いざ!GO!!
北海道に上陸して初めて、ほんと初めて空一面の青に見舞われた。
まるでこの時を待っていたかのように。

待ち遠しかったぜ、北国の夏!

直線路をひた走るとホクレンのガスステーションが見える。その交差点を左に曲がると眺湖橋だ。

バウ(船首)には「FUCK YOU!」とスラングを吐くアメリカン女子プロレスラーの縫いぐるみが
縛り付けてある。大山猫号の守り神だ。

眺湖橋下の広場にハイラックスを入れ、大山猫号を降ろす。防水バッグに昼飯・水・水中眼鏡・空気ポンプ・万が一に備えての
着替えやリペアキットを詰め込み、後部にセットする。
カミさんには、ここで子供達としばらく水遊びでもしてなよと告げ、再びハイラックスに乗り込む。
荷台にはスペシャライズドのクロスカントリーMTB店主スペシャルが積まれたままだ。

ゴールとなる美瑠和橋までは、南に向けてジャスト5km走ると「川湯温泉」の看板があり、そこを左折する。

すべてミキのメール情報通りだ。

橋下の広場にハイラックスを突っ込み、MTBを降ろし、フロントタイヤを組み付ける。
ギラギラと、だけれどもけして殺人的でなく爽やかな日差しの中を再び眺湖橋目指してチャリンコを漕ぐ。

この方法は7日前にここを下ったマンタがやっている。
「ジャスト20分。あっと言う間だよ」とのメール情報通りのショートサイクリングだった。

途中、荷物満載のチャリダーにすれ違いざまにピースサインをもらった。
こっちは、偽りのeasyサイクリストなのに・・・・でも、昔の単車ツーリング時代を思い出してうれしくなった。


橋の下では子供達が無心に無邪気に魚を追っている。
MTB店主スペシャルをガードレールにチェーンロックし、大山猫号を湖に滑らせた。
期待と不安に満ちた一瞬だ。
この気持ち。悪くない。


もしも、これが野郎ばかりだったり、集団だったりしたらこんな気分にはならないだろう。
初めての川で、絶対に失敗は許されないリスクを2人乗せているから生まれる気持ちだ。
カミさんと息を合わせながらパドルをまわす。
吸い込まれるように、流れに乗り、眺湖橋はやがて背後へと消えていった。


ダークグリーンの水。
川面に押し迫る原生林。
濃い密度でウィルダネスが迫る。
流れは思いのほか速い。パドル裁きを休めるヒマはありそうでない。



台風の影響でまだ新しい倒木が随所で進路をふさぐ。
場所によっては船1台分の通り道しかない。
そこらかしこで鱒がライズする。魚影の濃い川だ。



20分ほどで最初の上陸ポイントである美登里橋に着いた。
船を上げ、昼飯に。

ウグイやオショロコマが群れをなして泳いでいる。
川に潜ってみた。
淵の中には20cmオーバーのでかいザリガニがいた。




この先更に、チョークストリームとなり、大蛇のようにぐねんぐねんと蛇行していく。
オジロ鷲が羽ばたき、ススキの陰からエゾ鹿が顔を覗かせる。
想像以上に素晴らしい川だ。

いつの間にか、スケもナツも寝ちゃってるじゃないか。
おいおい、こんな素晴らしい川なのにもったいない。

道草しまくって4時間半かかってゴールに着いた。
青い空に浮かぶ白い雲が、黄金色に輝く時間になっていた。




今日の温泉は屈斜路湖岸にある無料の露天風呂 コタンの湯に入った。
ここは一応は男女別(仕切りは湯船の中の大岩)だが、実際はモロ見え。
観光客も来るので、女性はよっぽどじゃなきゃ水着を着ていたほうが無難。

本当はすっぽんぽんのほうが開放感があっていいんだろうが、世の中にはゲスな奴が多いからね(俺か?)
タオルで一生懸命隠しながら入浴するのは窮屈そうでちょっとかわいそう。
まあ、混む時期だからしょうがないのかな・・・。

とにかく、ここの温泉も湯加減、景色共に最高。
特に屈斜路湖に沈む夕日を眺めながら入浴できたからね。
TOPのチンポコ星人の写真はここで撮ったんだよ。



泉帰りに昨日の雑貨屋で再び買出し。
昨日にもまして食材が在庫切れを起こしている。
っていうかほんと無い。
店のオババは苦笑いしてたけど。

結局、焼きソバと冷凍餃子を買って帰ったんだけど キャンプ料理箱の中の油も切れていた。
なもんで、煮ソバと煮餃子が今晩のディナーとなった。

寝がけには昨晩同様、和琴半島付け根の露天風呂に入ってあったまった。
昨日がピークだったのだろう、温泉にはほとんど人がいなかった。
キャンプサイトも昨日の半分のテントになった。

ホッとするような、ちょっとさびしいような・・・・北海道の秋はもう始まっているのかなあ・・・・・・。





NEXT

Before