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<材料>
ヤマザクラの枝:直径10〜20cmの物、1本
ナラのチップ:市販の物、一袋サーモン:半身2枚、(キングサーモン、ノルウェーサーモン、
トラウトサーモン等の生食用で脂ののった物。
新巻鮭などは不向きです。)水:1リットル、 荒塩:270g、 黒砂糖:45g
醤油:50cc、 白ワイン:200cc玉ねぎ :1/2個、 レモン:1/3個、 パセリの茎:数本
にんじん:1/4本、 月桂樹の葉:数枚、 タイム:数本
黒胡椒:少々
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<作り方>
スモーク用チップを作る
(1)ヤマザクラの枝をチェーンソーで切ってチップにする。あまり細いと切る時に振動して切りにくいし、チップの量の割りに樹皮が多く出るので、直径10〜20cmの物が扱いやすい。チップにするというと難しそうですが、薄皮せんべい位の輪切りを作るつもりでやるとちょうど良く出来ます。本当に薄皮せんべい位の輪切りが出来ても、後で手で簡単にバラバラに出来ますので御心配なく。
(2)チップを乾燥します。
元の枝の乾燥度にもよりますが、天日に3日間くらい当てて、手でギュッと握ってもサラサラと落ちるくらいになればOKです。
乾燥したら市販のナラのチップを混ぜて出来上がり。ヤマザクラとナラの比率は5:1程度。市販のナラのチップを使うのはウチの庭に生えていないからです。ナラを加えると色付きが良くなりますが、加えなくても問題ありません。
ウチのスモーク室
高さ1.8m、幅72cm、奥行き54cmで、かなり多量の処理が出来ます。
中に入っている缶は温薫用の物で、少量のベーコンや虹鱒、鳥肉などを薫製するときに使用しています。
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塩漬けする
(3)水に荒塩、黒砂糖、醤油を入れ、20分ほどアクを取りながら弱火で煮たら冷ましておく。(これをピックル液といいます)
(4)玉ねぎ、レモン、にんじんを輪切りにする。
(5)バットにサーモン、輪切りにした野菜、月桂樹の葉、タイム、黒胡椒、パセリの茎、白ワインを入れて、18時間ほど漬けておく。
風乾
(6)漬け込んだサーモンを流水で水洗いし、腹の脂の強い部分を切ってから、小骨を取る。その後2時間ほど乾かす。
(腹の部分は一日冷蔵庫においてから焼いて食べると、これも美味しい!)
(7)表面が乾いたらエクストラバージンオリーブオイルを身の部分にまんべんなく塗りつける。
スモークをかける
(8)スモーク室にサーモンを入れたら、いよいよ点火。チップを空き缶に入れ、カセットコンロに点火する。煙が出てきたら弱火にする。
煙が出なくなったら燃えかすを捨てて、新しいチップを入れる。
30度以下で12時間ほどスモークをかけるが、温度が上がりすぎる時は市販のスモークウッドを使うこともあります。
仕上げ
(9)スモークが終わったら3時間ほど外気にさらしてから、ラップして冷凍庫に2時間ほどいれる。
(10)皮をはいでから、3mmほどの厚さにスライスして出来あがり。ラップして冷蔵庫に入れて1、2日後が食べ頃です。