『心理学の歌』

長野県歌『信濃の國』の節で)


(平成7年度ラジオ公開講座「誤信・迷信の心理学」のために作成)

YouTube信濃の國(別ウィンドウで開きます)


  
一.心理学は科学です。心の不思議にせまります。
(信濃の國は十州に 境連ぬる國にして)
研究方法、厳密に、結果の解釈、慎重に。
(そびゆる山はいや高く 流るる川はいや遠し)
観察、実験、調査、モデル作り、四つの研究法を使います。
(松本伊那佐久善光寺 四つの平は肥沃の地)
データをコンピュータで分析します。それでもわからぬことばかり。
(海こそなけれもの沢に よろずたらわぬことぞなき)

二.世に知られたる「心理学」は、性格占い、心理ゲーム
(四方にそびゆる山々は 御岳乗鞍駒ヶ岳)
超能力に夢判断。いずれも怪しげなものばかり。
(浅間はことに活火山 いずれも國の鎮めなり)
本当の心理学は科学です。地味なことから堅実に、
(流れ淀まずゆく水は 北に犀川千曲川)
実証しながら一歩ずつ。まだまだわからぬことばかり。
(南に木曽川天竜川 これまた國の固めなり)
三.基礎をしっかり学ばねば、応用の花は咲きません。
(木曽の山には真木茂り 諏訪の湖には魚多し)
はじめはすべてを疑って、五感も信じちゃなりません。
(民の稼ぎも豊かにて 五穀の稔らぬ里やある)
基礎から学ぼう心理学。わからぬことは多いけど、
(しかのみならず桑とりて 蚕飼いの業の打ち開け)
研究方法、身につけりゃ、誤信・迷信、恐くない。
(細きよすがも軽からぬ 國の命を繋ぐなり)

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