坂野新委員長の回答(その1)


平成7年3月18日

信州大学教育学部
        守 一雄殿
                            日本教育心理学会
                            教育心理学研究編集委員長
                                     坂野 登

 前略
3月3日付けのお手紙拝見致しました。これまでの貴殿のお手紙及び添え書きの件につ きましては、ご返事いたす必要はないかとも思いましたが、問題点をはっきりさせるため にあえてご返事申し上げる次第です。

ご承知の通り編集委員会は新たに交替があり、編集委員の多くが新しいメンバーとなっ ておりますが、今回の申し立て以前の経過については引き継ぎ事項として私は承知いたし ておりました。しかし私は、編集委員会あるいは同委員長は、審査委員のコメントに対す る貴殿のコメントに対して、今回個々に応答致す必要があるとは考えておりません。もち ろん前委員会でも、貴殿のコメントについての検討が行われましたが、その結論も同様の ものでありました。その結果1994年7月28日付けの、「お手紙拝見し、常任編集委 員会で検討いたしました。その結果「不採択」という結論には変わりがないことを再確認 致しましたことをご報告します」というご返事となったわけであります。

今回ご返事致す私から申し上げられることは、1994年3月19日付けの高橋前委員 長の「「不採択」の根拠は、研究方法、並びに、結果の不十分さによるものとの判断が3 審査者で一致しているとの結論を再確認しました」という返事につきるということであり ます。私も個人的に貴論文を拝読し、全く同じ結論に到達致しましたことを申し添え致し たく思います。

これ以上申し上げることはないかと思いますが、とりあえずご連絡致します。

草々

   


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