山岸さん@順天堂医療短期大学からのご回答(1998/9/7)

山岸さん@順天堂医療短期大学からのご回答(1998/9/7)

Date: Mon, 19 Oct 1998 13:49:32 +0000
From: "山岸明子"
MIME-Version: 1.0
To: kazmori@gipwc.shinshu-u.ac.jp
Subject: KRのコメントへのお礼と回答


守 一雄 先生

拙論文へのコメント、どうもありがとうございます。最近KRの存在に気づき、読ませていただいていたので、どんなコメントがのるのか楽しみにしていました(書面でのコメントなどなかなかもらえませんので)。なおこれを機会に登録をお願いしたいと思います。よろしくお願い致します。

 コメントに対する回答、反論は以下の通りです。

 因子分析の結果を使わなかったことについて→因子分析は9方略を表した質問項目が妥当かどうかを見るために行いました。低レベルは低レベル、高レベルは高レベルでまとまり、因子的妥当性はかなりあると解釈しました。その後因子分析の結果に基づいて5つの尺度で分析するというやり方もあるけれど、あらかじめ仮設したセルマン理論に基づく尺度(一応妥当なことが示された)で分析してもよいのではないでしょうか。データに即した尺度という意味では前者の方が適切でも、(ある程度妥当なことが示されていれば)理論に則った尺度を使うというやり方も許されると思います。

 Table3が見にくい、図にしてほしいというのは、もっともなご意見です。

 「9方略のどれを使うと思うかの答え」は、「実際にとられる行動」とは異なるという問題は、質問紙法で問う場合常にでてくる問題ですが、実際にどうするかというovertな行動だけではなく、どの位自分はやりそうと思っているかいう方略に対する態度のようなものを検討することにも意義はあると感じています。(但しそれが実際にとられる行動と何を媒介としてどう関連するのかを明らかにしていく必要はありますが。)

1998,9,7

山岸 明子
 GGB00445@nifty.ne.jp or
yamagishi@nurs.juntendo.ac.jp

と書いて、送信したつもりだったのですが、(初めてなので不備があったらしくて)ついていないようなので、再度送信致します。 1998,10,19

 


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