[前編]
と言うわけで、事前の天気予報では「降水確率80%の雨」と言われつつなぜか晴れ渡った二日目。
#まぁ、埼玉ではまさに人死にが出る強風だったことは置いておきますが(爆)
・ウォーミングアップ
天気は晴れだしオンロードなんで、今日は自前のウェア(ジーンズにGWのツーリングジャケット、オフブーツ、オフグラブ)とオフフルフェイスメット+ゴーグルで。
#あ、昨日はトライアル用のジェットメットを借りてやったですよ。
ジャケットはパッドが入っているけど、パンツは普通のジーンズなんで上から膝プロテクターを装着。
ちなみに、膝・肘のパッドは参加に必須デス。
使用車両はCB750SF。
初参加者 or 大型免許無し者は750ccまで。二回目以降の参加者で大型を持ってると、他にもCB1100、VTR1000、○○○(ヒミツ)、なんかに乗れます。
#ちなみに、二輪免許無しだと、VTR250・XR250・CB400SFまでデス。
とりあえず、セルは楽だねぇ(爆)
#ニュートラルに入ってないと、スタンド出したままエンジンかけられないのがちと面倒だけど。
・慣熟走行
750に乗るのは初めてなのでアレです、が、猛烈にハンドルが重い!
前日と同じく10分ほど軽いスラロームをやったら、コースに移動。
今日は他の講習が無いので、コース全面を使えマス。
#ただ、隣の教習所 + ロングサーキットっぽいコースは、どこかのショップの試乗会で使ってましたが。
#なんせ、CB955RRやZZ-R1100がフル加速でカッ飛べるサーキットでありますからな‥‥。
#もしもこれで使ってなかったら、こっちのコースもちょっと走れるかも、という話しだったので残念。
・千鳥スラローム(with 急制動)
26人も参加していると、低速セクションをやった日にゃ詰まりまくってまともな練習にならないんで、午前中は、千鳥スラローム・急制動とコーススラローム・タイムアタックの二組に分かれる。
ちなみに、ワシは千鳥スラローム組に。
実は、千鳥スラロームとオフセットパイロン・スラロームは違うのですが、今までどっちも同じ、オフセットスラロームだと思ってますた、ええ。
オフセットスラロームってのは、直線にパイロンを並べてスラロームするところから、パイロンを左右に離して配置しなおしたブツ。
レベルによって、数mから十数mまで左右に離して、基本的になるべく速く走ることを目的にする、と。
(オフセットスラローム配置)
で、千鳥スラロームってのは、パイロンの間隔は似たようなものですが、パイロンが1つでなくて二つ・バイクが1台ちょっと通れる位のすき間にして配置。
で、その間を、なるべくゆっくり・低速で走ることを目的にする、と。
(千鳥スラローム配置)
で、コレがむっちゃ難しい。
大型は「曲がらない・曲がりすぎる」という言葉が身にしみて理解できまする。
オフ車・トラ車みたいにリーンアウトのV字バランスで行こうとすると、曲がり始めで車体をインに倒し込んだ途端、サクっと倒れます。
いや、倒れるというか、コケる、ですな。
だからどうするかというと、車体をなるべく倒さないで曲がる、つまり身体をインに入れて車体を倒さずに実バンク角を作って曲がる必要があるのですな。
感覚としては、一本橋が激しくジグザグに曲がっていて、しかもそれが200m位続いている、と言えば判ると思いまする。
最初は、リーンインがまったく出来ないからイン足を着き着き、しかも足を着いても出口で次のパイロンに車体を向けることも出来ずしょうがないからショートカットでごまかして‥‥、でヘロヘロ。
なんせ、次のパイロンまで左右の間隔は15m近くあるのに前後の間隔は10mもないという、ものすごい詰まった配置でありますから、パイロンの進入をミスすると次のパイロンは絶対にクリア不可、とめっさ厳しいコースであります。
それでも、30分位頑張っていると、車体を倒さず身体で実バンク角を稼ぐことと、パイロンになるべく真っ直ぐ進入して実バンクを付け、そのまま出口の立ち上がりをなるべく粘り次のパイロンへのラインにバイクを乗せる、という、コツというか最低限の身体と目線の使い方が判るようになりますた。
#コース外で低速8の時やら定常円やら練習したかいもありまするが。
でも、結局、1回のコースインで全パイロンをクリーンすることは出来なかったケド‥‥。
ついでに、慣熟走行の頃はハンドルの重さがあったけど、千鳥パイロンが終わる頃には、ターンしてもハンドルの重さはさほど感じない様に。
・急制動
え〜と、千鳥スラロームからの帰りが急制動。
なんと言うか、リアもフロントもブレーキの感覚が全然判らず。
急制動というか、普通にとまっとるだけやん!、という状態。
リアブレーキもフロントブレーキも強力過ぎるから、どうしても思い切って握り込めないデス。
#タイヤがやたらグリップするから、ロックした感覚が掴めませぬ‥‥。
ついでに気がついたのでありますが、どうもワシ、ブレーキをかけるときにアクセルを全閉にしないクセがあるようで。
オフロードの場合、ブレーキをかける時でもアクセルを全閉にしないでリアのトラクションを多少なりとも確保するテクニックがあるのですが、どうもオンでも無意識にやっているみたいであります。
大型だと、ほんの少しのアクセルOPENでもトルクがかかって、制動距離や倒し込みに大きく影響するであります。
どうも直進からブレーキング→倒し込みしてもスパっと寝ないなぁ、と思っていたのでありますが、コレもアクセルを閉じていなかったからかもしれませぬ。
・タイムアタック・1回目
タイムアタック専用のコースがあって、スタートからゴールまでのタイムを測る。
と言っても、いきなりってのはあんまりですので、まず何周か走って見たあと、ライン取りをざっと説明して講師のデモ走行、それからコースの確認もかねた試走をしてから、タイムアタック開始。
え〜、なんと言うか‥‥、先行車に全然追いつけませぬ。
コーナーの速度はそれほど変わらないのデスが、クリップ・立ち上がりの加速・進入の減速がダメ。
バイクに慣れていない分、自分のイメージと実際に走っているラインが全然違う。
もちろん、視線さえ向ければどんなラインでも(取り敢えず)走れるのデスが、無意識のうちに辻褄をあわせているのがよくわかる。
車体が重い分、こじつければこじつけるほど無理が重なってどうしようもなくなるし。
昼飯
‥‥、飯の量が三食とも多すぎデス(笑)
そいえば、入り口のところにCB1100XX(?)が置いてあったけど、アオデカ!
