豊野温泉・りんごの湯
(とよのおんせん・りんごのゆ)
りんご畑の中の新しい温泉
2005年2月の温泉日記(再訪)
駐車場はほぼ満車2004年8月にオープンした「りんごの湯」。よく前を通りかかるが、半年たっても人気は衰えず、地元の温泉として定着しつつあるようだ。

開業初日以来の再訪。たまたま当日は「りんごの湯」の日。露天風呂にはりんごが浮かべられて、甘い香りが漂う。お湯そのものは金属のような匂いがする。

露天風呂、内湯ともに前回のようなお湯の汚れは見られない。予想以上の入館者のため、8月の開業当初よりも浴槽への給湯量を増やして改善したそうだ。
これぞりんごの湯給湯口に対して浴槽の最も奥の縁からのオーバーフローを確認した。底面3ヶ所からも廃湯し、そのお湯は床暖房や屋外の融雪に利用しているとのこと。

「天然温泉の入り方」の貼紙が多数あり。体に掛け湯をしてから入浴することなどが書かれているが、一人ひとりが基本的なマナーを守らないと、せっかくの掛け流し温泉が台無しになってしまうのだ。

大勢の人が入る「100%掛け流し温泉」なので、お湯の管理には気を遣っているように感じた。いつまでも今の姿勢を貫いてほしい。

受付・浴室は2階旧豊野町は、長野市の北隣の町。2004年8月に、りんご畑の中に「りんごの湯」という名の温泉施設が誕生した。町が温泉を掘削、施設を建設。地元農協の運営。

混雑覚悟でオープン当日に早速行ってみたが、連日35℃近い猛暑が続く中、温泉に入ろうという人は少ないようで、思ったほどの混雑ではなかった。

玄関や浴室は2階にあり、1階の一部が農産物直売所になっていて、地場産の新鮮なぶどうや桃などが安く手に入る。
脱衣所のバルコニーからはりんご畑が見えるお湯は黄褐色で、掛け流し方式だが、露天風呂はほとんどオーバーフローせず、髪の毛がたくさん浮遊していた(筆者のほかにも、同じ指摘をしている方がいた)。

内湯,露天風呂とも、浴槽の大きさに見合った十分な量の新しいお湯の投入が確保されないと、掛け流しの意味がないと感じた。

実は、筆者の自宅から車で10分程の場所にある温泉なのだ。スタッフの対応には大変好感が持てたので、お湯の管理については今後に期待したいと思う。
Data
 【所在地】 長野県長野市豊野町石
 【営業時間】 10:00〜22:00
 【定休日】  第4火曜日(祝日に場合は翌日休)
 【料 金】 400円(20:00〜の入館は250円)
 【駐車場】 166台・無料
 【源泉名】 豊野温泉
 【泉 質】 ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉,pH7.7
 【泉 温】 43.2℃(気温9℃)
 【湧出量】 812L/分(掘削による動力揚湯)
 【掛け流し】 ○(加温ある模様)
 【飲 泉】 不可
 【設 備】 内湯男女各1,露天風呂男女各1,サウナ男女各1
 【備 品】 洗面器,シャンプー,ボディソープ
 【最新入浴日】 2005年2月


 【泉 質】 C→Aに昇格
 【設 備】 B
 【情 緒】 C
 【総 合】 B

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