友好短信08.1月〜12月

第12期日中関係を考える連続市民講座準備進む、11月22日スタート

第12期日中関係を考える連続市民講座が11月22日から毎月1回のペースで明年4月まで長野市生涯学習センター(ToiGo)で開催されます。主催は県日中学術交流委員会(県日中友好協会後援)参加費は毎回200円、6回受講者は800円。多数ご参加ください。
詳細はここ−−>日中関係を考える連続市民講座

長野県日中友好協会女性委員会、12地区46人が大使館訪問(11/17)

 11月17日午前、中国大使館に1台のバスが到着。降り立ったのは長野県日中友好協会女性委員会(村山ひとみ委員長)一行46人。県内12地区から参加した。

 今回の中国大使館表敬訪問・意見交換会は日中平和友好条約締結30周年と長野県・河北省友好提携25周年を記念して実施したもの。当日長野駅を出発、バスの中では西堀正司県日中理事長が「中国ミニ講座」を行った。

 友好交流部孫美嬌参事官は「5月の四川大地震の際の皆さんの暖かいご支援に心から感謝します。草の根交流に期待しています」と歓迎の言葉を述べた。

 意見交換会には進行役の李桂萌政治部書記官をはじめ大使館の若手グループで結成されている「青年勉強会」のメンバー10人が出席して女性の地位向上、環境問題、年金、育児についての質疑応答を行い、「ホームステイを通した日中女性交流が必要」との意見・提案も出された。

 昼食後、女性委メンバーが練習してきた「海はふるさと」と「永久の友情」を斉唱して訪問を終えた。

河北省選手招いて長野・伊那・松本・上田・須坂で中学生卓球交流大会(10/15〜24)

  日中平和友好条約締結30周年と長野県と河北省との友好県省締結25周年を記念して河北省から中学生卓球選手団(団長=董克清・河北省卓球バトミントンセンター主任)を招き、県内で「日中友好中学生卓球交流大会」が開催されました。
 呂楊くん(中2・省卓球バトミントンセンター所属)ら省を代表する強豪の河北省側男女6人の選手が10月17日から22日まで、中国の各都市と友好提携している長野・伊那・松本・上田・須坂の5市で、県内の中学生約80人とシングルスやダブルスの熱戦を繰り広げました。また中国式練習方法が紹介されたりしました。各地の対戦では、河北省側が圧倒する試合が多かったが、長野県の選手が健闘して競り勝つこともありました。試合後は筆談で交流したり、記念写真をとるなどして友情を深めました。
 一行は15日に10日間の日程で来日。16日は県教育委員会の山口利幸教育長、長野市の鷲澤正一市長らを表敬訪問。紅葉狩りを楽しんだ後、長野市内で関係者が出席して歓迎会が開かれました。歓迎会で同実行委員会会長の井出正一・県日中友好協会長は「中国は卓球が強く、日本の中学生にはいい勉強になる。友好の輪を広げてほしい」とあいさつ。選手団の董克清団長は「交流は試合よりももっと大切。両国の中学生の美しい思い出になることを信じている」と述べました。

         ≪交流大会日程≫
10月17日(金)午後5:00〜7:30 長野運動公園総合体育館
10月18日(土)午後2:30〜5:00 伊那勤労者福祉センター体育館
10月19日(日)午後2:00〜4:30 松本市総合体育館
10月21日(火)午後4:30〜7:00 上田城跡公園体育館
10月22日(水)午後4:30〜7:00 須坂市民体育館


主 催 日中友好中学生卓球交流大会実行委員会
 (長野県、県体育協会、県卓球連盟、県日中友好協会、長野市、松本市、須坂市、上田市、伊那市、信濃毎日新聞社、信越放送)
協 力 河北省政府・省人民対外友好協会、石家荘市政府・市人民対外友好協会、廊坊市政府・市人民対外友好協会

日中平和友好条約30周年記念講演と祝賀のつどい(10/9

 県日中友好協会・県日中学術交流委員会・県日中経済交流促進協議会は10月9日、日中平和友好条約締結30周年、県と河北省の友好提携25周年を記念し、「講演と祝賀のつどい」を150人が出席して長野市内のホテル犀北館で開きました。
 講演に先立って、井出正一県日中友好協会会長は「日中両国は、引越しのできない間柄であり、種々の問題はあっても、英知を絞って『戦略的互恵関係』を発展させていかなければならない。中国の現状と課題に理解を深め、日中両国の相互信頼と協力を進めて行きたい」とあいさつしました。
 東洋学園大学の朱建栄教授が「中国胡錦濤体制の課題と日中関係の課題」と題して講演し、「中国では経済基盤や社会意識が急速に変化している。それを吸収できるかどうかが胡錦涛指導部の課題だ」と話しました。
 朱教授は冒頭、4月の長野での聖火リレーに対し長野県民の協力に感謝したいと述べた後、北京五輪の歴史的意義を語り、五輪後の政治・経済状況を紹介しました。続いて中国社会の地殻変動をどう見るかとして今年発生した一連の騒動・暴動を分析し、その背景にある5億人の中間層の出現とそのインパクト、権利意識の急速な台頭を紹介しました。中国の国内総生産(GDP)の伸び率は当面8−9%との見通しを示した上で、「今までは輸出が主、低賃金、資源大量使用による経済発展パターンだった。持続的成長ができるかはここ数年の転換にかかっている」と指摘。工場の環境汚染への抗議行動などの例を挙げて「国民が権利意識を持ち、主張し始めている」とし、中長期的には政治民主化の趨勢が不可避で、「中間層が全人口(約13億人)の半分を超えると見られる2020年には、国政レベルでの民主化は避けられない」との見方を示しました。日中関係については「歴史問題が蒸し返される可能性は極めて低い」とし、「小泉政権時代を反面教師に、『協力関係を壊してはならない』との認識が両国に広まっている。双方とも克服すべき心理的問題があり、相互のイメージギャップを民間交流を通じて埋め相互理解を深めることが大切だ」と話しました。参加者は、説得力のある明快な話に深くうなずきながら聞き入っていました。
 続いて朱教授を囲んで、西堀正司県協会理事長をコーディネーターに、山根敏郎県日中経済交流促進協議会副会長、佐々木とおる県日中学術交流委員会事務局長、寺沢秀文元日中友好協会全国青年委員長をパネラーにパネルディスカッションが行われました。中国の著しい発展が進む中で中国をどうとらえていったらよいか、相互依存関係が深まっている中で反中意識が根強く存在している状況をどう克服していったらよいかなどが話されました。歴史の体験を踏まえて日中関係を大切にしなければならないことを再確認しつつ、日中友好運動の成果をいかに継承しながら新しい時代状況に合わせて発展させていくかや、さまざまな分野で行われている日中交流の連携の必要性などが語られました。
 第2部の祝賀パーティーは小坂健次・篠原孝両代議士をはじめ各界来賓の出席をいただき和やかに行われました。

