ガーデンへの入り口に近づくと、レンガの小道の先に見えるレンガ造りの水場が、真っ先に目に入ります。庭に入るときのフォーカルポイントになっているこのレンガの水場は、最初に庭に足を踏み入れる人に、何かがこの小道の先にあるという期待感を抱かせるようです。

入り口を入って右側に高く伸びているのがヤマボウシ、その左側の大きな木がコハウチワカエデです。小道の両側に植えられた花々を楽しみながら、これらの木の茂みをくぐって行くと、大きなタイル張りのテラスに出ます。そこがこの洋風ガーデンのメインステージになります。

入り口手前の右脇にある花車は、妻のお友達の旦那様が、工事用の一輪車の廃物を利用して作ってくれたものです。このご主人には、この他にも色々な手作りの品を作っていただきましたが、少しずつ紹介できるかもしれません。

このモルタル仕上げのアプローチは、他の庭の部分がグレードアップしてしまったために、いかにもモノトーンで貧相に映ります。あまりお金をかけないで、もっと表情のあるアプローチにする方法はないかと、現在思案しているところです。

右の写真は、昨年(1998年)我が家の庭の大改造をしたときのものです。現在はこの入り口に、木製のアーチを取り付けました。ちょうどキャンバスに描かれた油絵が、額の中におさまることでさらに引き立つような効果が出たと思っています。新しいアプローチから入り口のアーチへの写真は、ここをクリックしてご覧下さい



上の写真は庭を改造したあとのアプローチの写真ですが、アプローチ全体の雰囲気を映し出していません。そこで、参考までに改造前の古い写真ではありますが、もう少しアプローチ全体が写っている写真をお載せします。


現在は、このように花べったりのガーデニングはしなくなりましたが、かつては花のジャングルのように、花、花、花の行列でした。日本料理の出し方ではありませんが、ただやたらに花を置いても、うるさいだけになってしまいがちです。これからは、ポイントポイントに花を置くレイアウトを中心に、考えていくようになると思います。

この写真、実は西日を背にしてとりましたので、うかつにもカメラマンの影が映ってしまいました。ソフトを使って修正しましたが、分かってしまったかな。

ちなみに、こちらは我が家の玄関へのアプローチではありません。庭を通って居間や和室へ通じる通路なのです。しかし、時々初めて見える生徒さんが、間違えてこちらから入ってこられるときがあります。左手のガラスブロックのついた部屋が、私のレッスン室です。

入り口を入ったところにある背の高い木はトウカエデですが、庭の改造時に廃棄してしまいました。そこには現在はツリバナが植わっていて、その奥にヤマボウシを植えました。(上の写真を参照ください)


それでは洋風ガーデンからお入りください


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