小林春美さん@共立女子大学のお返事:その2(1998/5/12)

小林春美さん@共立女子大学のお返事:その2(1998/5/12)

Date: Tue, 12 May 1998 03:34:00 +0900
From: 小林 春美
Subject: RE:KR counterreply to Dr.Kobayashi(英文
To: kazmori@gipwc.shinshu-u.ac.jp (守 一雄)
MIME-Version: 1.0

守先生

 「図表作成が大変だった昔と異なり今は楽なのだから、図表の
英文版を簡単に用意できるはずであり、使い分けが必要である」
との先生のご意見は、なるほど、と思いました。さらに、

>日本の雑誌に発表する時は日本の読者に一番わかりやすいものにして、
>(English version is available from the author)と付記しておく

についても、とても良いアイディアだと思います。
ただし、2点、少し不安な点があります。

1)著者の住所やe-mailアドレスは変わってしまう可能性がある
2)著者が個人的に作成した英語版は編集委員会でアクセプトされ
たという証拠がない

というものです。

1)については人によっては1年後にも変わっていることがあり、
とりわけe-mailアドレスは送ったメールが無情に返ってきます。
大学の住所などはある程度転送可能でも、後々までも、ではないで
しょう。
2)は、著者を研究者として信頼すれば済むことですが、時には
ミスが起こることもあるかもしれません。

 それで、ある自然科学系の人から聞いたのですが、論文に載せ
きれないデータがある場合、編集委員会で預かっておいて、希望者
には送ってくれる、ということがあるとか。
 これを応用すると、編集委員会で図表を英文版込みで審査して
保管もして頂き、図表の英文版の送付も希望者のみに行って
頂く、というのは如何でしょう。もちろん、「著者が是非希望する
場合のみ」です。編集委員会と審査者の仕事が、大変申し訳ないで
すが、若干増えてしまうことになります。が、希望者は今までの
状況からすると、少ないと思います。
 この方法は、先の2点について、次のようにクリアできると
思います。

1)住所などが変更されても問題ない。
2)図表の信頼性が保証される。

"English version is available from the author or the editorial board"
としておけば、編集委員会が実際に送付する機会も(もともと少ない
とは思いますが)少なくなると思います。
 他の先生方はこの守先生が出された問題についてどのようなご意見
をお持ちでしょうか。

小林春美


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