中国帰国者、日本語で弁論大会(9/28)
 県や県日中友好協会でつくる中国帰国者弁論大会実行委員会は9月28日、第19回県中国帰国者日本語弁論大会を長野市旭町の信濃教育会館で開きました。県内で暮らす10人が終戦から帰国するまでの体験や日本語を学びながら生活している様子を語りました。
 「消えない戦争の傷跡」と題して弁論発表した滝沢ケイ子さん(77)=坂城町=は1943年に家族7人で旧満州に渡り終戦後の避難生活を振り返りました。「飢えや寒さで子供や妊婦、老人らが亡くなった。戦争で家族は生き別れ、父と再会したのは戦後30年がたっていた」と話しました。96年に祖父母、父母と5人で帰国した岩本銘美さん(19)=下伊那郡松川町=は祖母から体験を聞くなど戦争の歴史を学んだと述べ、「生まれた中国と、成長した日本はかけがえのない国。両国の友好に貢献したい」と語りました。石坂万寿美さん=松本市=は地域のボランティアとともに老後を元気に楽しく生活している様子を紹介し、前向きに生きていくことの大切さを訴えました。
 入賞者は次の通り。@県知事賞:岩本銘美、A県日中友好協会長賞:秦治樹、B信濃教育会会長賞:滝沢ケイ子、C県開拓自興会会長賞:小宮山勇男、D努力賞:酒井麗子、E奨励賞:中村みどり。
木曽で強制連行中国殉難烈士の慰霊祭(9/25)

 太平洋戦争末期に中国から木曽谷に強制連行され、過酷な発電所建設工事で亡くなった中国人182人の慰霊祭が25日、木曽町三岳の大島橋脇にある「中国人慰霊碑」の前で行われました。
 中国大使館の杜暁義書記官はじめ木曽郡内の町村長や木曽町三岳の皆さん、県内の日中友好協会会員や勤労動員された旧制中学の関係者など約80人が出席しました。
 慰霊祭は日中平和友好条約30周年と長野県と河北省との友好県省締結25周年も記念して開催されました。主催者を代表して、県日中友好協会の井出正一会長と慰霊碑維持管理委員長の田中勝己木曽町長があいさつし殉難者を追悼し、平和を誓いました。追悼のあいさつに立った杜書記官は「節目の年に戦争の教訓をくみとり、先駆者達が切り開いた友好関係を大切に、努力しましょう」と述べました。続いて慰霊法要が行われ、参列者が一人一人菊の花を祭壇に手向け冥福を祈りました。
 第2部の慰霊斉事は三岳交流促進センターに場所を移して行われました。席上、原山茂夫さんが勤労動員された旧制中学時代の体験や慰霊碑建立の経緯を語り、西堀正司県日中理事長が戦後半田孝海県協会初代会長ら先覚者が遺骨収集・慰霊に取り組んだ歴史などを報告しました。また木曽町日義在住の田屋茂実さん(83)が式典に合わせて、碑の由来や自身の戦争体験をつづった冊子「平和の源流に」を自費出版したいきさつを紹介しました。田屋さんは「町には碑を知らない人もいる。子供たちはじめ地域のみんなに知ってほしい」と語りました。井出会長から慰霊碑の清掃管理を永年にわたり行い守ってきた三岳の老人クラブに感謝状が贈られました。

(資料)戦争末期、国内の労働力不足を補うために、中国の河北省などから、多数の若者が強制連行され水力発電所工事や炭鉱などで劣悪な条件下酷使された。県内の木曽川水系や天竜川の発電所建設工事現場にも2,130名あまりが連行され内240名あまりが悲惨な死を遂げた。県日中友好協会の初代会長半田孝海・善光寺大勧進大僧正はじめ先達の皆さんは戦後いち早く殉難者の遺骨収集慰霊事業に取り組んだ。1964年には天竜村平岡ダムの脇に、1983年には木曽町(三岳村)御岳発電所近くにそれぞれ中国殉難烈士慰霊碑が建立された。犠牲者名簿の中で出身地がはっきりしている死者のうち約7割が河北省出身であることから、木曽の慰霊碑は河北省との友好提携に先立って同年10月県民の浄財を集めて建立された。五周年ごとに慰霊祭が、協会はじめ地元市町村、仏教会、勤労動員された旧制中学生など多くの関係者が寄って営まれてきた。10/5には天龍村平岡の慰霊碑前でも慰霊祭が行われる。
第26回全日本中国語スピーチコンテスト長野県大会が開かれる(9/23)
 長野ラジオ孔子学堂主催の全日本スピーチコンテスト長野県大会が9月23日(火)長野市の信濃教育会館に於いてが開かれました。長野県内各地から19名が参加し、各部門共に熱の入った発表がおこなわれました。会場では始まる前から自分のマイクテストをやる人、暗唱に熱中している人等、さまざまでした。
 コンテストが始まると会場はピーンと張りつめた空気になり、緊張度は最高に盛上がりました。
入門の部(課題文・4種)では、総勢14名が出場し、大変な激戦の中小さい身体から大きな声を出した高橋一矢(小学2年)さんが一位に、正確な四声で発表した小林聖也(塩尻志学館)さんが二位に、自作の紙芝居と裏声を使い分けた熟年の横川正秀(孔子学堂)さんが三位になりました。努力賞は北澤暁子(清泉女短大)さんが敢闘賞は藤田和子(清泉女短大)さんが奨励賞は田升(中国語課堂)さんがそれぞれ獲得しました。
 初級の部(自作文)は、大極拳の魅力を切々と訴えた布野芳枝(元町中国語教室)さんが一位になりました。
 中級の部(自作文)は、中国語の先生の思い出を語った戸澤百子(孔子学堂)さんが一位となり、全国大会出場の権利を獲得、昨年の覇者の藤澤淳一(現代中国美術館)さんが二位に、身体の不自由な子猫のこと詳細に語った大下知子(松本中国語教室)さんが三位になりました。
 各部門の一位の方々にはトロフィーと副賞が、出場者全員に中国国際放送局から贈られた切り絵セットが参加賞としてわたされとても喜ばれました。
 今年のコンテストの特徴は若い方々の出場が多く非常に活気に満ちており,又全体のレベルが上がり審査員が採点に苦労をしたそうで、来年もこの状況が引き継がれるように全員協力していきたいと思います。
 入賞者は次の通りです。入門の部:@高橋一矢、A小林聖也、B横川正秀。初級の部:布野芳枝。中級の部:@戸沢百子、A藤沢淳一、B大下知子。努力賞・北沢暁子、敢闘賞・藤田和子。奨励賞・田升(特別出場)
日中合作大型人形劇「三国志」総集編県内公演(9/18)
 日中平和友好条約締結30周年を記念して日中合作大型人形劇「三国志」総集編の特別公演が9月18日、長野市の県民文化会館を皮切りに始まった。県日中友好協会と地区友好協会、SBC信越放送などが主催。中国湖南省のプロ人形劇団が1メートルを超える大型人形をたくみに操り、迫力ある演技で家族連れら千人を魅了した。
 公演は2幕構成。第1幕では、劉備玄徳が諸葛孔明を軍師として招いた「三顧の礼」から「赤壁の戦い」までを上演した。第2幕は関羽が討ち取られる「甘露寺の変」から「出師の表」孔明の死までが脚本家ジェームス三木氏の見事なタッチの台本にそって展開された。人形美術家の川本喜八郎氏が製作した大型人形の躍動感ある動きを観客は真剣な表情で見入り、弁士のユニークな語りには笑い声も起きた。公演終了後、人形が観客席を回ると、身近に人形を見てその精巧な作りに感嘆の声が上がった。(写真)

