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(2003/05/04)
「全日本トライアル選手権大会 第三戦 関東新潟大会」
トライアル競技のルール・用語等はこっちで簡単に説明。
と言う訳で、前日から泊まりがけで、新潟は大日ヶ原トライアル場に全日本トライアル選手権大会(JTR)を見に行ってみたココロ。
◇セクション 1
初っぱなからビッグステアにチャレンジするセクション。
IBは小さめのステアが一つ、IAは小さいステアと中サイズのステアが一つ、そしてIASは、全セクション中最大の高さ2.5mにおよぶビッグステアがある。
◇セクション 2
スタート直後に泥。そのタイヤで土の坂を5mほど登ったら一端岩の坂を下り、もう一度岩の坂を登ってそこから一気に土の坂を登り切る、ヒルクライムセクション。
IBが真っ直ぐ登り切ればいいのに対し、IA・IASは坂の途中で一端右に振ってから左に振り返して上らなければいけない。
ロングのヒルクライムとはいえ、傾斜が30度少々の緩い坂で路面状態もドライなので、IB選手でもクリーンが頻発するなど難易度は比較的易しい。
◇セクション 3
高低差はそれほどではないけど、最大傾斜が50度近くあるヒルクライム×2とダウンヒル×1の複合セクション。
さらにISAのセクションは、斜面途中で岩や丸太を乗り越えながら上らなければならない。
しかも、先発の選手が登ったり失敗したりで、IASの選手が走る頃には土手の路面はズルズル。
4stトレール車ならエンジンブレーキが強力なので、クラッチは繋いだままリアロックさせない程度にブレーキかけながら降りるのでありますが、トラ車は2stなので、クラッチを切ってリアはロックさせたまま、フロントブレーキで調整しながら降りる。
◇セクション 4
延々岩場が続くセクション。
水場が無いだけセクション8/9/10よりも楽に見えるが、岩の密度がケタ違いのため、ラインを外すと岩の間に前輪や後輪が落ちて身動きが取れなくなる。
IA・IASはさらに、助走が出来ない位置から大岩にトライしなくてはならず、1ラップ目は5点が続出したセクション。
◇セクション 5
セクション5/6は、連続するヒルクライムセクション。
小川で濡れたタイヤで傾斜50度近くになる山肌を8m駆け登り、そこで反転して降りてこなければならない。
こちらは、ラインさえ外さなければ比較的難易度は低く、IBクラスでもクリーンが連発したセクション。
◇セクション 6
IBはこのセクションはパス。IA/IASクラスのみのチャレンジ。
セクション5よりもさらにきつい60度の傾斜で、しかも中間には木などの引っかける場所がない坂を、IAは8m、IASは10m近く駆け登る。
ちょっとでもトラクションが抜けると、後は下までまっ逆さま。
◇セクション 7
小川の中を上流に向かってさかのぼるセクション。
小川で洗われたタイヤで、泥まみれの岩に飛びつかなくてはいけない。
転倒するとマシンがお釈迦になるので、とにかく安全に行くことを要求されるが、見た目以上に距離があるので、タイムオーバーとの戦いになる。
◇セクション 8
IA/IASのみのセクション。
川の中に転がる小岩・大岩を乗り越え、飛び越え、渡っていく。
ジャンプ・ステアの難易度もだが、時間制限オーバーの選手も出る厳しいセクション。
◇セクション 9
セクション8/9/10と岩場が連続する中で、IBには中休み的な難易度のセクション。
ただし、IASのコースには、泥の中から先端が尖った岩に飛びつくステアがあり、最大の見せ場と共に岩場セクション群随一の難所がある。
◇セクション 10
いきなりの岩登りステアで、飛びつけずに5点を取る選手が連発したセクション。
そこをクリアしても、IA/IAS選手には、濡れた小岩の上から大岩2つの複合ステアという難関が待ち構えている。
◇セクション 11
ラストセクション。
35度のヒルクライムを8mほど登り、直滑降で降りてくるセクション。
他のヒルクライムセクションと違い、立木がルートを遮るように何本も立っているため、人が立っているのもやっとな急斜面で斜めに停止して、そこからフロントを上げて木を飛び越えなければならない。
繊細なバランスと確実な荷重移動が要求されるセクション。
◇Result