ピアノサロンへ向けての音風景

《第29回ピアノ・サロン》
と き 平成12年4月9日(日)2:00p.m.
ところ 長野県民文化会館小ホール
出 演 夏目芳徳生徒17名(平成12年4月現在:小2〜高3)
入場料 無料


教室では、上記の通り長野県県民文化会館小ホールにて、恒例のコンサート「第29回ピアノ・サロン」を開催します。沢山のピアノソロに加えて、今回はモーツァルトとメンデルスゾーンのピアノ三重奏の演奏もあります。楽しみにしていただきたいと思います。生徒たちは、お越しいただく皆さんに素晴らしい演奏をお聴かせできるように、今一生懸命に練習しているところです。このページは、その練習風景からいくつかの演奏をお聴きいただけるページです。

ここでの演奏は、ヤマハのサイレント機能付きグランドピアノC5で演奏したものを、アンサンブル・ミュージック・レコーダー:EMR1でMIDI録音したものです。残念ながら、このようにMIDIで録音されたものは、実際の演奏のクォリティをそのまま伝えるものではありません。左右の手のダイナミックのレベルの差、クレッシェンドやディクレッシェンドの量等、実際よりかなり狭くコンバートされてしまいます。

また、ペダルの操作を感知するセンサーは、やや反応が鈍いのか、すばやいペダル操作を正確にとらえられないようです。そのため、高学年の生徒がひくそのようなペダル操作が多数含まれる曲の記録には、まだまだ問題があります。そこで、このページでは、ペダルの入らない曲、あるいは入っても簡単なペダルで、MIDIの記録に問題が生じないものを中心に載せました。

(お使いのパソコンによっては、若干の音飛びがあるかもしれません)

鶴田奈子さん:吉田小学校1年生(長野市)

奈子ちゃんはブルグミュラーからいくつかの曲をひきます。下の2曲以外にも「小さな嘆き」と「貴婦人の乗馬」を練習しています。「貴婦人の乗馬」は今のレベルではとても難しいのですが、やれるかどうか勉強してみようということになって、後から見始めたものです。とても気に入って勉強しているせいか、もう少しで演奏会にのせられそう。(一生懸命勉強した甲斐があって、ピアノサロンでは、「無邪気」に変えて「貴婦人の乗馬」を見事に演奏しました。)
ブルグミュラー:無邪気(1月26日録音)
ブルグミュラー:スティリアの女(3月8日録音)
岸真帆さん:信大付属小学校2年生(長野市)

飯縄リゾートという素敵なスキー場までは、お家から車で15分で行けるので、お母さんに連れていってもらいます。気温が下がって寒くなってきても、一人まだ帰りたくないといって、何回もリフトに乗って滑るくらい、今スキーが一番楽しいとのこと。そんな真帆ちゃんがひく曲は、湯山昭の「こどもの国」から選びました。「いいことがありそう」の他にも「童話」も演奏します。まだまだ、直して欲しいところがありますが、でも少しずつ上手になってきたね。
湯山昭:いいことがありあそう(2月27日録音)
宮原みさきさん:山王小学校5年生(長野市)

ピアノの大好きなみさきちゃん、ドビュッシーの曲を2曲ひきます。MIDIの録音では前に説明したようにたまにペダルが音を捕まえきれていないところがありますが、もちろん実際の演奏ではちゃんととらえています。みさきちゃんは今回のコンサートでは、この他にメンデルスゾーン作曲ピアノ三重奏曲第1番の第3楽章もひきます。大変な難曲ですが、果敢に挑戦しています。(当日の演奏は、ソロ、ピアノ三重奏とも感動的でした。)
ドビュッシー:グラドゥス・アド・パルナッスム博士(2月26日録音)
ドビュッシー:アラベスク第1番(2月26日録音)
永山喬子さん:朝陽小学校6年生(長野市)

喬子さんが今一番好きなことは、編みぐるみを作ることだそうです。”編みぐるみ”って何だ? 毛糸で編んで作る縫いぐるみのことですって。今はクマの編みぐるみを作っている最中だとか。さて、そんな喬子さんが今度のピアノサロンでひく曲は、ハイドンのピアノソナタ。彼女の演奏スタイルに大変よく合っている曲ということで、選曲しました。下にお聞きいただくのは第3楽章ですが、この他に第1楽章もひきます。
ハイドン:ピアノソナタ ヘ長調 Hob.]Y:23 第3楽章(2月6日録音)

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