パーツ集めと主鏡セル完成まで  2001年1月25日〜4月13日

最終更新日:2001年4月13日  

2001年1月25日(頃?)
出来れば30cm位の反射望遠鏡!と望みを高く調べてみるものの、完成品はベラボーに高く、とても手が出ない。
インターネットで色々調べているうちに、見つけました!

『28cm主鏡/斜鏡/スパイダー/斜鏡枠フルセット』で88、000円!

早速販売元の国際光器にメールで問い合わせ、在庫ありとの事で遮光紙とともに注文。
さあ、もう後戻りは出来ない!

これまでの出費:98、700円也


2001年2月10日(頃?)
望遠鏡を自作されている方々のページを参考に鏡筒の設計。(外観図はこちら。2001.04.13 改定)

最初はドブソニアンにしようか、とも思ったが、将来赤道儀に改造出来るような構造の経緯台とした。
(あまりオーソドックスなデザインではないが、詳細は各部の製作に合わせて紹介します。)

アルミ鍋を主鏡セルに利用されている方がいたので、こちらはフライパンで作る事に決定。
(丁度、捨てようと思っていた厚手のアルミ製フライパンがあったので)

フライパンだけでは少々強度不足なので、鉄アングルで補強し、主鏡を9点支持とする事にした。
支持ポイントの位置は計算で出さなければならないが、0.1mmずつ位置を変えて支持ポイントでのモーメントが0になる場所を算出した。
結果が正しいか不安があるが、メーカーの物や自作されている方の写真を見た感じではだいたい良さそうで、一安心。(主鏡のF値や元のガラスの厚みが違うので同じ位置関係にはならないので、確証は無いのです。こちらの主鏡はF4.5で、中心部がかなりくぼんでいます。)

鏡筒はパイプでのトラス構造も、と考えたが、やっぱり望遠鏡は筒形のほうがカッコイイ、という事で35cmのボイド管管(家の基礎作り等に使う紙筒です。結構丈夫)と鉄アングルで作る事に決定。
近所のお店を捜しまわってボイド管を注文。(7、455円、思ったより高かった!)

主鏡セルの材料(アングルやボルト、金具類)も買って、これまでの出費:112、558円也


2001年2月28日
またまた図書館で「天文ガイド」を見ていると今や自動導入、自動追尾が当たり前。(?)
ビクセンのスカイセンサーを使って既存の望遠鏡を自動導入化する記事を発見。しかしスカイセンサーでも私的には予算オーバーなので、何かないかと見ているとMeadeのDSオートスターなる物は、なんと9、800円で売っているではないか!
使えるかどうか、記事や広告だけでは分からないが、とにかく安いのでダメ元で買ってみる事にした。

Meade DS−60EC(60mmの屈折望遠鏡)とDSオートスターで43、155円を協栄産業に注文。

これまでの出費:169、343円也
まだ、どの部分も出来ていないのに、出費ばかり増えています‥‥


2001年3月27日
DSオートスターをバラしてみると、何とかつかえそう。ついているモーターでは、28cmの望遠鏡を動かすのは無理なので、もっと強力なモーターに替えなければならない。色々考えて自動車のワイパーモーターをDSオートスターでコントロールする事にした。(出来るのかな?)
良さそうなモーターは他にもあるのだが、結構高い。ワイパーモーターなら解体部品で安く買えるにちがいない。近所の解体屋で2個:2、000円でゲット。
無負荷で4000rpm位のモーターに107.8の減速比と正に好都合。

モーターの回転数から方位、高度とも60:1で減速し、望遠鏡を動かす事にする。幸い標準品でウォーム&ホィールが売られていたので注文したが、ギアのモジュールを2.5としたため、2組で38、976円とかなりの出費となってしまった。(駆動トルクだけならもっと小さくて良かったのですが、クランプを入れないで外力に耐えるように大きくしました。)

ベアリング等も買って、これまでの出費:228、001円也
またまた、どの部分も出来ていません。部品ばかりが増えていきます‥‥‥‥


2001年4月13日
こつこつと作っていた主鏡セルが、やっと完成。
このコーナーに初めて写真を載せることが出来て、一安心。

文章では分りにくいと思いますが、周りのアングルが鏡筒となるボイド管を支えるアングルとつながります。
薄茶色のフェルト(9点)が貼ってあるマウント(T字型の金具を加工した物で、各々がシーソーのように動きます。)に主鏡が載ります。
周りに立っている6本の金具のうち4本には主鏡の脱落防止用のツメを付けます。残りの2本は望遠鏡が水平になった時の荷重を受けとめます。

主鏡マウント部の裏側。
アルミ製フライパンを鉄アングルで補強しています。中央部の穴は通気用。
周りの3つの穴がアングル製の枠に立ててあるボルトに2個のナットではさむように固定され、光軸の調整に使います。
(光軸調整ボルトが露出し、ナットを回して光軸調整するというチョット変わった設計です。うまくいくかな〜?)

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