・8の字
午後部前半は8の字。
と言っても、教習所でやる定常円旋回の延長みたいな8の字でなくて、パイロン間の間隔が15mくらいありまする。
パイロン間で加速、旋回前の減速・等速旋回・加速・減速・旋回‥‥と、上手い人がやっているのを見ると、マジで背筋がゾクゾクしますです。
そんな訳でやる、けど、やっぱり全然ダメデス(爆)
数周してからのチェキ。
「進入でパイロンに近づきすぎているから、立ち上がりでアクセルが開けられない。むしろターンの後半でパイロンに引っかける感じでイイ。後、旋回中に、特に外側の肘が下がっている。胸と指先の間に一枚の板があるようなイメージを持って、その板の上に肘を乗せておくつもりで」
ついでに、自分で見ても、右バンク後の立ち上がりでアクセルの開け方が乱暴。
午後の頭に言われた、「立ち上がりでの微妙なアクセル操作は、手首を使うのではなく、親指を前に押すイメージを持つと丁寧に出来る」をふまえつつ、コース外で定常円をしたり人の走りを見てコーナリングフォームのイメージを作る。
大型だと、車体を倒してバンク角を稼ぐのは倒し込みの早さや立ち上がりのスムースさでデメリットが多いんで、基本的に8の字でも、リーンインで旋回した方が早い、と。
そんな訳で、全体にフォームのイメージが掴めたら、実際にパイロンに入って8の字。
うむ、最初とは全然ちがうデス。
まだまだ加速・減速のメリハリが足りませぬが、旋回中のフォームやラインが「自然に」なってきたということであります。
自分でも上手くいったと思った時は、やはり見ていてもスムースに見えるのですな。
ついでに、デジタルビデオで撮影してたんで、チェキするために見せてもらおうと思ったけど、他の人を撮りにいっちゃったんでアレです。
ついでに、腹筋じゃなくて背筋に力が入っている、と言われてましたが、コレだけは最後まで意識しててもダメでしたなぁ‥‥。
・オフセットスラローム・コーススラローム
前述のオフセットパイロン配置のスラロームと、タイムアタックで使うコースを組み合わせた、スラローム三昧のお時間。
オフセットパイロンの配置は、8の字の時よりも更に幅を広げた、幅約20m・間隔が約15m。幅は殆ど同じでありますが、間隔は若干変化しております。
千鳥と違い、なるべく速く走るのが目標。
‥‥、まぁ、自分の実力以上の走りは絶対にできないと言う格言もありまするが、ええ(謎)
大型車のライン取りはそこそこ慣れてきましたが、いかんせん、ブレーキが使い切れないので直線で十分加速できん。
パイロンをクリアする速度って、実は、上級者でも初心者でもそれほど差がないのでありますが、立ち上がりの加速〜パイロン間の走行〜突っ込みの速度が全然違うわけで。
・タイムアタック・2回目
はっきりいって、タイムアタックの走りは散々。
目線は近くてラインを見てないわ、フロントブレーキとリアブレーキの使い方はそこかしこで間違っているわ、ライン取りも肝心な所で失敗するわ。
ま、今回はタイムがどうこうという目的ではありませぬので、この一周をミスしたからってそんなにアレですが。
‥‥、
なんて書いているけど、実のところ、ホントは猛烈に悔しかったりするデス(爆)
はた目にゃ見えないと言われまするが、ワシ、むっちゃ負けず嫌いでありますので。
しかし、大型を練習するにも、公道でおおっぴらに乗るためにゃ大型免許を取らなあきませぬ‥‥。
でも、長野って、白バイの大会(中規模部門)で優勝したりツーリングライダーが多い割に、二輪免許取得・講習関係はお寒い状況ですからなぁ‥‥。
安協費を使い込むヒマと根性があるなら、少しは講習会でも開いてくれっちゅうねん(怒)