岩肌をえぐった道

そろそろ核心部の白竜峡に近づいてきた。


別山出合の雪渓

別山出合の雪渓。3日前に道の状況を小屋に訊ねたら、ここの雪渓のおかげで開通できないと言っていた。雪渓が厚いのではしごで上に上がる。


雪渓上

雪渓の上。剣方面の尾根の紅葉がいい感じ。


核心部の白竜峡(クリックすると拡大)

白竜峡到着。足元は靴1足分ほどのスペースの道。左手は針金を握りしめたまま、チミチミ進む。


ウォーターシェイド

行く手にブルーシートのトンネルが現れた。ちっちゃな滝を道が横切ってるため、水を浴びないようにしているみたい。ちなみ雨の下ノ廊下はずっと滝の中になるらしい。


十字峡まではのんびりした風景

白竜峡を過ぎると緑の多い道になり、しばらくはのんびりと歩けた。


十字峡に架かる橋

十字峡到着。剣沢を渡る橋の上から十字峡を覗く。ちょっと遠いな。


剣沢より十字峡(クリックすると拡大)

十字峡を過ぎると、それまでは川と同じく高度を下げていった道が、高度を下げずに水平になった。あっというまに川は足元はるか下。


半月峡へ

半月峡。高所恐怖症のボクに止まって写真を撮る余裕がないくらいの高度感。白竜峡よりよっぽど怖い。視界の右隅に写るはるか彼方の川を見て見ぬふりをして、黙々と進む。


他に看板はないのかな?

再び道に緑が生えてきた。川が緑で見えなくなった分、高度感が薄れたが、油断は禁物。


川はるか下

黒四の発電所の対岸まで来ると、道は突然下り始めた。最後に泣きそうな高さのつり橋を渡って、しばらくは林道歩き。あまりに高いつり橋は景色が変わらないので、動く歩道を逆走したみたいだった。


怖かったつり橋


黒四発電所とつり橋


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