◎県内公演は引き続き9/19佐久コスモホール、9/20上田市民会館、9/23飯田文化会館で上演され、10/12には松本文化会館でも行われる。
長野ラジオ孔子学堂・中国語夏期スクーリング(8/22〜24)
 中国語夏期スクーリングが8月22〜24日の2泊3日で志賀観光ホテルにて30名が参加して開かれました。初級・中級・上級に分かれ熱心に3日間の勉強を終えた参加者は丁寧な講師の指導を受け成果が上がり自信がつきましたと喜んでいました。参加者には、中国国際放送局から寄贈された「漢語900句」が配布されました。張国清・中国国際放送局東京支局長が記念講演を行いました。
中国帰国者支援研修講演会(8/8)
8月8日、長野市生涯学習センターにおいて長年にわたり中国残留孤児問題に関心を寄せ、帰国者支援に深く係わってこられた井出孫六先生を講師に県内の関係市町村担当者80名が出席して研修講演会が開かれました。井出先生は「中国残留邦人の終着駅が幸福であるために」と題し、歴史的経緯を踏まえて帰国者問題に積極的に取り組んでいくことの重要性を訴えられました。
長野びんずるに「日中友好連」で参加(8/2)
 長野びんずる祭りに「日中友好連」として今年も参加しました。そろいのハッピやTシャツに身を包み、シャモジさばきも軽やかに帰国者や研修生の皆さんとともに60余名で楽しく踊りました。女性委員会のリードで踊りのコツを覚えると、日中友好の提燈と飾りつけただし車をとともに、4人縦列で長野大通りを練り歩きました。長野に永住帰国したばかりの池田さん一家も「本当に楽しかった」と大喜びでした。



中国留学生30名が来県ホームステイ、交流深める(7/23〜25)
毎年恒例となった中国留学生ホームステイで今年は30名の皆さんが長野県にやってきました。(財)日中友好会館が後楽寮で生活している中国留学生を派遣し長野県日中友好協会が受け入れる方式で今年は18次となります。飯山・山ノ内・中野・小布施・千曲・小諸・大北・安曇野・豊科・岡谷・富士見・伊南の各地区日中友好協会では2泊3日のホームステイ滞在中、歓迎交流会や市長表敬、地域の名所参観、文化活動体験など有意義に過ごしました。留学生の皆さんは「日本の生活や文化に身をもって触れることができとてもいい思い出になりました」と大変喜んでいました。
日中友好海水浴交流会in鯨波、皆さん大喜びでした(7/21)
7/21(海の日)中国留学生・河北省研修生の皆さんとともに夏の1日を柏崎・鯨波の海で泳いで、浜辺でバーベキューを食べて楽しく交流しました。海が始めての留学生や研修生、帰国者の皆さんはじめ80余名が参加しました。記念撮影のあと準備体操をして海に入りました。海水に体が楽に浮く感覚を実感しながら海水浴?を楽しみました。海を見ながらの昼のバーベキューも女性委員会の皆さんが事前に準備しておいてくれた新鮮な材料とあわせて肉を焼きながら心行くまで堪能しました。スイカ割りは子供たちが活躍し、みんなでおいしくいただきました。参加者は真っ黒に日焼けしながら、帰りのバスの中でも自慢ののどを披露しながら帰路につきました。

河北省から高校生が来県、交流深め体験発表(7/13)
 河北省から高校生一行10名を迎えて、7月8日から15日ホームステイを体験しながら高校生同士の交流が行われました。県国際課や友好協会などが実行委員会方式で受け入れたもので、河北省からは石家荘外国語学校の8名の高校生と2名の先生が来県し長野西と上田染谷丘高校で交流しました。授業や部活動への参加、生徒や友好協会会員宅でのホームステイ体験など密度の濃い交流が行なわれました。7月13日の体験発表会では英語でコミュニケーションできた喜びや、日本の文化や習慣にじかに触れることができた感想が発表されました。席上ピアノ演奏や歌の披露、折り紙なども行われました。なお7月28日から8月5日に長野県高校生訪中団が河北省を訪問し交流することになっています。

吉林省からサマージャンプ訓練隊が飯山や白馬で3か月の合宿(7/7)
吉林省サマージャンプ訓練隊の一行11名が7月7日から3ヶ月間の予定で、飯山市ジャン台でジャンプの訓練を行っています。12歳から23歳までの通化市体育運動学校の若手ジャンプ選手(主として中高生)を中心としており、同行している朴雪峰コーチによれば「今回のメンバーはジャンプを始めたばかりの選手を主としており、初歩から練習を積み重ね、50m級ジャンプを完全にマスターしたい」と述べていました。吉林省通化チームはジャンプ競技では中国のトップを押さえており、層を更に厚くすることが今回の課題とのことです。8月7日には一行の歓迎会が県日中スキー交流委員会主催で開催され、県スキー連盟や関係市町村、友好協会関係者が出席して激励交流することになっています。


四川大地震支援募金ご協力ありがとうございました!

