やさしい
PDPモデルの話

文系読者のためのニューラルネットワーク理論入門

守 一雄


新曜社1996年6月25日発行(1545円)


▼版元に品切れのためか、Amazonのマーケットプレイスで5千円の高値がついています。私の手元にまだ3冊ほどありますので、メールいただければ定価でお譲りします。

誤植情報初版第1刷をお買い求めの皆さんごめんなさい。

目 次


まえがきぜひお読みください

第0章 プロローグ:なぜいま並列分散処理なのか?
0.1  PDPモデル・ニューラルネット・コネクショニズム
0.2 心理学における3つのモデルの盛衰
     (1モデル30年サイクル説)
0.3 人工知能学とPSモデル
0.4 直列処理モデルと並列処理モデル
0.5 人工知能学の成果と行き詰まり
第1章 人間行為の並列分散処理的性質
1.1 部分が先か全体が先か
1.2 ゆるやかな複数の制約が同時に働く:
     人間の行為の「多重同時制約」性
1.3 多重同時制約的な行為を継時処理する際の難点
1.4 「並列分散処理」とは
第2章 脳神経系の特徴
2.1 脳にヒントを得たモデル作り
2.2 脳神経システムの特徴:神経細胞の特徴
2.3 脳神経システムの特徴:脳の特徴
第3章 分散表現と局所表現
3.1 組み合わせて表現を作り出す
3.2 「一人の専門家の代わりに、
  多数の準専門家のチームワーク」
3.3 分散表現の種々の利点
3.4 分散表現の難点と情報の密度
第4章 PDPモデルの概要
4.1 仮想神経ユニット
4.2 ユニットを用いた仮想神経回路
4.3 学習のメカニズム
4.4 回路の学習のコンピュータ・シミュレーション
第5章 いろいろなPDPモデル
5.1 結合の仕方を変えれば回路の性質も変わる
5.2 回路の学習のメカニズム
5.3 回路のふるまいのコンピュータ・シミュレーション
5.4 回路の組合せによるより複雑なPDPモデル
第6章 PDPモデルと心理学の接点
6.1 巨視的な世界にも見られるPDP的現象
6.2 PDPモデルからの示唆
6.3 3つのモデルの比較
第7章 エピローグ
7.1 パラダイム変換と学問
7.2 学問の多層化:心理学者よもっと理論研究をしよう
7.3 それでもやはり数学は必要である
【読書案内】
【引用文献】
【索引】

自己紹介メニュー