indies film NAGANO fes.2004 上映作品 4月16日(金)
作品タイトル / 作家名(所在地)/ 制作年 / 時間 / フォーマット / ジャンル / 作家コメント
の順番に掲載しています。
CAMERA GIRL,MY SWEET 第3話
『その名は泥棒日記』


片岡弘太郎(京都)
2003年 / 29'50 / ビデオ/ ドラマ
http://www.eizoh.com

六銭曜社(段塚崇子)から盗まれた絵の行方を追っている柴田と依子。取り戻せ なかったときの違約金を肩代わりするように迫られる柴田と、手癖の悪さを存分 に発揮する依子。しかし、依子がどさくさにまぎれて盗んだ宝石がきっかけで事 件は新たな展開を見せる。そして、依子と柴田の背後には血なまぐさい怪しげな 三人組の影が迫っていた!
「愛石(あいせき)」

五十嵐政人(新潟)
2002年 / 11'30 / ビデオ/ ドキュメンタリー

老人たちが河原で石を拾っている。石を愛する会「愛石会」の会員である。高齢により、最後の採石会となった。その模様を撮ったドキュメンタリービデオ。

「GOOD MORNING」

川邊将司(千葉)
2003年 / 10'20 / ビデオ/ コメディ


日常生活で起こりえない恐怖。その恐怖と人間の葛藤を描きました。
「on3」

前田真二郎(岐阜)
2003年 / 5'00 / ビデオ/ビデオアート

2000年に発表した自作「オン」(72分)をコンピュータによって、自動的に 再編集してつくられたシリーズです。72分のビデオ作品は10万以上のフレー ムから成り立っています。ある日、私はその全てのフレームを暗いフレームか ら明るいフレームに並べかえて見てみたいと思いました。そのために独自のア プリケーションソフトを田中信一郎と開発し、"On01"が2001年に完成しまし た。そこには多様な光の表情がありました。この"On02"は、その72分をさら に自動編集によって5分に圧縮したものです。その後、私は人の手で編集しな いコンピュータによる編集に興味をもち、いくつかの実験を繰り返しました。 編集作業に偶然性をもちこみたいという発想から"On03"はつくられています。

「パンダブラザーズの日記」

アオキタカエ(長野)
2004年 / 5'00 / ビデオ/ コメディ


長野に住み、なぜかとっくりを毎日着用する5人兄弟”パンダブラザーズ”日常の断片。
「原視」

宮下ちとせ(長野)
2004年 / 3'00 / ビデオ/ 実験映像

束縛される事のないそのままの姿、生命、美しさ
「電線〜駐車場」

内藤彰(長野)
1993・2004年 / 8'20 / ビデオ/ ドキュメンタリー
「Metro」

Mako(アメリカ)
2003年 / 6'00 / ビデオ/ ドラマ
しぶイ〜な〜
「日々 hibi 040101_040416」

前田真二郎(岐阜)
2004年 / 27'00 / ビデオ/ レックアート

今年の元旦から1日15秒・1カットを、月の運行を手がかりに撮影しています。 満月の日は夜中0時に、半月の日は朝6時、新月の日は正午に、次の半月の日は 夕方6時にという風に、撮影する時間を毎日決めています。年末には366カット 92分の不思議な13日間が出来あがるはずです。さて、私は日々、何を撮ろうと するのでしょうか?この作品は年末に完成を目標にしていますが、日々完成して いるとも言えます。2月11日バージョンは神戸で行われた「映像のコスモロジー」 にて発表しました。今回は4月16日バージョンとして上映します。春が訪れる季 節の変化が感じられるかもしれません。
CAMERA GIRL,MY SWEET 第4話
『こぼれたミルクに泣かないで』

浜田俊輔(京都府)
2003年 / 27'38 / DV / ドラマ
http://www.eizoh.com

人妻貴子(奥田ワレタ)の尾行調査を頼まれて一人有頂天になっている柴田、し かしタカラ屋はその背後に巨大な陰謀が動いていることを察知していた。一方依 子のカメラはなぜか不調でいつもの能力が発揮できない。憂いを帯びた人妻を追 う浮かれ気分の柴田と、塩分過多の依子が辿り着いた先は、阿鼻叫喚の人身売買 パーティーだった。
「The unibersal understanding」

黒柳博之(長野)
2004年 / 7'18 / ビデオ / アート映像

あなたと分かりあえる事の不思議。

「特派員」

澤隆志(東京)
2000年 / 14'00 / 16mm / アート


僕が映像に興味を持つ前は写真を撮っていました。それもかなり無目的に。なかでも立体写 真には思い入れが強く、自分で撮影し、裸眼でできあがったフィルムを1人だけで楽しんでいました。左右2コマの間に幸福なひきこもりを演じていたわけです。考えてみればこれは最小限の連続、最小限の映画ということになります。立体写 真の場合は視差による立体像の錯覚で動画の場合は時差による仮現運動の錯覚…このズレやチラつきをずっと見ていたいという欲望が、今の仕事や自作の制作を支えています。『特派員』は、一瞬でも画像をテイクアウトできないかと思って制作しました。残像現象という、動画にとってとっても重要な錯覚がテーマ。あるカットを凝視して網膜に像を“貯め”、次のカットに派遣することができます。4つのパートはどんどん凝視が難しくなるように構成されているため、見終わった人はだいぶ派遣技術が向上しています。映画館で長回しのカットがあったら、是非試してみて下さい。
「女郎花抄(おみなえししょう)」

守田法子(東京)
1990〜1996年 / 5'00 / 16mm / アニメーション

うんこまみれになって走ってくような自分のグワッとした部分を描いていくうちに、鬼追い(昔女郎の子流しの聞き語り)の詩に出会いビビッときた。(「鬼追い〜続昭和遊女考」竹内智恵子著)
 
 
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