義捐金総額550万円に、7月3日崔中国大使に第3次分300万円を託す

このたびは、四川大地震義援金の呼びかけに対し、ご協力賜り心より感謝申し上げます。
  四川大地震はその後マグニチュード8.0と上方修正され、6月11日までに死者6万9146人、行方不明1万7516人、負傷者37万4031人、被災者総数は4500万人を超えていると発表され、甚大な被害に改めて驚愕しております。犠牲者の皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。中国では国を挙げて、また国際的な支援を受け入れながら、被災者の支援、復旧に全力で取り組んでいます。
 県協会が四川大地震支援募金を呼びかけましたところ、大変大きな反響を呼び、6月30日現在、協会に寄せられた義援金は、550万円に達しました。連日街頭に立って募金活動に取り組んだ上田日中の皆さん、生徒会が全校生徒に呼びかけていただいたり、中国にゆかりのあったご尊父の香典の一部を届けていただいた方もおられました。チャリティーコンサートの好意を届けていただいた例もありました。尊い気持ちがこめられていて感動を禁じえません。
  長野県日中友好協会では、四川省大地震義捐金の第3次分として、7月3日井出正一会長らが崔天凱中国大使にお会いして300万円を託しました。大使は、長野県民の皆様のあたたかいご支援に心から感謝しますと述べました。席上額入りの感謝状をいただきました。
 協会はすでに第1次分として、5月20日長野県日中友好の翼訪中団で訪中した井出会長より中日友好協会の許金平副会長に50万円を託しました。また第2次分として、5月31日、(社)日中友好協会全国本部の村岡久平理事長立会いの下に、西堀理事長が中国大使館友好交流部杜暁義さんに150万円を手渡しました。更に、県議会日中友好促進議員連盟の倉田竜彦会長が6月11日大使館を訪れ40万円を届けています。
 県協会では、ご協力いただいた皆様の氏名を、「日本と中国」県内版8月号に掲載させていただきます。

長野市で中国帰国者のつどい(6/29)
6月29日長野市飯綱高原アゼリアにおいて恒例の中国帰国者のつどいが開かれ、長野市在住の帰国者ら120名が参加しました。長野市や市日中友好協会・帰国者の会で構成される三者連絡会が主催したもので日頃地域でお世話になっている区長さんや民生委員さんも来賓として参加し交流を深めました。北島良一会長(市日中理事長)が主催者を代表してあいさつし帰国者の日頃の活躍にエールを送りました。引き続き入国手続きの講演の後、懇親会が行われました。ビンゴゲームやカラオケなど楽しいひと時を過ごしました。

中国高校生訪日団100名が来県交流(6/26〜28)

外務省の「21世紀東アジア青少年大交流計画」事業で来日した中国高校生訪日団第4陣のうち河北・山西・湖南・四川の高校生一行106名が6月26日から28日県協会の招きで長野県を訪れました。
 26日午前、長野駅頭では長野県日中友好協会メンバーが両国旗と歓迎の横断幕を持ってあたたかく歓迎しました。ホテル国際21での歓迎交流式では内藤武男県協会副会長と太田順造県国際課長が歓迎あいさつをおこなって一行を歓迎しました。また国際課の担当者から映像を使って長野県概況説明が行われました。午後は2グループに分かれ、信濃毎日新聞社とみすずコーポレーションを視察した後、全員で善光寺を参観しました。27日は4グループに分かれ長野・松本・諏訪・飯田を訪れ、各地の市長や友好協会役員のあたたかい歓迎を受けました。戸隠・松本城・諏訪大社と原田泰治美術館・川本喜八郎人形美術館などを参観した後、長野西・松本県ヶ丘・岡谷南・飯田風越高校を訪問し高校生同士の交流を行いました。また夜は生徒や友好協会会員宅などでホームステイし、日本の暮らしや生活習慣などを体験しました。
 長野西高校での交流では、国際教養科の1.2年生81人と交流しました。車座になって互いの学校生活などを紹介したり、歌や踊りなどの特技を披露しあったり、折り紙やかるたを使って親睦を深めるなど楽しいひと時を過ごしました。交流会終了後は、書道や剣道などの部活に参加しました。
 岡谷南高校での交流では、高校生同士が英語で直接結構打ち解けて交流し、更に「合ラン」やダンスなど若者らしいエネルギー全開の交流が見受けられました。松本県ヶ丘、飯田風越高校でも有意義な交流が行われました。県内高校生との友情を深め、長野県に深い印象を持って3日間の日程を無事終了することができました。

各地区日中友好協会定期総会開く

県日中経済交流促進協議会定期総会(6/10)

県北京放送を聞く会定期総会、付頴さんを招いて交流(6/8)
県日中女性委員会総会開催(6/1)

河北省との友好提携25周年記念友好の翼(5/18〜24)
四川大地震をともに悼み、青年交流・友好推進を誓う

 長野県と中国・河北省との友好提携25周年を記念して、村井仁知事を団長に井出正一県日中友好協会会長と下崎保県議会議長を副団長とする長野県日中友好の翼訪中団一行63名は5月18日から中国各地を訪れて友好と親善を深め、24日、無事帰国しました。中国では直前に四川大地震が発生し、甚大な被害に見舞われており、中国政府は19日から三日間を「全国哀悼日」と定めるなど政府要人らも多忙をきわめ、予定していた中国政府関係者との会見は中止されました。しかし河北省では緑化協力記念植樹、若手新省長との会談・青少年交流に関する「覚書」調印など、これからさらに一段と“実のある”民間外交を展開する素地を作り上げました。

 今回の訪中団には、知事部局はじめ、県会日中友好促進議員連盟、県日中友好協会、連合長野、経済界関係者らが参加しました。北京経由で河北省入りした一行は19日午前、県日中友好協会が日中緑化交流基金の助成を得て取り組んでいる同省易県(えきけん)での緑化協力プロジェクトの現場を訪れ、緑化協力記念碑の除幕式の後、劉徳明県長はじめ70名とともに100本の松の木を記念植樹。同午後には、太陽エネルギー・電池への取り組みで知られる保定英利新能有限公司を視察。この日から四川大地震での犠牲者を悼む「全国哀悼日」が始まったため、一行は同所で全中国国民とともに三分間の黙とうに参加しました。

