守様
はじめまして。大阪大学人間科学部3回生、高橋孝治と申します。 ホームページをみ、「チビクロさんぽ」問題についてお伺いしたく、 お便りさせて頂きます。お忙しいとは存じますが、宜しくお願い致します。 なお、もしお答え頂けるなら、(公開頂いても結構ですが) できれば 私個人宛てのダイレクトメールでお願い致します。
さて、私がこの問題を知ったきっかけは、「ニュースステーション」での放映です。 私は子供のころ、ちびくろさんぼが大好きでしたので、形を変えて復活する事を 喜ばしい、とおもいました。細かい経緯については存じませんでしたが、大ざっぱな印象として。
しかし、その番組の中で、「形を変えても黒人差別だ!」と絶叫する黒人差別撤廃 団体の方が出ておられました。私は、「名前も、人物も変わって、「ちびくろ」という名の 犬なだけなのに、どこが黒人差別なの? 」と呆れてしまいました。
しかし私はこの問題の事をさほど気にせず、詳細を聞きのがしてしまいました。
過日、インターネット上で守様のページを見つけ、経緯を詳しく知りました。 「表現の自由」や「学術誌の不透明さ」等の問題が混在する、興味深い問題だと想いました。
その中で特に、「差別語にまつわって表現の自由が、過度に抑圧されているのではないか?」 とおもいました。「チビクロさんぽ」についての横やりが、その一例だと想うのです。
それについて、「臭いものにふたではいけない」とおっしゃられる貴兄の姿勢 に共感するものです。
しかし、私は余りにも一方の当事者の言い分のみを鵜呑にする事は公平ではないと 想い、「黒人差別撤廃団体」のご意見も伺いたいと想いました。しかし、インターネット 上で検索しても見つかりませんでした。
私はニュースをいい加減に見ていたので、団体が出版社や貴兄に中止の圧力をかけたのか、 またはかけたとして、それに貴兄が屈してしまわれたのか等、事実問題についてさえ 曖昧な始末です。
つきましては、「黒人差別撤廃団体の抗議内容」「その結果、本はどうなったか?」 「和解はできたのか?」等、お教え頂けませんでしょうか?
何卒宜しくお願い致します。
*******************************************
高橋孝治
大阪大学人間科学部三回生
E-mail: hs5057tk@ex.ecip.osaka-u.ac.jp
*******************************************