミスらしいです。

こちらの聞きたいことを勝手に並べてしまいました。
このお返事が,先生の意図されているところに合致しているかどうかについては自信 はありませんが,ご意見が伺えれば幸いです。

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浦上 昌則 (南山大学文学部)
466 名古屋市昭和区山里町18
   Tel. 052-832-3111(内349)
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