 石家荘市では、河北会堂で同日夜、胡春華・代理省長と会談しました。胡省長は中国共青団書記として活躍してきた胡錦濤国家主席直系の若手ホープで、両者は初対面を感じさせないうちとけた雰囲気で懇談しました。胡省長は知事一行の来訪に熱烈歓迎の意を表した後、長野でのオリンピック聖火リレーの成功に謝意を表し、25年来の友好交流の成果を回顧、河北省の発展の様子を紹介しました。知事は冒頭四川大地震へのお見舞いを述べた後、青少年交流や環境保護協力などを積極的に進めて行きたいと述べ、省長に「ぜひ長野県へ」と来県を要請しました。省長は適切な時期に長野県を訪問したいと応じました。両者は大学・短大の交流などを促進する覚書に調印しました。同日夜の友好提携25周年記念歓迎夕食会では、ジュースで「献杯」。翌20日には「石家荘外国語学校」を視察。幼稚園から高校までの一貫教育の中に英語や日本語などの外国語教育を取り入れており、恵まれた環境の中で子ども達が、熱心に勉強していました。日本語を学んでいる生徒たちに案内されながら授業参観、休み時間になると握手攻めに会いました。

北京では、オリンピック開会式場「鳥の巣」をカメラに収め、地震の復興と2ヵ月後に迫ったオリンピックの成功を願ったものでした。中日友好協会の許金平副会長とお会いしたさい井出会長から四川大地震義援金の第1次分として50万円を託しました。21日には、中国国際放送局を井出会長や北沢久・県北京放送を聞く会会長(長野ラジオ孔子学堂学長)はじめ35名が訪問し、王冬梅副局長らの熱烈な歓迎を受けました。立派な施設と充実したスタッフで日夜、中国発のニュースや中国事情の紹介を発信している様子がわかりました。インターネットを活用した国際放送のあり方など最先端の状況を参観できて有意義でした。
 その後泰山コースのメンバーは24日まで、孔子のふるさと曲阜を訪れ、続いて泰山に登りました。いずれも世界遺産に登録されていて、思い出に残るものでした。また北京から済南まで新幹線と瓜二つのような高速列車に乗り、時速270キロ3時間で到着したのには驚きました。上海は国際都市としてますます発展を遂げています。夜の黄浦江遊覧と雑技の鑑賞は旅の締めくくりのよき思い出となりました

第46回県日中友好協会定期大会、四川大地震緊急支援募金呼びかけ(5/15)
 長野県日中友好協会は5月15日、約200人が出席して長野市内のホテル国際21で2008年度第46回定期大会を開き、平和友好条約30周年と長野県・河北省友好提携25周年にあたっての活動方針を決めるとともに、12日発生した四川大地震の被災者支援のため緊急募金を呼びかけ取り組んで行くことを決めた。義援金は中日友好協会などを通じ現地に送る。
 井出正一会長は「犠牲者には心から冥福を祈るとともに1日も早い状況の回復を祈りたい」とあいさつ。18日から、県が友好提携している河北省などを村井知事らと訪れることにも触れ、「それまでに集まった支援金を第1陣として持って行きたい」と話した。大会宣言に続いて緊急提案として支援募金の呼びかけが採択され出席者も早速支援金を寄せていた。(当日20万円あまりが集約された。)
 大会ではこのほか、平和友好条約締結30周年事業として記念シンポジウムの開催や大型人形劇「三国志(総集編)」県内公演、戦時中強制連行された中国人殉難者の慰霊祭開催、中国高校生訪日団100名の受け入れ、河北省との友好提携25周年記念事業として県日中友好の翼訪中団の派遣、中学生卓球交流大会の開催、緑化協力プロジェクトの継続などを決めた。任期満了に伴う役員改選では、井出会長らを再任した。



長野県日中友好協会定期大会で採択された
中国四川省大地震に対する緊急支援募金の呼びかけ

5月12日午後発生した四川省文川県を震源とする四川大地震はマグニチュード7.8の巨大地震で、阪神大震災の約30倍のエネルギーに相当すると言われ、14日現在、死者は1万2000人を超え、ガレキに埋まっている人が2万3000人、負傷者は2万6000人、倒壊損壊家屋346万戸と報じられています。1976年の唐山地震(死者24万人)以来最悪の被害となっています。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 中国政府は、温家宝首相が直ちに現地入りし陣頭指揮を執っているほか、国際社会からの支援を要請しております。余震や雨、山間地にある被災地への道路の寸断など条件の厳しい中で救助活動が懸命に続けられています。
 長野県日中友好協会は(社)日中友好協会全国本部(平山郁夫会長)の呼びかけに応えて、下記により中国四川大地震に対する緊急支援活動に取り組んでいきたいと存じます。皆様のご支援ご協力を切にお願い申し上げます。
   2008年5月15日    第46回長野県日中友好協会定期大会


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河北省から中学生選手迎えて10月卓球交流、実行委員会が設立(5/12)
中国青年代表団迎え軽井沢で歓迎交流会(5/5))
北京オリンピック聖火リレーに声援送る(4/26)

 4月26日、北京オリンピック聖火リレーが長野市で行われました。井出正一会長をはじめとした友好協会会員は、早朝から中国帰国者の皆さんや県議会日中友好促進議員連盟の皆さん(倉田竜彦会長はじめ超党派の16名の県議)とともに約200名で出発式・到着式会場付近で友好協会旗や日本と中国両国旗、長野県旗などを振って応援しました。
 また「祝北京オリンピック聖火リレー・長野県日中友好協会」と印刷された袋に入れ友好協会女性委員会の皆さんが前もって準備した紅白の一口饅頭1000袋を沿道の応援に訪れた市民や全国から集まった中国留学生の皆さんに振舞い大変感謝されました。
 星野仙一監督や野口みずき選手の走りに「ようこそ長野へ・北京五輪聖火リレー」の横断幕を掲げて声援を送りました。中国留学生の皆さんとも有意義な交流ができました。参加者はまた、北京オリンピックの大きな旗に寄せ書きをして、北京市友好協会の馬恵麗さんに託しました。
 友好協会会員の山岸重治さんと雪入忠司さんは10倍もの倍率の中でリレーランナーに選ばれて無事受け持ち区間を完走しました。またMウエーブ友の会で日ごろボランティアとして活躍している会員メンバーはMウエーブで崔天凱駐日中国大使を歓迎しました。長野市太極拳メンバーや各自治会で役員を務めている会員も率先して沿道整理のボランティアを引き受けリレーの成功に貢献しました。また石川県日中友好協会の皆さん13人も遠路応援に駆けつけてくれました。 
 長野オリンピックから10年、歴史的に中国と全国一深いかかわりを持つ長野県として、私たちは、多くの長野市民の皆さんとともに、アジアの友邦中国北京で開かれるオリンピックの聖火をあたかかく迎えることができました。長野での聖火リレーは沿道で85,000人余りが声援を送りました。全国からやってきた3000人を超える中国留学生の皆さんも整然と声援を送りました。聖火は東京経由で韓国のソウルに向かいました。全国から応援していただいた皆さんありがとうございました。

長野ラジオ孔子学堂が開講式(4/5)

 長野県日中友好協会と中国国際放送局が共同で設立した「長野ラジオ孔子学堂」が4月5日、開講式を行いました。開講式には中国国際放送局の張国清東京支局長と付頴さんも出席しました。以下は、付頴さんのリポートです。
 一年余りの準備作業を終え、「長野ラジオ孔子学堂」は開講式を迎えました。長野日中友好協会の井出正一会長は挨拶で次のように話しています。
 「中国は今、中国語と中国文化を世界に広げようと各国で孔子学院と言う施設を作っています。日本の一部の大学にもこういう施設ができています。長野県日中友好協会と共同で作った孔子学堂は民間のものとして日本では始めてのことで、大変光栄に感じています」
 また、崔天凱日本駐在中国大使が開講式にお祝いのメッセージを送り、「長野県日中友好協会と中国国際放送局が共同で設立したラジオ孔子学堂を通して、更に多くの日本の方々が中国を理解し、中国人のよき友人になるに違いない」と述べました。
 ところで、「長野ラジオ孔子学堂」は、1975年に設立された長野中国語を学ぶ会が前身になっています。学ぶ会の北沢久会長は、「長野孔子学堂の設立に伴いまして、本日から実質的に孔子学堂の中国語講座の教室となります。私たちは、これまで通り中国語を習得して、日中両国の友好交流に貢献するという目標に向かいまして実績を伸ばしてまいりたいというふうに思っております」と語りました。
 また、学ぶ会の今年80歳を超えた原山繁夫元会長は、「中国語を学ぶ会をやって、それが今日の繁栄になって、孔子学堂でまた一段と飛躍したのでたいへん喜んでいます。これからももっと中国語の学習に頑張っていきたい」と述べました。
 そして、学堂の成立に努力を払ってきた長野県日中友好協会の布施正幸事務局長は、「準備過程でいろいろ苦労したことは忘れてしまいました。前向きに頑張っていきたいと思っています。より内容のある中国語の学習ができるのではないかと先生たちはだいぶ張り切っています。孔子学堂の名前に恥じのない授業をして、これから発展が期待されると思います」と話しています。
 新しく発足したラジオ孔子学堂には、地元に留学している中国留学生も中国語の教師として活躍しています。その中の一人、王イツ男さんは、こう語りました。
 「みんなは中国が好きなようです。レッスンで中国の歴史などに関してよく聞かれます。自分は自らの国についてもっと知らないと答えられない恐れがあるので、頑張っています」
 孔子学堂を通して、中国を理解し、中国語を勉強したい日本の方は少なくありません。茂木米子さんは、インタビューに応じて次のように話しました。 「孔子学堂のことが耳に入った時に、それじゃ毎日中国語にふれられるのかしらとすごく喜びました。人とコミュニケーションを取るための言葉を覚えることは一番ですね」



写真/上から@テープカットする右から井出正一会長、張国清支局長、森社長、北沢久中国語を学ぶ会会長、A孔子学堂教室内部、B開講祝賀会であいさつする井出会長

中日友好協会代表団が長野へ(4/3)
 井頓泉常務副会長を団長とする中日友好協会代表団一行6名が、社団法人日中友好協会の村岡久平理事長の案内で来県し、井出会長はじめとした県日中友好協会役員らの熱烈な歓迎を受けました。4月3日、オリンピック聖火リレーコースなどを参観した後、鷲澤正一長野市長と会見、夜は友好協会の歓迎会に出席して旧交を暖めました。4日は白馬村の八方スキー場を参観、村井仁知事を表敬し和やかに懇談しました。また井出会長の案内で県協会の新事務所を訪れました。
長野県日中友好協会が新事務所に移転(4/1)
 長野県日中友好協会が4月1日、バスターミナル近くの森ビル新館2階に引っ越しました。事務所の隣には長野ラジオ孔子学堂中国語教室が設置されました。新住所は長野市中御所岡田町166−1となります。会員の皆さんの4日間にわたる奮闘によって20年間住み慣れた旧事務所から新事務所への移転が順調に行われました。感じのよい事務所ですねとお客様や会員の皆さんに好評です。お越しください。事務所の電話は今までどおりです。
長野市日中友好協会定期総会(3/30)
 3月30日長野市日中友好協会定期総会がホテル信濃路で開催されました。内藤武男会長は平和友好条約締結30周年と長野県・河北省友好提携25周年にあたり友好関係を発展させて行きたい。北京オリンピックの聖火リレーを市民みんなで歓迎応援したいなどとあいさつしました。第2部では、中島宏・元共同通信北京支局長が「2期目に入った胡錦濤政権と日中関係」と題して記念講演しました。最新情報を交えて中国の動向や日中関係の課題を明快に語り、出席者に感銘を与えました。
中国帰国者自立研修センター閉所式(3/21)

中国アルペンスキー選手団が野沢温泉スキー場での極東カップ大会に参加(3/11〜13)
第31回日中友好スキー交流会Ski and Friendship in 斑尾高原
3月1〜2日の両日飯山市の斑尾高原スキー場において、中国留学生・大使館・帰国者ら50名余を招いて110名の恒例の日中スキー交流会が開催されました。初日はあいにくの吹雪でしたが、2日目は絶好のスキー日和、スキー教室で初心者も初級者もボーゲンなどをマスターしてリフトを使って幾度か滑り降りれるようになりました。夜の交流会は、地元飯山市日中友好協会の強力な支援もあり、バンドの生演奏、フラダンス、歌や踊りと参加者一体となったすごい盛り上がりとなりました。
県帰国者自立研修センター喬木教室閉所式(2/24)
下伊那郡喬木村の県中国帰国者自立研修センター喬木教室は2月24日、2月末の閉所を控え、閉所式を村老人福祉センターで開きました。恒例の新年会も行い、帰国者ら約120人が参加。新年度からは飯田日中友好協会が教室施設を村から借りて、日本語教室などの支援事業を引き継ぐ予定。
式では西堀正司・県自立研修センター所長が、村や地元関係者の長い間の支援に感謝したのち帰国者に向かって「今後とも地域の人と共に地域で立派にいきてほしい」とあいさつ。村や飯田日中友好協会、同教室職員に感謝状を贈りました。教室修了生を代表し、1999年に黒龍江省から帰国した飯田市の長原綾美さんが「センターは帰国者の心のよりどころでした。(事業が)存続して行くことを聞いて安心しました」と感謝の言葉を述べました。帰国者らは、手作り餃子を振舞ったり中国の歌を歌ったりして楽しみました。
喬木教室は94年、国の委託を受けた県が運営を県日中友好協会に委託して開設され、これまでに160人余が修了しています。
北京テレビがオリンピック聖火リレーの準備を取材に来県(2/28)
4月26日の長野市で行われる北京オリンピック聖火リレーの準備が進められていますが、2月28日北京テレビの4名の取材スタッフが来県し、長野市長や準備に当たっている長野市体育課などを取材しました。市長表敬に続いて県日中友好協会事務所を訪れたスタッフは、井出正一会長らの歓迎を受け、早速井出会長にインタビュー。井出会長は、10年前の長野オリンピックに際して中国が日中スキー交流を通じて培ってきた深い友好信頼を基にして、長野オリンピック招致を積極的に支持してくれたことや、県協会の呼びかけで3000名の協力で3年間1日10円貯金を実施し、200名の中国友人を長野に招いたことなどを紹介し、4月の聖火リレーと8月の北京オリンピックが成功を収めるよう期待していると述べました。また、聖火リレーに対しては、長野市と協力して、効果的な応援を計画して、市民的盛り上がりを図って行きたいと語りました。最後に聖火リレーのトーチを手に「北京オリンピックの円満な成功をお祈りします」と北京市の皆さんへのメッセージを中国語で語たりながら、カメラに収まりました。
日中友好35周年記念作品「鳳凰 わが愛」上映会
日時:2月21日(木)18:30〜(大スクリーンでの特別上映)
場所:千石劇場

 毎年恒例の長野市日中女性委員会主催による中国映画上映会が、劇場の協力により2月21日行われました。作品は昨年11月に行われた東京国際映画祭コンペテイション部門に出品された話題作、日中友好35周年記念作品「鳳凰 わが愛」です。刑務所で巡り合った男女が30年にわたる歳月の中で、辛亥革命、満州事変、日中戦争という厳しい時代の波に飲み込まれながらも、不死鳥のように互いを求め愛し続けた数奇な運命を描いた実話の映画化です。ラブストーリーとしてだけでなく時代背景から中国の歴史も学ぶことができる興味深い作品であるとともに、残留孤児に扮した主演の中井貴一が、日本人として初のプロデューサーとしてかかわった記念すべき作品となっていて印象に残る作品でした。
須坂市日中友好協会新年会(2/17)
 2008年 日中友好新春女性のつどい(2/4)
 長野県日中友好協会女性委員会(村山ひとみ委員長)は2月4日長野市内のホテル信濃路で恒例の2008年日中友好新春女性のつどいを開きました。北は飯山、南は飯田と全県から60名の女性委員会メンバーらがつどい、研修と交流の有意義で楽しいひと時を過ごしました。
 第1部の研修会では、シンガーソングライターで長野市豊野町出身の清水まなぶさんのライブ「回想」を聞きました。戦争体験者であるおじいさんの手記をもとに戦争の惨めさと平和の尊さを歌ったこの曲は清水さんのすばらしい語りと胸に響く歌詞とビートの利いたメロディーによって感動を与えてくれました。また「私の戦中戦後体験談」として堀内とよ子さんと小池良子さんが体験発表をしました。続いて3月の日中スキー交流会に中国留学生を招く資金の足しにしようとそれぞれが持ち寄った品物でチャリティーバザーを行いました。
 第2部は祝いの舞あり、歌あり踊りあり、仮装踊りありと次々と楽しいアトラクションが披露されました。楽しみながら語らいながら、日中友好の思いを深めた1日でした。
帰国者や研修生招き日中友好新春餅つき大会
 長野市日中友好協会女性委員会は2月3日、長野市更北公民館で中国の春節を祝う「日中友好新春餅つき大会」を開きました。今年で22回目で、市内に住んでいる中国帰国者や中国からの研修生ら約100人が参加、つきたての餅を味わいました。
帰国者や研修生が交代で杵を持ち、餅をつきました。なれない様子の研修生らに、友好協会メンバーが「もっと腰を入れて」などとアドバイス。つきあがった餅はあんこやきな粉で食べました。また女性委員会が用意した豚汁も好評でした。女声ゴスペルや太極拳の披露、参加者全員のヤンコー踊りなど楽しいひと時を過ごしました。
 会を企画した西沢よしえ委員長は「北京五輪の年に更なる交流を深めたい」と述べました。長野市の友好都市・河北省石家荘市出身の語学研修生、鄭勇さん(35)は「長野市の皆さんは親切で毎日楽しい。今後も文化の交流を続けたい」と話していました。
北京五輪聖火リレーコース視察 中国大使館代表団が来長
 長野市で4月26日に行われる北京オリンピックの聖火リレーのコース視察のため、駐日中国大使館の張愛平・公使参事官一行7名が1月30日、長野市を訪問しました。長野市体育課の案内で聖火コースを視察した後、鷲澤正一市長と懇談した張公使参事官は「聖火リレーに向け万全の準備をしている。必ず成功できると確信しています」と述べました。鷲澤市長は「今年は長野市にとって長野五輪10周年の記念すべき年。聖火リレーの開催は大きな喜び」と述べました。
 一行はその後、友好協会主催の歓迎交流会に出席し交流を深めました。井出正一会長は「長野オリンピックの10周年に際し北京五輪の聖火を長野に迎えられることは大変光栄であり、長野県民と共に協会員あげて歓迎したい」と一行の労をねぎらい歓迎しました。
 聖火リレーは、善光寺を出発し、アクアウイングやMウェーブ、ビッグハットなどを経由し、県民文化会館までの18.5キロを走る計画です。
北京2008オリンピック聖火リレー/長野 ...
日中の絆を大切に、河北省との友好提携25周年を柱に友好推進を確認
県協会が恒例の新春座談会と新年会

 長野県日中友好協会は1月16日、恒例の日中友好新春座談会と新年会を長野市内のホテルサンパルテ山王で開きました。座談会には会員100名が出席して、日ごろの活動を踏まえた新年の抱負を語り合いました。
 新年会には各界来賓も加わり140人が出席しました。今年は日中平和友好条約締結30周年とともに、長野県と河北省友好提携25周年の節目の年に当たり、5月の知事訪中はじめさまざまな記念行事が予定されており、協会としても県友好の翼の派遣や日中友好中学生卓球交流大会など青少年交流や緑化協力を通じて友好信頼関係を深めて行くことを確認しました。
 井出正一会長は、「世界も日本も混迷を深めている中で、日中関係は明るさを取り戻しつつあり、国交正常化35周年を祝うことができた。県協会としても友好都市小学生卓球交歓大会や中国高校生訪日団の受け入れなど青少年の相互交流など成果を上げることができた。また昨年11月には長野孔子学堂の調印が行われたが、これを契機に、中国語の普及に一層力を入れて行きたい。本年は北京オリンピックが開催される年であり、河北省との友好提携25周年にもあたる。友好の翼訪中団の派遣など記念事業に取り組んで行きたい」とあいさつ。
 来賓で出席した中国大使館の董永裁・一等書記官は県協会が50年余にわたって民間交流に努めてきたことを評価し、「中日関係が順調な時だけでなく、困難な時も変わらず友好の信念を持ち続け尽力されてこられたことに感銘を受けている」と語り、河北省をはじめとした友好の絆がさらに深まるよう期待しますと述べました。
 来賓を代表して太田順造・県国際課長、小坂憲次・羽田孜衆議院議員(代理)、若林正俊・吉田博美・北沢俊実参議院議員(代理)、村石正郎・柳田清二・西沢正隆・寺島善幸・太田昌孝・高島陽子・小松千万蔵・今井正子・佐々木祥二県会議員、張国清・中国国際放送局東京支局長、大沢正行・県卓球連盟理事長らが激励の祝辞を述べました。近藤光・連合長野会長の音頭で乾杯し、懇親・懇談が和やかに繰り広げられました。
 そのほかの来賓として王昌勝・県華僑総会会長、湯原康・県信用保証協会長、岡村重信・県経営者協会事務局長、細野邦俊・県商工会連合会専務理事、大矢栄一・県中小企業団体中央会参事、市川浩史・JA中央会考査役、西藤千代子・部落解放同盟県副委員長、塚田佐・前長野市長らが出席しました。
 

年頭のごあいさつ

日中平和友好条約30周年・河北省との友好25周年を意義ある前進の年に
 
                     長野県日中友好協会会長 井出 正一


 新しい年をご健勝でお迎えになられたことをお欣び申し上げます。併せてわが協会へのご協力に感謝申し上げます。

 昨年は日中国交正常化35周年という節目の年でありました。5年余りの間「政冷」状況にあった日中関係も、一昨年10月の両国首脳による「戦略的互恵関係の構築」を謳った「共同プレス発表」以来、好循環の軌道に乗りつつあることは欣ばしい限りであります。

 長野県日中友好協会も、8月の北京における日中友好都市小学生卓球交歓大会への参加や35周年記念講演と祝賀のつどいの開催、太行山易県緑化プロジェクトの継続、11月の中国高校生訪日団の受け入れへの協力など「日中文化・スポーツ交流年」にふさわしい事業活動を展開することができました。年末に中国残留邦人の皆さんへの新たな支援策が議員立法として成立したことも、残留孤児問題に取り組んできた多くの皆様と欣びたいと思います。

 今年はまた日中平和友好条約締結30周年であり、長野県と河北省の友好提携25周年の年です。「和諧社会」の実現を目指す胡錦涛体制も後半期に入り、北京オリンピックが開催されます。

 5月に予定されている村井知事の河北省訪問に合わせて、長野県日中としても友好の翼を派遣します。多勢の皆様のご参加を期待します。

 更に昨年11月、一年余の検討を経て中国国際放送局と調印した「長野孔子学堂」開設があります。中国語の普及と中国文化の紹介に、中国が力を入れている「孔子学院」は世界50数カ国で展開され、わが国でも立命館、早稲田、愛知大学などで実施されていますが、民間友好中国語学習団体と提携して開設されるのは日本では初の試みです。長野県には「北京放送を聞く会」や「長野中国語を学ぶ会」が20余年にわたって北京放送局と交流を続けてきた経緯があり、それがこのたびの指名につながったものです。光栄であると同時に責任もまた重いものです。

 また会員数の減少と高齢化、それに伴う財政基盤の弱体化への対処など難しい問題にも取り組んでいかねばなりません。みんなで力を合わせ意義ある節目の年にしたいものです。

新年のごあいさつ

(社)日中友好協会会長 平山郁夫社)日中友好協会会長 平山郁夫

 新年明けまして、おめでとうございます。

 昨年は、安倍内閣に代わって、福田内閣が誕生しました。福田首相はアジア外交に重点を示す政策を主張してきました。昨年11月のASEANの首脳会談の折にも、温家宝首相と長時間にわたって会談するなど、アジア外交を大切にする姿勢を内外に示しました。
 ことしは、中国では北京オリンピックが開催されます。多くの日本人は北京オリンピックの成功を願っております。また、大勢の日本人が北京オリンピックの見学を希望しています。
 首脳同士の日中関係は良好となりましたが、日本と中国のこれからのためにも、次世代の若者の交流を願っております。外務省でも、中国の高校生を多勢、日本へ招待しています。ことしは「日中青少年友好交流年」でもあります。
 民間でも、各地域や市町村などでホームステイを行い、日中の将来のため、青少年交流が実施されています。大きくは、各地方都市間の交流も広範囲に行われることが望まれています。
 日中の青少年が直接交流することによって心が通じ合います。スポーツ交流などでも、そうした交流の成果を見ることが出来ます。
 日中ともに、次世代の友好のために、人材育成が重要です。
 新年にあたり、良い年でありますよう、祈って止みません。

2007.1-12